卍系の俺が!同じクラスの陰キャに憧れるわけは?   作:だっちゃん

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夏休み!

「では楽しい夏休みにしてください」

 

先生のその言葉で、俺達の夏休みがスタートするのであった。

 

 

夏休み、学生にとってなくてはならない存在、もし夏休みというものがなくなってしまったら、学生は滅びるであろう。去年の俺の夏は、毎日のように、カラオケ、海

プール、など様々なところで遊んだ。今年の夏も去年みたいに過ごすつもりだ!今年は泊まりに行きたい気持ちもある!問題は金なんだが....俺は商店街の本屋でバイトしていたから、去年よりはある!行ってくれる友達もたくさんいそうだし、行きたいな

 

「痛った」

 

俺はなにかで叩かれた、この感触は味わったことがある。確か、塩野桜さんの情報を探そうとした時、図書館で.......そうだ!スリッパ!

 

「お前何すんだよ?」

「えーっと....」

「んだよ?俺の楽しい夏休みが!!幕を開けるんだぜ?」

「その事なんだけど......夏休み特訓をしようかと.....」

「なんのだ?」

「陰キャの」

 

嫌です。絶対嫌です。俺の最高の夏休みを、陰キャになるために使えだと?冗談じゃない!俺はこの日をどれだけ待っていたか.......

 

「はー?夏休みだぞ?」

「やるよね?」

 

こいつってさぁ.....この前まで確か、俺に対して敬語だった気がする。時間が経つにつれて変わってない?こいつがスリッパを持つと容赦なく叩いてくるから危険

 

「夏休みだぜ?」

「うん!」

 

おい、殺すぞ?

満面の笑みで「うん!」とか言ってんじゃねえよ、このドSが!

 

「夏休みなら普通?遊ぶだろ?海行ったり?」

「えっ?」

 

えっ?ってなんだよ?やっぱりこいつタメ口になってる。そのうち、「おい!働けや!」とかになるんじゃねえの?

 

「僕の夏休みは朝いつも通り起きて....ご飯食べて、テレビ見て、本読んで、外に出る時は....1人で!!!!!出かけるし!僕にとって夏休みは地獄!」

 

「.............」

 

何も言ってやれなかった.......こいつさり気なく、「1人!!!!」って強調したよな?ごめんな?俺とは違かったんだな.....

 

 

「まぁ俺は遊ぶぜ?」

「ん?」

「だから俺は遊ぶぜ???」

「んん?」

「俺は遊ぶんだーーー!!!!!!!」

 

何回も聞いてくるなよ、つい大声出しちゃった。周りの奴らがこっち見てるぞ?とりあえず学校出るか、その後いつもの本屋でも行こう。

 

「ほら!帰るぞ!」

「うん!」

 

「じゃあな進!」

「おー壮馬!じゃっなああ!」

 

相変わらず元気がいいことですな、こいつの夏はとんでもないんだろうな?俺より遊びそうだな?俺もそうだけど、宿題やらねえから、せっかくの休みに宿題なんて普通やるか?

 

「陰キャって何すんだよ?」

「特訓!」

「特訓ってなにすんの?」

「まず.......タメ口禁止、プラス英語禁止」

「おいまて!タメ口ならわかるけどさぁ、英語は違うだろ?」

「喋ったら、スリッパの刑」

「ですよね〜」

 

こいつ常にスリッパ持ち歩いてるんだよな?どんだけ人のことを叩きたいんだよ!サンドバックでも買って叩いてればいいのに、とりあえず!俺はこの大事な大事な夏休みを無駄にはしたくない。

 

「まぁ考えとく?」

「いや.....考えなくていいよ!強制!」

「ん............?????」

 

 

聞き捨てならない言葉を耳にしたぞ?「強制」???なんだその単語は?俺の頭では理解ができない。今の顔やばいぞ?「強制!!にこー!!」みたいなやつ!にこーするなし、こいつドSすぎるだろ?こいつ本当に陰キャなのか?こいつ実は、新手のヤンキーじゃねえの?

頼むから俺の夏休みを潰さないでくれ!

 

「ええーー?俺さぁ塾とかあるしー?」

「嘘だよね?」

「はい.....」

 

やめて、眼差し怖い、怖すぎて、嘘認めちゃったじゃん。誰か.....助けてくれ.......

 

 

その後俺達は、学校を出て、いつもの本屋に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おはようございます!」

「いらっしゃいませ!ってナンパね!」

「ナンパ.......ふっ.....」

 

おいこら????俊君???今笑ったよね?そういうのは良くないな?お兄さん怒っちゃうよ?

 

「ナンパじゃねえよ、俊!てめえは笑ってんじゃねえよ」

「ナンパでしょ!事実を言っただけだよ?」

 

ナンパナンパって....俺はしてねえんだよ!別の連れが勝手にやっただけだよ!

 

てか本当にこのお店は、なんか薄いんだよね?当たり前のように客がいない。働いてて辛いよ。暇すぎて辛い、やること全て終わったあと何をすればいいかわからない!暇な時って時間経つの遅いし、まぁ立地条件もあるか?商店街と言っても、奥の方だし、駅には近くないからな。

 

「お前夏休みもバイトすんのか?」

 

桃はほうきとちりとりを持っていた、掃除しながら俺の質問に返答をした。

 

「まぁね!やることないから!」

「そうなんだ!」

 

あれ?俊は?まぁその辺の棚の裏とかにいるだろ。

 

「スタート!!!!!!!!!!!!」

 

俊の声が店中に響く!!!俺と桃はその出来事に驚いたまま数秒間静止していた。

 

「は?」

「どうしたの?」

「なんでもないです」

「んだよ!」

 

ペチン!!!!!!!!!!

 

「ああああああああああああ!!!!!!!!!!何すんだよ?」

 

「...............」

 

痛いな。マジで痛い。今の音ヤバすぎるだろ!俺の頭潰れるって、しかもこいつ叩いといて、黙ってるし、意味わかんねえよ!

 

 

「お店では静かにしてもらえる?ナンパ???」

「はっ?俺?」

「当たり前でしょ!大声出したのはナンパなんだから!」

「まぁそうだけどさ?叩いたのはこいつだぜ?」

「知らない!」

「知らないってことはねえだろ?」

「とりあえず仕事中だからもう帰って!」

「はい!」

 

俺と俊は本屋を出た。そのあと俊と解散し、家に向かった。

 

夏休みを無駄にしたくない。1年に1回しかない!勿体ない!夏休みは遊ぶものだ!決っして特訓するものでは無い。その長期休日に宿題を出す、学校の先生は頭おかしい、休みの日ぐらい、休ませろ!高校二年の夏休みだから.....来年の受験について考えないと行けない事もわかるけど.....休もうぜ?

それにしても俊に殴られたところ痛いな?未だにヒリヒリしてるよ。俊も変わったよな、最初は俺が話しかけただけで逃げ出したんだから、それが今になっては、タメ口だし、叩くし、俺が陰キャになるより、あいつが陽キャに近づいてるのかもしれないな。

 

「はぁ〜疲れた!!!!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日

 

ブーブーブーン

 

朝から携帯のバイブ音が部屋中に鳴り響く。

 

「うるせえなあー?朝から誰だよ?」

 

俺は、誰が電話かけてきたのか確認して、携帯を閉じて、また寝た。

 

数時間後

 

ブーブーブーブーブーブブブブブブ!!!!!

 

「あああああ!携帯のバイブ音って音変わるのか?」

 

今の時間は午前9時、正直起きてもいい時間ではあるが、起きたら地獄が始まると予想したため、俺はもう1回寝ることにした。

 

数時間後

ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピンポン

 

「...............」

 

俺はその、ピンポンを無視して、もう1回寝てやろうと思ったが、流石に12時をまわっていたため、寝れなかった。

 

「んだよ?俺の家まできやがって」

 

扉を開けた。

 

「おはよう!」

「なんだよ!俊!!!」

 

朝からの電話もこいつからだったし、一体なんのようだよ?

 

「特訓!」

 

ガチャン!!!!!

 

俺は咄嗟に扉を閉めた、何が特訓だよ、そんなのやりたくないって、夏休み初日から俺を困らせるな。俺は遊びに行く予定があるんだよ!今日の夕方5時から進とカラオケに行く予定を立てている。その予定を潰される訳にはいかない!カラオケでたっぷり歌って、ストレスを発散させるんだ!

 

ピーンポーン!

 

「あーなんだよ!今日予定あるんだよ」

「何時から?」

「5時!」

「じゃあそれまで......」

「はぁ.....まぁいいや上がれ」

 

俺は部屋に、俊を入れた。

俺に時間を聞いたってことは、俺の予定時間までには帰ってくれるんだろうな?

 

「俺の家には何も無いぞ?」

「知ってる」

「なんでだよ!」

「そんな感じがする。」

 

こいつと話してると疲れるな?俺に毎日の疲労を貯めているのはこいつが原因だったんだな?これからこいつと話すの控えよう。

 

「で何しに来たんだ?」

「特訓!」

「なんの特訓だよ!」

「タメ口禁止」

「わーったよ」

 

めんどくさい。

 

タメ口禁止なんて.......きっつ!

 

 




こんばんは!だっちゃんです!第9話を読んでいただきありがとうございます!現実世界では夏休みは終わってしまいましたが、皆様はどうだったでしょうか?次回もよろしくお願いします!もし気になってくれる方がいてくれたら、評価して貰えるととても嬉しいです!!よろしくお願いします!
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