ソードアート・オンライン~K・A・Y~   作:piroyuki

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時系列では一気に飛びます。2023年8月の設定です。

先に紹介・・・

聖竜連合の副団長はリンド。
以下wikiより引用
タレ目とトサカのような前髪が特徴の両手剣使い。第1層の頃からアインクラッド攻略に参加している古参でディアベルの仲間。
引用終わり
とのこと。

今回の設定では聖竜連合の団長はディアベルが就いています。

さらにALOからユージーン、アリシゼーションよりベルクーリが参戦。ユージオは両手剣使いとしてSAOにいたという設定でKAYの参謀補佐として就任しています。ベルクーリはユイの護衛兵長として本部において留守を任されています。キリトの補佐としても活躍している設定です。KAYは女多すぎたんだよ・・・。



第50層攻略会議

攻略は既に50層に突入していた。2つ目のクウォーターポイントということで今回はかなりシビアになっていた。

第50層攻略会議も各ギルド毎に熾烈を極めていた。

 

作戦総指揮をとる血盟騎士団の団長ヒースクリフは欠席。代理として副団長のゴドフリーが列席している。軍からは副官のキバオウ、そして聖竜連合からは副団長のリンド、風林火山からはクライン、そしてKAYからは参謀長のマヤが出席していた。そして今回は新たに攻略組に入り込み、一気にメンバーを増やしていったギルド【レジェンド・ブレイブス】というギルドの団長ネズハがきていた。

 

議論はどのギルドが前衛を務めるのか?アタッカーの火力が不安とか、偵察隊をどこがどのくらい出すのかの議論が渦巻いていた。

 

「我が血盟騎士団の前衛にも限度があるのだ!!」

 

「せやかてフォワードで優秀なヒースクリフ団長様に後衛ちゅうのも宝の持ち腐れやんけ!!!」

 

「つってもなぁ・・毎回前衛は犠牲と隣り合わせなんだろ?今回は特に危険なんだからよぅ・・」

 

「しかし偵察隊を出すにも危険が伴います。」

 

「KAYさんは基本的に傭兵雇ってるんだろ?だったら傭兵にやらせればいいじゃないか。」

 

「傭兵だからいいてもんじゃないだろう!」

 

 

まったく議論がまとまらない中、マヤの補佐官のユージーンは苛立ちを隠せなかった。

 

「マヤ、恐らくこの会議はきっと解を成さない。」

 

「いいんですよユージーンさん。わかっててキリトさんは私を出席させたんですから・・・。」

 

「そうか・・・」

 

 

 

 

その頃コラルのKAY本部では団長キリトの元にヒースクリフ、ディアベル、シンカーの三人が訪れていた。

 

「ここにきたってことは、そういう事でいいんだな?」

 

「極秘会談だな!」

 

「わかってますよ」

 

「ところでキリト君、私のユニークスキルについては聞いているかね?」

 

「ああ、神聖剣だろ?」

 

「その通りだ。エクストラスキルならば情報屋の情報にも掲示ができるがそうではない。そして君も、ユニークスキルを手にしたのではないかね?」

 

「っ・・・・・・・・あぁ、よくわかったな・・・。」

 

「キミが48層でそのスキルの熟練度を上げていたのを偶然見たのだよ。」

 

「偶然・・・ね・・・。」

 

「ちょ・・・ちょっとまってくれ!」

 

「なんだね?ディアベル君」

 

「キリト君、ユニークスキルを手に入れたって・・・」

 

「あぁ。LV70を越えたときにスキルを見ていたらいつのまにか二刀流っていうスキルがあったんだ。」

 

「な・・・なに?しゅ・・出現条件は!?」

 

「わかってたらKAYに載せてるさ・・・。」

 

「そう、だからこそユニークスキルなのだよ。そしてアスナ君にもユニークスキルが出現していたのではないかね?」

 

「ヒースクリフ・・・おまえ・・・」

 

「なんだと!?!?」

 

「ディアベル君、ユニークスキルは個人専用スキルだ。君達には同じスキルは出現しないのだよ・・・。茅場明彦の話だと全部で10ある・・ということだ。」

 

「そんな話・・・誰も聞いてないぞ!?・・・くっ・・・あと8?7つってことか?しかしキリト君、LV70とは恐れ入ったな・・・」

 

「あぁ・・・攻略組としてはもっと上げていかないとな・・。」

 

「それより今回集まったのはそんな話じゃないでしょう」

 

 

シンカ―が場を収める為に助け舟を出してくれた。

それにしてもヒースクリフは何を考えているんだ?このギルドをどうにかしようとしているのか?確かに俺たちはお互いLV70になったときに俺には二刀流、アスナには流星剣というスキルが出現していた。前回の出現時から考えると2カ月ほど早い出現だったが、まだまだ熟練度は足りない。

奴の話だと俺達の他にあと7人・・・ユニークスキルが出現することになるのだろうが、出来る限りユニークスキルユーザーはKAYに寄せておきたい。

茅場は二刀流についてこんなことを言っていた覚えがある。

 

「最高の反応速度を持つものに現れる」

 

と。きっとアスナは最高の敏捷性をもっていたからあの流星剣が現れたんだと思う。

他のパラメーターから鑑みるとパワー、正確性、とかが挙げられるがわからない・・・情報がまだ少なすぎる。

 

 

「さて、今回のボスはドラゴン型のモンスターであることは皆が聞いているな。」

 

「あぁ。かなり苦戦するだろうな。」

 

「恐らく生半可な前衛では務まらない。」

 

「そうですね・・・。」

 

「そこで私が神聖剣で一人で正面を受け持つ。」

 

「ヒ・・ヒースクリフさん!あなたはそれで危険だとおもわないのか!?」

 

「ディアベル君、私はそれが最善と思って発言しているのだよ。」

 

「そ・・・そうなのか・・・?」

 

「仮にヒースクリフさんが受け持ったとしてもその前衛が崩壊しかけたら誰がフォローにはいるんだい?」

 

「シンカー君の懸念は最もだ。そこでキリト君、君とアスナ君のユニークスキルの連携で敵に攻撃の暇を与えない程の攻撃で対処してもらいたい。」

 

 

前回の攻略ではこんな設定はなかった。奴は何を考えているんだ?

それにヒースクリフが崩壊するなんてありえないだろう・・・。

 

 

「必要ならばやるが、そのドラゴンの鱗が問題じゃないのか?」

 

「いや、神聖剣のスキルでその鱗の防御力を半減できる。」

 

「それが可能なら・・・いや・・しかし・・・」

 

「どうだね?キリト君、できるかね?」

 

「・・・・・・最善はつくします。」

 

「ふむ。さて、これで今回の極秘会談は終了だ。」

 

「極秘ってことはこの会談の内容は機密ってことですよね?」

 

「うむ。漏えいがみられたギルトには然るべき対処を行なうという条件だ。」

 

「・・・わかってます。」

 

「ではキリト君、ディアベル君、シンカー君、私は失礼するよ。」

 

 

 

 

「キリト、少しよろしいか?」

 

 

極秘会談の終了後、ベルクーリは浮かない顔をしていた。

 

 

「どうした?ベルクーリ」

 

「あのディアベルという男、どうにも好きになれんのでな。」

 

「まぁな。結構欲深い男だからな。」

 

「それだけならばいいのだが・・・。」

 

「なにかあるのか?」

 

「聖竜連合の噂はしっているな?」

 

「あぁ。いい噂は聞かないな。」

 

「今回の50層のLAボーナスはきっとまたKAYが取るだろう。」

 

「それはわからないよ。」

 

「アルゴ君の情報を聞いているだろう?」

 

「まぁな。」

 

「特に今回は警戒を厳にしておく。」

 

「ベルクーリ・・・わかったよ。」

 

 

 

 

 

彼の言葉はもっともだ。以前から一人でコラル主街区に向かうと何度も索敵スキルに引っかかるものはあった。数が2~3体だったから放っておいたが、彼らは俺達の行動パターンを観察しているようだった。

ギルドメンバーが増えたとはいえ、しばらくは単独での外出は避けていたり出来る限り転移結晶を多用するようにしているが、帰り道はそうはいかない。

50層攻略においてはしばらく2人での行動も避けなければならない。

 

 

潮時・・・だな。

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