ソードアート・オンライン~K・A・Y~   作:piroyuki

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どうにかしてまとめていかねば・・・いかねば!!!


竜使いの訪問

第22層~コラル西岸の森~

 

 

キリトとシリカは森を抜ける細い街道を歩いていた。

キリトの話だとこの細道がKAYのホームへの近道だということだ。

 

 

「あの・・・キリト様は・・・」

 

「ん?・・・・(サマッテナニヨ・・・」

 

「攻略組なんですよね?」

 

「まぁ・・・一応ね。・・・ていうかその「様」って付けるのやめてくれないかな・・・」

 

 

キリトはマイッタナ・・・とでもいわんばかりに後頭部をポリポリと掻いていた。

 

 

「あ・・・すみません・・・」

 

「キリトでいいよ。」

 

「えっと・・呼び捨てだと抵抗あるのでキリトさんでいいですか?」

 

「あぁ・・そのほうが親しみやすいな。」

 

「親しm・・・・///」

 

 

シリカはキリトの言葉に反応して俯いてしまう。

 

 

「それで、攻略組がどうかした?」

 

「あ、はい・・・その・・・攻略組の方でも今日みたいにのんびりしたりするんですか?」

 

「あぁ~・・・今日はね・・・えっと・・・やっぱり毎日前線で戦ってても疲れちゃうだろ?だからたまには息抜きっていうか・・・そういう日もあるんだよ。・・・・・(オレノバアイキョウハチガウケド」

 

「そう・・・ですよね!!・・・私の場合基本ソロだからしょっちゅう疲れて息抜きばっかりなんですよ~」

 

「へぇぇ・・・シリカはソロなんだね。」

 

「はい♪よくPTに誘われたりもするんですけど、なんだか足手まといになる事が多くて・・・最近はほとんどソロなんです。」

 

 

キリトは前回シリカと出会った日の事を思い出していた。彼女のファンと思わしき男達がPTに誘っていたのを断ってて、理由を聞くと「マスコット代わりにされてる」といっていたことを・・・。

 

「君みたいな女の子、放っておけないっていう人がPTに誘ってくれるんだろうな・・・」

 

「そんなことないです・・・私、マスコット代わりにされてるだけなんです・・・。」

 

「あ・・・・・うーん・・・まぁ、いろんな人がいるからね。でも、中層あたりになればソロでも限界がくる。出来れば固定で信頼できそうな人と一緒に行動したほうがいいと思う。」

 

「はい・・・。そうなんですけどなかなかそういう人がみつからなくって・・・」

 

「うん。見つけようと思って見つけられるものじゃないからね。」

 

「あ!一人LVが近い人がいてたまにコンビ組むことはあります♪」

 

「その人がいるなら大丈夫だね。」

 

「はい・・・でもその人結構忙しい人だから・・・」

 

「まぁ・・・ゆっくりやればいいさ。」

 

「はい♪」

 

 

シリカとは前回ピナを蘇生したあと別れたが、その後もよく連絡を取り合っていた。現実世界でマメにメールのやり取りをしている感覚なのか、その頃は他愛もないメッセージの交換をしていたものだった。そしてたまに一緒にご飯を食べることもあった。そういえばあのころもよくピナが懐いてくれてたのを思い出す。

 

「あ、もうすぐホームだ。」

 

「あの建物ですか?」

 

「あぁ、あれは・・・マヤか。」

 

「あの人ですか?」

 

 

ホームのそばでマヤが手を振っている。

 

「キリトさーん!」

 

 

 

「あ!あの人見たことある!【追撃のマヤ】さんですよね!?」

 

「つ・・ついげき!?」

 

「すごく有名ですよ!キリトさんとアスナさんと・・最強トリオって言われてますし!」

 

「そ・・・そうなんだ・・・」

 

 

いつのまにやらというかなんというか・・・この世界の人はどうして二つ名を付けたがるんだろうか?みんな厨二なのか?

 

 

「キリトさん、その子は?」

 

「うん、この子はシリカ。KAYを訪ねてきたらしいから帰るついでに同行したんだ。」

 

「シ・・・シリカです!マヤさん!お会いできて光栄です!」

 

「え・・・?えっと・・・マヤです。」

 

「・・・それでシリカはKAYに何か用があったんじゃ?」

 

「あ・・・はい。私の友人の鍛冶職人でリズベットという人がいるんですけど、お店を訪ねたら休業中になってて、メッセージ送ったら「しばらくKAY本部にいるよ」って返ってきたので訪ねてきたんですよ。」

 

「あ・・・リズさん今私の新しい武器を制作中だからこっちに籠ってるんですよ。よかったらお呼びしましょうか?」

 

「いえ・・・お忙しいのにそんなことできません!でも・・・困ったな・・・」

 

 

50層攻略直前にマヤは武器を破損してしまい、リズに相談したところ「もう割り切って新しい武器にしよう」と勧め、どうにかマヤを説得して制作することになったのだが、自分で言い出したからには納得のいく武器が出来上がるまでギルド本部に籠って制作するといってかれこれひと月が過ぎていた。普段きているお得意様を投げ出してまで集中するところは実にリズらしいといえるだろう。

 

シリカがここまでやってきたというのに不憫だと思いキリトは抵抗のないようにと提案した。

 

 

「じゃあ・・・せっかく来たんだし、ホームの中、見学していくか?」

 

「あ・・・!ぜひ♪」パァァ

 

 

これでさりげなく工房にいっちまえばこっちのもんって寸法だ。

これぞキリト108のスキルの一つ、さりげない見えない優しさ(一級フラグ建築第二段階)である。

 

 

 

ガチャ・・・ギイィィ

 

 

 

ホームの扉を開けると、鬼武sy・・・もとい・・・アスナがエギルと話し込んでいた。

 

 

「おう!キリt・・・・」

 

「あ・・キリトおかえ・・・・r・・・・・」

 

「ただい・・・ま・・?」

 

「あ・・・・・アスナサン」

 

「???」イチバンウシロデセガヒククテミエナイ

 

 

これが伝説の「トキヨトマレザワールド」現象である。パチスロでいうところのフリーズである。万枚への道といいたいところだがこの場ではもはや修羅場への道確定フラグである。

 

 

「ちょっとキリトくん。こっち。」

 

「え??なに??なんだよ???おいアスナ??」

 

 

アスナはキリトの胸倉を掴み、団長の間へと引きずっていった。

 

「ねぇキリトくん、湖畔で釣りしてたのは聞いてた。でもなんで魚じゃなくて女の子が釣れてるの?」

 

「いや、昼寝してたr」

 

「いいわけ禁止!!!」

 

「いや聞けって!」

 

「もうどうしてそうやって女の子ばっかりポンポンポンポン!!!」

 

「なんでそうなるんだよ!!」

 

「サチさんだってそうじゃない!!!」

 

「サチだって偶然だろ!?」

 

「だいたいあんたは・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というようなやり取りが約1時間ほど続いたそうな。メデタシメデタシ

 

 

その間にシリカはマヤとエギルの案内によって無事工房に到着。シリカとの対面を果たしていた。

 

「シリカーー!ひさしぶり!」

 

「リズさん!すみません・・・お忙しいのに押しかけちゃって・・・」

 

「いいよいいよー!今スランプ気味だったから丁度よかったよー!」

 

 

シリカは愛用の短剣が破損してしまい、リズに依頼にきたのだ。

 

 

「このくらいなら直せるよー。ちょっと待ってね!」

 

「ほんとですか!?やったぁ♪」

 

「フフッちょろいちょろい~」

 

 

リズはインベントリから修復用アイテムをオブジェクト化すると、手際良く作業に取り掛かった。

 

「それより・・・キリトさん大丈夫なんですか?」

 

「あぁ・・・あいつらは大丈夫だろ。」

 

「えぇ、そうですね♪」

 

「あいつら?」

 

「あぁ、キリトとアスナだ。知ってるだろ?」

 

「え!?アスナさんってあの【流星】の?」

 

「そうだ。あいつらはアインクラッド一のバカップル夫婦だからな。」

 

「そうですよね!KFCの敵・・・・」

 

「でた!ケン〇ッキー!」(筆者の声)

 

「そうなのよ!私達の敵なのよ!アスナは!」

 

 

 

何を隠そうリズはKFC会員№12、シリカは№19であり、マヤにいたっては会員№3という一ケタナンバーなのである。

ちなみに会員№1はエリシアだったりするのだが、それはまた別のお話。

 

 

「おまえらなぁ・・・今のアスナが聞いたら出入り禁止もありうるぞ?」

 

「げっ・・・それは困るよ!ねぇ!マヤ!」

 

「は・・・はい・・・今のは私達だけの秘密で・・・」

 

 

 

 

 

「大丈夫♪私はそんなに器が小さくないんだからっ」

 

 

 

アスナさん超聞いてました。

 

 

 

 

 

「げっ!!!アスナ!?」

 

「ひぃっ!!!」

 

「おっと俺はちょっと急用を・・・」

 

「ちょっとエギル!助けてよ!!!」

 

 

「だから怒ってないってば~!」

 

 

 

「はぁ・・・みんな何やってんだよ・・・」

 

 

 

 

キリト、お疲れ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしまったく怒っていないところを見ると、キリトはアスナをしっかり攻略してきた模様です。二人の絆は簡単には壊れない・・・というオチでした。




ほら、ちょっとエリシアさんの設定に興味湧いてきませんか?
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