〈浦の星女学院…〉
夕暮れ前の校舎の生徒会室で何やら騒がしい物音がしている。
ダイヤ 「…ふぅ〜 やっと落ち着いて来ましたわね。」
果南 「生徒数は少ないけどどのクラスも凝った内容のことやるから結構大変だね〜」
ダイヤ 「フフッ… わたくしたちAqoursがラブライブに出場し優勝したことで今回の文化祭への問い合わせが殺到していますからね!浦女の皆さんも気合いが入っているのですわ!…チラ 」
棚に飾られた賞状とトロフィーを見てにやけるダイヤ。
鞠莉 「う〜んエビバディ ファニー!楽しいスコォールフェスティバルになりそうだね! ウィンク」
果南 「千歌達はにこさん達のライブ間に合うかな?結構ギリギリまで手伝ってくれてたけど…」
鞠莉 「フフフッ ダイヤもほんとは行きたかったんじゃないの〜?さっきルビィからサプライズゲストでホノカサンも出演するって連絡もきたから余計に!」
ダイヤ 「わ、わたくしは生徒会長ですわよ!? アセ この学校存続がかかった文化祭をおざなりになんて出来るわけないでしょ!?(ほ、ほんとはめちゃくちゃ行きたかったですわ… グス ) 」
果南 「フフッ ダイヤも生徒会長なんて立場だと大変だね〜 …まぁでも私たちAqoursもLiveをやるしこの学祭は成功させないとね!」
表情を引き締める果南。
鞠莉 「イェース!スコォールアイドォチャンピオンAqoursを観に日本中から見学に来るスチューデントの前でレッツ シャイニー! キラキラ 」
〈沼津駅構内…〉
曜 「千歌ちゃん!そっちの電車じゃないよ!アセ 」
千歌 「エェ〜!?そ、そうなの!? アセアセ」
梨子 「そっちは静岡方面行きだよ! アセ 」
目的地と反対方向の電車に乗ろうとする千歌を呼び戻してバタバタする2年生トリオ。
千歌 「…フゥ〜 危なかったぁ!私1人で大阪まで行っちゃうとこだったよ〜」
曜 「いやいや大阪とかめちゃくちゃ遠いし!……あれ?東京とどっちが遠いんだろ?」
梨子 「…多分東京の方が近いかな?大阪は新幹線結構乗らないとだし。」
千歌 「おぉ〜梨子ちゃん詳しい!さすが東京から来た美少女!」
羨望の眼差しを梨子に向ける千歌。
梨子 「そ、それほどでも…ある…かな? テレ」
曜 「梨子ちゃん… ジト 」
梨子 「ハッ!い、いや、あの、その…てゆーか東京から来たとか関係なくて誰でもスマホで調べられるよ! アセ 」
千歌 「そっか!それもそうだね!いやぁ〜褒めて損しちゃったよ〜 テヘヘ 」
曜 「いやいや損したとか言わなくていいし!」
梨子 「まったくもう! …でも今からだとほんとギリギリだね アセ 間に合うかな?」
「ピロ-ン♪」
千歌のスマホが鳴る。
千歌 「……あ〜!!穂乃果さんからだ!…えっとね…
【千歌ちゃん!この前も言ったけど改めてラブライブ優勝おめでとう!あの日のAqoursは誰が観ても1番輝いてたよ!ところで今日のライブイベントも来てくれるんだよね?遅れて来るみたいだからにこちゃんたちと私は1番最後にして貰ったよ!また会えるのを楽しみにしてます!】
……だって!穂乃果さん…私たちのためワザワザ順番変えてくれるなんて…優しいなぁ ホロリ 」
穂乃果の気遣いに感動する千歌。
梨子 「な、なんか私たちのために元μ’sの人達にそこまでしてもらうなんて申し訳ないな…」
「ピロ-ン♪」
今度は曜のスマホが鳴る。
曜 「……あっ!ことりさんからLINEだ!何だろ?…
【穂乃果ちゃんから聞いたよ!今晩にこちゃんたちのライブを観に秋葉原に来るんでしょ?ことりも今作ってる課題の服がキリのいいところまで出来たら顔出そうと思います♪曜ちゃんに会えるの楽しみにしてるね〜♡】
…やった!ことりさんも来るんだ!今どんな服作ってるのかな? ワクワク 」
ことりからの連絡がとても嬉しい様子の曜。
梨子 「…ていうか凄いわね2人とも アセ 穂乃果さん、ことりさんと普通にLINEしてるの…?」
千歌 「私はラブライブのお祝いのメッセージが来て以来だけど〜…曜ちゃんはこの前ことりさんに会いに秋葉行ってた…よね?」
曜 「うん!ことりさんが今までのμ’sの衣装見せてくれるって言うから…行って来ちゃいました! ケイレイ 」
リコ 「す、凄いね…それダイヤさんとルビィちゃんも行きたかったんじゃ…」
苦笑いする梨子。
曜 「誘ったよ!でもラブライブの優勝祝いで親戚、家族でご飯食べに行くからダメだって…(ダイヤさん電話越しで悔し泣きしてたなぁ…)…だから画像だけ送ってあげました! ケイレイ 」
千歌 「黒澤一族の食事…なんか堅苦しそうだね アハハ 」
梨子 「ヘェ〜…でもそれなら曜ちゃん大分ことりさんと仲良くなったんじゃない?」
微笑んで言う梨子。
曜 「うん♪ことりさんの作った服μ’sの衣装以外にも一杯あってどれも凄く可愛かったよ〜♡それにことりさんと衣装とか制服トークでメチャクチャ盛り上がったし!…あと服作りの考えた方とかも聞けて凄くためになったよ!やっぱりことりさん可愛いだけじゃないんだよね〜…あっ!あと音乃木坂高校の理事長のことりさんのお母さんにも会えたよ!凄く美人でやっぱり親子なんだなぁって思ったよ〜!…あっ!それで是非今度はAqoursのみんなで…
千歌 「曜ちゃん!」
曜 来てくださいって…」
突然千歌に名前を呼ばれて話すのを止める曜。驚いた表情をしている。
梨子 「ど、どうしたの?千歌ちゃん? アセ 」
梨子も驚いて千歌に尋ねる。
曜 「千歌…ちゃん?」
千歌 「…ことりさんと曜ちゃんが仲良しだってことはもう良くわかったよ! ニコ それに今日もこれから会えるんだし…だけど今日はことりさんじゃなくてにこさんや穂乃果さん達のステージを観に行くんでしょ?…だから…もうちょっと違う話しとか…したいな〜って思ったり…」
そこまで言って黙る千歌。
チカ曜リコ 「…………」
気まづい沈黙が流れる。
曜 「ご、ごめんね千歌ちゃん!私ばっかり喋っちゃって…退屈だったよね!」
笑顔で謝罪する曜。
チカ曜リコ 「…………」
梨子 「あっ!そうだ!私花丸ちゃんからノッポパン預かってたんだ!私達の分って三本違う味くれたんだよ!…ハイ!どれにする? ニコニコ 」
気まづい空気を変えようと必要以上に明るく喋る梨子。
千歌 「……よし!じゃあジャンケンで決めよう!」
梨子 「ジャンケンだって!曜ちゃん!それでいい? アセ 」
笑顔で曜に尋ねる梨子。
曜 「……うん!了解であります! 」
笑顔で敬礼する曜。
千歌 「じゃあ曜ちゃん私ミカンのグーでいくから曜ちゃんはヨーソローのパーね!…ってそれじゃ私の負けじゃん! アセ 」
自分で言って自分でツッコミを入れる千歌。
曜 「…プッ!千歌ちゃん1人で何言ってるの?」
可笑しくて吹き出す曜。
千歌 「もう!やっぱり普通にやろう!梨子ちゃん!準備はいい!?」
梨子 「…うん!準備オーケーだよ!
(良かった…)」
ラブライブ!で優勝した勢いに乗って文化祭で入学希望者を増やそうと意気込むAqoursの3年生。
一方μ'sとの出会いで微妙な変化がAqoursの2年生に…。
ここから暫く曜チカがギクシャクするとかしないとか…。
次回 「ギクシャクする曜チカ」(笑)