にこ達のライブにAqoursのメンバーが向かっているのと同じ頃…
〈ことりの家…〉
ことりの部屋から誰かと話す声が聞こえて来る。
ことり 「…そっか〜やっぱりいきなりじゃ駄目だよね…うん!みんなにも海未ちゃんが会いたがってたって言っておくね!…うん!それじゃまたね〜♡」
電話を切ることり。
会話の相手は海未のようだ。
〜…〜…〜…〜…〜…〜…〜
海未 「フゥ〜 …やはりことりとの電話は癒されますね♪…それにしてもμ’sとAqoursのメンバー普通に仲良くなってきてますね…先日のラブライブでのAqoursも素晴らしかったですし…私も何だか…ライブをやりたくなってきました…」
少し恥ずかしそうに呟く海未。
海未 「…しかしことりはタフですね アセ 卒業が近くなり学校の課題に追われて寝不足と言っていたのに…それ程Aqoursが…曜のことが気に入ったみたいですね フフ 」
〜…〜…〜…〜…〜…〜…〜
ことり 「やっぱり海未ちゃんはダメか〜…海未ちゃんサンライズ新聞に就職決まってもう手伝ったりして大変そうだもんなぁ…その上卒論もあるし…でも海未ちゃん楽しそうだもんね♪」
服を縫う手を止めて先日ダイヤから送られて来たμ's、Aqours、雪穂、亜理沙が写った写真を見ることり。
ことり 「…あぁ〜それにしても今日曜ちゃんに会うの楽しみだなぁ♡」
〈都内ライブ会場…〉
花丸 「ど、どのアイドルも凄いづら! アセ 」
ルビィ 「う、うん!さすがプロの人達はレベルが違うね! アセ 」
善子 「た、確かに凄…くない!フッ!このヨハネが堕天の力を解放すればこれ位のレベルじゃまだまだだわ!…見る価値は低いわね ニヤ 」
花丸 「突っ込むのももう疲れたづら…ルビィちゃん次はどんなアイドルが出るづら?」
ルビィ 「えっとね…く…黒魔術…堕天ファイブ?な、なんか善子ちゃんっぽい名前だね!」
善子 「善子じゃなくてヨハネ!!…く、黒魔術堕天ファイブ!?一体どんな闇のパフォーマンスをやるのかしら…? アセ …こうしちゃいられないわ!1番前まで行かなきゃ!!」
興奮してステージの近くへ移動する善子。
花丸 「名前だけでここまで価値が変わるづらね… ジト 」
ルビィ 「善子ちゃんは日本一のスクールアイドルになっても変わらないね…」
苦笑いするルビィ 。
「ヴヴッ」
ルビィ 「あっ!千歌ちゃんからLINE!…
【ライブ会場どこ〜? アセ 今たまたま見つけたパン屋さんでパンを食べてます♪】
…ってこれ穂乃果さんと同じ店かな? アセ 」
花丸 「どれだけ誘惑の強いパン屋なんづら…まるもちょっと行きたいづら!」
穂乃果と千歌を誘惑したパン屋が気になり出す食いしん坊花丸。
ルビィ 「ル、ルビィちょっと穂乃果さんにここまでどうやって来たか聞いてくるね!」
〈誘惑の強いパン屋…〉
千歌 「いやぁ〜たまたま見つけたパン屋さんがこんなに美味しいなんてさすが東京だね♪」
曜 「ち、千歌ちゃん! アセ 今はのんびり食べてる場合じゃ…で、でも確かに美味しいであります! ケイレイ 」
梨子 「ちょっと二人とも! アセ 早くしないと間に合わなくなるよ!」
千歌 「でも今は下手に動くと余計どこにいるかわからなく…」
「ピロ-ン」
千歌 「あっ!ルビィちゃんから救いのLINEが!…て穂乃果さん!? アセ …
【千歌ちゃん達も穂乃果と同じパン屋さんに行っちゃったんだね…でもわかるよ〜あの匂いには逆らえないよね!それでライブ会場はどう行くかだけど…とりあえず電話しちゃうね〜】
…って…電話!?」
「ゆめ〜の と〜び〜ら〜♪」
千歌のスマホから着メロが鳴る。
千歌 「は、はい!もしもし!はい!そうです!た、高海千歌であります! アセアセ …えっと今はですね…」
梨子 「…千歌ちゃん着メロ「ユメノトビラ」に変えたんだね。確かに穂乃果さんのあのピアノソロ素敵だったもんね♪曜ちゃんはどうだった?」
微笑んで曜に尋ねる梨子。
曜 「………」
梨子 「あれ?曜ちゃ〜ん?」
曜 「あ!…う、うん!私も凄い感動したよ!さすが伝説のμ’sのリーダー穂乃果さんだよね! アセ 」
慌てて返事をする曜。
梨子 「(…曜ちゃん?)」
〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜
〈ラブライブ地区予選前(約1ヶ月前)…〉
「お〜も〜い〜よ 一つになれ〜♪」
曜 「あっ!ママからだ!…もしもしママ?どうしたの?……え!?パパが今晩航海から帰って来るの!?ヤッタ〜!♪……うん!わかった!今日は早く帰るね!」
「ピッ」
母親からの電話を切る曜。
千歌 「ね、ねぇ曜ちゃん!今の着メロって『想いよ一つになれ』だよね!?着メロに出来るの!?」
曜 「うん!出来るよ! ニコ 」
千歌 「本当に!?なら私もそうしたい!…どうやるの?教えて曜ちゃん! ニコ 」
曜 「了解しました!…えっとねここから設定を変えて……はい!出来たよ!…ちょっとかけてみるね!」
「お〜も〜い〜よ 一つになれ〜♪こ〜の〜と〜きを 待っていた〜♪」
千歌 「お〜!さすが曜ちゃん!…これで私と曜ちゃん着メロお揃いだね♡」
心底嬉しそうに微笑む千歌。
曜 「…そ、そうだね テレ (か、可愛い〜!)」
千歌 「よし!着メロもバージョンアップしたところでラブライブ予選突破目指して…全速前進〜?」
千歌・曜 『ヨーソロー!』
〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜
千歌 「はい!はい!え!?今日もユメノトビラ歌ってくれるんですか!?ヤッタ〜!私μ’sの歌の中でこの歌が1番好きなんです!だから本当に嬉しい!…はい!楽しみにしてますね!…それじゃまた後で!」
「ピッ」
ウキウキした表情で電話を切る千歌。
曜 「(千歌ちゃん…着メロ変えちゃったんだ…)」
千歌 「曜ちゃん!梨子ちゃん!ライブ会場の場所わかったよ!…ていうかこのパン屋さんの裏だって アセ …灯台下近し、だね! ドヤ 」
梨子 「灯台下暗し、でしょ?ドヤ顔の所悪いけど… アセ 」
千歌 「よ〜し!それじゃ美味しいパンを食べて充電したところで!ライブ会場に向かって全速前進〜?」
曜 「……」
千歌 「あれ?曜ちゃ〜ん?」
曜 「……え?な、何だっけ? アセ 」
ハッとして千歌に聞き返す曜。
千歌 「もう!曜ちゃんもしかしてお腹いっぱいで眠いの?」
曜 「い、いや別に眠くは… アセ 」
千歌 「…じゃあもう一回ね!穂乃果さん、にこさん達のライブに向かって全速前進〜?」
曜 「よ、ヨーソロー!」
どこかぎこちなく敬礼する曜。
千歌 「?……よし!それじゃ急ごう!ニコ」
ーーーーーーー
千歌 「あ!ホントだ!ライブ会場まさかパン屋さんからこんなに近いとは アセ ……じゃあ早く中に入ろ!」
梨子 「…あ!千歌ちゃん!私と曜ちゃんちょっとお手洗い行ってきていい?」
曜 「え?」
千歌 「あ…そうだね!じゃあ私も先に行っておこうかな!」
梨子 「千歌ちゃんは先に行って皆んなに無事に着いたことを知らせて来てください!」
千歌を諭す梨子。
千歌 「あっ!それもそうだね アセ …じゃあ私先に会場行ってるね〜!」
一人でライブ会場の入り口に向かって走りだす千歌。
曜 「(…梨子ちゃん?)」
梨子 「さてと……曜ちゃん 何かあったの?」
曜に向き直って尋ねる梨子。
曜 「え?…べ、別に何もないよ? アセ どうしたの梨子ちゃん?」
梨子 「もう!そんなわかりやすく嘘つかないで!…もしかしてさっきの電車の中でのこと気にしてるの?」
曜 「え…あ、あれは私がベラベラ調子に乗って喋りすぎちゃったのが悪いんだし…別に気にしてないよ! アセ 」
笑顔で否定する曜。
梨子 「う〜ん…それも違うんだけどなぁ… 」
曜 「え?違うって何が…」
梨子 「まぁとにかく何となくいつもの曜ちゃんじゃない気がしたんだけど…」
曜 「わ、私はいつもの私だよ!美味しいパンも食べて元気一杯であります! ケイレイ 」
梨子 「……」
伺うように曜を見つめる梨子。
曜 「り、梨子ちゃん? アセ 」
梨子 「……そっか。でも本当に何か悩みがあったら何でも言ってね!私でよければいつでも聞くから。」
微笑んで言う梨子。
曜 「梨子ちゃん… うん!ありがとう!そのときはよろしくお願いします!」
梨子 「うん!…それじゃ私たちも皆んなの所行こうか! ニコ 」
曜 「…うん!
(優しいな…梨子ちゃん…)」
曜ちゃんと千歌がギクシャクしても梨子ちゃんがいれば大丈夫!
…だけどこれはまだ悲劇の始まりに過ぎなかった…
次回 「マリー、襲来」