行き当たりバッタリイフライブ!   作:山本富士

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第4話 マリー、襲来

 

〈浦の星女学院…〉

 

 

ダイヤ 「ブッブ〜、ですわ!!」

 

 

果南・鞠莉 『え…な、何が?』

 

外も暗くなって来たので文化祭の準備を切り上げ帰り支度をしていた果南と鞠莉にダイヤが怒る。

 

ダイヤ 「今日はこれくらいにして帰ろうなどと…あなた達!それでもラブライブで優勝したAqoursの一員ですの!?」

 

果南 「い、一応そうだけど…」

 

鞠莉 「What's?帰らないならナニするの?」

 

ダイヤが何故怒ってるのかわからず戸惑って尋ねる鞠莉。

 

ダイヤ 「先程ルビィからにこさん達の順番が最後になったと連絡が来ましたわ… なんでも千歌さん達が間に合うようにと気遣いなさってくれたとか… さすがμ’sの方々!宇宙規模の広い心の持ち主ですわ!スペース ワイド ハートですわ〜!」

 

だんだん声のトーンが大きくなるダイヤ。

 

鞠莉 「それを言うならスペース スケール ハートだね♡」

 

ウィンクをしながら英単語を訂正する鞠莉。

 

ダイヤ 「そ、そうでしたわね!」

 

顔を赤めて誤魔化すダイヤ。

 

果南 「…それで結局何するのダイヤ?」

 

ダイヤ 「ハッ!そうでしたわ!…とにかく!学祭の準備がひと段落したおかげでわたくし達もにこさん達のライブをリアルタイムで観ることが出来るということです!」

 

かなん 「え?…さ、さすがに今から東京向かっても間に合わなくない?」

 

ダイヤ 「それは心配無用ですわ!わたくしの優秀で可愛い妹のルビィがFaceTimeでわたくしのiPadに動画を送ってくれますもの!にこさんに許可は頂いていますわ!つまり…ここでライブビューイングするのですわ!ババッ」

 

ダイヤの手にはいつのまにか数本の光る棒が握られている。

 

果南 「ど、どこからそのサイリウム持って来たのよ…」

 

鞠莉 「イェ〜!レッツ ライブ ビューイング♪」

 

ダイヤ 「さぁ!果南さん鞠莉さん!サイリウムを振る練習をいたしますわよ! キラン 」

 

瞳を輝かせて2人に言うダイヤ。

 

果南 「れ、練習必要なんだ。」

 

鞠莉 「う〜ん… ねぇダイヤ?ここでライブビューイングも楽しそうだけど…せっかくだからやっぱりワタシたちも行こうよ♪」

 

ダイヤ 「…え?だ、だから今からじゃとても間に合わないからわたくしとルビィがライブビューイングの手はずを整えて…」

 

鞠莉の不可解な提案に怪訝な顔をするダイヤ。

 

 

鞠莉 「だ〜か〜ら!ライブビューイングしながら行こうよ!空の上で!」

 

ダイヤ・果南 『そ、空の上!?』

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〈東京のライブ会場…〉

 

 

ユメノトビラ 誰もが探してるよ

出会いの意味を見つけたいと願ってる ♪

 

ユメノトビラ ずっと探し続けて

君と僕とで旅立ったあの季節

青春のプロローグ ♪

 

……………………

 

……………………

 

 

穂乃果 「……ありがとうございました!」

 

 

観客『ワー!ワー!穂乃果ちゃ〜ん!!』

 

 

 

〈ライブ後、にこ達の楽屋…〉

 

千歌 「穂乃果さん!めちゃくちゃ良かったです!今日もめちゃくちゃ感動しました!」

 

穂乃果 「ありがとう!千歌ちゃん!今日はわざわざ来てくれてありがとね♡」

 

興奮して穂乃果に感想を伝える千歌。

 

にこ 「ちょっと!今日はにこ達がメインのライブイベントで穂乃果はおまけみたいなものなんだけど!」

 

千歌 「あ……ご、ごめんなさい!にこさん達も凄い可愛くて歌も踊りも最高でした!」

 

慌ててにこ達のライブパフォーマンスを褒めちぎる千歌。

 

にこ 「当たり前じゃない!全く…感想伝える順番が違うのよ!」

 

花陽 「にこちゃん!…遠くからせっかく来てくれた千歌ちゃんに対してそんな言い方しちゃ駄目だよ!」

 

凛 「そうだニャ!可愛い後輩なのに可哀想だニャ!…千歌ちゃん今日はわざわざ凛達を観に来てくれてありがとニャ!」

 

千歌に向き直ってお礼を言う凛。

 

千歌 「あ、あのにこさん!本当に失礼しました!ただ…にこさん達のライブも本当に凄くて…これがプロなんだなって圧倒されました!!」

 

ルビィ 「千歌ちゃんのいう通りです!ルビィ…元々μ’sの大ファンだったけど今日のにこさん達のライブを観て…μ’sの頃よりも凄くなってて…ますますにこさん、花陽さん、凛さん、穂乃果さんのことが大好きになりました!」

 

ウルウルした目で感激を伝えるルビィ。

 

花丸 「まるもそう思うづら!…まるたちもラブライブで優勝してもしかして自分達は凄いのかもとか思ったけど…今日のにこさん達に比べたら全然大した事なかったづら!」

 

「づら」を言わないようにしていた事など忘れて話す花丸。

 

善子 「フッ!あの黒魔術堕天ファイブも中々の堕天っぷりを見せてくれたけど……に、にこさん達の方がかっこ良かったわよ!」

 

顔を赤めて感想を言い放つ善子。

 

花丸 「善子ちゃんせめて敬語使おうづらね。」

 

笑顔で注意する花丸。

 

善子 「う……か、かっこ良かった…デス……あれ?ちょっと!あんたの『づら』は敬語って言えるの!?」

 

花丸 「まるの『づら』は万能づら!英語で言えば『is』、調味料で言えば『マヨネーズ』づら!」

 

ドヤ顔で言い切る花丸。

 

善子 「意味わかんないわよ!!」

 

梨子 「善子ちゃんお、落ち着いて!」

 

善子 「だからヨハネよ!!」

 

梨子 「と、とにかく…私も皆さんのライブを見て凄く感動したし勉強になりました!本当に今日ここに来れて良かったです!」

 

まだ何か文句を言ってる善子をスルーして今日の感想を元μ'sの4人に伝える梨子。

 

曜 「さすが元μ’sの皆さんです!私も早くあんな風に人を感動させるライブが出来るようになりたいであります! ケイレイ 」

 

 

花陽 「…だって。にこちゃん!」

 

にこに微笑みかける花陽。

 

にこ 「ふん!初めからそう言えばいいのよ…まぁ気が向いたらまたにこ達のライブに呼んであげるわ!」

 

目を逸らしながらツンとした態度で言うにこ。ちなみに顔は真っ赤だ。

 

凛 「本当は嬉しいくせに〜。顔真っ赤だよ〜?にこちゃんはほんと素直じゃないニャ

 

『ギュ〜〜!』

 

…い、痛いニャ〜!ホッペつねるのやめるニャ〜!」

 

話してる途中でにこに頬っぺたをつねられ泣き喚く凛。

 

にこ 「あんたがアホなこと言うからよ!!」

 

最早にこの顔が赤いのは怒りか照れかわからない。

 

 

 

穂乃果 「と、とにかく皆んな今日は来てくれてありがとね!……ラブライブで優勝したAqoursの前で恥ずかしいライブは出来ないからってにこちゃん達も穂乃果も気合いを入れて歌ったから…それが伝わったなら嬉しいな♪」

 

千歌 「……はい!ちゃんと伝わりました!」

 

Aqoursの他のメンバーも同意したように笑顔になる。

 

『ヴヴッ』

 

ルビィ 「あっ!お姉ちゃんからLINE… ……え?な、何で?新幹線でも間に合うわけ…?あ、あの穂乃果さん!お姉ちゃんが今ライブ会場に着くから外に出ててって…」

 

困惑した表情で姉からの連絡を伝えるルビィ。

 

穂乃果 「え!?ダイヤちゃん達も来てくれたの!?…よし!じゃあみんな迎えに行こう!」

 

 

 

 

〈ライブ会場前…〉

 

善子 「誰もいないじゃない!!」

 

ルビィ 「あれ?お姉ちゃん達も道に迷ってるのかな?」

 

心配そうな顔で言うルビィ。

 

穂乃果 「もしかしてダイヤちゃん達もあのパン屋さんにいるんじゃない?」

 

千歌 「それはあり得ますね!」

 

確信に満ちた顔の穂乃果と千歌。

 

花丸 「ど、どれだけ迷い人を呼び込むパン屋なんづら!」

 

すかさずツッコミを入れる花丸。

 

 

 

『バタバタバタバタバタバタバタバタ』

 

その時すっかり暗くなった上空から大きな音が聞こえてきて同時に突風が全員に吹き付けた。

 

 

にこ 「ちょっ…何!?何なの!?この音と風は!?」

 

凛 「目にゴミが入ったニャ〜!」

 

花陽 「タ、タスケテ〜!!」

 

パニックになるにこ、凛、花陽。

 

 

曜 「…って… な、なんか見たことあるヘリコプターが…」

 

梨子 「近付いて…来る!?」

 

青い顔になる曜と梨子。

 

『バタバタバタバタバタバタバタバタ』

 

突如闇夜からヘリコプターが現れかなり至近距離まで近づいて来る。

と同時にドアが開かれた。

 

 

 

鞠莉 「みなサ〜ン!チャオ〜♡」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 




突如闇夜から現れたお金持ちの乗り物ヘリコプターとお金持ちマリー。

次回はお金持ちの真姫ちゃんのお家にみんなで遊びに行っちゃいます!

次回 「高海千歌の殺意スマイル」
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