行き当たりバッタリイフライブ!   作:山本富士

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第6話 Aqoursが選ぶμ'sの曲は

 

夜の中山道を秋葉原方面に向かって走る車から微かに音楽が漏れて聴こえてくる。

車には初心者マークが付いている。

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

届けて

切なさには名前をつけようか"Snow halation" ♪

 

想いが重なるまで待てずに

悔しいけど好きって純情 ♪

 

微熱の中 ためらってもダメだね

飛び込む勇気に賛成 まもなくStart!! ♪

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

亜理沙 「やっぱりドライブで聴くスノハレはハラショーだね!♪」

 

助手席に座る亜理沙が興奮する。

 

雪穂 「ねぇ亜理沙…」

 

亜理沙 「どうしたの雪穂?」

 

両手でしっかりハンドルを握り前を見ながら雪穂が話す。

 

雪穂 「亜理沙は大学卒業したら…どうするの?」

 

亜理沙 「どうしたの?急に…」

 

雪穂 「いや…ことりさんや海未さん、もうすぐ卒業でしょ?ことりさんはデザイナー、海未さんは新聞記者になるみたいで…お姉ちゃんは歌手としてやって行きたいんだろうし…

凛さん、花陽さん、にこさんもアイドルデビューしたし真姫さんは女医さんを目指してて、希さんは世界を飛び回ってる…μ’sは皆んなもうやりたいこと見つけてるんだなぁって思ってさ…」

 

前から視線を動かさずに話す雪穂。

 

亜理沙 「そうだね〜 …じゃあ亜理沙はお嫁さんかな!」

 

ウィンクしながら亜理沙が言う。

 

雪穂 「え!?…てあんた今彼氏いないでしょ!?」

 

一瞬亜理沙をチラ見する雪穂。

 

亜理沙 「だから〜 雪穂のお嫁さんだよ♡そうすれば亜理沙は穂乃果さんの妹になれるし雪穂はお姉ちゃんの妹になれるよ♪」

 

楽しそうな亜理沙。

 

雪穂 「…確かに絵里さんみたいなお姉ちゃんは欲しいけど…絵里さんも凄いよね。日本とロシアの架け橋になりたいって外交官になるためにロシアの大学に働きながら通ってるんだもんね…」

 

亜理沙 「フフ…雪穂は何かやりたいことはあるの?」

 

雪穂を見つめて尋ねる亜理沙。

前をしっかり向いて答える雪穂。

 

雪穂 「わ、私は『穂むら』を継ぐっていう使命があるから…だから商学部に入ったんだし…」

 

 

亜理沙 「…本当に…それでいいの?」

 

雪穂 「え…」

 

 

亜理沙 「それが雪穂のやりたいことなの?」

 

微笑んで雪穂に問いかける亜理沙。

 

 

雪穂 「それは…」

 

前から視線を動かさず言葉に詰まる雪穂。

 

 

 

 

〈東京、西木野邸…〉

 

穂乃果 「それでは皆さん!今日はお集まりいただきありがとうございました!名残惜しいところではありますがAqoursの皆んなはそろそろ終電のお時間のようなので今日はこれくらいにしておきましょう!」

 

残念そうに話す穂乃果。

 

鞠莉 「みんなソーリー…ヘリコプター8人乗りだから9人は乗れないのデ〜ス…」

 

 

にこ 「…結局穂乃果が仕切ってるし!」

 

腕を組んで不満そうに言うにこ。

 

真姫 「別にいいじゃない。にこちゃんが仕切るとみんなでニコニーやらされそうだし。」

 

ニヤっとする真姫。

 

にこ 「や、やるわけないでしょ!(くっ…バレてる…)」

 

 

穂乃果 「みんな最後にちょっとだけいい?…Aqoursのみんな!ラブライブ優勝本当におめでとう!今回のラブライブどの学校も素敵なLiveだったけど…間違いなく「青空Jumping Heart」を歌ったAqoursが1番輝いてたと思います!初めて動画を見たときからこうなる気はしてたから私も凄く嬉しいです!…それで約束した次回のラブライブでμ’sと一緒にライブをやる話しなんだけど…」

 

急に黙ってAqoursを見回す穂乃果。

 

Aqours 『ゴクッ…』

 

息を飲むAqoursの9人。

 

 

穂乃果 「…さっきμ’sのメンバー全員からOK貰いました!!」

 

 

Aqours 『ほ、本当ですか!?』

 

 

穂乃果 「うん!ほら!」

 

LINEの画面を見せる穂乃果。

 

【絵里ちゃん 「ハラショー☆」】

【希ちゃん 「もちろんオーケーよ♡」】

 

 

千歌 「ほ、ほんとだ…」

 

 

海未 「ま、まぁあのようなLiveを見せられてしまったら…さすがに元μ’sの血が騒ぐと申しますか…」

 

恥ずかしそうに言う海未。

 

ことり 「うん!私達も負けてられないよね!」

 

満面の笑みのことり。

 

真姫 「ま、まぁ私くらいになれば半年もあれば勉強の合間を縫って現役の動きを取り戻せるし…」

 

凛 「真姫ちゃんの練習は凛たちが専属で指導するニャ〜!」

 

花陽 「うん!真姫ちゃん頑張ろうね!」

 

ガッツポーズしながら言う花陽。

 

真姫 「な、何よ偉そうに!別に私1人でも問題ないわよ!」

 

照れながら言う真姫。

 

にこ 「フッ…ずっと第一線で活躍してるにこ達とあんたの差は文字通り銀河のはじからはじ程あるわ!素直に教えを乞いなさい!」

 

真姫 「だ、だれがあんたなんかに!」

 

穂乃果 「まぁまぁ!二人とも!結局みんなで練習しなきゃなんだから…絵里ちゃんはバレエの先生やってるから踊りは問題ないみたいだし…希ちゃんも海外で時間のあるときに動画を見て練習しておくって!…それに今回はAqoursのみんなに先生になって貰わなきゃだしね♪」

 

千歌 「…え?それって…」

 

不可解な顔をする千歌。

 

 

 

穂乃果 「今回のLiveはね…μ’sはAqoursの曲を、Aqoursはμ’sの曲を1曲づつ歌うことになってるの! …ちなみに私達はもうAqoursの「君の心は輝いてるかい?」に決めてるから宜しくね!先生方♡」

 

 

Aqours 『エ、エェ〜!!?』

 

 

穂乃果 「…Aqoursのみんなはμ’sの中ならどの曲を選ぶの?」

 

目を閉じて尋ねる穂乃果。

だが穂乃果はAqoursの答えが何となくわかっていた。

 

Aqours 『フフフ…』

 

お互いを見て笑い合うAqoursの9人。

 

千歌 「穂乃果さん!私達前に話し合ったことがあるんです!もし私達がμ’sの曲をLiveでやるとしたら何をやりたいかって… そしたら全員同じ答えでした!…私達Aqoursが歌いたいμ’sの曲は…

 

μ'sがラブライブ!のアンコールで歌ったあの曲…

 

 

「僕らは今の中で」です!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 





穂乃果には天候操作能力だけではなく予知能力もあるみたいです。

奇跡のラブライブ!まであと6ヶ月!

次回、「黒澤ダイヤの観察」
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