行き当たりバッタリイフライブ!   作:山本富士

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第10話 ラブリーシックス

 

〜12月24日〜

 

〈西木野邸、クリスマスパーティー会場〉

 

 

『バシンッ!』

 

 

 

 

「……………いたい」

 

 

「…いたいよ穂乃果ちゃん。」

 

 

叩いた頬っぺたの感触を手に感じながら穂乃果は言った。

 

穂乃果 「…ごめんね千歌ちゃん。… みんなもごめん…全部…全部穂乃果が悪いから…」

 

 

 

 

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時は戻り10月、〜〜〜〜〜〜

浦の星女学院文化祭の数日後…

 

 

〈千葉、ディズニーランド…〉

 

『ニッコニッコ二〜!』

 

『カシャ』

 

にこ 「ありがとう〜!ミッキ〜!」

 

凛 「ありがとニャ〜!」

 

ニッコリ笑ってミッキーマウスに手を振りながらお礼を言うにこと凛。

 

 

千歌 「にこさん凄いな〜ミッキーにニコニーやらせちゃったよ…」

 

ミッキーと写真を撮るにこと凛を見ながら苦笑いで言う千歌。

 

曜 「さすがのミッキーもあのポーズは初めての経験だっただろうね…」

 

梨子 「フフッ。曜ちゃんもヨーソローやってもらえばいいじゃない!」

 

曜 「あっ…うん…私はミッキーじゃなくて〜…」

 

千歌 「曜ちゃんはドナルドにやってもらうんだよね!私と曜ちゃんと三人で一緒に♡」

 

曜の腕を掴んで言う千歌。

 

曜 「う、うん!」

 

顔を赤めて嬉しそうに頷く曜。

 

梨子 「あら?随分仲良しじゃない?…私は入れてくれないの?」

 

寂しげな顔を二人に向ける梨子。

 

曜 「え?……も、勿論OKであります!」

 

千歌 「駄目だよ曜ちゃん!中学の時からの約束でしょ!?私とドナルドと3人で撮るって…」

 

腕を掴んだまま上目遣いで曜を見る千歌。

 

曜 「そ、そうだけど〜…」

 

照れながら千歌と梨子の間で困ってしまう曜。

 

梨子 「クスッ…冗談だよ!私がカメラ撮るから3人で写って!」

 

微笑みながら言う梨子。

 

曜 「り…梨子ちゃん!」

 

千歌 「じゃあさ!三人でヨーソローしたら次は梨子ちゃんも入って四人で撮ろうよ♪」

 

曜 「うん!そうだね!」

 

梨子 「私も入っていいの?…ありがと!」

 

嬉しそうに笑う梨子。

 

 

 

果南 「あの三人やっと元通りって感じだね!」

 

少し離れた場所で笑顔で言う果南。

 

ダイヤ 「そうですわね…三人とも嬉しそうですわ。」

 

鞠莉 「元通りっていうよりチカッちと曜は前より仲良くなってマ〜ス♡」

 

花丸 「なんかずっと腕組んでるし…カ、カップルみたいづら…」

 

顔を赤めて言う花丸。

 

ルビィ 「でもほら!今は3人仲良く手繋いでるよ!」

 

善子 「こうしてあの三人は闇の三角関係へと堕ちていくのね… 抜け出せない蟻地獄へと…堕ちる!」

 

不敵な笑みで言う善子。

 

花丸 「やめるづら。善子ちゃん学校来てなかったとき昼ドラにハマってたづらね…」

 

ジト目を善子に向ける花丸。

 

善子 「ヨハネ!ハマってないわよ!…少ししか。」

 

 

 

にこ 「あっ!ドナルドもいるじゃない!しょうがないわね〜 ドナルドもにことニコニーやらせてあげるわ!」

 

ニコニーポーズをしながら言うにこ。

 

凛 「凛は猫ポーズしてもらうニャ〜(><)」

 

花陽 「二人とも楽しそうだね!(ミッキーとドナルドのニコニーも猫ポーズも初めて見るけど…)…あっ!今度は千歌ちゃん達も並ぶの?」

 

ドナルドとの写真待ちの行列に加わって来た千歌達に気付く花陽。

 

千歌 「はい!」

 

曜 「そうであります!」

 

花陽 「じゃあ千歌ちゃん達は私がカメラ撮るよ!」

 

笑顔で言う花陽。

 

梨子 「じゃあ花陽さん達は私が撮ります!」

 

凛 「え〜?みんなで写りたいニャ〜!」

 

眉をへの字にして言う凛。

 

にこ 「そうね!みんなでニコニーやるわよ!」

 

曜 「ではヨーソローもやるであります!」

 

ニコニーポーズと敬礼をしながら言うにこと曜。

 

凛 「猫ポーズもニャ!」

 

猫ポーズをする凛。

 

 

花陽 「(ヨーソローは…ドナルドよくやるよね!)」

 

 

 

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〈東京、ことりの家…〉

 

『ピロ-ン♪』

 

ことり 「あっ!曜ちゃんからだ♡フフッ画像もいっぱい…あっ…千歌ちゃんとドナルドとヨーソローしてる!…良かったね曜ちゃん♪お母さんに頼んで株主優待のパスポートプレゼントして良かったな。」

 

曜から送られて来た画像を微笑んで眺めることり。

…だがふと棚に飾られた写真に視線を移す。

 

 

ことり 「……ことりはいつ穂乃果ちゃんとまた行けるんだろ?」

 

そこには高校時代、穂乃果と海未と三人でディズニーランドに行った時の写真が飾られていた。

三人とも楽しそうな顔をしている。

 

 

 

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〈再びディズニーランド…〉

 

 

ダイヤ 「みなさん!全員ちゃんと揃っていますか!?」

 

Aqours+にこりんぱな 『は〜い!』

 

ダイヤ 「いいですか!?皆さん!今日は浦の星女学院が先日の学園祭の大成功により存続が決定したことに対するお祝いにと…ことりさんのお母様がわたくしたちAqoursにパスポートをプレゼントしてくださいました……あのμ’sを輩出した音乃木坂の理事長から……感激ですわ〜!!………ウホンッ!…く、くれぐれもはしゃぎ過ぎず節度を持って行動するように!…よろしいですわね!?」

 

Aqours+にこりんぱな 『は、は〜い!』

 

なんだか遊びで来たのか学校の行事で来たのか段々わからなくなってきた一同。

 

 

にこ 「…ていうかにこたちは自腹なんだけど!!」

 

納得いかない顔で言うにこ。

 

花陽 「まぁまぁにこちゃん!私達今日は無理矢理仲間に入れて貰ったんだし…」

 

凛 「そうだニャ!今日は凛たち浦の星の生徒ニャ〜(><)♪」

 

にこ 「ふん!せっかくにこ達が歌と踊りを指導してあげようとしたってのに!今日はディズニーランドにみんなで行くから都合悪いなんて…アイドルを舐めないでほしいわ!」

 

腕を組んでAqoursをキッと横目で見ながら言うにこ。

 

凛 「にこちゃん入り口で誰よりもはしゃいでミッキー達と写真撮りまくってた二ャ〜…」

 

にこにジト目を向ける凛。

 

にこ 「う、うるさいわね!」

 

顔が赤くなるにこ。

 

花陽 「まぁまぁ!こういうのもこれから私達とAqoursが一緒にライブをやる上で大事だと思うよ?…ね!ルビィちゃん♡」

 

ルビィ 「ピギッ!…は、はい!ルビィ…μ’sの花陽ちゃん…花陽さんとディズニーランドに来れるなんて…幸せすぎて怖いです…」

 

花丸 「ルビィちゃん…そこは怖がらなくて大丈夫づらよ!」

 

花陽 「そうだよ!それにこれからは仲間なんだしそんなに気を使わないで!呼び方も花陽ちゃんでいいよ?」

 

ニコッとルビィに微笑みかける花陽。

 

ルビィ 「えぇ!?い、いいんですか!?…それじゃ…花陽…ちゃん?」

 

花陽 「うん!ルビィちゃん♡」

 

ルビィ 「ピギャ!ルビィ…やっぱり幸せすぎて怖いよ〜!」

 

嬉し泣きするルビィ。

 

善子 「フッ… 怖れるならこの堕天使ヨハネを怖れなさい…そして漆黒教の教えに帰依するのデス!」

 

ルビィ 「そ、それは…遠慮します。」

 

善子 「なんでよ!目逸らさないでよ!」

 

にこ 「あんた何おかしなこと言ってるのよ…まぁアイドルにとってのキャラ作りの大事さは理解してるみたいだけど。」

 

ニヤッとするにこ。

 

凛 「善子ちゃんのこのキャラ可愛いニャ〜♡」

 

善子 「キャラじゃないです!それにヨハネです!…堕天使はキャラとかじゃなく私のア、アイデンティティといいますか…!」

 

にこ 「まぁ何でもいいわ…とにかくそのキャラで行くなら中途半端にやらずにこみたく徹することね…ニコ!」

 

いい笑顔でニコニーポーズをするにこ。

 

善子 「だからキャラじゃないです〜!!(泣)」

 

 

 

果南 「フフッ なんかあの六人…いい感じだね!」

 

にこりんぱな、ルビはなよしこを眺めて言う果南。

 

鞠莉 「見た目も小柄な感じでベリー ファニー グループ デ〜ス♡」

 

ダイヤ 「そうですわね…ハッ!…こ、これって…(あの時ロイヤルアキバホテルで…希さんが予言していた六人ですわ!)」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

希 「にこっち、凛ちゃん、花陽ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、…この六人が同じグループでステージに立つ日が来ると………

 

カードがウチに告げるんや!!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




浦の星女学院、存続が決定しました!
原作ではあと2人入学希望者が足らず惜しくも廃校になってしまいましたが…

まぁこの物語では廃校になってしまうと同時連載中のお話が成り立たないので(笑)

果たして「にこりんぱな、ルビはなよしこ」はどうなる運命なのか?
そして冒頭のクリスマスのシーンで穂乃果は誰を叩いたのか?
候補1.ことりちゃん
候補2.千歌
候補3.善子(笑)

次回、「『A-μ's』誕生!」
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