同時投稿2話目です。
〜11月〜
ことり 「え?…ほんと!?穂乃果ちゃん!」
紅葉の木が立ち並ぶとある公園に話しがあるからとことりは穂乃果に呼び出されていた。
穂乃果 「うん!海未ちゃんと三人でディズニーランド行こう!」
笑顔で言う穂乃果。
ことり 「ヤッタ〜!やっと穂乃果ちゃんと行ける〜!」
飛び上がって喜ぶことり。
穂乃果 「そ、そんなに嬉しいんだ!…まぁ穂乃果も嬉しいけど♪」
予想以上に喜ぶことりに少し驚きつつも嬉しくなる穂乃果。
ことり 「だって穂乃果ちゃんと海未ちゃんとディズニーランド行くの高校三年生のとき以来だから…」
穂乃果 「そんな前だったけ?…まぁでも行ける日12月だからまだ1ヶ月以上先だけど…」
ことり 「それでも嬉しい!…12月は『A-μ’s』でやるクリスマスパーティもあるし…あぁ〜早く12月にならないかなぁ♪」
穂乃果 「曜ちゃんが幹事なんだよね?穂乃果にも連絡来たよ!…曜ちゃん凄く可愛い上に凄くしっかりしてるよね!」
ことり 「そうなんだ〜♡その上めちゃくちゃ可愛い衣装作れるしことりも参考にさせてもらってるんだよ♪あとすぐ敬礼したりじつは甘えん坊さんだったり…本当曜ちゃんことりの妹にしたいよ〜♡」
紅潮した頬っぺたに手を当てながら曜の事を話すことり。
穂乃果 「…最近ことりちゃん曜ちゃんとベッタリだもんね…」
苦笑いしながら言う穂乃果。
ことり 「うん!ことりと曜ちゃんラブラブだから♡」
穂乃果 「…………」
〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜前日…〜〜〜
〈秋葉原、穂乃果のバイト先…〉
穂乃果 「海未ちゃん!おまたせ〜」
海未 「お疲れ様です穂乃果!」
バイト先のラーメン屋から出てきた穂乃果に笑顔で言う海未。
穂乃果 「いやぁ〜…今日1人急に休んじゃったから穂乃果もたくさんラーメン作ったよ!」
海未 「フフッ。穂乃果は歌手ではなくてラーメン屋さんになった方がいいのではないですか?」
穂乃果 「ハッ!…成る程…暖簾分けさせて貰って和菓子もメニューに加えて……いける!」
ニヤリとしながら言う穂乃果。
海未 「ま、まぁ冗談はさておき…」
穂乃果 「え?だ、駄目かな?和菓子ラーメン…」
残念そうな顔になる穂乃果。
海未 「わ、私はラーメン屋で和菓子は食べたくありません!…それより穂乃果!」
穂乃果 「あ、ああ…話があるんだよね?何だった?」
笑顔で尋ねる穂乃果。
海未 「 …ことりの事です。」
穂乃果 「え?ことりちゃんがどうかしたの?」
海未 「…最近どうもことりは無理をしてるように私には見えるのです。」
心配そうな顔で言う海未。
穂乃果 「え?…そ、そうかな?ことりちゃん凄く楽しそうに見えるけど… ほら!Aqoursの子達と知り合ったり…とくに曜ちゃんとはラブラブな感じだし…」
言いながら複雑そうな表情になる穂乃果。
海未 「そうですね… 曜とは2人でディズニーランドに行く位仲良しのようですね!」
穂乃果 「え?…そ、そうだったんだ…」
少し驚く穂乃果。
海未 「ま、まぁ私も風の噂で知ったのですが…(ことり…穂乃果に言ってなかったのですか…)
…と、とにかく!ことりは穂乃果と私の三人でディズニーランドに行く約束を気にしていました!みんな忙しいのは仕方ないですが…たまにはことりを構ってあげないと曜にことりを取られてしまいますよ!」
海未に忠告され少しの沈黙の後、苦笑しながら穂乃果が言う。
穂乃果 「…な、なんか千歌ちゃんにも言われたな〜…その台詞。」
海未 「ことりは何か嫌なことや辛いことがあってもあの笑顔をやめないから中々本当の気持ちがわからないのですが… それで私達は何度か失敗していますよね?」
穂乃果 「……うん。」
海未 「それに…困ったことにことりは自分自身でもストレスが溜まっていることに気付かないタイプだと私は思うのです…」
穂乃果 「そう…かもね…」
少し間を置いてから海未が話し出す。
海未 「穂乃果が『A-μ’s』をはじめ一つ一つのライブをとても大切に思っていることは分かります… だけどことりやみんなにもそれぞれ大切なことや頑張っていることがあることを忘れてはいけませんよ!……もちろん私にも…」
穂乃果 「…(絵里【みんなそれぞれ自分の道を歩いているから大変だけど……】)…うん。
な、なんか私達の歌の歌詞みたいだね!さすが海未ちゃん!」
海未 「そうです!……でも…それでもみんなもう一度μ’sとしてステージに立ちたいと思っているのです…穂乃果と一緒に。だからみんな無理をするんです!…それを分かって下さいね!」
優しく微笑んで言う海未。
穂乃果 「海未ちゃん…!ありがとう… グスン」
〜〜〜〜〜〜〜〜
穂乃果 「ことりちゃん…あのさ…」
ことり 「?どうしたの穂乃果ちゃん?」
ニコニコしながら聞くことり。
穂乃果 「 (ウッ…確かにこのスマイルをされたらもし悩んでても…)……あのねことりちゃん?もしもなんだけど…」
ことり 「?(・8・)」
穂乃果 「…もしもことりちゃんが何か嫌なことや辛いことがあって悲しかったり怒りたかったりしたら…我慢しないで言ってね?…例えそれが穂乃果に対してだとしても…」
真面目な顔でことりを見て言う穂乃果。
ことり 「穂乃果ちゃん……ど、どうしたの急に?ことり我慢なんかしてないよ?」
笑顔で言うことり。
穂乃果 「…ほんとかなぁ?」
不安げな顔の穂乃果。
ことり 「あっ!もしかして…ことりが曜ちゃんとラブラブだから穂乃果ちゃん焼きもち妬いてくれたの!?」
穂乃果 「な、何でそうなるの!?……でも…まぁ…チョットは…」
恥ずかしそうに言う穂乃果。
ことり 「嬉しい〜〜!」
穂乃果 「エェッ!?」
予想外のことりのリアクションに驚く穂乃果。
ことり 「じゃあことりの『曜ちゃんとラブラブして穂乃果ちゃんの気を引こう作戦』は大成功したんだね♡」
穂乃果 「エェ〜!?こ、ことりちゃん…作戦だったの!?」
心底驚いた顔をする穂乃果。
ことり 「ウソ!」
ペロッと舌を出すことり。
穂乃果 「こ、ことりちゃ〜ん!…からかわないで!」
ことり 「ご、ごめんね…だって穂乃果ちゃんディズニーランドに行こうって言ってくれたり…ヤキモチ妬いてくれたり…ことり嬉しかったから…」
胸に手を当て目を閉じて微笑むことり。
穂乃果 「ことりちゃん…」
ことり 「…でも確か12月のその日ってラブライブの地区予選決勝の日と同じだね。曜ちゃん達の応援は行けないのかな…」
少し残念そうな顔をすることり。
穂乃果 「ごめんねことりちゃん…穂乃果年末バイトとライブが詰め込まれてる上にA-μ’sの練習もしなきゃだからその日しか…」
ことり 「『A-μ’sクリスマスパーティ』もあるもんね!…大丈夫だよ♡穂乃果ちゃんがせっかく予定を空けてくれたんだもん!曜ちゃんやAqoursの皆んなの応援は本番前日までにいっぱいしておくから!」
ことりスマイルで言うことり。
穂乃果 「…そっか。(ことりちゃん…どんなときもこの笑顔だもんな…凄いな…)
…楽しみだねディズニーランド!」
笑顔でそう言う穂乃果に今日一番いい笑顔でことりは返事をした。
ことり 「うん!」
どんな時も笑顔なのは時に本当の気持ちを分かって貰えなくなってしまうんですね。
果たして穂乃果は海未ちゃんの忠告を守りことりちゃんを笑顔でいさせ続けることが出来るのか?…出来ないのか?
次回、「黒澤ルビィのジェラシー」