〈東京、西木野邸…〉
花丸 「み、未来づら〜!」
ルビィ 「す、凄いです… ゴクリ」
真姫 「そう?普通でしょ?」
真姫の家の広大な庭にある建物を見て眼を見張る花丸とルビィ 。
花陽 「初めて見たらそりゃ驚くよ!自宅の庭にライブ会場があるんだもん…」
真姫 「ここは最初パパが私のピアノをいつでもコンサート感覚で聴きたいからって作った場所なんだけど…私がスクールアイドルを始めてからこんな風に改装されていったのよね。」
さもなんでもない事のように説明する真姫。
にこ 「ふん!何自慢してるのよ!」
真姫 「べ、別に自慢してないわよ!」
善子 「クックック…日も暮れて来たことだし今宵の堕天の儀式はこの会場で行おうぞ!…この選ばれし六人、『堕天使ヨハネと5人の使徒達』で!」
にこ 「だからその名前やめなさいよ!!」
花丸 「善子ちゃんやめるづら!…オラがこのユニットの副リーダーをやるからには勝手は許さないづら!」
善子 「ヨハネ!…ってづらまるあんた!?」
ルビィ 「花丸ちゃん!引き受けてくれるの!?」
花丸の発言に驚く善子とルビィ。
花丸 「最初言われたときは自信なかったけど… でも憧れの凛さんがリーダーだし…まるはそれをサポートしていきたいづら!」
凛のことを見ながら宣言する花丸。
凛 「ありがとう〜花丸ちゃん!嬉しいニャ〜!(><)…それからさん付けはやめて欲しいな!凛ちゃんって呼んで欲しいニャ♡」
花丸 「えぇ!?…い、いいんですづらか?……り、凛ちゃん?」
顔を真っ赤にして凛の名を呼ぶ花丸。
凛 「うん!凛のサポート宜しく頼むニャ!副リーダーの花丸ちゃん!」
花丸 「は、はいづら!」
善子 「ふん!…何嬉しそうにしてんのよ!づらまるの分際で…」
ムスッとしながら呟く善子。
にこ 「あんたこそ何不安がってるのよ!…花丸を凛に取られたくないんでしょ? ニヤ 」
ルビィ 「善子ちゃん…そんなに花丸ちゃんのこと…!」
善子 「ヨハネよ!…べ、別にづらまるなんかいつリトルデーモンから除外しても痛くも痒くもないんだから!」
アワアワしながら言う善子。
凛 「ヨハネ…ちゃん?大丈夫ニャ!凛は花丸ちゃんを取ったりしないから安心するニャ!」
優しく微笑んで善子を安心させる新ユニットリーダーの凛。
善子 「だからヨシコです!づらまるなんかいらないです!…てあれ?」
花丸 「大丈夫だよ善子ちゃん!まるはずっと善子ちゃんの友達づら♡」
善子 「だから私はヨハネ…?よ!な、何偉そうなこと言ってるのよ…あ、あんたは1番古いリトルデーモンなんだからそんなの当たり前じゃない…!全く… ゴニョゴニョ 」
花丸の方は見ないでゴニョゴニョ言う善子。
ルビィ 「照れてる照れてる…善子ちゃん可愛い♡」
善子 「ヨ・ハ・ネ・よ!アホルビィウッサイ!!カオマッカ」
花陽 「フフッ。なんだか私達上手くやれそうだね凛ちゃん!」
にこ 「世話のかかりそうな3人だけど…頼んだわよリーダー!」
凛 「…うん!頑張るよ!」
希 「フフフッ。凛ちゃんも頼もしくなったやん?さすがプロのアイドルやね!」
真姫 「そうね!…昔の凛だったらなかなか中心に立とうとはしなかったけど…成長してるのね。」
凛の成長を微笑んで見つめる希と真姫。
ダイヤ 『ブッブ〜ですわ!』
全員 『…え?』
目が点になる一同。
ダイヤ 「さっきから大人しく見ていれば…雑談が長過ぎますわよ!!…せっかく真姫さんがこの様な素晴らしい場所を提供してくれたのだからさっさと練習を始めないと勿体ないですわ!!」
真姫 「ま、まぁ今は『A-μ’s』の集りじゃないのに余り練習に参加出来てない私が無理矢理混ぜて貰ってる訳だからこれ位は…」
ダイヤ 「真姫さん!」
真姫 「は、はい!」
タジタジする真姫。
ダイヤ 「真姫さんが忙しい予定を削ってまで作ってくれた時間と場所なのですから1秒たりとも無駄にしてはいけませんわよ!?」
真姫 「は、はい!」
花陽 「す、凄い…真姫ちゃんが…」
凛 「何も言い返せないニャ…」
ポカ〜ンとしながら呟く花陽・凛。
希 「…あと結局このユニットの名前はどうするん?」
にこ 「だから『ニコニコシックス』!」
善子「『堕天使ヨハネと5人の使徒達』!」
睨み合いを始めるにこと善子。
凛 「また始まったニャ…」
ダイヤ 「善子さん!!」
善子 「え?…ヨハ…ネですけど…」
突然名前を呼ばれタジタジする堕天使ヨハネ。
ダイヤ 「あなたの考えた名前は今回のユニット名にはふさわしくありませんわ!ここはスクールアイドルの大先輩にこさんの考えた名前にしておくべきです!」
にこ 「やっぱりあんたアイドルのなんたるかを分かってるわね♪」
善子 「な、何でふさわしくないのよ…」
ダイヤ 「善子さん…あなたはまだスクールアイドルとしての日が浅過ぎますわ…今回のユニットも含めもっとしっかりと経験を積んでから自分の好きな名前をいくらでもお付けなさい。」
優しく善子に言い含めるダイヤ。
善子 「ヨハネって言ってるでしょ!…分かったわよ…」
ダイヤ 「ピンポーン!…ですわ!ナデナデ」
善子 「なでるな!カオマッカ」
希 「(…ダイヤちゃんは『A-μ’s』には欠かせない存在やね♡)」
ダイヤの立ち回りを見て頼もしく感じる希。
…そしてその横で指を咥えながらダイヤと善子を見つめる黒澤ダイヤの妹がいた。
ルビィ 「イイなぁ善子ちゃん…」
μ'sと出会った事で何かが覚醒したダイヤさん。
後に「A-μ's」の危機を救う事になるのはもう少し先の話し。
次の話しはクリスマス前日まで時は進みます。
次回、「南ことりのテヘペロ」