行き当たりバッタリイフライブ!   作:山本富士

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第18話 南ことりのテヘペロ

 

〜12月23日、ラブライブ予選決勝の日〜

 

《東海地区予選会場》

 

司会者 『それでは次は皆さんお待ちかねの前回ラブライブチャンピオン!Aqoursの登場です!歌う曲は〜…』

 

 

〈舞台裏…〉

 

花丸 「フフ…ルビィちゃんトナカイのツノ凄い可愛いづら♡」

 

ルビィ 「えへへ〜花丸ちゃんもサンタさんの帽子似合ってるよ♡」

 

鞠莉 「イェーイ!みんなクリスマスコスチュームでベリーファニーデ〜ス♪」

 

クリスマスをイメージした赤と白の可愛い衣装を着たAqoursメンバーを褒める鞠莉。

 

千歌 「フフッ。さっすが曜ちゃん!いいお仕事するよね♡」

 

曜 「い、いやぁ…千歌ちゃんが書いた歌詞も凄い可愛いであります!」

 

照れながら敬礼する曜。

 

梨子 「でも今回の衣装ほんとに可愛いね!昨日までことりさんと作ってたんでしょ?」

 

曜 「うん!そうだよ!大変だったけど凄い楽しかったよ♪」

 

嬉しそうに答える曜。

 

千歌 「ふ〜ん…楽しかったね〜…」

 

曜をジト目で見る千歌。

 

梨子 「ま、まぁまぁ千歌ちゃん!」

 

 

ダイヤ 「それにしてもこの衣装はあのμ'sの衣装担当だったことりさんと曜さんのコラボレート作品…ルビィ!この衣装も家宝にしますわよ!」

 

ルビィ 「うゆ♡」

 

果南 「でもデザインは曜ちゃんがしたんでしょ?やっぱりAqoursの衣装担当さんはμ'sにも負けてないね!」

 

善子 「クックック…これで漆黒のカラーリングならばなお良かったのですが…まぁ今宵はこれで我慢するとしましょう…」

 

花丸 「善子ちゃんさっき沢山自分の写メ撮ってたづらね♡」

 

ルビィ 「だね♡」

 

善子 「ヨハネ!いちいち言わんでええわい!」

 

 

司会者 「あ、あの〜…Aqoursさん?出番なんですが〜…」

 

舞台裏に困った顔を覗かせる司会者。

 

 

Aqours 『は、はい!』

 

 

 

千歌 「よ、よし!それじゃみんな行くよ?」

 

 

手を重ね合うAqoursメンバー。

 

千歌 「…みんなは私達の事をラブライブ優勝者として見るんだろうけど…私達のやることはあの雨の日の体育館でのファーストライブと変わらない!…精一杯輝いてその場にいる人たちと精一杯楽しい時間を共有すること。」

 

梨子 「…そうだね!」

 

曜 「了解であります!」

 

笑顔で頷く他のメンバー。

 

 

 

千歌 「今全力で輝こう!

 

 

アクア〜!」

 

 

 

Aqours 『サ〜ン シャイ〜ン!!』

 

 

 

 

司会者 「それでは今度こそAqoursの登場です!曲は〜…

 

 

『ジングルベルがとまらない』です!!」

 

 

『ワー!ワー!ワー!』

 

 

 

♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪

 

♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪

 

……………

 

……………

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜その日の朝〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

〈秋葉原駅…〉

 

 

ことり 「あぁ〜いいお天気だなぁ♪良かった晴れて…ポカポカしててあったかい♡」

 

快晴のおかげか12月とは思えない陽気の秋葉原駅前にことりは穂乃果と海未との待ち合わせで立っていた。

 

ことり 「うぅ〜とうとうこの日が来ちゃった♪三人であれも乗りたいしこれも乗りたいし…考えるだけでワクワクしちゃう♡でも昨日それであんまり眠れなかったからなぁ…静かなアトラクションで寝ないようにしなきゃ!」

 

待ち合わせよりもずっと早く来たことりはウキウキしながら待ってる時間を楽しんでいた。

 

『ピロ-ン♪』

 

ことり 「あ!曜ちゃんからだ♡

 

【昨日はほんとにありがと〜!ことりちゃんのおかげで凄い可愛い衣装が9人分出来たであります♪ことりちゃんにライブを観てもらえないのは残念だけど精一杯楽しんで歌って踊るね♡今日はとってもいいお天気だからことりちゃんは穂乃果さんと海未さんとディズニーランド沢山楽しんで来てね!それじゃまた明日のクリスマスパーティーで会おうね〜(^o^)☆】

 

…あ〜癒される〜♡曜ちゃんほんとにことりの妹になってくれないかな…」

 

ことりがスマホを見てホンワカしている内に待ち合わせ時間の10分前になっていた。

 

 

『ことり〜!』

 

 

ことり 「あ!海未ちゃん♡」

 

手を振りながら近づいて来る海未。

海未はいつも待ち合わせ時間の10分前に現れる。

 

ことり 「お早う海未ちゃん♡いつも通りの時間だね♪」

 

海未 「お早うございますことり。ことりもいつも通り一番早く来ていますね!」

 

お互いクスッと笑い合うことりと海未。

 

海未 「そして穂乃果はいつも通り一番最後ですね…」

 

呆れ顔で言う海未。

 

ことり 「そうだね〜…でもまだ待ち合わせ時間前だし…」

 

笑顔でフォローすることり。

 

海未 「今日は穂乃果に予定を合わせたのですから寝坊などしたら許しません!」

 

ことり 「まぁまぁ海未ちゃん!せっかくこんなにお天気もいいんだからあんまり怒っちゃ駄目だよ♡」

 

海未 「全くことりは甘いんですから…それはそうとことり。今日はしっかり寝て来たのですか?昨日ぎりぎりまでAqoursの衣装づくりを手伝っていたのでしょ?」

 

心配そうに聞く海未。

 

ことり 「うん!でも昨日のお昼にはもうほぼ完成してたから…凄い可愛い衣装が出来たんだよ♪曜ちゃんのデザインほんとに可愛いよ〜♡」

 

海未 「そうですか…今日はAqoursの応援には行けなくて残念ですがその衣装を着て今回も予選を突破して欲しいですね!」

 

ことり 「うん!きっと大丈夫だよ♡」

 

時計を見る海未。

 

海未 「…もう待ち合わせの時間ですが…やはり現れませんね穂乃果は…」

 

眉間にシワを寄せる海未。

 

ことり 「やっぱり穂乃果ちゃん寝坊しちゃったのかな?実はことりもワクワクし過ぎて中々眠れなかったんだ…」

 

海未 「…実は私もです。」

 

赤くなる海未。

 

ことり 「穂乃果ちゃん昨日もラーメン屋さんでバイトしてたみたいだし…やっぱり起きてるか確認した方がいいかな?」

 

少し不安になってきたことり。

 

海未 「そうですね。…全く!結局こうなるのですか!」

 

 

『チャン チャララ ラ〜ラ〜ラ〜ララ〜♪』

 

 

その時ことりの携帯の着信メロディが鳴り始めた。

 

ことり 「あ!この着メロは…穂乃果ちゃんからだ!」

 

『ピッ』

 

 

ことり 「もしも〜し!穂乃果ちゃん?ちゃんと起きてますか〜?」

 

 

海未 「どうやら起きてはいるみたいですね…」

 

 

ことり 「穂乃果ちゃん今どこに…もしかしてまだお家かな?」

 

苦笑いしながら尋ねることり。

 

 

海未 「もしまだ家なら早く来るよう言ってくださいことり!」

 

 

ことり 「え?お家じゃない?…じゃあもうすぐ近くにいたりし……え?」

 

 

海未 「家は出ていましたか…」

 

少しホッとする海未。

 

 

ことり 「……うん。…うん。………うん…」

 

 

海未 「?…こと…り?」

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

再びラブライブ予選決勝〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

…………………………

 

誘いにいこう 楽しく踊ろうって

ふざけながら抱きついちゃえ♪


I Wish Merry merry Christmas (わお!)


さあみんなの予定決めちゃいたい夜さ
ジングルベルとまんないっ♪

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

♪♪♪♪♪♪♪

……………………

Aqours 『ハァハァ…

ありがとうこざいました〜!!』

『ワー!ワー!ワー!』

〈選手控え室前…〉

凛 「Aqoursのみんな!お疲れ様ニャ!さいっこーーに可愛かったニャ〜!(><)」

 

花丸 「凛ちゃん!来てくれてたんづらか!?」

 

凛を見て驚き喜ぶ花丸。

控え室前には元μ'sのメンバー数名がAqoursの凱旋を待ち構えてくれていた。

花陽 「ルビィちゃんもとっても輝いてたよ!その衣装も凄い可愛い♡」

 

ルビィ 「ほ、ほんとに!?花陽ちゃんに褒められて…ルビィ泣きそうだよ! グスン 」

 

善子 「泣いてるじゃない!…フ…まぁこのヨハネがあれだけのパフォーマンスをすればラブライブ出場は決まったようなもの…」

 

にこ 「そうね!それなりの完成度にはなってたんじゃない?にこの指導のおかげで!」

 


腕を組んでドヤ顔で言うにこ。

 

真姫 「あんたライブ中めちゃくちゃ騒いでたじゃない…『善子〜!可愛い〜♡』とか言っちゃって! ニヤ 」

 

善子 「え?…あれにこさん…だったの?」

 

にこ 「言ってないわよ! カオマッカ」

 

真姫 「じゃあ誰だったのよ… ジト 」

 

にこ 「そ、空耳じゃない? カオマッカ」

 

花丸 「フフ…良かったづらね善子ちゃん♡」

 

善子 「………」

 

真っ赤な顔でおし黙る善子。

 

花丸 「あ、あれ?『ヨハネよ!』って言わないづら…」

 

ルビィ 「うゆ…」

 

鞠莉 「オォ〜ゥ!善子の顔がトマァトゥみたいデ〜ス!ファニ〜♡」

 

 

善子 「むぅ〜…

善子でもトマトでもファニーでもな〜い!!

…これはわが聖痕…スティグマから流れ出た血によるものだ!」

にこ 「そうそうその調子よ善子!キャラは徹しなきゃね!」

 

ニコニーポーズをしながら言うにこ。

 

善子 「ヨハネです〜!キャラじゃないです〜!泣」

 

果南 「…でも確かにいいパフォーマンスが出来たとは思うけど今回の予選はみんなレベルが高いからまだ油断は出来ないね…」

 

希 「確かにそうやね。…でもAqoursの未来はとっても明るいって…カードもウチに告げてるよ♡」

 

タロットカードを指に挟んでウィンクする希。

 

ダイヤ 「μ'sの大予言者東條希さんが言うのなら間違いありませんわ!今日最高の結果を出して…『A-μ's』も『ニコニコシックス』も『duet's』もそしてわたくし達『Aqours』も!共に三月の『ラブライブ!サンシャイン!!』のステージで最高の輝きを日本中…いえ!世界中に解き放つのですわ〜!!

 

鞠莉 「イェーイ!!ワールド スケール シャイニ〜☆」

 

果南 「…全く!二人とも気が早いんだから!」

 

困った顔で幼馴染二人を見る果南。

 

海未 「しかしダイヤはスクールアイドルの事になるとテンションがおかしくなるあたり花陽のようですね…」

 

花陽 「え?…わ、私そんな風に思われてたの!?」

 

心外な顔をする花陽。

 

海未 「そうですよ。ねぇことり?」

 

ことり 「うん!かよちゃん自分じゃ気付いてないんだね…」

 

苦笑いしながら言うことり。

 

花陽 「こ、ことりちゃんまでそう思ってたの!?

 

 

…だ、誰かタスケテ〜!!!」

 

全員 『……………』

 

なんて言えばいいのかわからない一同。

 

 

曜 「…あれ?ことりちゃん!?…海未さんも!?」

 

驚いた声で二人の名を呼ぶ曜。

 

 

ことり 「あ〜!曜ちゃ〜ん!ライブ凄い可愛かったよ〜♡」

 

曜を見るなり抱き締めることり。

 

海未 「こ、ことり!あなたはすぐまた…!」

 

曜 「こ、ことりちゃん!…私今凄い汗臭いよ!」

 

恥ずかしがる曜。

 

ことり 「関係ないも〜ん♡」

 

 

千歌 「こ、ことりさん?…今曜ちゃん疲れてるから…程々にしてくださいね? プルプル 」

 

身体を震わせながらにこやかに言う千歌。

 

梨子 「…あ、あのことりさん?私達一度選手控え室に戻らないといけないので〜…着替えなきゃだし…(ち、千歌ちゃんから殺気が….)」

 

ことり 「う、うん!そうだよね!ごめんね!(ち、千歌ちゃんから殺気が…)」

 

ビクビクする梨子とことり。

 

 

曜 「そうじゃなくて!…どうして二人がここにいるの?今日はディズニーランドに行くから応援には来れないって言ってたのに…ていうか穂乃果さんは?」

 

心配そうな顔でことりと海未に尋ねる曜。

 

海未 「…それは…」

 

説明しようとする海未よりも先にことりが話し出す。

 

ことり 「…曜ちゃんあのね?」

 

曜 「?」

 

 

ことり 「ことりね…

 

 

穂乃果ちゃんにフラれちゃった! テヘペロ 」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





カレンダーの12/23の所に可愛いイラストを描きこんでこの日を待ち望んでいたことりちゃん。ディズニーランドから遠く離れたAqoursの応援に来てしまったということは…。

そしてさいっこーに可愛いライブをしたAqoursは二大会連続でアキバドームに行けるのか!?

次回、「A-μ'sクリスマスパーティー・前編」
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