行き当たりバッタリイフライブ!   作:山本富士

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何やら悩むダイヤからまさかの相手にファーストのラブをしてしまったと打ち明けられた幼馴染の果南と鞠莉。

しかし何故そうなったのかが中々理解出来ない二人。

そんな二人にダイヤは顔を赤らめて語っていく。
高坂穂乃果への想いを…



第36話 僕らは今の中で

 

 

〜果南と鞠莉がダイヤからファーストのラブの話しを聞き出す1週間前…〜

 

 

ガチャ

 

曜 「お邪魔しま〜す…」

 

ことり 「いらっしゃい曜ちゃん!久しぶりだね♡…それとルビィちゃんも!」

 

ことりスマイルで言うことり。

 

ルビィ 「お、お邪魔しま〜す アセ (わぁ〜…ここがμ’sのことりちゃんのお家かぁ〜…)」

 

感動の眼差しで家の中を見回すルビィ。

 

この日はA-μ'sの衣装の打ち合わせでことりの家に曜とルビィが招かれていた。

 

ルビィ 「す、凄い!μ’sの衣装がこんなに…ほ、本物…ピギィッ!!

 

曜 「凄いよね!私も最初来た時は興奮しっぱなしだったよ! アセ 」

 

ことり 「手に取って見てくれていいよ!何だったら着てみる? ニコニコ 」

 

ルビィ 「ピ、ピギャ!…着ても…いいんですか!?」

 

驚愕するルビィ。

 

ことり 「もちろん!どれでも好きなやつをどうぞ♡」

 

曜 「じゃ、じゃあ私は『スノハレ』の衣装を着たいであります!」

 

ルビィ 「じゃ、じゃあルビィは〜… アセ 」

 

 

 

………………

 

………………

 

 

 

ことり 「…ところでルビィちゃん…ありがとね。ことりがあんまり手伝えない分衣装のこと色々やって貰っちゃって…」

 

申し訳なさそうに微笑むことり。

 

ルビィ 「い、いえいえそんな!…ルビィ元々お裁縫好きだから…その…大変だけど凄く楽しいです! ニコ 」

 

曜 「ルビィちゃん凄い器用だし可愛いセンスしてるから一緒に作ってて私も楽しいであります! ケイレイ 」

 

ルビィ 「そ、そんな…ルビィなんかことりさんに比べたら…全然大したこと…ないです…」

 

ことり 「大したことあるよ♡…二人が作ってる衣装凄く素敵だと思うもん!……それとねルビィちゃん…そんなにことりに気を使わないでいいし『ことりさん』はやめてほしいな! ウィンク 」

 

ルビィ 「ピギッ アセ …い、いいんですか?そ、それじゃ……こ、『ことりちゃん』!」

 

ことり 「うん!ルビィちゃん♡」

 

ルビィ 「ピ…ピギィ〜♡」

 

恥ずかし嬉しそうなルビィ。

 

 

曜 「みんな仲良しで嬉しいであります!………ん?…あれ?…これって…」

 

部屋の奥の何かを発見する曜。

 

ことり 「あ…うん…見つかっちゃったか アセ 」

 

曜 「わ、わぁ〜…凄い!こ、これがパリコレのコンテストに出品する作品でありますか!?す、素敵…♡」

 

ルビィ 「か、可愛い〜…♡」

 

部屋の奥のトルソー(胴体マネキン)に着せられた衣装を見てウットリする曜とルビィ。

 

ことり 「ありがとう♡…ていうかまず学校内で選ばれなきゃパリコレには出品出来ないけど… アセ 」

 

曜 「絶対これなら選ばれるであります!」

 

ルビィ 「ルビィもそう思います!…ルビィもこんなウェディングドレス着てみたいなぁ…」

 

ことり 「…もし選ばれたらコンテストのとき自分で着なきゃならないんだ…ことりに似合うかな? アセ 」

 

自信なさげに尋ねることりに二人は声をハモらせて答えた。

 

曜・ルビィ 『…絶対似合うであります!!』

 

 

ことり 「ありがとう二人とも ニコ ……でもね…もし選ばれちゃったら…」

 

突然俯向くことり。

 

曜 「ことりちゃん? アセ 」

 

ルビィ 「…ことり…ちゃん?」

 

 

 

ーーーーーーーー

 

〜同じ日の午後…〜

 

 

ダイヤ 「さてと…皆さん!今日はそろそろ終わりに致しましょう!」

 

神田明神に集まったA-μ'sメンバーに向かって言うリーダーのダイヤ。

 

花丸 「あれ?今日はまだ明るいづらよ?もう練習終了づらか? アセ 」

 

善子 「フフッ これなら今日は久々に堕天使ヨハネのライブ配信をロングバージョンでやれそうね!

ギラン 今晩は溜まりに溜まった堕天使キャラを……解放しまくるの!!! キラキラ 」

 

にこ 「やっぱりキャラなんじゃない! ニヤ 」

 

花丸 「別に善子ちゃんそのキャラ溜めてないづら…常に解放してるづら… ジト 」

 

善子 「ヨ・ハ・ネ!!キャ・ラ・ゆ〜・な!! 怒 」

 

花丸 「今自分でキャラって言ってたづら…(汗)」

 

凛 「今日はね…この近くで穂乃果ちゃんがライブをやるからもう練習終わりなんだよ!花丸ちゃん!みんなで観に行くニャ〜♪」

 

猫ポーズをしながら言う凛。

 

花丸 「凛ちゃん♡そ、そうだったんづらね!それで穂乃果さん午前中で…それは楽しみづら! ニコ 」

 

花陽 「今日は穂乃果ちゃん初めてギター弾きながら歌うんだよね!楽しみだね〜! ニコニコ 」

 

千歌 「穂乃果さんギター弾きながら何唄うのかなぁ?…『ユメノトビラ』ギターバージョン聴きたいな〜♪」

 

梨子 「千歌ちゃん本当『ユメノトビラ』大好きね。」

 

微笑んで言う梨子。

 

果南 「千歌いっつもその曲聴いてるもんね ウィンク 」

 

鞠莉 「確かにノリもいいし元気も出るしスペシャル シャイニー ソングデ〜ス♪」

 

海未 「フフッ 『ユメノトビラ』をそんなに気に入って頂けて光栄です!ね?真姫?」

 

真姫 「そ、そうね。悪い気はしないわね テレ 」

 

若干ニヤけ顔の「ユメノトビラ 」を作った二人。

 

希 「嬉しいなら素直に嬉しいって言えばいいやん!ほんと真姫ちゃん照れ屋さんやね♡」

 

真姫 「べ、別に照れてないわよ!! カオマッカ 」

 

絵里 「そんな赤い顔して言っても説得力ないわよ?真姫… ニガワライ 」

 

真姫 「絵里!あんたまで! アセアセ 」

 

亜理沙 「真姫さんカワイイ〜♡」

 

真姫 「亜理沙!うるさい! アセアセ 」

 

三人からいじられ赤い顔でアワアワする真姫。

 

雪穂 「あ〜…でもお姉ちゃん今日はギターでは『ユメノトビラ』は歌わないかも アセ 別の曲練習してたから…」

 

千歌 「そ、そうなんだ〜…ちなみにその曲って…」

 

ダイヤ 「さぁ皆さん!早く着替えないと風邪を引きますわよ!…ことりさんと曜…チャン…とルビィは現地集合するみたいですわ!今日は穂乃果さん出番が早いようなのでグズグズしてると間に合わなくなりますわよ!」

 

途中少し照れながらメンバーを促すダイヤ。

 

全員 『は〜い!!(曜…チャン…♡)』

 

 

 

ダイヤ 「(穂乃果さん…今度寝坊をしたら目覚まし時計をさらに倍の16個にすると脅したらさすがにちゃんと来ましたが……それにしても…穂乃果さんがライブをやるとなると皆凄く楽しみみたいですわね…そりゃあわたくしもですが アセ …でも正直穂乃果さんには…少しがっかりしているというか…)」

 

 

 

千歌 「…ねぇ果南ちゃん?」

 

果南 「どうした千歌ッち? ニコ 」

 

千歌 「…なんかまたダイヤちゃん…考え込んでない?」

 

ダイヤの方を見る千歌と果南。

 

果南 「あ〜…ほんとだ。」

 

千歌 「…やっぱり『A-μ’s』のリーダー大変なのかな? アセ 」

 

果南 「ほんと千歌はすぐ気付くね… フフ 」

 

千歌 「ま、まぁ私も一応Aqoursのリーダーではあるので… アハ 」

 

果南 「大丈夫だよ!ダイヤのことは私と鞠莉に任せといて! ウィンク 」

 

千歌 「う、うん アセ 」

 

 

 

ーーーーーーーー

 

〈ライブ会場……〉

 

 

花丸 「あ!善子ちゃんほら!ルビィちゃん達あそこにいたづら!」

 

善子 「シッ!ヨハネ!もう始まるわよ アセ ルビィ達とは後で合流すればいいわ!」

 

凛 「二人とも…シ〜〜…ニャ。 」

 

人差し指を立てて二人に注意する凛。

 

花丸・善子 『はい… アセ 』

 

三人のやりとりに気付き笑顔で近付いてくるルビィ・曜・ことり。

 

 

 

…〜…〜…〜…〜…

 

 

穂乃果 『…皆さんこんばんは!高坂穂乃果です!今日は寒い中会場まで来て頂いてありがとうございます!

 

…ご存知の方も多いと思いますが私はμ’sというアイドルグループの一員でもありまして…』

 

 

 

知ってるぞ〜!

みゅ〜ず〜!

ほのか〜!

 

 

 

穂乃果『…ありがとうございます! ニコ

それで来月開催される第12回ラブライブの「ラブライブ!サンシャイン!!」では5年ぶりにμ’sとしてライブをやることになりまして…』

 

 

 

ワー!ワー!

あみゅ〜ず〜!

 

 

 

穂乃果 『…あ!ど、どうも。そうなんです!前回のラブライブで優勝したスクールアイドルのAqoursと一緒にステージに立つことにもなってまして…ユニット名は「A-μ’s」って言うんですけど…皆さん知ってる方も多いみたいでとっても嬉しいです!』

 

 

 

ワー ワー !

あくあ〜!

みゅ〜ず〜!

にこにこ〜!

でゅえっつ〜!

 

 

 

穂乃果『…あ!みなさん良くご存知で!そうなんです!「A-μ’s」とは別にμ’s、Aqoursの合同ユニット「ニコニコシックス」と私の妹の雪穂と絵里ちゃんの妹の亜理沙ちゃんのユニット「duet's」も同じラブライブ!サンシャイン!!のステージに立つんです!…だから私も皆さんと同じで今から楽しみでしょうがないんです!』

 

 

 

ワー! ワー ! ワー !

 

 

 

雪穂 「(お姉ちゃん…)」

 

 

 

穂乃果 『…私はこうしてソロライブをやりながら練習に参加してるので「A-μ’s」のメンバーには…特に三年生とは言えまだ高校生のAqoursの黒澤ダイヤちゃんにはリーダーを任せておいて…遅刻したり… ニガワライ 凄く迷惑かけちゃってると思います アセ みんなほんとにごめんなさい… アセ 』

 

 

 

ダイヤ 「(穂乃果さん…)」

 

 

 

穂乃果 『…それではそろそろ歌います!ギターで歌うのはまだ慣れていないので暖かい耳で聴いて頂けると嬉しいです!』

 

 

 

ジャラ〜ン…♪

 

 

 

穂乃果 『…全ての今を懸命に生きる人たちに向けて…

 

 

 

聴いてください…

 

 

 

♪♪ ♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪

 

………………………

 

…〜…〜…〜…〜…

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〜ライブ後…〜

 

 

穂乃果 「みんな今日は来てくれてほんとにありがとう♡これだけ勢揃いで来られるとさすがに緊張したよ〜… アハハ 」

 

ことり 「穂乃果ちゃん!ギター凄い上手だったよ!ことり感動しちゃった ウルウル 」

 

海未 「ほんとです アセ いつの間にあんな…」

 

穂乃果の新しい一面に感動する幼馴染の二人。

 

雪穂 「お姉ちゃん毎日練習頑張ってたもんね!…夜はお母さんに良く怒られてるけど アセ 」

 

ひとしきりA-μ'sメンバーや周りの人から感動の言葉を伝えられる穂乃果。

そして何故か少し離れた場所でモジモジしているA-μ'sのリーダーに穂乃果は気付く。

 

穂乃果 「…あれ?どうしたのダイヤちゃん?フフ…今日は来てくれてありがとね!…それと『A-μ’s』のリーダーもほんとにいつもありがとう!ダイヤちゃんがいてくれるから穂乃果も安心してこうして思いっきりライブで歌えてるんだって感謝してます! ニコニコ 」

 

ダイヤ 「…そんなこと言って…次遅刻したら目覚まし時計を16個にする約束は変えは致しませんからね! アセ 」

 

何故か顔を赤らめて言うダイヤ。

 

穂乃果 「ウッ… アセ ダ、ダイヤちゃん…寝起きで8個の時計の音を止める大変さ…わかってる?(汗)」

 

ダイヤ 「ま、まぁ…この調子で寝坊しなければ一つ位は減らすことも考慮致しますわ! ホホソメ」

 

穂乃果 「半分じゃなくて一つ アセ…厳しい〜!(泣)」

 

ダイヤ 「あ、当たり前ですわ!(//0//) アセ 」

 

穂乃果 「あれ?…なんかダイヤちゃん顔が赤いよ?…もしかして…熱ある?」

 

心配そうに聞く穂乃果。

 

ダイヤ 「な、なんでもありませんわ! カオマッカ これは…その…先程のライブの熱気が凄くてわたくしも…その…暑くなってるというか アセ 」

 

穂乃果 「そ、そっか アセ ならいいけど…」

 

 

ルビィ 「お姉ちゃん〜!穂乃果さ〜ん!みんなでご飯食べに行くってなったから早く行こ〜!」

 

離れた場所で話す二人を呼ぶルビィ。

 

 

 

穂乃果 「は〜い!…ダイヤちゃん!いこ?」

 

 

 

笑顔で手を差し出す穂乃果。

 

 

 

ダイヤ 「は、はぁ… テレ 」

 

 

戸惑うダイヤ。

 

 

 

穂乃果 「ほら!早く!」

 

 

 

ギュッ!

 

 

 

ダイヤ 「あっ! アセ 」

 

 

 

穂乃果に手を掴まれたダイヤは思った。

 

 

 

 

 

ダイヤ 「(穂乃果さんの手……

 

…柔らかい…それに…

 

あたたかいですわ。)」

 

 

 

……………………

 

……………………

 

…〜…〜…〜…〜…

 

ジャラ〜ン…♪

 

 

 

穂乃果 『…全ての今を懸命に生きる人たちに向けて…

 

 

 

聴いてください…

 

 

 

♪♪ ♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪

 

 

 

「僕らは今の中で!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 





〜黒澤ダイヤの穂乃果への気持ちの変化〜

出会う前 「神」
出会った後 「神」
リーダーを任された時 「恐れ多い」
リーダー時 「幻滅」
ドンキに時計を買いに行く時 「幻滅・少し緊張」
アコギライブ 「衝撃・感動・惚れ直し」
手を掴まれる 「ファーストのラブ♡」

次回、「南ことりの決心」
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