穂乃果の唄を聴いた事ですれ違っていた時間の理由を理解したことり。
そしてそのままラブライブと同じ日に開かれるパリコレに参加するためキャリーケースを引き1人空港へと向かうのでした。
もう少し早くことりに穂乃果の想いが伝わっていればことりの選択は違っていたのでしょうか?
ラブライブ!サンシャイン!!開催まで後3日…
〜穂乃果の福島ライブの翌日〜
〈神田明神…〉
第12回ラブライブ 「ラブライブ!サンシャイン!!」を3日後に控えたこの日、A-μ'sメンバーは最後の合同練習をしていた。
ダイヤ 「ボ〜ッ…」
果南 「どうしたのダイヤ?ボ〜ッとして!」
休憩中先程みんなで駆け上がって来た石段に腰掛けてボ〜っとするダイヤ。
ダイヤ 「ボ〜ッ…」
果南 「ダイヤ?……ダ・イ・ヤちゃ〜ん!!」
ダイヤ 「ハッ!な、なんですの果南さん?」
果南 「……またなんか悩んでる?」
ダイヤ 「え?わ、わたくしは別に…」
そう言いながら口元のホクロを掻くダイヤ。
果南 「昨日の…こと?」
ダイヤ 「 ……………そう…ですわね。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜前日、福島ライブ会場…〜
穂乃果 『ありがとう…』
ワー! ワー! ワー!
パチパチパチパチパチパチ
ダイヤ 「パチパチパチパチ(穂乃果さん!素晴らしかったですわ!)」
歌詞の意味を理解していたダイヤは涙が止まらなかった。
〈控室…〉
ダイヤ 「ほ、穂乃果さ……!」
ことり 「穂乃果ちゃん!」
ダイヤが穂乃果に声をかけようと控室に行くと既にことりが部屋に来ていた。
穂乃果 「こ、ことりちゃん!来てくれたんだね!
ニコ 」
ことり 「……穂乃果ちゃん。」
穂乃果 「どう…だったかな?」
微笑んで尋ねる穂乃果。
するとことりは穂乃果に近付き両手を回して抱きしめた。
穂乃果 「こ、ことりちゃん?」
ことり「……穂乃果ちゃん…
あったかい。」
ダイヤ 「………………」
抱き合う2人を見て俯向くダイヤ。
果南 「ダイヤ…」
鞠莉 「ダイヤ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
果南 「昨日…どうして声かけなかったの?」
ダイヤ 「え?」
果南 「昨日のライブの後穂乃果さんに!」
ダイヤ 「……ま、まぁ別にわたくしが声をかけなくてもμ’sの方々や千歌さ…チャンや曜チャンが話し掛けていましたし…それに何よりことりさんは1人でパリに旅立つ直前だったのですから…わたくしは…別に… ポリポリ 」
果南 「…全く。」
鞠莉 「スメルプンプンシットファイヤ〜〜!!♪♪」
突然会話に入って来る鞠莉。
ダイヤ 「シ、シット? アセ 」
鞠莉 「 …ダイヤも思いっきりしちゃえば良かったのに! ウィンク 」
ダイヤ 「鞠莉さん…何をですの?」
鞠莉 「ハ・グ・デ〜ス♡」
ハグ!
ダイヤ 「ちょ、ちょっと!鞠莉さん!?」
いきなり鞠莉にハグされ照れるダイヤ。
果南 「……ズルイ……じゃあ私も!」
ハグ!
ダイヤ 「か、果南さんまで! アセアセ 」
穂乃果 「おや?…アハハッ!三人共仲良しさんだね〜」
抱き合うAqours3年生トリオに気付き近づいて来る穂乃果。
ダイヤ 「ほ、穂乃果さん!」
果南 「…穂乃果さんも!」
鞠莉 「混ざりマースカ? ウィンク 」
ダイヤ 「……」
頬を染めて何かを期待するダイヤ。
穂乃果 「……うん♡」
ハグ!ギュ〜〜〜〜
ダイヤ 「……… ♡」
善子 「ま〜たやってるわ…年上女子達。」
呆れ顔で呟く善子。
花丸 「ラブラブづらね!」
ルビィ 「 …いいなぁ ホロリ (ルビィもお姉ちゃんと…ハグしたい…)」
ガバッ!
突然何かに抱え込まれるように抱きつかれるAqours1年生トリオ。
よしこはなまるルビィ 『え!?の、希さん!?』
希 「フフフッ …君達もいづれ…ああなるのだよ?」
ニヤリとしながら囁く痴女化した希。
善子 「ちょっと!いきなり抱きつかないでよ!」
真っ赤な顔で抗議する善子。
希 「ウフ♡善子ちゃんいい匂いやね!チュッ」
善子のほっぺにチューする希。
善子 「よしこじゃなくてヨハネ!!…って何するのよ!バカ!変態!」
さらに顔を赤くして怒鳴る善子。
希 「え〜?ほっぺにチューで変態はないやろ。」
悪びれる様子もなく言う希。
絵里 「希…セクハラで訴えられるわよ… ジト」
にこ 「…………変態!」
希 「エ、エリチまで…にこっちは……シットファイヤ〜?」
にこ 「嫉妬じゃないわよ!! カオマッカ 」
希 「…ほんとかな? ニヤニヤ 」
善子 「に、にこさん… ドキ 」
花丸 「善子ちゃん…顔…」
ルビィ 「赤いづら♡」
善子 「ヨハネ!!あ、赤くなんて…」
にこ 「嫉妬なんかじゃ…」
よしこにこ
『ないわよ!!』
〜〜〜〜〜〜〜〜
ダイヤ 「ゴホン…それでは皆さん!ラブライブ!サンシャイン !!もいよいよ3日後に迫り『A-μ’s』としての練習も今日が最後になりましたわ!」
最後の合同練習を終え締めの挨拶を始めるリーダー黒澤ダイヤ。
ダイヤ「え〜……………」
かなんマリ 『…ダイヤ?』
ルビィ 「…お姉ちゃん?」
珍しく言葉に詰まるダイヤを心配するかなマリルビィ 。
ダイヤ 「なんと申していいのか……年明けから穂乃果さんからリーダーの座を譲り受けこの二ヶ月間…自分の未熟さと皆さんのスクールアイドルとしてのレベルの高さを改めて感じさせられましたわ。…特にわたくし達Aqoursは伝説のスクールアイドルμ’s…それにduet'sのお二人から多くのことを学ばせていただき…感謝してもしきれませんわ…
…あまり長々と話すとまた固いと思われてしまいますわね。…とにかく皆さんのお力なら何の問題もございませんわ!3日後のラブライブ思う存分楽しみましょう!」
微笑んで言葉を締めくくるダイヤ。
全員 『ハイ!!』
千歌 「…それから! 」
突然チラッとメンバーに目配せする千歌。
全員 『コクリ』
笑顔で頷く一同。
ダイヤ 「え?一体なんです…」
千歌 「せ〜の!」
全員
『二ヶ月間、お疲れ様でした!!
ダイヤちゃん♡♡♡』
キョトンとするダイヤ。
ダイヤ 「……み、皆さん!」
果南 「お?ダイヤ…もしかして泣いてる?」
鞠莉 「ビューティフル・ティアー…だね♡」
ダイヤ 「な、泣いてなどいませんわ!」
辛うじて目に涙を留めて言うダイヤ。
穂乃果 「ダイヤちゃん!」
ダイヤ 「 …穂乃果さん。」
穂乃果 「ありがとね!とっても楽しい二ヶ月だったよ!」
ニッコリ笑って言う穂乃果。
他のメンバーも同意する様に微笑む。
すると目に溜まった涙を拭いダイヤは答えた。
ダイヤ 「 ……どういたしまして!
…ですわ。」
高校生でありながら伝説のμ'sとAqoursの架け橋となって見事にA-μ'sをまとめ上げたダイヤちゃん。
静かな自信とほのかな恋心を胸に高校最後の一大イベント、ラブライブ 開催を待つのでした。
そしてこの長い物語もいよいよクライマックスです!
次回、「ラブライブ!サンシャイン!!」