バカ達と死神と召喚獣   作:檮原

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この間に、別小説も書き始めたので遅くなってしまいました

まぁ、全作品頑張って書いていきますが遅くなるかも

そして、話を短くして話数稼いだりするかも・・・

1話1話の話が、そこまで思いつかない私の不甲斐なさをお許しください。牙狼×バンドリの話とかは思いつくのになー

とりあえず、斬魄刀名とかも厨二病ありきになるかもですが、ご了承ください

では14話、どうぞ


第14話 謎の男の襲撃!

雄二side

 

俺達は今、ある人物と闘っている。いきなり現れたかと思ったら、勝負しませんか?と言われ返事も聞かずに闘いが始まったのだが一方的にやられて不利な状況に陥っている。康太が斬られ次に秀吉、そして次は工藤までもが斬られて戦闘不能になってしまった。

 

くそっどうしてこうなったんだ、考えても何も出てこない。そして、次に相手が選んだのが翔子だ。翔子は、震えていた。

 

俺は、誰も守れないのか。あの時から俺は何一つ変わってもないのか・・・でも、考えてたって変わらない。俺は、そう思い翔子の前に立ち相手に向かい刀を構えた

 

「先程から、何か考えていたようですが貴方が私を楽しませてくれるんですか?」

 

男は、余裕そうに笑いながら聞いてくる

 

「あーアイツらの分も含めて、てめぇを斬る!」

 

「・・・雄二・・・死なないで」

翔子は、祈るように雄二に言う

 

「はっ言われるまでもねえ、お前を守らないといけないんだからな」

 

「美しき愛情ですか?くだらない、では始めましょう、少しは抗って下さいね、でないと私退屈すぎて死んじゃいそうです」

 

「ふっ、余裕そうに・・・たたっ斬る!」

 

雄二と謎の男との闘いが始まった。

 

 

 

 

 

そして、雄二達が闘い始める数時間前に時は遡る────

 

雄二達は、虚討伐が終わり浦原商店に行くことになった。明久達が居なくても死神化出来るように義魂丸を取りに行くという事で来ていた

 

「おやー皆さんお揃いでー今日はまた、どう言ったご要件で?・・・いや、聞くまでもなかったっすかね」

 

店の奥から出てきたのは帽子を被った一見すると、そこら辺に居るような若い店主だった

 

「浦原、要件は分かってるはずだ。こいつら死神代行の為の義魂丸を買いたい」

 

ルキアは、淡々と要件を浦原に伝えた

 

「わっかりました。義魂丸が・・・えっとー・・・ひいふうみい・・・5つっすねーちょいお待ちを」

 

浦原は、店の中に向かって、声を張った

 

「ウルルーテッサイー、倉庫から義魂丸持ってきてもらいたいんだけどー」

 

「は、はい」

「分かりました、浦原殿」

 

浦原が、声を掛けると店奥から小さい女の子と鉄人よりもガタイのいい大男が出てきた

 

「は、初めまして紬屋雨と言います」

 

「握菱テッサイと申します。以後、お見知り置きを。では、しばしお待ちを取って参りますので・・・」

 

そう言うと、2人は倉庫に向かった

 

「何か、初めて鉄人よりガタイのいい人を見た気がする」

 

「儂もじゃ」

 

「・・・俺も」

雄二達は、テッサイのガタイに驚いていた

 

「ジン太、居ないんですね」

明久は、もう1人の浦原商店の店員が居ない事を聞いた

 

「ああ、今少し出掛けてまして時間経てば帰ってくると思いますよー」

 

「なるほど、だからいないんですね」

真奈も納得したようだった

 

「まぁ、いたらウルルと喧嘩したりしてますからうるさくなりますしねー・・・戻ってきましたね」

 

浦原と喋っているとウルルとテッサイが戻ってきた

 

「えっとーこれが雄二さんの義魂丸でこれが秀吉さん、これが康太さんでこっちが愛子さんで、最後が翔子さんですね」

 

ウルルは、持ってきた義魂丸ケースを雄二達に渡した

 

「これで、雄二達も自分で死神化出来るね」

 

「明久、これどう使うんだ?」

 

「これを、こうして・・・雄二、口開けて」

 

「あー分かった」

雄二は、口を開け義魂丸を飲み込んだ。すると、肉体から分離し死神になった

 

「おー変わったぜ、俺の肉体はどうすんだ?」

 

「どうもこうも、義魂丸が雄二の代わりをしてくれるよ」

明久は、そう答えた

 

「どういう意味だ?」

 

「自分の肉体、見てみなよ」

明久が、そう言ったので自分の分かれたあとの体を見てみた。すると・・・

 

「あーだりぃー勉強も何もかもがだりぃ」

だらけ切った雄二が、そこにいた

 

「なんか、性格かわっとるぞ!?」

 

「・・・物凄いだらけぶり」

 

「義魂丸の性格になるからね、しかたないよ」

 

「これが、闘っている間の俺の代わりか?まぁ、別に大丈夫そうだな」

 

「まぁ、教室で大人しくしてそうだからいいんじゃないかしら?」

 

「そうだねー変に暴れられて迷惑蒙るより良いかな」

 

「・・・これはこれで、あり」

 

「何が有りかは敢えて聞かないことにする」

 

雄二は、翔子の言葉が気になったものの聞かない方がいいと思い、流す事にした

 

「次は、秀吉ね」

 

「うむ、やってみるぞい」

秀吉は、義魂丸を飲んだ

 

「儂は、どうなっておるかのー?」

秀吉は、自分の肉体を見た

 

「わあーこんなに男に見られるなんてー見ちゃいやーん」

 

「・・・・・・・・・・」

秀吉は愚か、雄二達でさえ固まってしまった

 

「こ、こんなのはあんまりじゃー!」

秀吉は、大声で叫んだ

 

「これ、返品きかないかしら?」

 

「いえ、無理ですよー流石に」

 

優子は、浦原に返品を申したが断られていた

 

「秀吉のは、1発で誤解を招くな」

 

「・・・ああ」

 

「ぷっ・・・くくっ・・・どんまいだよ、秀吉君♪」

瑠海は、秀吉の義魂丸が入った体を見て笑いを堪えて話しかけていた

 

「御旗、お主楽しんでおるな」

 

「だって・・・アハハ・・・もう無理」

御旗は、堪えきれず爆笑しだした

 

「瑠海、秀吉君を笑わないで上げてください。可哀想です」

 

「だって真奈・・・お、面白くて・・・」

 

「もう、次よ次!」

優子も、この空気に耐えきれず義魂丸を秀吉の体から出し、次に回した

 

「・・・俺だな」

康太は、義魂丸を飲んだ

 

「・・・俺はどんな感じだ?」

康太は、自分の体を確認する

 

「女・・・絶対領域・・・ミニスカ・・・パンティー・・・(ブバッーーー)」

 

「康太は、いつも通りと」

 

「いつも通りじゃな」

 

「普段から見慣れてる光景だね」

 

「まさか、ここまで変わらないなんて」

 

「これは、バレないね」

 

「・・・土屋そのもの」

 

「・・・そんな事実はない!」

 

『『『『は?』』』』

明久達は、康太の言葉に頭を傾げた

 

「・・・何故、疑問に持つ?」

 

「だって・・・ねぇー」

 

「だって・・・なー」

 

「何時も鼻血出しとるしのー」

 

「康太君の日常と言っても過言ではないですし・・・」

 

「・・・そんな馬鹿な!」

 

『『『何故、そんなに驚く(のじゃ)(んですか)(のよ)!?』』』

 

「・・・次、愛子」

周りからの目に居た堪れなくなった康太は、愛子に振った

 

「じゃ、飲むねー」

愛子は、義魂丸を飲み込んだ

 

「さて、僕はどうなってるかなー」

愛子は、ワクワクしながら自分の体を見た

 

「わ、なにこの格好!?は、はしたない破廉恥ですー」

 

「何時もの見せたがりな工藤とは真逆だな」

 

「ええ、何時もなら見せてきたり抱き着いてくるのに」

 

「ここまで変わると、最早誰?ってなるな」

 

「私的には、愛子にこうなって欲しいんだけど?」

 

「えー嫌だなー僕もこんな感じじゃん」

 

「・・・愛子、普段の愛子は見せたがり」

 

「そ、そんなー」

愛子は、自分は普段から義魂丸の入った自分と同じと意見を言ったが、翔子に真っ向から否定されていた

 

「・・・最後は私」

翔子は、義魂丸を含み肉体から分離した

 

「さて、翔子はどうなるかな」

 

「雄二、楽しんでるね」

 

「まぁ、楽しんだもん勝ちだろ?」

 

「儂は、楽しくなかっのじゃが」

 

「秀吉のは仕方ないわよ、あんなの誰だって嫌だし」

 

優子は、先程の秀吉に入っていた義魂丸の事を思い出し、頭を振っていた

 

「翔子の、僕は楽しみだなー」

 

翔子の分かれたあとの体を皆が見る

 

「ごにょごにょ・・・」

 

「んあ、何言って・・・「愛しの旦那様ー!」・・・ぶあべらー!?」

雄二は、義魂丸の入った翔子が何言ってるのか聞き取れなかったので、聞こえる距離に近づいた瞬間、何かが突っ込み数メートルぶっ飛ばされた

 

「・・・・ねぇ、秀吉」

 

「なんじゃ、明久」

 

「僕の目が可笑しくなかったら雄二が思いっきりぶっ飛んでいったように見えたんだけど?」

 

「可笑しくないぞい、現実じゃ」

 

「・・・見事なぶっ飛ばし」

 

「普段の翔子って、暗いから明るくなるとあんな接し方するのかもね」

 

「うーん、でも僕的に坂本君との接し方は変わってないように思うけど?」

 

「まぁ、そりゃ霧島さんだから」

 

「秀吉以外の、義魂丸は問題なさそうね」

 

「でも、返品出来ないよー?」

 

「そう、そこが問題なのよねー」

 

「まぁ、姉上仕方がなかろうて」

秀吉は、自分の義魂丸の事は諦めることにしたらしかった

 

そして、明久達は浦原商店をあとにした

 

 

 

 

そして、浦原商店を離れて町中まで戻ってきた雄二達は虚が現れたことにより手に入れた義魂丸を使って死神化した。そして、雄二達の実力を上げてもらうために明久達は別場所に虚討伐に向かったのである

 

雄二達は、虚と闘い始めた。前から来た虚を雄二が相手し、死角となっている所は秀吉や康太、愛子と翔子がカバーする

 

初めの頃よりは、西村との対人訓練もあってか連携が取れては来ている。そして、虚を倒し終わった時に異変は訪れた

 

突如、物凄い威圧感に襲われた。それはまるで、自分達の命を握られてるかのような感覚だった

 

「な、なんじゃこの感覚は!?」

 

「・・・息が苦しい!?」

 

「何が、どうなってやがる!?」

 

「・・・こ、怖い」

 

「僕も、何か怖い」

雄二達は、とてつもない威圧感に押し潰されそうだった

 

「おやおや、この程度の霊圧で身震いしているとは情けないですねー」

 

突然、何処からか声が聞こえた

 

「だ、誰だ!」

 

「全くちょっと殺気出しただけで動けなくなってるんですか?はぁーこんな雑魚の相手をしなくてはいけないとは」

 

「あんた、誰だ?」

 

「そうですねー何れは神とも呼ばれる存在になるのですから東の神の青龍とでも呼んでもらいましょうか?」

 

「青龍だと?・・・はっ神様気取りかよ」

 

「いえ、気取りではなく神ですよ」

 

「何が、目的なのじゃ」

 

「お、やっと他の人も喋れるようになりましたか」

 

「目的、ですか。そうですねー簡単に言うと死神代行・・・あなた方も目的の1つですよ」

 

「俺達だと!?」

 

「ええーあなた方、死神代行を集めるため態々虚を誘き寄せてたんですよ」

 

「町中の虚も、今までお前が?」

 

「私・・・じゃなく私達ですけどね、正確には」

 

「・・・他にもいるって事か?仲間が」

 

「ええ、でもそのまえに・・・勝負しませんか?あなた方誰か一人でも私を斬れたら勝ち・・・簡単ですよね?」

 

「何で、勝負なんか・・・」

しないといけない、と言おうとした瞬間に青龍と名乗る男が斬りかかってきた。雄二は、ギリで躱し刀で弾いた

 

「拒否権は、ありませんよっと」

男は、刀を構えまた斬りかかった

 

雄二は、それを弾くが男の一撃一撃が重く押されていた。そこに、康太が割って入った

 

「・・・雄二、手伝う」

 

「サンキュー康太、助かるぜ」

 

「二人がかりですか、いいでしょう」

 

「残念ながら、3人じゃ!」

 

男に後ろから斬りかかったのは秀吉だった。だが、それもいとも簡単に躱されてしまう。

 

「ふむっ、大体の力量は分かりました。あなた方では、まだ私を楽しますことは出来ない『掻き消せ ーーーー』」

男は、刀を構え何か口にしたが途中から聞こえなくなった

 

なにか来ると雄二達は構えたが、その刹那音が全く聞こえなくなり、視界も真っ暗になった

 

(何も聞こえねえー何も見えねえーどうなってんだ?)

雄二は、頭で考えを巡らせるが答えが一向に出てこなかった

 

そして、音が聞こえるようになり目も見えるようになった瞬間に康太から溢れんばかりの鮮血が飛び散ったのだった

 

ブシャッーーーー

 

康太の体から血が流れ出てくる

 

「あ・・・あ・・・康太くーーーん!」

愛子が、泣き叫んだ

 

「康太!大丈夫か!しっかりしろ!」

 

「康太、しっかりするのじゃ!」

 

「あーつまらないですねーこの程度ですか?」

 

「お主だけは、絶対に許さないのじゃ!」

秀吉は、刀を構え青龍に突っ込んで行った

 

「戻れ!秀吉!」

雄二が、叫ぶが理性を失って暴走している秀吉は、聞く耳を持たない

 

そして、青龍に斬りかかった瞬間に秀吉も体を斜めに斬られ地に伏した

 

「全く仲間が殺られて激昴するとは、情けない」

 

「情けなくなんかない!秀吉君も康太君も躊躇無く斬り捨てた人に悪く言われたくない!」

 

「次は、貴方が相手ですか?いいでしょう、かかってきなさい」

 

愛子は、刀を構え青龍に立ち向かった。だが、女性の力では男の力に勝てず愛子までも斬られてしまった

 

「・・・あ、愛子?・・・愛子ー!」

翔子は、泣き叫んだ。そして、次は自分も斬られるのではと恐怖も出てきた。

 

ここで、話は冒頭に戻る────

 

 

 

 

雄二は、翔子を守るために青龍に立ち向かった。刀を振るい青龍は余裕そうに防いでいる

 

だが、この時青龍は別の問題を気にしていた。殺気として放った霊圧で気づいた明久達が此方に向かってきていることを

 

(早く終わらせなければ、面倒くさくなるのですが・・・仕方がありません。話しすぎたし遊びすぎましたか)

 

青龍は、雄二の刀を弾いて口を開いた

 

「次で終わりにしましょう。坂本雄二君」

 

「どういうつもりだ?まだ、お前は楽しんでないだろ?」

 

「ええ、楽しんでませんが時間掛けすぎると私としては不利になるので」

 

「明久達が来るってことか?そんなに、都合悪いんだな」

 

「ええ、まだ私としても奴らと事を構えたくないので・・・いきますよ」

 

「来い!」

 

2人は、刀を構え走り出した

そして、お互いがすれ違った瞬間・・・血が吹き出したのは雄二の方だった

 

「雄二ィーーーーー!!」

翔子は、これでもかと言うくらいに叫んだ

 

 

青龍は、叫ぶ翔子に近づいて斬ろうとする。が、それを止めたのは一目散に駆けつけた優子だった

 

「ゆ、優子?」

 

「殺らせないわ、翔子は」

 

「ちっあと少しのところで・・・まぁ、いいでしょう。又会いましょう」

 

「待ちなさい!」

 

優子は、斬りかかったが男は消え去った

 

 

その後、明久達も来て雄二達を浦原商店で治療することになった

 

 

そして、西村と高橋女史も呼び会議が開かれることになったのである

 




読んで頂きありがとうございます

この男達との闘いが、これから増えていきます。

話的には、50話とか60話くらいで終わると思います。

多分、卍解は思いつかないから明久以外の卍解出せるか分かりません。それ以前に、始解すら思いついないので・・・

はぁーこれから先の話、出せるかなー

頑張ります以外、言えないのが辛い

では、また次回

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