バカ達と死神と召喚獣   作:檮原

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はいやっと、出せました。17話

今回から始解を手に入れていく話です

まずは、康太からです。では、どうぞ


第17話 始解訓練開始!康太の刀が遂に覚醒する

恋次と白哉と闘い、疲労が溜まったために始解の訓練は1日休んで行うことになった

 

休んだおかげで疲労が回復したので、訓練を行うことになった。場所は浦原商店の地下修練場でやることにした。流石に修練場以上に広い場所は日本では中々無いというのが理由だった

 

雄二達は、余りの広さに驚嘆の声を上げたが直ぐに抑え、明久の話を聞くことにした

 

明久は簡単に説明した。本気の勝負で互いに手を抜かない、手を抜けば命の危険は免れない、始解を手に入れてその攻撃で明久達に手傷を負わせたら終了、という説明をした

 

これを聞いて雄二達は「大丈夫なのか?」と聞いたが「大丈夫、問題無いよ」と明久は答えたのだった

 

そして、5ヶ所に分かれ闘うことにした。梯子(入口)近くでは、雄二とルキアが対峙した。雄二は、康太達が終わるまでルキアが練習相手をする事になったのだ。死神の力が無いことを心配した雄二だったが、「少しは回復しておるし、代行であるお前には丁度いいハンデだ」と伝えた

 

そして、東西南北に分かれた明久達は夫々の相手と対峙していた。北側は明久と康太で、西側は愛子と瑠海、東側は翔子と真奈、南側は秀吉と優子という風に分かれていた

 

まずは、北側の闘いから見て行こう

 

明久と康太は、向き合っているだけで動いてはなかった。他のところからは、戦闘を始めたのだろう・・・剣と剣がぶつかり合ってる音が聞こえる。明久は、康太に問いかけた

 

「始まったみたいだね、康太に聞きたいんだけど何の為に誰の為に死神の力を使うの?」

 

「・・・決まってる、お前を助けるためだ!昔みたいにお前を失いたくないから!」

康太は、力強く答えた

 

「そう・・・それだと始解は手に入れられないかもね」

 

「・・・どういう意味だ?」

 

「誰かの為に闘うって言うのは悪いことじゃない。でも、康太の言ってることは間違ってる」

 

「・・・何だと!?」

 

「分からないなら、この闘いには勝てない!」

明久は、そう言い康太に猛スピードで近づき刀を振るう。康太は、咄嗟に防ぐが明久の力強い攻撃に吹っ飛ばされ、岩山の一角が崩れるくらいにめり込んだ

 

「手を抜いたら死ぬって、言ったはずだよ。全力を尽くし、僕の言ったことが分からないと勝てないよ」

 

康太は、岩山にめり込んだ体を起こし、そこから抜け出した。そして、明久に向かって行き刀を振るった。だが、死神としての経験が数段上の明久は容易く受け止める

 

「そんなんじゃ、当たらないよ!」

明久は、康太を刀の一振で吹き飛ばす

 

康太は、明久の言ったことを考えながら闘っているが未だに分からなかった。どうして、明久を助けるために闘うのが間違っているのか・・・だが、考える暇を与えないほど明久は猛攻を繰り出してくる

 

「考えながら闘うなんて、普通の戦闘なら死んでるよ!」

明久は、刀を振るい康太を追い詰める

 

「更に本気で行くよ。まだ、これは見せてなかったけど・・・」

明久は、刀と鞘をくっつけ叫んだ

 

『斬り裂け!秋桜』

そう言うと、刀が変化し弓型に変化した

 

「・・・なんだ、それは!?」

康太は、見たことがない刀の変化に驚いた

 

「これは、僕の刀だけが出来る2つ目の始解だよ。僕の斬魄刀は、2重始解が出来る特別性ってやつ・・・さ!」

明久は、刀の事を教えると猛攻を仕掛けてきた

 

康太は「そんなのありかよ!」っと言いたかったが明久の猛攻に押され言う暇もなく、またも岩山に叩きつけられる

 

「康太、君は何の為に誰の為に闘うのかもう一度考えて!これで決める・・・秋桜 桜花千万」

秋桜から放たれた無数の矢が、康太が嵌ってる岩山に突き刺さる

 

土煙で見えないが、かなりのダメージを負っているだろうと推測できた。明久は、少し休んでいると少し声の高い少女の声が聞こえた

 

『明久、やり過ぎじゃない?』

明久に親しく話しかける少女・・・しかし、明久は驚いた様子を見せない

 

「あれくらいやらないと、気付かないでしょ」

と、明久は答える

 

『うーん、そうかなぁ。案外、戦意喪失してるかもよ』

 

「それだったら、そこまでだったってだけだよ。でも、立ち上がってくると思う」

 

『そうだといいけどねぇ』

少女は、クスクス笑いながら明久が見ている方向を見ていた

 

「それよりも、久々じゃない?秋桜が人の姿になるのってさ」

明久は、その少女の事を秋桜と呼んだ

 

『んー?だって、明久が遊んでくれないんだもん。何時もは遊びに来てくれるのにさ』

頬をプクッと膨らませて『私は怒ってるんだよ』という意思表示を向けた

 

「あぁ、そういえば遊びに行ってなかったね。ごめんね」

明久は、秋桜の頭を撫でながら謝るが秋桜は、気に入らなかったのか明久の目を指で突いた

 

「ぎゃぁぁぁぁ目が目がぁぁぁぁ」

明久は、目を抑えながらのたうち回っている

 

『これに懲りたら、遊んでよね?・・・ア・キ・ヒ・サ?』

秋桜は、少女ながら何処で覚えたのか少しヤンデレぎみに明久に問いかけた

 

明久は、痛みが残る目を抑えながらコクコクと頷くのだった

 

 

その頃、岩山に埋もれていた康太は何処か知らない草原の中に1人佇んでいた。さっきまで殺風景な岩山が並んだ所にいたはずなのに、と康太は思いながらも1歩1歩足を進める

 

すると、目の前に少年が立っていた

 

「・・・此処は何処だ?そして、お前は誰だ?」

康太が少年に尋ねる

 

『ここは、僕の世界・・・僕と君が話せる唯一の場所・・・そして、僕の名前は──────』

と、少年は返す

 

「・・・悪い名前が聞こえなかった。だが、此処のことは分かった。俺は闘わないといけない。戻してくれないか?」

 

『そっか、まだ届かないんだね。闘うって、負けてたのに勝てるの?』

 

「勝たなきゃいけない。始解も手に入れなければいけないしな」

 

『君には無理だね。だって君、吉井明久を守りたいってしか考えてないもんね。それなら、いつまで経っても無理だよ』

 

「・・・なんでだ!」

康太は、明久だけでなく少年にまで考えを否定されたのが納得いかない様子だった

 

『吉井明久は君よりも強い。君なんかが守らなくても充分といえるほどに・・・弱い君が居なくとも彼は闘える』

 

「・・・それは、そうだが・・・」

 

『それじゃ、こう聞こう。力を持ってる人が力を持ってる人の為に闘うの?・・・それは、可笑しい事じゃない?』

 

「・・・・・・」

 

『青龍という男に負けた時、君は彼女まで傷つけた。君が怪我して、いてもたってもいられず突っ込んで青龍に為す術なく斬られて・・・あれを見てどう思ったの?どうしたいか答えてみなよ!』

 

少年は、康太に対し力強く訴えた。そして、康太は・・・

 

「・・・りたい」

康太は、小さく呟くように答えた

 

『聞こえないよ』

 

「俺は、工藤を守りたい!」

康太は、力強く少年に言った

 

『あははは、何だ案外守りたいものがあるじゃないか』

 

「・・・忘れてた。もう、明久は俺が守らなくとも強いんだってことをな」

 

『当然だよ、君とは死神の歴が違うし』

 

「・・・それもそうだな」

 

『行くの?・・・なら今度は僕の声が届くといいな』

 

「・・・お前は・・・いったい」

 

『案外、君と共に闘ってたんだよ?君が気付いてないだけでね。今の君なら、分かるよ。呼んでくれたら君の助けになってあげるよ』

 

そう言われた後、康太の意識は引き戻されていく感覚を覚えた

 

康太が目を開けると、先程までいた草原とは違い修練場に戻っていた

 

そして、岩山から痛む体で少しずつ歩を進め明るい場所に出る。そこには、既に明久が刀を構え立っていた

 

「やっと、出てきたね。戦意喪失してなくて何よりだよ。さっきより顔つきが変わったね。ということは、誰の為に闘うのか分かった?」

 

「・・・ああ、俺は最初お前を助けるために力が欲しかった。でも違った、お前は俺なんかに守られるほど弱くないって気付いた。俺が本当に守りたかったもの・・・俺は、俺は!工藤を守るために、そして力無い人達も守るために力が欲しかったんだ!」

 

「そうだよ、力ある者が同じ力ある者を守ったり助けたりするんじゃなく弱くて闘えない人々を守るために力はあるんだ!・・・今の康太なら始解出来るよ。見せて、康太の力を」

 

明久は、先程よりも強い目つきになった康太に刀を構え何時でも闘える準備をした

 

「・・・ああ、行くぞ明久!」

康太は、刀を構えた

 

『天は我の味方なり、天よ我に力を与えたまえ 天空蘭!』

そう叫ぶと、突如として康太の周りを風が強く吹いた。そして、風が収まると康太の刀は二刀流に変化した

 

「それが康太の斬魄刀なんだね」

 

「・・・ああ、これが俺の刀だ」

 

「じゃ、再開するよ」

明久が、そう宣言し闘いが始まった。互いに刀をぶつけ合っているが先程まで押されてたのに今は互角に渡り合っている

 

「やるね、じゃこれは?」

明久は、無数の矢を康太に放つ

 

「・・・防いでやる。天空蘭 天羅生斬」

康太は、天空蘭を使い無数の矢を全て斬り裂いた。それはまるで、飛んでくる矢を空間ごと斬り裂いたような感じだった

 

「凄いよ康太、まさかあれを斬り裂くなんて」

 

「・・・次で決めよう。明久」

 

「そうだね、そろそろ決めよう」

明久は、弓型の秋桜を分断し両手に構えた。秋桜双刀形態だ

 

「・・・そんなことも出来るんだな」

と、康太は秋桜の形態変化の多さに呆れるように言う

 

「まあね、似てるから丁度いいかなってね」

 

「・・・そうか、いくぞ!」

 

「秋桜 桜花斬!」

 

「天空蘭 天新蘭慢!」

2人の技がぶつかり合う。そして、土煙が収まると・・・

 

そこには、互いに威力を相殺出来なかったのか脇腹に深くダメージが残り、膝をついている康太と腕を怪我して抑えてる明久が、立っていた

 

「やるね、康太・・・君の勝ちだよ」

明久は、傷を負い血が流れてる右腕を抑えながら言う

 

「・・・そっか、勝てたのか」

康太は、満足そうに呟き体力の限界が来たのか地面に倒れた

 

「お疲れ、康太なら出来ると思ったよ」

寝ている康太を見ながら明久は呟いたのだった

 

「さて、他のみんなはどうなってるかな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

姉と弟が本気でぶつかり合う!




読んで頂きありがとうございます

康太の始解、どうだったでしょうか

始解の手に入れ方は、他の皆もさほど変わらないと思います。

では、次回もお楽しみに

追記

次回予告での会話入れるの辞めます。書いてると含めるのが難しいので
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