バカ達と死神と召喚獣 作:檮原
明久と優子と再会してから数日たった夜
康太は愛子と普通に帰っていた
康太「・・・今頃闘ってるのか?明久らは」
愛子「どうしたの?康太君」
康太「いや・・・虚の反応出てたから明久は闘ってるのかってな」
愛子「心配?」
康太「友達としては手伝いたいんだかな・・・」
愛子「無理だよ、私たちじゃ殺されるのがオチだよ?」
康太「・・・それは・・・わかってはいるんだがな」
康太は数日前の明久の話を聴き、友達として手伝いたい
という気持ちが出てきていた。だが、普通の人間だから
共に闘う事が出来ない事に、苛立ちを募らせていたのだ
康太「見ていることしか出来ないなんてな・・・」
愛子「康太君・・・」
そんな会話をしていた時
虚の「グオオオオオオ」というけたたましい叫び声が響いた
康太「!?まさか、ここに!」
愛子「康太君、逃げるよ!」
2人は走り出した
でも逃げ切れるはずもなく
虚が襲いかかってきたのだ、それも2体
康太「な!?2体だと!」
愛子「嘘でしょ、ここで僕達死ぬの?」ブルブル
愛子は、震えていた
康太「愛子、危ない!」
虚が康太達に襲いかかった瞬間・・・
?「康太ーーー!」
?「愛子ーーー!」
と大声で叫びながら康太達と虚の間に割って入ったのだ
食われたと思っていた康太と愛子だったが一向に痛みがない
ことに気づき、顔を上げるとそこには・・・
康太と愛子を庇って虚に噛まれた明久と優子の姿があったのだ
康太「明久!?」
愛子「優子!?」
2人は直ぐに明久と優子の所に駆け寄った
康太「明久、なぜ?」
明久「虚から人を守るのが・・・死神の役目だからさ」
康太「だからって、お前が喰われたらダメだろ!」
明久「あー・・・ふっ・・・そうだね」
愛子「優子もだよ!そんな傷負ったらダメじゃん」
優子「会って間もないのに、心配・・・してくれるんだ」
愛子「勿論だよ、康太君の友達なら僕の友達でもあるんだから!」
優子「そうね、しくじったわ」
康太「・・・何か俺に出来ることは無いのか?」
康太が、明久に聞いた
明久「挽回する方法なら・・・ある」
優子「ちょっ明久!?駄目よ、あれしたら私達は掟に背くことになる!」
明久「そうだね、でも、それしか今はないんだ!誰も死なない為には・・・これしかない!」
康太「あるのか?方法が・・・教えてくれ!」
明久「この刀を、康太の中心に刺して僕が死神の力を注ぎ込むんだ。そして、康太・・・君が死神となって虚を倒すんだ!」
康太「俺が・・・死神に!?そんなこと出来るのか?」
明久「賭けだけどね、でも、やらないとどの道死ぬ!」
康太「・・・分かった、やろう」
康太は覚悟を決めた
愛子「康太君が決めたなら・・・優子!私もやる!」
優子「正気!?失敗したら死ぬのよ!?」
愛子「失敗しなくても、どの道喰われて死んでしまう!だったら、僕も賭けるよ」
優子「愛子・・・分かったわ、やるわよ!」
そして、明久は康太の胸の中心に優子は愛子の胸の中心に刀を向けた
虚2体が、『グオオオオオオ』と叫びながら、こちらに向かってくる
明久「康太、いくよ」
優子「愛子、いくわよ」
康愛「ああ(いいよ)」
そして、剣を刺して力を込めた
次の瞬間、辺り一帯が眩しく光った
そして、気がつくと・・・虚2体はそれぞれ手と足が斬られていた
康太「・・・これが・・・今の俺か」
愛子「まさか、こんなに早く動けるなんて!」
康太「愛子・・・取り敢えず、こいつら片付けるぞ!」
愛子「任せてよ、康太君」
そして2人は、虚の動きが止まった時を見逃さず切り裂いたのだった。
明久「康太、どう?」
康太「あー初めての経験だけど・・・これで俺も一緒に闘えるな」
明久「ふっ・・・一緒に、か。宜しくね、康太」
康太「あーこちらこそ、明久」
2人は握手を交わした
愛子「私も頑張るから、宜しくね優子」
優子「しょうがないわね、宜しく愛子」
2人もまた握手を交わしたのだった
そこに1人の男性が近づいてきた
?「おやおや〜?お2人さん何やってんすか?」
明優『浦原さん!』
康太「・・・知り合いか?」
愛子「誰なの?この人」
明久「この人は浦原喜助さんって言って浦原商店っていう駄菓子屋の店長さんだよ」
浦原「初めまして〜浦原と言います。よろしくっす〜ところで分かってます〜?死神の力の貸与は重罪ですよ〜」
優子「分かってます。でも覚悟の上ですから」
明久「僕も同じです!」
浦原「ふー分かりました。でも今の義骸では霊圧低下を尸魂界の方でも勘づかれる可能性ありますから私が作った義骸でもお貸ししましょうか?」
明優『お願いします』
浦原「分かりました。ではお貸ししましょう」
康太「義骸ってなんだ?」
愛子「僕も知りたいなー」
明久「義骸っていうのは、現世で活動する死神の仮の体ってものかな。義骸に入ってる事で普通の人にも見えるようになるんだ」
優子「そういうことよ。私たちには必要な物なの」
康太「・・・俺たちは、どうすればいいんだ?」
明久「そこに倒れてる体に戻ればいいんだよ」
愛子「普通に戻れるの?」
優子「ええ、戻れるわ。」
それを聞き、2人は自分の体に戻りづらそうだったが
何とか元に戻った
明久「じゃ、浦原商店いってくるから」
康太「俺たちは、言ってはダメなのか?」
優子「まあ、また今度教えるわ」
愛子「分かったよ、今日は帰るね。行こ、康太君」
康太「・・・あ、ああ」
康太は渋々と言った感じで返事して愛子と帰って行った
浦原「いいんですか?」
明久「まあ、いずれ教えますから」
優子「そうね、だから行きましょうか浦原さん」
浦原「わかりました、行きましょう」
そして浦原商店に行き────
浦原「はい、お2人の義骸っす」
明優「ありがとうございます」
浦原「まあ、掟破ってるのは私も同じですから私からは何も言いませんが…いずれはバレますよ?」
明優「はい、分かってます」
浦原「分かりました。義魂丸は4つ用意すればいいですか?」
明優「はい、お願いします」
そして、義骸に入った明久と優子は帰って行った
浦原「ふー私は私の仕事をしますかね〜」
そう呟き、店の扉を閉めた
こうして康太達は、雄二達よりも先に死神代行となったのだ
まあ、これが康太と愛子が死神代行になった経緯です
前書きが、これ程長くなるとは・・・
本編は少しでも短く出来るよう頑張ります
玄関で中等部と初等部に通う美玖と萌花と別れ
学校に入って新校舎のAクラス前に来ていた
明久「いやーこれは・・・」
優子「いくら何でも、これはね・・・」
翔子「…金の掛けすぎ」
雄二「翔子の言う通りだな」
秀吉「まったくじゃな」
康太「・・・金の無駄遣い」
愛子「あはは、さすがにこれは驚いたよ」
姫路「これは、やりすぎです」
皆、Aクラスの設備に驚いていた
それもそうだろう
何故ならAクラスはリクライニングシート、超大型ディスプレイ、高級ソファ、ドリンクバー、個人部屋、個人エアコン、個人冷蔵庫、個人ノートパソコンが支給されていたのだから・・・
明久「はぁーまるでホテルにいるみたいだよ」
明久たちは、呆れていた
優子「まあ、もう入りましょ」
翔子「…そうね」
愛子「そうだねー」
そう言って4人はAクラスに入った
雄二「よし俺達も行くぞ」
康秀姫「あぁ(うむ)(はい)」
そして、雄二達も自分達のクラスに歩いていった
Aクラス側自己紹介
高橋「皆さん、おはようございますAクラス担任の
高橋洋子です。先ず、設備の確認を致します。
個人ノートパソコン、個人エアコン、個人冷蔵庫、
リクライニングシートその他の設備について不備
がある人はいますか?」
Aクラス全員(これで、ある人はどうかしてるよ…)
皆の心が1つになった
高橋「えーないようですね。では、窓側から自己紹介
お願いします。」
久保「久保利光です、よろしく」
それから何人か挨拶し、
愛子「はーい、去年転校してきた工藤愛子です
趣味は、水泳と音楽鑑賞でスリーサイズは上か
ら78・56・79で特技はパンチラだよ、宜しく」
と、挨拶した
(趣味は良いのに、特技は・・・女子なら自重すべきだよ)
明久は呆れていた。そして、また何人か挨拶して
翔子「…霧島翔子、宜しく。後、私は代表でも次席でもないから…」
Aモブ「な、なんだって!?」
Aモブ「霧島さんじゃなかったら誰が・・・!?」
まあ、そりゃ驚くよね。去年首席だった人が代表でも次席でも無いって言えば・・・
高橋「はい、静かに!では、次席と代表は前で挨拶してください
先ず、次席の木下さんお願いします」
Aモブ「木下さんが次席!?振り分け試験前に転入してきたから頭良いとは思わなかった」
Aモブ「まじかよ!」
他から驚きの声が上がった
高橋「静かにしてください!では、木下さん」
優子「はい」
と返事すると前に出てきた
優子「木下優子と言います。Fクラスに双子の弟の秀吉がいるから
あたしのことは優子って呼んでもらって構わないわ。後、そこにいる明久は彼氏なので手を出さないでね」
と挨拶した
高橋「では代表の吉井君お願いします」
Aモブ「あいつも転入したばっかの奴だろ!?」
Aモブ「あぁ、でもまさか代表だとは思わなかった・・・」
うん、誰しも霧島さんだと思ってたしね。仕方ないよね・・・
明久「はい!」
と返事し前に出た
明久「代表の吉井明久と言います。自分は振り分け試験前に
転入して来ました。取り敢えず、試召戦争を仕掛けられる可能性
がありますので各自準備は怠らないようにして下さい。また、
優子は僕の彼女なので手は出さないように・・・以上です」
パチパチと拍手で迎えられた
久保「(吉井君と木下さん・工藤さんと言ったか・・・あの二人もしかして・・・それなら早い内に挨拶しとかないと・・・同業者として)」
久保は、何か考え事をしているようだ────
変わってFクラス
雄二「おいおい、まじか?」
康太「・・・これは」
秀吉「ひどすぎじゃろ」
姫路「まさか、ここまで酷いなんて・・・」
4人は息を詰まらせた
傾いた扉、ひび割れた壁・ガラス、腐って変なキノコが生えてる畳、卓袱台にマトモな物を探すのが大変な座布団・・・あまりにも酷い設備だった
雄二「まあ、とりあえず入るか」
そして雄二が扉を開けると・・・
『ヒュン』(カッターが飛んでくる音)
『パシッ ヒュン』(雄二がカッターを取り投げ返した音)
Fモブ「あぶねぇー」
と、紙一重で避けた
雄二「いきなり何しやがる、危ねぇだろ!」
Fモブ「黙れ!我らの血の誓約に背いた異端者め」
雄二「なんだそりゃ?血の誓約だと?そんなもん結んだ覚えはねえ」
Fモブ「うるさい! 才色兼備の霧島翔子と我がクラスのプリンセス姫路さんと木下秀吉と一緒に登校するとか万死に値する!」
秀吉「待たぬか!儂は男じゃぞ!」
雄二「つまりは単なる僻みか、くだらん」
Fモブ「くだらないだと!?因みにお前と霧島翔子はどんな関係だ!」
雄二「あー?彼女に決まってんだろ、ボケ」
Fモブ「よし、今すぐ異端審問にかける。いくぞー」
他モブ『おーーーー!』
雄二「はぁ、めんどくせぇ。少しだけ相手してやる!」
そうして雄二はFFF団をボコボコにした
秀吉「こやつらは馬鹿じゃのー」
康太「・・・身の程知らず」
姫路「こういう事するからモテないのでは?」
FFF団の積み上げられた山を見て、雄二以外の3人は溜息混じりに
呟いた
?「はい、通してください」
すると後ろから少し年老いた人が入ってきた
雄二「まあ、取り敢えず座ろうぜ」
雄二の言葉に3人は頷いた
窓側の1番後に雄二、その前に秀吉、その隣に姫路、その前に康太という席になった
福原「おはようございます、Fクラスの担任になった福原慎です。
設備の確認をします、卓袱台に座布団はありますか?不備があれば言ってくださいね」
雄康秀姫「(いや、不備だらけだろ(じゃろ)(です))」
と思っていた
Fモブ「先生、座布団に綿が全然入ってません」
福原「我慢してください」
Fモブ「先生、隙間風が寒いです」
福原「分かりました、後でビニールとテープを用意しますので何とかしてください」
秀吉「先生、卓袱台の足が折れたのじゃが・・」
福原「我慢してください」
秀吉「出来るわけなかろう!」
福原「いやー冗談です。木工ボンドが支給されてますので自分で直してください」
(何て酷い設備なんだ)と皆思った
福原「では、廊下側の人から挨拶して下さい」
こうしてFクラスそれぞれの挨拶が始まった
島田「島田美波です、趣味は・・・ムカつく男子を殴る事です」
かなり危険な趣味だな、余り近付かない方がいいな。
と、雄二達は思った
秀吉「儂は木下秀吉じゃ、演劇部に所属しておる
姉とややこしくなるからワシのことは秀吉と呼ん
でくれてかまわん。初等部には妹もおるが・・・
手を出したらただじゃ済まさぬぞい!分かったかの?」
Fモブ「い、イエス」
康太「・・・・・・・土屋康太」
それだけ言い座った
姫路「姫路瑞希です、宜しくお願いします」
Fモブ「そういや、さっきは気にしてなかったけど何故ここに?」
おいおい、少し失礼な質問だな
姫路「体調不良て倒れてしまったので・・・」
Fモブ「なるほどー」
他のモブは、というと・・・
近藤「そういや俺も熱(の問題)が出てFクラスに・・・」
宮田「あー化学だろ?難しかったな」
秀吉(それだけ間違ったならここにおるはずなかろうに・・・)
秀吉は頭を抱えた
横溝「俺も事故にあった弟が心配で本気出せなくて・・・」
新庄「お前、兄弟とかいねぇだろ!」
康太(・・・テストにそんな私情関係ないだろ!しかも、嘘かよ)
康太も頭を抱えた
宮田「実は前の晩、彼女が寝かしてくれなくて」
須川他『今年1番の大嘘をありがとー』
雄二(こいつらは馬鹿ばっかじゃねーか!)
雄二も馬鹿さ加減に呆れていた
福原「はいはい、静かに」バシバシッ バキッパラパラ
教卓を先生が叩くと崩れ落ちた
福原「えー・・・替えをもってきます」
そう言って教室を出ていった
雄二「康太、秀吉・・・ちょっと来てくれ」
秀吉「どうしたのじゃ?」
康太「・・・どうした?」
雄二「ここでは話しにくい、廊下で話そう」
康秀「分かった(のじゃ)」
そう言って3人は廊下に出た
雄二「この設備見てどう思った?」
秀吉「ここまで酷いとはおもってなかったのじゃ!」
康太「・・・俺もだ」
雄二「そうだろうな、だから俺は試召戦争をやろうと思う!」
秀吉「儂らは賛成じゃが・・・奴ら乗ってくれるかのう?」
康太「・・・俺もそこだけ心配だ」
雄二「なーに、俺がその気にさせてやるよ」
と言ったところで、先生が教卓持って歩いてきた
雄二「取り敢えず教室に戻ろうぜ」
秀康「ああ(うむ)」
と返事し戻った
福原「では、最後に代表の坂本君お願いします」
雄二「分かりました、先ほど紹介に預かった代表の坂本だ
俺のことは代表なり坂本なり好きに呼んでもらって構わない
所で・・・Aクラスの設備を見た奴もいると思うがAクラスは
リクライニングシート、個人ノートパソコン、個人冷蔵庫、個人エアコンなどあるらしいが・・・」
と、雄二は一拍置いた
「不満は・・・ないか?」
Fモブ達『おおありじゃーーーー!』
Fの大半、叫んだためガラス等にヒビが更に入った
近藤「学費一緒だろ!?」
横溝「設備の改善を要求する!」
雄二「そうだろう、そうだろう。お前らの気持ちは分かった
これから俺達Fクラスは・・・試召戦争をAクラスに仕掛けようと思う」
この日、戦争の開始が告げられた────
試召戦争宣言の前日の深夜────
場所は変わって文月市内
空間に扉が開いて、3人の人影が出てきた
?「ふむ、ここが重霊地である文月か・・・」
と黒髪の少女が呟いた
?「ですね、あの二人もここに先に来ているみたいですし・・・」
?「まあ、まずは明日にでも、現世での活動拠点とも言うべき
文月学園に行きますか?」
と、意見を問う。
?「そうだな、でもそんなすぐでなくても構わんだろう。いずれは挨拶に伺うのだからな、まあ、数日は野宿で過ごすか、行くぞ瑠海、真奈!」
瑠海真奈「はい!」
と言って闇に消えた
まあ、プロローグよりかは短く出来たかなーと
やっと遂に、瑠海と真奈を出せました。まあ、もう1人も分かってるとは思いますが・・・
これからも、がんばります。
次回 Dクラス戦と新たな死神登場です