艦の魂を宿した提督が着任するようです   作:常闇 狭間

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十話 前任の企み

「もしもし、棗さん!?」

 

棗「どうした?そんなに慌てて。もしかして、前任のことか?」

 

「そうだ。教えてくれないか?前任の企みか何かを!?」

 

棗「別に構わないが・・・。わかった。明日書類を送るから。それと、先に言うが、

  前任の狙いは艦娘とお前だ。特にお前は命を狙われているからな。気を付けろ!

  さらにやつは深海凄艦と手を組んでいるってことは知ってたな。とりあえず

  厳重な警戒を怠らないように。」

 

「分かりました。連絡ありがとうございます。」

 

そう言って俺は電話を切った。

 

(仕方がない。艦娘に伝えないとな。)

 

そう思って鎮守府内の放送を流す。

 

「連絡する。本日14:30に食堂に集合するように。これは強制だ。

 拒否権は与えない。本日14:30に食堂に集合するように。以上!」

 

紀伊「どうしたの?なにか大変なことが?」

 

「実はな、前任の野郎が脱獄したらしい。狙いはここの艦娘と

 俺の命だ。恐らく深海凄艦をつれてくるだろう。詳しくは食堂で話す。」

 

紀伊「分かったわ。私も他の皆に伝えて来るわね。」

 

「頼んだ。さてと、俺は情報を整理するか。えーと、前任は俺の命と艦娘の身柄を

 取ろうとしていると。そして深海凄艦と手を組んでいる。それは良いや。知ってるし。」

 

そして14:30食堂~

 

「よく集まってくれたな。」

 

大井「急に呼び出して何なの?つまらないことなら魚雷をぶち当てるわよ。」

 

武蔵「そうだな。それで、どうしたんだ?」

 

「そうだな、凶報と朗報、どちらからが良い?」

 

大和「凶報からでお願いします。」

 

「分かった。以前お前たちを救出した際に捕まえた前任が脱獄したようだ。

 そして、知っているかもしれないが、恐らく深海凄艦を引き連れて来るだろう。」

 

夕立「凶報は分かったっぽい。でも、朗報は一体どんなことっぽい?」

 

「そうだな、あいつらの狙いはお前たちなんだが、それと同時に俺の命も

 狙っていると言うことだ。良かったな。運が良ければ俺は死んで、前任も死ぬ。

 さらには深海凄艦の数まで少なくなるかもな。一石三鳥だぞ。」

 

大井「そんなにうまくいくのかしら?」

 

「ハハハ、俺が深海凄艦と前任を殺って、疲労しているところを魚雷で沈めたら解決だろ?」

 

武蔵「そうだな。だが、それを提案すると言うことは何か対策があるのだろう。だったら」

 

「ん?あるわけ無いだろ?そんなこと考えてもいないしな。」

 

すると周りがざわめき出す。片方は「やった~。」と喜び、片方は「なんで!?」と驚き、

片方は「そんなことさせない」と意気込んでいる。

 

「お前たちがどう行動するのかは自由だが、ただ一つ言っておく。沈むなよ。では各自解散。」

 

そう言って俺は食堂から出ていく。そして、何時も涼みにやって来る丘に近づく。

そこには墓石があった。前任の前任の前任、俺の叔父に当たる人。彼は元帥までの位は

なくとも、指揮は元帥以上だったようだ。古参の二つ名持ちは彼が育てた。そして、

紀伊姉の妹に当たる戦艦駿河。彼女とは紀伊姉と同じくらい慕っていた。しかし、ある日の

作戦で沈んだ。そのあとを追うように叔父も自殺をしたらしい。

 

(俺には叔父さんのように誰か艦娘を失ったら自殺するくらい大切に出来るのかな?

駿河姉みたいに皆に優しく出来るかな?本当に俺は提督になっても良かったのかな?)

 

自然と涙が込み上げてくる。俺が五才のときに叔父には「お前は私以上の提督になれる。」

と言ってたけど。

 

(こんなに嫌われてて良い提督と言えるのかな。)

 

大井「あなた、ここで何をしているの!!!」

 

「ん?大井か。別に、俺が何をしようがどうでも良いだろ?」

 

大井「あなたみたいなクズがここの駿河さんと桂提督の墓の前に来るなと言ってるのよ。」

 

「桂さんは良い提督で、駿河姉はみんなの人気者だったんだな。」ボソッ

 

大井「なにをボソボソ言ってるのよ!!?良いから出ていって!ここが汚れるわ!」

 

「そうか。なら答えはNOだな。」

 

大井「この!!」

 

「べつに親戚の墓参りくらい良いだろう。それに駿河には世話に」

 

大井「駿河さんの名を気安く呼ぶな!!それに親戚という証拠が何処にあるのよ!!?」

 

「ハァ、まずはこれを見ろ。」

 

そう言ってペンダントをだす。このペンダントは叔父のもので、遺書にオビトに

渡せと書いてあったからもらった。

 

大井「これは、桂提督のペンダント!?」

 

「このペンダントは俺の宝物だ。今も叔父の形見として持っている。そして次に」

 

俺は櫛と簪を差し出した。

 

大井「どうしてあなたが駿河さんの簪と櫛を持ってるの!!」

 

「これは駿河姉があの大規模作戦に行く前に渡された。これを持って帰ってくることを

 ずっと願っていてと言われたから。ただ形見になるとは思わなかったけど。」

 

大井「この三つを渡しなさい!今すぐに!」

 

「すまないな。あの二人には誰にも渡すなと言われているからな。」

 

大井「嘘も大概にしなさい!!」

 

「嘘じゃないさ。まぁ、信じては貰えないだろうが。とりあえずお前に

 渡す気はない。じゃあな。用は済んだだろ。」

 

そして俺は立ち去った。

 

(さてと、執務室で書類の処理と・・・あとは開発に行こうか。見てみると装備品が少ないし。)

 

紀伊「お帰り、オビト。」

 

「ただいま、紀伊姉。また大井と口論になった。」

 

紀伊「そう。それよりも今後はどうするの?」

 

「とりあえず今日は書類の処理と開発だな。早速開発に行くぞ。」

 

紀伊「はーい。」

 

 

 

 

 

 

その頃の深海の基地

 

???「ドウスルノ?」

 

鞍馬(前任)「決まっているだろう。今の提督を殺して艦娘を俺の物として

      取り戻すんだ。お前らには期待してるからな。」

 

???「ワカッタワ。デモ、ワタシハソンナコトシタクナイ。アナタノイウコトハ」

 

鞍馬「ほう、ならお前の仲間がどうなっても良いんだな?下手したあいつら

   大本営に渡されるかもな~。」

 

???「っ!?キサマ!!」

 

鞍馬「だったら大人しく俺の言うことでも聞いておくんだな。」

 

???「ワカッタワ。ソレデ、マズハドウスルツモリナノ?」

 

鞍馬「あの鎮守府に襲撃するが、そうだな、お前たちに襲撃してもらうとして、

   あの男は俺が殺すから、生け捕りにしてこい。」

 

???「ワカッタ。ソレヲスレバアノコタチハタスカルノネ?」

 

鞍馬「ああ、勿論だ。あいつらには手を出さないようにする。」

 

???「イツシュウゲキスルノ?」

 

鞍馬「明日の夜11:30だな。その頃には寝てるだろうからな。」

 

鞍馬(しかし、深海凄艦もバカだよな。俺があいつらに手を出さないわけがないのに。

  そんなんもわかんねえんだもんな。さてと、オビトとかいう化け物を殺して、

  大本営に俺を認めさせてやるか。)

 

こうして、深海凄艦の襲撃までの時間がカウントダウンし始める。

 

深海凄艦襲撃まで、残り31時間・・・

 




十話突破と言うことで、皆に感想を聞こうと思います

オビト「もっと真面目にやれよ。ドアホ!」

キチイッス、オビトさん・・・。さて、次に紀伊さん

紀伊「十話突破~。やった~!!」

オビト「なんだろう、すげえほのぼのする。」

それなw続きまして長門さん

長門「十話突破したが、気を緩めるなよ。失踪しようもんなら
   地獄のそこまで追いかけるからな。」

それだけはご勘弁を・・・。そして最後に棗さん

棗「どうして私を入れたの?」

だって下手したら今登場しているなかで一番出番が少ないから。

棗「ガーン!!」

あれ?なんかごめん。あ、知らせていませんでしたが棗さんは女性ですから。
そこはお間違えの無いように。そして~、好きな艦娘を1~10位までをアンケート
取りたいと思います。期間は10月1日までです。感想の所にでも書いてくれればと
思います。結果は10月以降の投稿の後書きが前書きに出すとおもいます。
よろしくお願いします。それでは次回もお楽しみに。
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