艦の魂を宿した提督が着任するようです   作:常闇 狭間

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十三話 やっと認められたー!!

長門「大丈夫か!?提督!?」

 

「アア、深海凄艦化シテイルケドナ。俺ヨリモオ前ラハ

 大丈夫カ?酷イ傷ダッタガ。」

 

帰ると長門、陸奥、夕立、時雨が待っていた。

 

時雨「僕たちは高速修復材を使ったからね。特に跡も

   のこらないよ。」

 

夕立「提督は自分の心配をするっぽい。」

 

陸奥「そうよ。右腕だけでなく右目も無いじゃない。」

 

(右目モ?ソウダ、コレハ神通ニアタエラレタ傷ダッタナ。)

 

「右目ハ神通ニアタエラレタ傷ダ。」

 

紀伊「それよりも早く元に戻ったらどう?」

 

「ソレモソウダナ。ふぅ、これでいいか?吹雪、高速修復材を

 持ってきてくれるか?」

 

吹雪「分かりました司令官。」

 

そう言って吹雪は高速修復材を取りに行った。ふと視線を感じたので

ドアの方を見ると申し訳なさそうな顔をしている大井たちがいた。

 

「大井たちは大丈夫か?」

 

大井「あの、提督。申し訳「謝らなくていい。」え?」

 

「お前は他の子達が提督に傷つけられると思っていたから敵対してたんだろ。

 それは正しいことだ。誇りに思え。」

 

神通「私からも「謝罪は良いって言ったろ?」でも。」

 

俺はゆっくり片足を引きずりながら大井たちに近づいた。できるだけ

怖がらせないように笑顔で頭を撫でていった。といっても左手しかないが。

 

「お前らはなんも悪くない。悪いのは前任のクソヤロウだ。だからさ、

 謝罪はやめてくれないかな?」

 

そう言うと大井たちは本当に安心したのか泣き出してしまった。

 

「えっと、なぁ、紀伊。俺はあいつらを泣かすようなことをしたか?」

 

紀伊「大井さんたちはうれしいんですよ。あのような地獄から抜け出せて。」

 

吹雪「修復材持ってきましたーー!」

 

「ありがとな、吹雪。」

 

そう言って高速修復材をかぶる。するとみるみる腕が再生する。右目も再生

したが、紅い目になった。これで両目とも紅くなった。

 

「お前らももう泣くな。前任の脅威も無くなった。それで良いじゃねぇか。

 よし、今日は宴会じゃあ。俺は酒飲めねぇけど。」

 

そんなこんなで宴会をすることになった。

 

長門「ビッグセブンの力、侮るなよ!!」

 

赤城「一航戦の誇りにかけて!!」

 

お前ら、酒飲み大会で変なものかけるなよ。特に赤城。

 

大井「提督。あの、頼みが」

 

「北上の建造か?それなら必要ないぞ。」

 

大井「どういうことでしょうか?」

 

「こういうことだ」

 

北上「ヤッホー、大井っちー。北上様だよー。」

 

大井「き、北上さん!!」

 

「実はな、北上は沈んだんじゃなくて、前任にって、話聞いてないなこれ。」

 

紀伊「オビト君、お疲れ様。」

 

「紀伊姉にもサプライズがあるぞ!」

 

紀伊「なに?オビトくんと同じ布団で「寝させないぞ。」ちぇ。」

 

「まぁまぁ、拗ねるな。お前にとってうれしいことだから。」

 

紀伊「もったいぶらず早く言ってよ。」

 

駿河「早く言ったら、オビト君。」

 

紀伊「え!?駿河?」

 

「ああ、実はなってこっちも聞いてねぇし。」

 

まぁ、姉妹の再会だ。ゆっくりしといてあげよう。

 

夕立「提督~、遊んで欲しいっぽい~。」

 

「分かった分かった。何で遊ぶんだ?」

 

夕立「王様ゲームやるっぽい!!」

 

「え!?」

 

(王様ゲームってあれだよな!?あの、ありとあらゆる手段で相手を蹴落としたすえに

王様の権利を勝ち取って好き勝手に命令するっていう!?あれ?なんか違う?)

 

時雨「僕も参加するよ!」

 

紀伊「私も私もー!」

 

夕立が王様ゲームするって言ったとたん色んな奴が目の色を変えてやって来た。

 

「はぁ~、分かった。割りばし用意してくるから待っててくれ。」

 

間宮「あのー、私もいいですか?」

 

「勿論だぞ!!」

 

40分後、割りばしを持ってきた。何故遅いかって?番号やら何やら書いてた。

 

「じゃあ、行くぞ!王様だーれだ!!」

 

デデン!!

 

大井「私ね。」

 

「ごめんなさい許してください。酷いことしませんからどうか。」

 

大井「あなたは私をどう思ってるの?」

 

「いや、盛り上げようかと適当に。」

 

大井「よし、10番!!今すぐ提督を殴りなさい!全力で!」

 

大和「私ですね。いきますよ。」

 

バキッ

 

「イデェェェェェエエエエ!!!」

 

武蔵「提督、ドンマイ。」

 

夕立「次行くっぽい!王様だーれだ!!」

 

デデン

 

陸奥「あら、私ね。じゃあ、(ここで提督を当てればあんなことやこんなことを)

   7番は今日私と同じ布団で寝る!!」

 

「・・・マジで!?」

 

陸奥「あら?提督なのね。(ヤッタァァアア!!今までの夢が!!)」

 

「わかった。今日な。じゃあ、王様だーれだ!!」

 

デデン

 

武蔵「私だな。じゃあ、9番と14番が10秒間見つめあう。」

 

夕立「9番っぽい。」

 

作者「14番だ!!」

 

「ちょいまてこら!なにてめぇが入ってきとんじゃワレェエエ!」

 

作者「ウワアアアアァァアァァァァァァ!!」

 

「で?14ま番は?」

 

電「電・・・なのです。」

 

夕立「いっくよ~。」

 

ポク・ポク・ポク・ポク・ポク・ポク・ポク・ポク・ポク・チーン・・・。

 

「じゃあ、次で最後にしようか。王様だーれだ!!」

 

デデン

 

駿河「私ね。そうねぇ。じゃあ、3番は黒歴史を暴露!!」

 

間宮「わ、私ですか?」

 

全員(間宮さんの黒歴史、メッチャ気になる!)

 

間宮「実は八年前ですね、私のポストにここの桂提督から手紙が来たんですよ。

   何て書いてるのかむたら『俺にずっと料理を作ってくれ』って書いてたんですよね。

   それで、告白されたと思った私が・・・。」

 

全員「私が?」

 

間宮「///私が『私と結婚なんて良いの?』って聞いたんですよ。///あのあと冷静に

   『え?結婚!?』って言われて恥ずかしくなってました///」

 

全員(それはその提督が悪い。)

 

間宮「うぅぅぅ~///」

 

全員(あれ?間宮さんてこんなんだったっけ?)

 

宴会は間宮さんの恥ずかしそうにしているレアな顔を拝んで終わった。そのあと、

俺は陸奥の部屋に来ていた。

 

コンコン

 

陸奥「どうぞ~。」

 

「し、失礼します。陸奥、あれは本気なのか?」

 

陸奥「もちろんですよ提督。さぁ、一緒に寝ましょ?」

 

「わかった。」

 

このあと、俺は次の朝日を眠らずに浴びた。




くぅー、王様ゲームに参加したかった!!

オビト「それよりも、なんで遅れたのかな?」

いや、他の小説を書いておりまして。はい。

オビト「ほう?この小説を含めていくつ書いてる?」

4つです。

紀伊「つまり浮気として3人とつきあってると?」

いや、なんでそうなる?それよりも、最後陸奥とも寝るとか。
ホントにうらやましい。

オビト「作者には彼女が」

いないよ。彼女なんかいないよ。家族にさえ誕生日
忘れられてる僕だよ?

紀伊「なんか、ゴメン。」

とまぁ、暗いのはこれくらいにして次回もよろしく。
あ、アンケート集まらなかったのである程度集まったら
結果発表します。感想やアドバイスもよろしくです。

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