艦の魂を宿した提督が着任するようです   作:常闇 狭間

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二話 最悪な提督生活の始まり方

俺は今、元ブラック鎮守府である、酷居鎮守府に向かっている。

正直不安である。元ブラック鎮守府だから多分俺を本気で殺しに来るだろう。

 

「はぁ~、憂鬱だ。何でわざわざブラック鎮守府に行かないと

 行けないんだ。絶対砲撃されるぞ。どう対処しようかな?」

 

今日で487回目のため息をつく。ホントにどう対処しようか。攻撃し返したら

余計な誤解がかかるし、いっそ相手の砲撃に当たろうか。攻撃の意志が無いことは

分かってくれるはずだ。うん、そうしよう(自棄)

 

そこから車で一時間、ようやく酷居鎮守府に到着した。今日から憂鬱な

提督生活の始まりだ~!

 

「え!?これが鎮守府?汚れが酷いしボロくない?」

 

凄いなこれは、窓もほとんどの無いし、ホコリも凄い。これは、提督の仕事を

する前に、鎮守府を直していかないと行けないな。

 

「止まれ、何者だ!!答えろ。答えないと撃つぞ!」

 

黒髪の女性だ。あの砲塔はおそらく、36.5センチ連装砲か。ということは戦艦か

高速戦艦辺りだろう。でもね、答えないと撃つぞって言うけど俺は言ったとたん

撃たれるだろ!ねぇ、絶対そうだろ!!ああ、もうヤケクソだ。当たって砕けてやる。

 

「俺か?俺は今日からここの提督になった影車 オb」ドーーン!!

 

あぶねぇ、あと少しズレてたら死んでたぞ。俺は大丈夫だけども。

 

「余所見はいけないぞ。死ね!」

 

おっと黒髪の艦娘さんがもう居るわ。どんな訓練をしてたのやら。まぁ、正面から

受けてやろうジャマイカ。

 

そして、女性の砲塔が光った。

 

ドカーン!!!

 

「フ、弱かったな。お前自信には恨みは無いんだが、提督になるとなれば別だ。」

「やったね、長門。」「やったっぼい~?」「やったわね。流石だわ。」

「さぁ、皆に提督は死んだと伝えようか。」

「そうね。伝えましょう。」

 

あら、見事に勝ち誇った顔をしている。相手が死んだか確認してから喜ぼうな。

というわけで、登場しようか。

 

「おいおい、勝手に殺さないでくれるかな?」

「「「「なっ!!!??」」」」

 

おおーこの驚き方は100点中58点だ。在り来たりすぎて面白くも何ともないな。

 

「なぜ生きている?普通なら死んでる筈だぞ。」

「何故って?普通の人間じゃ無いからだけど?」

「何者よ、あなた!!?」

「俺か~、艦娘と似たような存在かな?船の魂を宿しているし。」

「な!!?そんなわけが無いだろう。船の魂を宿している男は一人も、」

「10年前の事件の記事の内容を言ってごらん?」

「たしか、少年改造事件だったな。1000人中1人しか・・・まさか!?」

 

あれ?この反応、ちょっと前にも聞いたような。まぁ良いか。

 

「そう、あの事件の唯一の生き残りだよ。俺は。」

「本当にそうなら、お前の宿している船は何だ?」

「分からない。」

「は?」

「分からないってどういうことなの?」

「まだ発見もなにも、情報の一つも見つかっていない船なんだ。

 ただ、空母なみの航空能力、戦艦なみの火力、雷巡なみの雷撃能力を

 所持している。あ、あと駆逐艦なみの速度だよ。」

「そんな嘘を信じる奴がいるとでも?」

 

本当なんだよな。これが。そうだ。砲撃、雷撃、航空機を出せばいいか。

 

「ホントだよ。見てろ。」

 

まずは、46センチ三連装砲を撃つ。次に、烈風と彗星一二型甲とを出す。

最後に、五連装酸素魚雷を出す。

 

「これで、信じて貰えるか?」

「ここまでされたら、信じるしかないわね。でも、提督と認めはしない。」

「強情だな。どうしてそんなに提督が嫌なんだ?」

「貴方には関係ないでしょ!?」

「関係無くはないさ。まず、ここの提督になるから、次に俺も船の魂を宿しているから。

 最後に、困っているやつをほっとくほど冷徹では無いからな。約束する。

 前の提督がしたようなことはしない。」

「本当に?」

「本当だ。破ったら海の藻屑にしても構わないぞ。」

 

そんなに信用ならんかね?ちょっとショックだよお兄さんは。

はい、気持ち悪いですね。すいません。

 

「分かったわ。」

 

こうして、皆は俺に前の提督のことを教えてくれた。聞いてれば聞いてるほど

あいつらを見ていられなくなった。

 

「私の姉妹を人質にして、それから何度も何度も。」

「もういい!もう、話さなくても良い。泣きながら話してるお前たちを

 見たくない。もう、大丈夫だから。俺が、お前たちを救ってやるから。」

「大丈夫よ。私たちは。こんなこと何度も言われたわ。けど、」

「もういい、止めてくれ。もう、話さないでくれ。部外者かなにを知ってる?

 って感じだか、お前たちは良く耐えてきた。もう、辛い思いはさせない。」

「本当に、信じていいのかい?君を・・・。」

「無理矢理信じろとは言わない。けども、提督としては入らせてもらう。」

「分かったよ。ことあと皆に紹介してもらうから。」

「分かった。」

 

そして、2時間後。

 

「今日から提督として配属されることになった影車 オビトだ。そんなに堅く

 ならなくていい。ため口でも構わないぞ。先に伝えることがある。今日から

 一週間休みをとる。」

「提督、質問良いですか?」

「さっきも言ったが敬語じゃなくてもいい。むしろ敬語は止めてくれ。

 質問はなんだ?」

「あなたは私たちをどうするつもりですか?」

 

どうするつもり・・・か。別にどうもしないが。

 

「別に、どうもしないが。ただ、この一週間のうちに俺が

 色々しておくから。手伝って貰うかもしれん。」

「ふざけるな!!こんな俺たちみたいな兵器をどうもしないわけ無いだろう!

 どうせ一週間後には沈んでこいって言うつもりだぜ。」

「そんなことはない。約束しよう。」

「みんな始めはそう言うんだ。でもな・・・」

 

チクショウ。なんだよあいつらさっきから兵器兵器って。お前たちは

兵器のように扱って欲しいのか?ああ、もうイライラする。

 

「お・・・ら・・・かげん・・・し・・よ。」

「なんだって!!?大きい声で言えよ!」

「お前ら!いい加減にしろよ!!」

 

ビクゥ!!!

 

「さっきから兵器兵器って!!お前らはそんなに兵器扱いされてえのか!?

 れたくないのか!?どっちなんだ!!さっきからこっちは前の提督の

 ような扱いはしないと言ってるのに!!どうしてほしいんだよお前らは!?」

「そりゃもちろん、兵器なんだから」

「兵器とかいう考えを捨ててだ。お前たちは兵器としてじゃなく、

 一人の艦娘として、どうしてほしいんだよ!!」

「普通の人のように扱って欲しいよ!!当たり前だろ。艦の力を

 持っても人の心は死んでないんだよ。みんなもそう思うだろ。」

「僕もだよ」「私もよ。」

 

なるほどな、それがお前たちの思いか。

 

「なんだよ、言えるじゃんか。」

「「「え?」」」

「自分の気持ちを伝えれるじゃんか。分かった。とりあえず、一週間は休みをとる。

 これは決定事項だ。ゆっくり休んでろ。」

 

そういって俺は挨拶を終えた。

 

「ねえ、時雨?」

「なんだい?」

「あの提督信じていいっぽい?」

「どうかな、でも僕はあの提督ならやってくれると思うよ。」

「なら、私も提督を信じてみるっぽい。」

 

 

 

 

 

 

 

「ここが執務室か。ん?これはここの費用か?って一つも艦娘に給料が

 払われていないじゃないか。とりあえず、今までの分を渡して、あとの

 費用は俺は使わないから、ご飯の材料代にしようか。」

 

というわけでやってきました。食堂。

 

「すいませ~ん?誰かいますか?」

「はーいってあなたは!?」

「どうも、今日から提督になるオビトと言います。」

「どうか、ここは潰さないでください。これまで潰されたら私は、」

「へ?何いってんの?潰さないよ?今日は食堂でのご飯の材料代を渡しに来たんだ。」

「え?」

 

そういって材料代を渡した。

 

「はい、これ。じゃあ、みんなにこれで買った材料で美味しいものでも

 作ってやってくれ。大変なら手伝うからさ。」

「え?いいんですか?」

「ああ、良いよ。その代わり敬語は止めてくれ。あと、料理を食べさしてくれよ。

 じゃあ、俺はまだすることがあるから。」

「はい、ありがとう。」

「どういたしまして。良く頑張ったな今まで。」

 

そして俺は食堂をでた。

その後も、鎮守府に窓を付けたり、綺麗にしたり、設備も整えてと

色んなことをした。布団や机なども揃えて、艦娘たちが不自由なく

暮らせるようにした。

 

「もう、今日は寝よう。眠たいし。って嘘だろ!」

 

ソコには、前の提督が置いていた用紙が大量に。これの期限は、って

明日の昼までじゃないか。ヤバいヤバい。いそげ。

 

こうして俺は初日を徹夜で過ごすことになった。

 




どうも、常闇です。二話も無事書ききることができました。色々gdgdな
ところもありますが、楽しんで頂けたらと思います。それではまた次回も
楽しんでくださいね。感想やアドバイス待ってます
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