「提督、ちょっと頼みたいことが、」
「お・・・おう。何だ?言ってみろ。」
「いや、その・・・大丈夫なのか?白いモヤが口から出てるぞ。」
「大丈夫だ。」キリッ 「あ、戻った。」
ホントにあの量の書類はキツいわ。おかげで死にかけたし、10:35なのに
まだご飯も食べてないし。
「頼みを聞く前に、聞きたいんだが昨日はみんなしっかり眠れていたか?」
「ああ、みんな「誰がしてくれたんだろう?」とか言いながら喜んでたぞ。
提督がしてくれたのだろう。お礼を言う。ありがとう。」
「お礼は良いよ。それで、たの見事とはまだ見つかっていない艦娘のことか?」
「知ってるなら話が早い。その通りだ。その艦娘、大淀たちを助けたいのだが、」
「どこかわからないって言うことか。分かった、知り合いに頼むからさ、明日
になるかもしれないが、待っててくれるか?」
「分かった。頼りにしてるぞ。」
「おう、俺は残りの書類をまとめるから。」
「では失礼する。」
さて、俺が変わってしまっても仲良くしてくれた数少ない友達に連絡っと。
「もしもし。どちら様ですか?」
「おう、俺だ。久し振りだな。佑都。」
「あ、オレオレ詐欺なら間に合ってるんで。」
「ちげぇよ!それとこのネタ何回やったよ。まぁ、それは良いとして、
俺のいる鎮守府の艦娘20人位が行方不明なんだよ。出来れば見つけて
ほしいんだが頼めるか?」
「ん?良いよ。余裕余裕。今日の3:20位に連絡を入れるな。」
「そんなに早く出来るのか?」
「俺の家柄を忘れたわけじゃないだろう?」
「そう言えばお前は月光組の後継ぎだったっけ?」
月光組・・・今は日本だけでなく、世界を影から動かしていると
言われている組織。極悪非道なことをしない、させない、許さないの
三原則がある。違反したものはしばらくの間拷問を受けるようだ。
一度「それも極悪非道なことじゃ、」とツッコミを入れたら無言で殴られた。
「分かった、3:20位な、頼んだぞ。」
「まかしとけ。あ、報酬はお前の手作り和菓子な。」
「はいはい、お安いご用ですよ。じゃあな。」
ふう、これで一安心なんだが、一応本部にも言っておくか。
「しもしも~。なっちゃん?俺、オビちゃんだけど~」
「キャラを変えるなオビト、気持ち悪い。」
「ハハ、スマンスマン。それよりも、酷居鎮守府の艦娘が20人余り
行方不明なんだけど、」
「なんだ、見つけるとでも言うのか?」
「おいおい、その言い方はないだろ。うまくいけば前任を見つけられ、
さらには、幽閉してる組織も壊滅出来るかもしれんぞ?」
「なるほど、絶対という確証は?」
「大丈夫だ。月光組に依頼したからな。報酬は此方が出すからさ、
大船に乗ったつもりでいてくれよ。」
「そうか、なら頼んだぞ。ちなみに、報酬って何を渡すんだ?」
「俺手作りの和菓子。」
「はい!?」
「だから、俺手作りの和菓子。」
「ゑゑゑゑゑ!!?」
そんなに以外っすか?俺が料理出来ることが。おじさんショック。
いや、おじさんって年でもないけど。17だし。
「そんなに以外?」
「そんなに以外。」
「まぁ、いいや、じゃあな。報告を待っていろ。」
「やめろーー。話はまだ半分だぜーーー」
「いや、終わってるだろ。」
「冷静にツッコミを入れるな。」
「じゃな。」
よし、連絡もいれたし、みんなを呼んで作戦でもたてるか。
付いてきてくれるかな~。
「マイクテスト、マイクテスト。艦娘のみんなは至急執務室に集合するように。
なお、俺のとこに来たくないやつは来なくてもいい。繰り返す。艦娘のみんなは
至急執務室に集合するように。なお、俺のとこに来たくないやつは来なくてもいい。」
30分後~
「おーし、揃ったか~?ってこれだけか。俺ってやっぱり信頼が無いんだろうね。
悲しいよ。」
集まった艦娘 長門、陸奥、時雨、夕立、以上!!
「すまない、他のみんなも誘ったのだが。」
「いいよ、気にするな。それよりも、今から大事なことを伝えるからよく聞けよ。
今日の午後3:20には行方不明の艦娘たちの場所がわかると思う。」
「さすがにそれはないよ。提督。少なくとも3日以上は」
「いや、直ぐに見つかるさ。なんせ月光組に頼んだんだからな。」
「月光組に!?あなたは一体?」
「俺は別に月光組に入ってる訳じゃないぞ。月光組の組長の息子が
俺の幼馴染みで親友なんだよ。報酬は俺が払うからな。気にするな。」
「報酬って何を払うっぽい?」
「そうだな、それが分からなければこっちも不安だからな。教えてくれ、提督。」
「ん?報酬は俺が作った和菓子なだけだけど。」
「「「「提督手作りの!!」」」」
「お前らもそういう反応なんだな。まぁいいや。というわけで、見つけ出すのは夜中にする。」
「なぜだ?連絡後すぐの方が。」
「夜中に襲ってくるなんて予想しないだろ。だが、昼にもいちど襲撃をかける。
それは長門と陸奥にたくす。」
「襲撃なら駆逐艦の方が、」
「駆逐艦だけだと後でくるとさとられるからな。あえてお前たちを行かす。危なかったら
帰ってこい。死んだらもとも子もない。」
「分かった。」
「後は連絡を待つだけだ。覚悟しとけよ。艦娘を傷つけた代償は大きいぞ。」
さあて、今日の夜がたのしみだ。
「提督の笑み、なんか黒いっぽい?」
「そうだね、なんか怖いね。」
「今すぐ撃って正気に戻した方が。」
「あの笑みは良くないわね~。」
このとき、時雨たちを怖がらせたことをオビトは知らない。
やっと三話になりました。文才が無さすぎて泣きそうです。
「泣くなよ。」オビト君・・・僕、感動し
「泣いたって気持ち悪いだけなんだから。」(純粋な黒い笑顔)
ガーーン( ºДº)ショーック
じ、次回もお楽しみに。(;_;)シクシクシクシク
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