艦の魂を宿した提督が着任するようです   作:常闇 狭間

7 / 16
え~、連絡を入れて投票した結果、特に集まらなかったので、主人公目線で、
主人公以外の台詞に名前を入れようかと思います。また、心の声には()を
使います。それではどうぞ。


七話 大丈夫だ。次は俺が・・・お前を・・・。

(あいつらは行ったようだな。しかし、紀伊姉か。正直戦いたくない

深海凄艦『深海王妃』になっていたのか。)

 

「なぁ、紀伊姉。いや、深海王妃。俺の顔を見たことはないか?」

 

王妃「ソウネェ、五年前ノアノタタカイノトキカシラ?」

 

(くそ、やっぱり覚えていないのか?それとも覚えているが俺が憎いから

反応を示さないだけなのか?)

 

「分かった、覚えていないのなら、戦って思い出させてやるよ!!」

 

王妃「ヤッパリアナタトノタタカイハタノシイワネ。五年前ノトキモソウ。

   モウオシャベリハオワッテタタカウトシマショウ!!!」

 

俺は深海王妃に無言で居合いを放つが、王妃は薙刀であっさりと防ぐ。

 

(くそ、紀伊姉の時の戦術は一向に衰えていない。いや、あの時よりもむしろ

上達しているのか!?俺は紀伊姉に約束した筈なのに!!)

 

八年前~

 

 

 

オビト(凄艦化)「オレハ、コノセカイヲハカイスル。コンナスガタニシタノハ

          アイツラナノニ、バケモノダト!オレヲコンナスガタにカエタ

          アイツラノホウガバケモノダロウ!!」

 

紀伊「オビト!!あなた、深海凄艦化が!」

 

オビト(凄艦化)「ア、キイネェチャン?ダイジョウブダヨ。イマカラオレハキイネェチャン

        タチヲヒドイメニアワセタヤツラヲコロスカラ。」

 

紀伊「オビト、どうして辛いことがあること教えてくれなかったの?」

 

オビト(凄艦化)「イッタトコロデナニヲシテクレタノ?ボクノコトヲタスケテクレタノ?

        チガウネ。キットキミホットイタダロウ?チガウカイ?」

 

紀伊「違うわよ!!あなたは私の大切な人なんだから。私が守るに決まってるでしょ!!」

 

オビト(凄艦化)「ジャアショウコヲミセテクレヨ。クチデイウノハカンタンダヨ。

        ソンナニイウナラコウドウデアラワシテクレヨ。」

 

紀伊「分かったわよ。それじゃあね~、これでどう?」

 

 

 

 

現在~

 

(あのあと確か俺は紀伊姉にファーストキスを奪われたんだっけ?あ、今は

こんなことを考えてる暇はない。それでそのあと約束したんだ。次は俺が

紀伊姉を守るって。でも結局守れなかった。俺の目の前で紀伊姉は沈んだ。

だから、俺が助け出してやるよ。紀伊姉!!)

 

王妃「アラアラ、ソコマデナノ?ツマラナイワネ。」

 

「何を言ってるんだ?勝負はここからだぜ!!!」

 

そう言って俺は居合いの型をとる。

 

「影流抜刀術 宵ノ型極式 全テヲ断ツ不可視ノ刃」

 

王妃「ナカナカノワザネ。デモネ、」

 

そう言った王妃は俺の斬撃を消す。

 

(嘘だろ!?極式を簡単に消滅させやがった。どうする?これが

効かないとなると、)

 

王妃「ヨソミシテテイイノカシラ?」

 

「しまった!?」

 

急いでカウンターの構えをとるが遅かった。気がつけば左腕が空へ舞い上がり、

海へと沈んでいった。

 

(左腕をやられたか。だが、まだ勝機はあるはずだ。隙を探すぞ。)

 

そして戦闘が始まって2時間ほど(体感的に)経ったとき、王妃の動きが

少し鈍くなった。

 

(今だ!!)

 

そう思い、ほぼ反射的に刀を振るが、受け流された。

 

王妃「ワスレタカシラ?ワタシノナギナタノツカイカタ。」

 

(そうだった。紀伊姉は薙刀を使うとき、受け流してからの

一撃必殺技だったっけ?忘れていた。よけれるわけ・・・ないか。)

 

そう言って、覚悟を決める。

 

 

 

 

ザシュウゥゥゥ!!!

 

 

 

 

「っゴフッ!!!」

 

(イッテェェェ。刺さっているのは腹か。通りで意識を失わないわけだ。)

 

王妃?「エッ!?オビ・・・ト?オビト・・・なの?」

 

(ん?あれ?王妃の様子がおかしい。・・・!!?もしかして!!?)

 

「紀伊・・・姉?」

 

紀伊(凄艦化)「オビト!!ああ、私は何てことを!ごめんなさい。」

 

「いい・・・よ。ゴフッ。それよりも、ゴフッ!今は・・・帰ろ?」

 

紀伊(凄艦化)「でも、私は深海凄艦に。それであなたを!」

 

「じゃあ、提督・・・として、命令・・・だ。帰るぞ・・・紀伊。」

 

紀伊(凄艦化)「でも、でもぉ!!!」

 

「でもじゃ・・・ねぇ。俺は・・・お前と帰るん・・・だ。

 お前は・・・もう、深海凄艦じゃない。ガハッ!紀伊・・・だろ?」

 

紀伊(凄艦化)「本当に良いの?私が今さらあなたの所に居て、」

 

「当たり前だろ。今度は・・・あのときの約束、俺に・・・守らせてくれよ。

 お前を・・・守る!俺はそう誓った。だから・・・その誓い果たさせろよ・・・紀伊!!!」

 

そると、王妃?が光に包まれる。そこから出てきたのは紛れもない

艦娘としての紀伊だった。

 

紀伊「そうだね。クヨクヨするのも私らしくないからね。帰ろうか。オビトの

   鎮守府に・・・ね?」

 

「そうだな。あのさ・・・肩、貸してくれない?一人じゃ移動出来なくて。」

 

紀伊「そうだね。君の鎮守府は?」

 

「以前姉ちゃんがいた、酷居鎮守府・・・だよ。」

 

紀伊「分かったわ。傷口が開いても大丈夫だよね。」ニコッ

 

「あの~紀伊・・・さん?ゆっくりしていただけないd」

 

紀伊「無理!!!」

 

「あ、さいですか。」(諦め)

 

こうして俺たちは鎮守府に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎮守府~

 

吹雪「司令官、お帰りなさ!?大丈夫ですか!?」

 

「おう、吹雪か?大丈夫・・・じゃない。とりあえず高速修復材を。」

 

(吹雪よ、元気なのは分かったが、声を抑えてくれ。傷に響く。)

 

吹雪「わかりました。」

 

長門「紀伊、久しぶりだな。」

 

紀伊「久しぶりですね、長門、いや、ながもん。」

 

長門「な、ながもんと言うなと何度言えば!!」

 

紀伊「ハハハ、まぁ、良いじゃないの。」

 

吹雪「高速修復材を持ってきました。」

 

俺は高速修復材を使って傷を回復させた。

 

「ふぅ、長門、助けた艦娘に会うことはできるか?」

 

長門「ああ、大丈夫だが、」

 

陸奥「ちょっと精神がやられちゃってるわ。メンタルケアが必要よ。」

 

「じゃあ、少しの間だけ話をさせてもらえないか?。」

 

長門「いいぞ。」

 

俺は助けた艦娘たちがいる部屋についた。

 

コンコン

 

???「はい、どちら様でしょうか?」

 

「ここの鎮守府の提督、オビトだ。入って構わないか?」

 

???「どうぞ。」

 

「失礼する。」

 

???「初めまして、私は軽巡の大淀と言います。よろしくお願いします。」

 

「そんなに堅くならなくていいぞ。こちらこそよろしくな。他の子達は?」

 

大淀「まだ提督と話したく無いようですか、紹介をしておきますね。

   まず、こちらが神通さんで、隣の二人が姉妹艦の川内さんと那珂さんです。

   次が妙高さんとその姉妹の那智さん、足柄さん、羽黒さんです。

   つぎに、睦月さん、弥生さん、皐月さん、菊月さん、曙さん、

   霞さん、満潮さん、加賀さん、赤城さん、大和さん、武蔵さんです。」

 

「そうか。紹介ありがとな。俺からみんなに言いたいことがある。もちろん

 信じたくないなら信じなくて良い。まず俺は前任の様な扱いをしないとここで誓う。

 俺も昔、人から嫌われてたからな、その気持ちは痛いほど分かる。それと、

 俺からは命令じゃなく、頼みがある。これからここで生活するにあたって自分を

 兵器と呼ばないでくれ。俺が辛くなる。」

 

武蔵「そんなこと言ったってどうせ、前任と同じことをするようになるさ。」

 

「う~ん、じゃあな、前任と同じことをしていたら殺しに来てくれても構わないぞ。」

 

オビト以外「え!?」

 

「とりあえず、この話はここでおしまい。お前たちも俺がここにいるのは嫌だろう。

 それに精神的にほ参ってるみたいだしな。これからは陸奥か長門辺りの艦娘に

 メンタルケアをしてもらう。ときどき俺もよるかもしれないが、嫌だったらハッキリ

 嫌だ!!って言ってくれ。そしたらすぐに出ていくからな。それじゃあな。」

 

そう言って、俺は部屋を出る。

 

(さてと、じゃあ、執務の続きでもしますかね。)

 

「紀伊はいるか~?」

 

紀伊「なに?オビト?」

 

「これから執務をしていくんだが、秘書艦になってくれないか?」

 

紀伊「秘書艦?良いわよ。」

 

「そうか。ありがとな。さすが紀伊。」

 

紀伊「ねぇオビト、昔みたいに紀伊姉って呼んでくれないの?」

 

「いや、だって。」

 

紀伊「呼んでくれないの?」ウルウル

 

「クッ!分かったよ。秘書艦としてよろしく頼むぞ!紀伊姉!!」

 

紀伊「こちらこそ。」

 

そして俺たちは執務室に入る。そこには大量の書類があった。

 

紀伊「やっぱりやめても良い?」

 

「駄目」

 

紀伊「あっハイ。」

 

そのあと、俺たちは提出期限の近い書類に追われることになった。




読んでくれてありがとうございます。アドバイスや、感想をお待ちしています。
今後は今の書き方となりますが、よろしくです。それでは次回をお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。