魔法科高校の劣等生 妖精に魅入られし愛し仔   作:アトコー

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久々投稿ですが、
このネタはゲームをしている人若しくは動画を見た人しか知らないかな


第9話 RAINBOW出撃

 

 

RAINBOWの日常

リチャード卿の別荘兼RAINBOW前線基地

地下2階 ブリーフィングルーム

 

「随分とまあ大所帯になったもんだな。RAINBOWは」

 

「そうだな。最初はSASとデルタフォースだろ。」

 

「ああ、そこからあれこれやって来たからな。古巣を抜け出し、故郷を捨てて皆やって来た。」

 

「そうだな。」

 

「どうした?イェーガー、スレッジ。」

 

「エコーか、いや昔に比べ大きくなったなと思ってな。」

 

「そうらしいな。」

 

エコーは珍しくため息を吐く。

 

「?・・・エコー、何かあったか?」

 

「あ、いや弟がな。」

 

「へぇ、エコーにも弟がいたんだ。」

 

「カイベラ。」

 

「それで、弟がなにか手を出した?」

 

「なんでそう考える?・・・いや、手を出していないとは考えていないわけじゃない。

日本国防軍の情報部にいるのだがな、どうもきな臭い動きが軍にあるらしい。」

 

「それ、漏らしたらヤバい奴じゃないか?」

 

「ああ、だから直接手紙を送ってきた。」

 

見せられた手紙を見て、エコーは言う。

 

「軍の一部の連中が羽鳥を研究所に送ろうという計画がある。だが、いつ、どこでなのかも分からないだけじゃない。弟はもう少し調べると言っていたが・・・」

 

「外に出る機会がありそうだな。」

 

「ジャッカル。」

 

「弟に関する情報を寄越せ。追跡して状況を確認する。」

 

「だが、・・・」

 

「RAINBOWに正式な任務は無い。だが、任務と家族。任務を優先するのは分かる。だが、唯一の肉親だろう?」

 

「モンターニュ。ああ、そうさ。行ってやりたいさ。」

 

「よし、準備しよう。」

 

「時間が無いぞ!」

 

「ブラッカー、ナイトストーカーを出して上空から都内偵察を任す。」

 

「了解。海軍からリーパーを出動させる。」

 

救出すると決まれば彼らの動きは速かった。

それぞれのスキルを生かし、エコーの弟の位置と国防軍の動向を探った。

 

「誰が救出に動く?エコーは決まっているとしてだ。」

 

問題なのは部隊としてではなく、個々の戦力で動くということ。

つまりRAINBOWに属するSAT部隊をではなく、SATのエコーがという個人ということだ。

 

「エコー、弟は何処に向かった?」

 

「昨日は東京に居たが、どうもさっきから連絡が出来ない。一度あいつの家に行く必要がある。」

 

「なら、俺も行こう。もしもに備えても単独行動は駄目だ。」

 

「そうだな。ツーマンセルで行動しよう。」

 

「車を用意しておく。乗っていけ。」

 

結果、エコーの弟の家にブリッツ、リージョン、エコーの3人が向かった。

残りは、バックアップの為、自家用ヘリを用意して上空援護と後方支援に回った。

弟の家に着くまで、エコーは何も話さなかった。

エコーの弟の家に到着すると、感の冴えるリージョンが待ったを掛けた。

 

「エコー、待て。」

 

「どうした?」

 

「ブリッツ、外で待っていてくれ」

 

「ああ、直ぐに出せるようにしとく。」

 

リージョンが玄関の扉をわずかながら開けると其処から家の中を覗いた。

 

「ふん、どうやら一足遅かったらしい。対人地雷だ。」

 

「何っ!?」

 

「舐めているのか、それともこれが国防軍なのか。どちらにせよ、雑すぎだ。」

 

特殊工具で導線を切断し家に入ると、其処は既に荒らされていた。

 

「・・・・・・遅かったか。」

 

「エコー、中を調べよう。何か残っているかもしれない。」

 

「ああ、そうするよ。」

 

家に仕掛けられていた爆弾は地雷以外なかった。たった一つしかないあたり、犯行がとても疎か過ぎた。

エコーは、弟の部屋に入り、唯一無事だったファックス付き電話機の録音を再生した。

 

『・・・・・優兄さんか、俺だ大輔だ。

不味いことになった。兄さんに手紙を送ったことがどういうわけかバレタ。

俺は、USBで〈アレ〉に関するデータだけをコピーして引き抜いた。

今持ってる。けど、追手がもうすぐ来る。

時間が無い。携帯も捨てておく。

 

 

 

 

 

うわぁ!?な、もう来たってーのか!

 

 

 

クソっ、此処まで来たってのに

 

 

現在地は・・・座間、クソッ垂れ。よりによって一番来ちゃいけないところに来ちまったのかよ。

 

 

もうこれまでか。

 

 

USBを近くの祠に投げた。

 

後は、・・・頼んだ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

この後、何分かもみ合いになっている音が響き、ぶつっと音声は途切れた。

 

「座間か。結構面倒だな。」

 

「USBを回収して大輔さんのとこに行こうか。」

 

「ああ。」

 

3人が車に移動し基地に帰る頃、

別働で動いている部隊があった。

 

 

元陸上自衛隊特殊作戦群SFGp

 

国防軍創立と共に消え、瑞穂軍に入らずRAINBOWに加入した彼等は、殆どのRAINBOWがイギリスにいる中、日本に残り数々の工作活動を行っていた。

そして、今回この事を聞き、彼らは立ち上がった。

卑劣な国防軍を壊滅せんと、囮を買って出たのだ。

 

30人の特殊作戦群が、国防陸軍座間駐屯地に攻撃を仕掛けた。

駐屯地内部に潜入し、RAINBOWの救出部隊が到着する前に通信施設を強襲し、C10爆弾を設置。

更にレーダー施設、対空兵器にも爆弾を仕掛けていき、警報も先に破壊した。

 

そして、

 

『アーチャーよりRAINBOW、アーチャーよりRAINBOW、応答を』

 

「こちらエコーだ。アーチャー!何処にいる!?」

 

『座間駐屯地だ。救出対象は基地施設内部にいることが確認されている。だが、内部警備が厳しい。こちらが囮になる。』

 

「馬鹿を言うな、一人で何が出来る!」

 

『特戦群30名で今工作が終わった。そちらの準備ができ次第、陽動を開始する。

制限時間はおよそ30分。行けるか?』

 

「陽動成功後はどうする?」

 

『こちらで脱出ルートは確保済みだ。』

 

「・・・・・・・・・・分かった。10分後に到着する。到着後、無線で合図を出す。」

 

『了解した。』

 

特戦群は、基地内の弾薬庫で弾薬を持てるだけ持ち、その弾薬庫にクレイモア地雷を仕掛け

本拠点から離れた建物の一つに立て籠もり、合図を待った。

 

RAINBOW本隊からの救出部隊は、

エコー、ブラックビアード、カベイラ、スレッジ、サッチャー、グラズ、ブリッツ、イェーガー、フューズ、モンターニュの10人

全員が最精鋭のエキスパート

到着と同時に光信号を送ると、それを確認した特戦群が一斉に起爆した。

暗闇の座間駐屯地が弾薬庫の爆発によって明るく照らされる。

全員がイギリスから取り寄せた純正のアンティナイトを装備しているため、魔法師を即戦闘不能に追い込み、救出の妨げとなる壁は簡単にスレッジによって物理的に破壊される。

特戦の誘導で施設入り口に入り、中を偵察して特戦が見つけ出した対象がいる部屋以外にフューズがクラスターチャージを設置して中にいる敵を一掃する。

モンターニュが楯と成り前進していき、ブリッツも共に並走して、目の前に現れる敵に装備しているタクティカルライトシールドを使い、フラッシュで一時的に視力を奪い敵を倒していく。

グレネードランチャーを装備している敵に対してイェーガーが、アクティブディフェンスシステム『マグパイ』を設置して降り掛かるグレネードを全て無力化していく。

誰もが不可能と言っていた、戦車向きだと言われたマグパイが実戦で使われてもなお、信じる者はRAINBOW以外に居ない。

エコー、ブラックビアード、グラズが壁越し銃撃を敵に浴びせ、容赦なく殲滅していき司令部に雪崩れ込む。

国防軍もまさか司令部まで来ると思っていなかったらしく武装した兵士が殆ど居なかった。

いや、居たがカベイラのナイフ技術を前に瞬殺されていった。残ったのは通信要因と小太った駐屯地司令官のみ

 

「き、貴様ら!こんなことをしてただで済むと思うなゔぁ!?」

 

「黙ってろ、権力に溺れた惨めな敗者が」

 

エコーが駐屯地司令を射殺し、投降した通信要員は一か所に集められ、気絶させられた。

 

「おい、殺すんじゃなかったのか?」

 

「心配するなブリッツ、カプカンが来てる。大丈夫だ。」

 

「あ、・・・それは、国防軍もご愁傷様だな。」

 

カプカンを呼んだグラズの一言に同情を隠せずに言うブラックビアード

他の者も同情を隠せなかったらしい。

それだけ、カプカンのトラップがえげつないことを知っている。

救出対象を見つけた一行は、周囲を警戒しカプカンのトラップ設置を待つ。

時は最初に戻って、起爆と同時に銃撃戦を始めた特戦群に、駐屯地の大半の兵士が其処に人員を割かれた。

たった30人の特戦群にまともな訓練しかしていない200人を超える兵士たちは次々に犠牲者を出した。

格も練度もあまりに違っていた。

捕らえようとする国防軍に殲滅する特戦群。

軍配がどちらに上がるかは簡単だった。

最終的に、モンターニュとブリッツを先頭に次々に敵を薙ぎ倒していき、アンティナイトによって、国防軍魔法師が全員床に伏せ倒れこんでうめき声を上げているが、彼らは容赦なく頭部を撃ち貫いた。

駐屯地内部通信もサッチャーのEMPグレネードで悉く破壊され、

駐屯地司令以下士官全員が射殺された。

容赦なく、情けも無く、救出対象を発見後闇夜に紛れてやって来たRAINBOWの航空兵器

低飛行強襲型兵員輸送艇により、RAINBOWと特戦群の全要員が座間駐屯地から離脱した。

僅か15分程度のことだった。

 

襲撃から20分後、騒ぎを聞きつけた国防軍の部隊が各所から集まり出した。

駐屯地施設内に入らず外周警戒をし、被害の確認をしていく国防軍兵士達。

一般兵も魔法師もどちらも平等に射殺されている光景に彼らは目を疑ったが、疑うのはこれからの方だった。駐屯地司令室に向かう為、小隊ごとに部隊分けされ、中に入っていったのだが、彼らはまんまとカプカンの罠に引っかかった。

 

ドアや部屋の机の脚に仕掛けられた感知型地雷によって施設内部各所で爆発音が鳴り響く。

指揮を執っていた大尉は愕然とする。

突入した各部隊から負傷者が多発し、基地内に残っていた生存者も救出に当たろうとした小隊員が部屋に侵入したことによって全滅したのだ。

エグイ話、カプカンは弾丸が跳弾する部屋を敢えて選び鋼鉄で出来た牢屋部屋に通信要員達を放り込み、各所敷き詰められたクレイモア地雷が通信要員達によって起動しない辺りに仕掛け、中に人が入ることによって、侵入した人間諸共クレイモア地雷から射出された500発以上のパチンコ玉が襲い掛かるという仕組み。

念には念を、というカプカンの行動によって30個ものクレイモア地雷が仕掛けられ、小隊員が救出に入った瞬間に起動した15000発のパチンコ玉が襲い掛かり牢屋部屋で跳弾しまくって通信要員達は穴だらけになり死亡。

唯一の出入り口から跳弾したパチンコ玉が外にいる小隊員を襲い、少なからずの犠牲者と負傷者を出した。

 

夜が明けると、事件の全容が明らかになってきた。

襲撃者達は既に離脱。

基地要員はその殆どが全滅。軍用語の全滅ではなく、文字通りの全滅だった。

どうしようもない状況下に唖然とする大尉だが、この事が明るみに出る事は容易く予想出来た。

無論、全国紙で一面に『国防軍座間駐屯地、壊滅。襲撃か!?』の見出しで世間を騒がすことになった。

 

 

 

 

 

 

座間駐屯地を離脱したRAINBOWの部隊は、RAINBOW地下基地に有った。

彼等は離脱し、基地まで追撃無く離脱を果たし、エコーの弟が負傷していたので治療に当て、エコーの弟が入手したUSBメモリを特戦群が回収していた為、解析に乗り出した。

そして、国防軍がスレイ・ベガについて軍事研究していることを知り、より一層警戒を強めるのだった。そんな時、特戦群のランサーの携帯が鳴った。

差出人が知っている人間なだけにそのままに出来ず、ランサ-は電話に出る。

 

「俺だ。」

 

『ランサーか?久しぶりだな。』

 

「東條か?」

 

『ああ、そうだ。』

 

「なんのようだ?」

 

『昨晩のあれ、お前らだろ?』

 

「例えそうだとして、どうなんだ?」

 

『いや、目的が知りたくてな。』

 

「お前が瑞穂軍にいるとしても、言えないな。」

 

『そこをなんとかできないか?』

 

「・・・・・・・・事実は言えないが、結果的にイギリスを怒らせる内容とだけ言っておこう。」

 

『ほう?なるほどな。いや、分かった。これで国防軍を陥れることが出来る。』

 

「気にするな、本当のことを言っていないだけだ。」

 

『そうか?なら、伝えておいてくれないか?そちらの姫さん達に』

 

「何をだ?」

 

『そちらの身に危機有れば、瑞穂軍は力を貸すと。』

 

「おいおい、それ個人でじゃないだろうな?」

 

『俺が電話しているのは瑞穂軍作戦司令部だ。なんなら変わろうか?』

 

「そうだな。こちらも変わろう。」

 

そう言って、作戦基地に来ていたリチャード卿と変わるランサー

 

『瑞穂軍統合幕僚長の高城介六郎だ。』

 

「RAINBOW部隊総指揮官のリチャード・K・ブラッドレイだ。」

 

相手の顔色が一瞬で引き締まった。

 

『かの剣王自らですか。』

 

「なに、少しおいたをする輩には、躾が必要だと思ってね。」

 

『そうでしたか。・・・我が軍の最高指揮官は天皇陛下でありますが、かの陛下より、羽鳥、三千院に害為す存在を撃滅し、防衛せよとの通達を承っております。』

 

「そうか、ではその時は頼むよ。それと、事が起きた時、機甲部隊を中心とした部隊が市街に展開するだろうが・・・」

 

『ご心配なく、国防軍の相手はお任せを』

 

「なら、後顧の憂いはなくなったな。その時は任せる」

 

 

RAINBOWと瑞穂軍との間に結ばれた密約が、国防軍をより苦しめるとはこの時分かっているのはリチャード卿しかいなかった。

 

 

 

裏でそんなことが起きているなど知る由もなく、学生生活を謳歌する私と智世。

達也と共に風紀委員として、校内巡回を終え、山のように積み重なった委員長のデスクを見ながら、委員長を見捨てて帰り支度をし、達也に助けを求める渡辺委員長。

しかし、達也もそこまで優しくなく、入学当初にあの手この手で風紀に勧誘した事を突き出した上で、手伝いませんからという非情な言葉と共に渡辺委員長は崩れ落ちた。

その後、白くなった友人を見慌てる七草生徒会長の姿はあったとか。

 

妹と帰宅した達也は、夕食後ゆっくりとした時間を過ごしていたが、自分の上司から通信が入った為、そちらに目を向けた。

 

『久しぶりだな、特尉。元気そうでなによりだ。』

 

「お久しぶりです、風間少佐。」

 

『早速だが、君は国防軍座間駐屯地襲撃事件を知っているか?』

 

「ええ、新聞の見出しにもニュースでも行っていましたから」

 

『そうか、・・・気を付けろよ達也』

 

「・・・少佐?」

 

『今回の事件、襲撃者はかなりの実力を持っていたと考えられる。座間駐屯地に居た50人の魔法師が全員死亡していた。』

 

「それは・・・」

 

『全員、決して弱いわけではない。魔法師部隊烏の3割が一瞬で全滅したことが問題なのだ。』

 

「あの烏の者が・・・ですか?」

 

『そうだ。達也も気を付けた方がいい。』

 

「分かりました。(恐らく輝夜たちの部隊だろうな。)」

 

通信はそこで切れるが一番勘違いしているのは、基地要員の大半を殲滅したのは突入した10人程度のRAINBOW部隊ではなく、特戦群だという事を。

そして、国防軍魔法師特殊部隊「烏」の2割半を撃滅したのが、特戦群の兵士だということをこの時国防軍は完全に勘違いしていた。

国防軍は襲撃犯の捜索に移ったが、監視カメラは全部丁寧にEMPグレネードで無力化

監視ビデオも、配線からショートしており、データも破壊されている為、誰がやったのか正確に判断出来ない状態だった。故に、捜索は早々に打ち切られた。

各地の国防軍基地の警戒レベルが一時的に上がり、数カ月警戒態勢に移られるが再度の襲撃が無く、杞憂に終わった為警戒態勢が通常態勢に移行するのもそう掛からなかったという。

 

 

 

 

RAINBOWによる国防軍基地攻撃は、国防軍はおろか政府に知られる事なく、襲撃の意図も国防軍に分からないまま時は過ぎ去ったのだった。

 

 

 

 

その頃、三千院と羽鳥は・・・・図書館に居た。

 

「おかしい。この魔法は、・・・」

 

「どうかしたの?」

 

「ねえ、智世。この魔法記述を見てみて。おかしいと思わない?」

 

山のように積み重なった本は全て魔法に関する図鑑や専門書なのだが、

2人はそれを読み漁っていた。そんな中、見つけた本に書かれていた内容に輝夜は驚いた。

それを智世も見て、「これって・・・!」という感じで驚いていた。

 

「SB魔法、イギリスの魔法法なら禁則事項に当たることをしているよね。」

 

そう、精霊を支配下において魔法を発動する。

これは、コチラ側(イギリス)では双方の同意の上で使用できる魔法であり、別名精霊魔法とも魔術師達から言われている。(エリアスが持ってきた本にもそう書かれていた。)

 

対し、こっち側(現代魔法)では、精霊を無理矢理使役して魔法を使う場合が多く、唯一例外なのが日本の式神など古式魔法分野。

あれは原理自体似たようなものだが、精霊と対話することが出来、扱い上イギリスが定めた魔法法に違反していないのだ。

 

今回、見つけた魔法についての文書は精霊を使役して発動する魔法についてだった。

 

「これ、かなりマズくない?」

 

「ええ、けど、日本はどんなに違反していても国際魔法協定に批准していない。あれは、イギリスを筆頭としたヨーロッパ諸国が結んでいるだけ。

日本はアメリカなどが結んでいる国連魔法条約を結んでいるから。」

 

「国際魔法協定と国連魔法条約の違いって何?」

 

「国際魔法協定って言っているけど実際上は、異人種民族を含めたもの。その人達の人権を保障した上で魔法協定が組まれているの。だから、欧州での精霊や妖精さんは皆お隣さん。」

 

「エアリエルと同じってこと?」

 

「そう、対しこっちの条約は、精霊や妖精は魔法体だからそもそも人権など無いということ。だから、欧州ではタブーなことも、こっちでは平然と出来るって奴。」

 

「まったく、酷いったらありやしないのね!」

 

「エアリエル!?」

 

「智世」

 

「あ、ごめん。」

 

お隣さん(エアリエル)は常人には見えない。だから智世の行動は少し危ない。

けど、エアリエルの行動も危ない。取り敢えず念話で話すことにした。

 

「(エアリエル、大丈夫なの?こっちだと見える人もいるんだから)」

 

「大丈夫よ。一っ跳びしてきたけどだーれも見向きしなかったわ。それにしても色々見てるわね。2人共」

 

「(だけど、これってあんまりじゃない?)」

 

「(そうなんだけどね、これがコチラ側のやり方だとしても、こっちはそれに従う必要はない。それに、例え奴らがやってきても、返り討ちにしてやればいい。そうじゃない?智世)」

 

「(そうね。いつまでもエリアスに守ってもらうわけにもいかないし。)」

 

「(うわぁ、2人が黒いこと考えてるよ。)お二人とも、そろそろ時間だよ。」

 

「はいよ~。」

 

「じゃあ、ちょっとお願いするよ。」

 

私と智世が、積み上がった本に触りながら

 

「「リブダス」」

 

本の精霊に頼んで、元あった場所に本を返しておくと、2人は図書館から出た。

どうやら、最後の2人だったらしく、ひとりでに戻って行く本を見た者はいなかった。

 

魔法の名前がおかしいって?本人達は本気です。

 

 

下校中の車内で、輝夜はうたた寝していると

 

「あ、輝夜。此処使っていいよ?」

 

「ん?・・ああ、ありがと・・・。 」

 

智世に促されて、太腿に頭を預けそのまま眠りについた輝夜。

 

「いつもありがとう。」

 

智世は、輝夜が自分の近辺警護をしていることを知っていた。

 

「・・・・んむぅ。・・・・・」

 

智世の気遣いを知ってか知らずか、ご丁寧に腰に手を回して抱き枕の如く身を寄せていた。

そんな輝夜に智世も、抱き返している。

そんな百合百合な現場に車の運転手と助手席の警護官は、後ろを直視せずただ意識から後ろの存在を外さざるをえなくなっていた。

(次から女性隊員に任せよう。)そう、彼ら2人が共通して思っていた

 

家に帰った後、車の中で2人はキスが出来るくらい唇がくっつくぐらいの距離に顔があったため、起きた後2人共暫く顔を紅くしていた。

 

 

 

 




ええ、ゴーストリコンワイルドランズとレインボーシックスのコラボミッションをそれっぽくしてみました。
ここは違うんじゃない?
とか
ここはこうだろう!
とか、
そういうのは、あまり受け付けません。
分からない人は、YouTubeで
ゴーストリコンワイルドランズ レインボーシックスシージコラボミッションを見てみてください。それではまた
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