天界にて、美奈子は自身が仕事をする場所にて座っていた・・書類を見ながら確認をしていた。
「ふぅ・・・・・」
彼女は天界にていつも通りに仕事をしているが、今回はどうやって健介を元の世界へ戻そうか考えていた、今回の敵・・葵 健吾のことが終わり、元の世界へどうやってもどしてあげようか考えていたところだ。
「ミナコさま、お茶ですよ?」
「あぁありがとう。」
彼女はお茶を飲み、仕事の書類を見ていた・・・片付ける仕事が終わったと思ったが・・今度は世界のこともあるから大変なのである。
さて地上では戦兎はヴィヴィオ、リンネ、フーカを連れてミッドチルダの街へとやってきていた。
車は新たに開発をした、ビルドカーを使いやってきた、彼らは車を駐車場へと置いてから降りていき、買い物へと歩いていく。
「ほえーーーすごい」
「ふーちゃん落ち着いて?」
「うわーすごいよ戦兎パパ!!」
子どもたちは目をキラキラさせながらデパートの中を見ている、戦兎は彼らの様子を見ながらも連れてきてよかったなと思う。
まず連れてきたのはゲームセンターだ、フーカとヴィヴィオは格闘ゲームに夢中になっていた、三人ともノ―ヴェからストライクアーツを学んでおりリンネは戦兎と一緒にクレーンゲームの方にいた。
「お父様、あれをしてみたいです・・・」
「おう、任せろ!!」
戦兎はリンネのためにぬいぐるみをとろうと奮闘をする中、ヴィヴィオとフーカはデットヒートを繰り広げていた。
「いくよ!!」
「なんの!!」
お互いに格闘ゲームなので、お互いのキャラがラッシュをするかのように攻防を繰り広げていた。
「「わお・・・・・・」」
ぬいぐるみをとりリンネは満足をしていたので、二人を呼ぼうとしたがデットヒートな戦いをしていたのでさすがに決着がつくまでは声をかけないようにした。
「「おりゃあああああああああああ!!」」
お互いのキャラの拳がぶつかり、体力ゲージの方を見る。
『1PWIN!!』
「やったあああああああああああ!!」
「まけたああああああああああああ!!」
(あーどうやらヴィヴィオがぎりぎり勝って、フーカが負けたんだな・・こりゃしばらくは落ち込むだろうな・・・・・)
戦兎が思った通り、フーカは負けたショックが大きくて無言でブツブツと言っている、となりいるリンネもどうやって声をかけようか悩むほどにフーカは落ち込んでいた。
「フーカ」
「・・・父上・・・わしはどうしてこうも弱いのでしょうか・・・」
「まぁゲームだからな・・・だがフーカ、力をふるうのは人を守るためと決めておくといい・・・」
「「「?」」」
三人は突然戦兎が何を言おうとしているのか聞いている、戦兎は口を動かしていた。
「この力は誰でも使えるわけじゃない、その力は正義にも悪にも使うことができる・・人を殴ることなども一緒だ。」
「お父様・・・・・」
「伏せろ!!」
三人に伏せろといい、戦兎はクローズドラゴンFを召喚させて突撃をさせる・・そのうちにクロスドライバーを装着をしてフルボトルを振って装着をする。
『ヒール!シールド!ベストマッチ!!』
レバーをまわしていき、スナップビルダーが発生をして変身をする。
『AREYOUREADY?』
「変身!!」
『大いなる守護の聖盾!ヒールシールダー!イエ―イ!』
ビルドXヒールシールダーになり、ディバインシールドを構えてヴィヴィオたちを守るためにガードをしている。
(一体誰が・・・・・)
ビルドXは周りを見ているが、かなりの数がいるらしい。
『ぎゃおおおおおおおおおおおおお!!』
クローズドラゴンFは飛びながら火炎放射を放ちながら攻撃をしている、一方でビルドXはガードをしていた、ヴィヴィオたちのそばを離れるわけにはいかないため、動けない状態になっていた。
(私たちのせいで・・・お父様が・・・・)
(父上・・・・)
(パパ・・・・・)
「心配するなって・・・お前らは・・・俺がまもって・・見せる!!それが・・父親としての・・・俺の使命だからな?」
ビルドXはダメージを受けていた、だがそれでも立ちあがり娘たちを守るために奮闘をする。
「そうだな、お前はいい父親だ!!」
『ライオファイアー!!』
炎のライオン型が飛び・・仮面ライダーフィスが現れる、彼の放った技の威力を落としており・・さらには弾などが飛んできて相手に命中をする。
「これはいったい・・・・・」
「戦にぃ!!」
「戦兎さん!!」
「スバルに・・・ギンガ・・・か・・・どうしてここが?」
「それは私たちが追ってきた犯人がここら辺に逃げていたの・・・それがまさか戦兎たちに襲っていたなんて・・・ごめんなさい・・・」
「・・・・フェイト、なのは・・・ヴィヴィオたちを頼む・・・」
彼は立ちあがりインフィニティフューチャーフルボトルを出してセットをした。
『AREYOU READY?』
「ビルドアップ」
『『『インフィニティフューチャー!!イエ―イ!』』』
インフィニティフューチャーへと変身をしたビルドXは、素早く動いて犯人たちへ接近をする、一人の魔導士はバインド魔法を使いビルドXの体に巻き付けるが、それをビルドXは力を入れてバインド魔法を引きちぎり、エターナルブレードを装備をしてガンナーモードへ変えてトリガーを引いていく。
「ぐあ!!」
弾の威力も落としており、なのはたちが捕まえやすいようにデバイスなどを狙って破壊してバリアージャケットがなくなった犯人にバインド魔法をかけて大人しくさせている。
「・・さて」
彼はホークガトリンガーを出してシリンダーをまわしていき、10回回す。
『フルバレット!!』
「であああああああああああああ!!」
一気に放たれたフルバレットがデバイスなどに命中をして、犯人たちはいっきに戦闘力を奪われてビルドXは着地をしてなのはたちのところへ向かう。
「兄上!!」
「ラウラ?IS部隊か・・・こいつらの確保か?」
「えぇ、その通りです・・・さてこいつらをとらえろ!!」
「「「「は!!」」」」
ラウラの指示のもと、IS部隊は犯人たちを腕部からロープを発射させて体に巻き付かせて彼らを拘束をして連れていく。
ヴィヴィオたちはビルドXを解除をした戦兎に近づいて抱き付いた。
「お父様!!」
「父上!!」
「パパ!!」
「三人とも無事だな?」
「でも・・・お父様が・・・・」
「はっはっはっはっは、リンネよ大丈夫だ・・・お前たちが無事ならそれでいいのささぁ戻るぞ」
戦兎はそういって歩いていきなのはたちを後にした。
「戦兎?」
戦兎side
「・・・・・・・グレーズ」
『誰もいませんので大丈夫ですよ?』
「・・・・そうか」
俺は膝をついた、先ほどのダメージが来ており・・・さすがに皆の前で倒れるわけにはいかなかったので、俺はどこかの場所で休んでいた。
「ふぅ・・・・やはり神とはいえ疲れはたまるもんだな・・・・」
『当たり前だ、いくらお前でもこのままでは高町みたいなってしまうぞ!!」
鞠奈の声を聞いて、なのはようにってことは・・あの時の無茶をしていたなのはのようになるってことか・・・
「・・・・・・・・・・・・・」
『戦兎、あなたの体は大切なんですよ?私たちもあなたを心配をするのですから・・・もう・・・』
「・・・・・・・・・・・・・・」
「全くその通りよ戦兎」
「美海?」
実体化をした美海が俺を抱きしめていた、大きいマシュマロのような胸が当たっているのですが・・・まぁこいつは俺から生まれたからな・・・・
「何も言わないで、戦兎・・・あなたが言いたいことはわかるから・・・今はこうさせて・・・私がしたいからそうしてる・・・ただそれだけよ・・・」
美海・・・・・俺はしばらく彼女に甘えることにした。
天界
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
美奈子は前にやったように主神たちに許可を得るためにその場所へとやってきた。
「失礼します、主神さま達」
「ミナコか・・・・」
「王手じゃ!!」
「ぬおおおおおおおおお!!待ってくれ!!そこは!!」
「・・・・・・・・・・・・・」
美奈子は何をしているのやらと思っていた、主神のうち二人が将棋をして一人は苦笑いをしていたところだ。
「ごめんなさいね、美奈子・・丁度きりがよかったからね(笑)」
「えっとはい・・・・」
数分後片付けをして仕切り直しをすることになり、美奈子はそれに待たされていた。
「すまんな美奈子、さてお前がここに来たことはだいたいわかった・・・許可を欲しいのだろ?いいぞ」
「ありがとうございます・・・あの・・どうして健介が私の世界に?」
「・・ふーむ、それがわからないのだ・・・我々もなぜ彼らがお前の世界に来たのか・・・さっぱりわからないのだ・・・」
(主神さまたちでもわからないこと?いったい何が起ろうとしているの?)
美奈子はそう思いながらも許可を得たので地上の方へと向かうのであった。
「「「・・・・・・・・・・・・」」」
美奈子が去った後に主神たちはお互いを見ていた。
「しかし、いったい何が起ろうとしているのか・・・我々にもわからないことばかりだ・・・・」
「その通りね、この現象は私たちも今までにないことが起ろうとしているのか・・・・」
「そういえばロキたちがオラリオの方へと降りていったな・・・」
「ほほーう、ヘフィアトスとかソーマたちもそうだったな・・・そういえばカイルスよ」
「なんだ?エグザス」
「・・・あの子をオラリオに行かせるってのは本当か?」
「え?」
二人は驚いていたが、カイギスは一旦目を閉じた後に開ける。
「そのとおりだ、今あの世界は何か闇の力を感じる、まだロキたちはファミリアを結成をしたばかりの世界・・・・おそらく彼らでも倒せるかどうか・・・・」
「なるほど、だがそれはこちらの世界の問題を解決をしてからだな?」
「・・・・・そのとおりだ、今のあの子ならできると思うからな・・・」
「でもそれをしたら・・彼女たちが黙っていないわよ?」
アルミネスの言葉に、カイギス黙ってしまう・・・そのとおりだ・・彼女たちは戦兎に助けてもらってきたものばかり・・・だからもし戦兎が別世界に行くとなったらついていくなと感じていた。
「・・・・・・・・・・・・・」
カイギスは黙ってどうしたらいいのか考えるのであった。
ビートルボーグside
今、彼は家で勉強というのをしていた、だが彼にとって勉強は簡単すぎてしまった・・なにせアイギスよって作られた彼はどんなものでも覚えてしまうという能力を付けられており、仮面ライダーとの戦いなども覚えてしまうほどなのだ。
「・・・はぁ・・・・・」
ビートルボーグは休憩をするとレイナが料理を教えてもらっていた、アイギスは元々サーナリアやゼルギスとは幼馴染みみたいな感じだからだ・・だからこそ彼女はこうして料理を教えたりしていたことがあった。
ビートルボーグは二人を見て親子だなと思いつつ、本を閉じて地下室へ行く、アイギスによって作られた魔空空間、狭いはずの場所でもここでは広くなっており、ビートルボーグは本来の姿へと戻り構えていた。
「インプット仮面ライダークウガ」
『クウガ起動』
音声と共に仮面ライダークウガが現れて構えていた。
「超古代の戦士・・・仮面ライダークウガ・・・今の俺に貴様と戦ってどれくらい戦えるのか試させてもらうぞ!!」
『ステージセレクト!!』
ステージが変わり街中となりお互いに構えていた。
ビートルボーグはビートルブレードを構えており、クウガはマイティフォームで構えていて接近をして剣がクウガを切りつけようとしたが・・・クウガは上空へとびビートルブレードを回避した。
「!!」
後ろを振り返ると、クウガの拳がビートルボーグのボディに当たり吹き飛ぶ。
「ちぃ!!」
右腰の銃をとりクウガに放つが、クウガは姿を青い形態ドラゴンフォームへと姿を変えた。
「速い!!」
クウガは近くにあった棒を拾うと形がかわりドラゴンロッドへと姿を変える。
「これがモーフィングパワー・・・・なら!!」
『ビーモード』
右手にビードリラーを発生をして姿が変わりビーモードへと変わる。
「は!!」
右手のビードリラーからドリル型の針が連続発射されてクウガに襲い掛かるが、ドラドンロッドを振り回して放った針を落としていく。
「・・・・・・・・・」
「さすがだな・・・・くらえ!!」
空を飛び連続した針を飛ばすが、クウガは突然緑のクウガ形態に変わり、ビードリラーから放たれた針をつかんでいく。
「!!」
持っていたドラゴンロッドが変わりペガサスボウガンへと姿を変えていく。
そのまま構えてブラストペガサスを放つ。
「ごう!!」
ブラストペガサスが命中をしてビートルボーグは地上へ降りてからビーモードを解除をしてバットをセットをする。
『バットモード』
背中にコウモリの翼が発生をして右手にはバットアローが装着される。
「は!!」
バットアローにエネルギーが込められてクウガペガサスフォームに放つが、クウガが紫のタイタンフォームへと変身をすると、ガードされる。
「なら必殺技ならどうだ!!」
『バット・・・バットシューティング!!』
「・・・・・は!!」
エネルギーがためられた矢がクウガにめがけて放たれるが、クウガはモーフィングさせたタイタンソードを前に構えてそのまま振り下ろすとビートルボーグが放たれた技を剣の一振りで破壊した。
そのあとはビートルボーグの負けで終わった。
「やはり強いな・・・・仮面ライダーは・・・それでこそ俺が倒す思いがいっぱいだ・・・さて今日はここまでにしよう」
そういってシュミレーションシステムを起動をダウンさせて部屋へと戻るのであった。
次回 美奈子は健介たちを元の世界へ戻す許可を得たので準備をする。
次回「健介たちを元の世界へ」