IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか   作:桐野 ユウ

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ロゼリアとの思い出

戦兎side

 

「・・・・・・ん?」

 

俺は目を覚ましたが何か変だ、なにせ布団が膨らんでいるからだ・・・・・・アリスか?だがあいつはさすがに人の布団に入ってくるほどだったわ・・・・・・だけど何か変だな・・・・・・とりあえず気になった俺は布団をめくることにした。

 

「すー・・・・・・すー・・・・・・」

 

そこには銀色の髪をした女の子友希那が眠っていた。なんで彼女が俺の布団に潜りこんで眠っているんだ?俺は窓の方を見ると空いていた。

 

「・・・・・・そういえば昔もあいつはあそこから入りこんで俺の部屋に入ってきたっけ?」

 

そう俺と友希那の部屋は隣の家同士ってこともあり窓を開けたら入れるぐらいの近さだからな。昔もこうやってあの子は入ってきたが・・・・・・まさか今になって入りこんでくるとは思ってもいなかったな。

 

「・・・・・・・・・」

 

眠っている彼女の頭を撫でながら俺は彼女たちと出会いを思いだしている。それはまだ彼女がまだ小さいとき、まぁ俺はこの子とは幼馴染みたいな感じだな、年は俺の方が上だったし家が隣同士ってこともありリサや友希那の面倒を見ていたことがある。まぁ美琴や奈菜とも年が近いから彼女達は遊んでいたな。

 

俺はその様子を見ながらもたまーに一緒に遊んだりしてやがて彼女達は大きくなっていき俺もサウズウェーブとして活動をしていたときまぁおじさんが色々とあって今の友希那が誕生をしたんだよな。孤島の歌姫と呼ばれていたが今じゃロゼリアというグループを作ってあげたりなど頑張っているのを俺は知っている。

 

「・・・・・・頑張ったんだな友希那・・・・・・」

 

友希那side

 

「・・・・・・・・・」

 

恥ずかしい・・・・・・つい前までの癖でイクト兄さんの部屋に入りこんで布団の中に入ってしまったけど・・・・・・まさかそんなことを言われるとは思ってもいなかった。

 

お父さんが音楽をやめたとき私を支えてくれたのはイクト兄さんだった・・・・・・兄さんは泣いている私を抱きしめてくれて・・・・・・私は兄さんに甘えていた。

それからも兄さんは私が困っている時は助けてくれてロゼリアを作る時にも協力をしてくれた。

 

さらには音楽の先生にもなってくれて私・・・・・・ううん私たちはイクト兄さんには感謝をするばかりだ。

 

私はイクト兄さんのことが好きだ。異性としてずっと小さいときから見ていたから・・・・・・でもイクト兄さんはアリスさんと付き合ったことはショックだった・・・・・・ほかの子たちもイクト兄さんのことが好きだったのも知っていたから全員がショックを受けていたのは覚えているわ。

 

だけど一番ショックだったのはイクト兄さんが死んだことだった。私たちは葬式に行き棺の中にいたイクト兄さんを見て涙を抑えれなかった・・・・・・香澄さんたちも涙を流してイクト兄ちゃんと呼んでいた。

 

「イクト・・・・・・兄さん・・・・・・」

 

アリスさんは彼の棺の前でずっと号泣をしていた。まりなさんや奏汰さん達も彼が死んだなんて嘘だとずっと言っていたぐらいだ。だからこそ私たちは信じたくなかった・・・・・・当分はこの状態が続いていたわ。

 

「イクト兄さん教えて・・・・・・っていませんでしたね・・・・・・」

 

「・・・・・・ぐすえぐ。」

 

「あこちゃん・・・・・・」

 

「やだよ・・・・・・やだよ。あこ、まだイクト兄ちゃんと一緒に遊びたかったよ・・・・・・」

 

「「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」」

 

あこの涙を見て今日は解散をするといって私は家に戻り自分の部屋の布団にダイブした。私は窓を開けてイクト兄さんの部屋を見る。だけど部屋に明かりがつくことはなかった。

 

「う・・・・・・ううううううううううううううう」

 

私は布団に入り涙を流した。イクト兄さんイクト兄さん・・・・・・イクト兄さん私は・・・・・・私はあなたが好きだった。

 

イクト兄さんが亡くなった後も不幸は続いた。アリスさんがなくなった・・・・・・さらに奏汰さんや真奈美さんまでもなくなったことを聞かされた。

 

まりなさんが泣いた後のように目が真っ赤だったのを覚えている。それはそうだ・・・まりなさんにとってサウズウェーブのメンバーは大事な仲間だ。それに彼女もイクト兄さんのことが好きだってことも知っている。だからこそショックが一番大きいのは彼女だ。

 

「まりなさん・・・・・・」

 

「大丈夫だよ・・・・・・はい鍵だよ?」

 

「ありがとうございます・・・・・・」

 

私たちは去った後ぼそりと声が聞こえたのは私だけだ。

 

「イクト君・・・・・・皆・・・・・・死んだなんて嘘だよ・・・・・・本当に・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

私たちは必死に練習をした。けれどやっぱりスッキリをしない状態が続いていた。それから数か月が立ち私とリサは練習が終わり家に帰ろうとしたときに化け物が襲い掛かってきた。

 

突然のことだったので私たちは必死に走って逃げたけど怪物に追いつかれてしまう。私たちは目を閉じていたけど。

 

「おりゃあ!!」

 

『ぐお!?』

 

目を開けて見ると怪物が吹き飛んでいた。近くに男の人が立っていた・・・・・・だけど私はその人の顔を見て目を見開いてしまう。

 

そこに立っていたのは伊達メガネをしていたけどイクト兄さんが立っていたからだ。彼はこちらを見てほっとしてから腰にベルトを巻いてフルボトルを振ってセットをしていた。

 

【ラビット!タンク!ゴッドマッチ!】

 

「ゴッドマッチ?」

 

「気にするな変身!!」

 

【ラビットタンクイエ―イ!】

 

私は涙を流していた。イクト兄さんが蘇ったんだって・・・・・・助けてもらってから数日後私たちは合同ライブをして私たちロゼリアがトリを務めた。

 

ステージを後にしたときに音が流れた。全員がステージの方を見ている中声が聞こえてきた。

 

『おめーら!!ライブはまだおわりじゃねぞ!!』

 

ステージが光りだして五人の人物が立っていたが私は立っている人物に驚いている。いや私だけじゃないほかのみんなも同じだ。

 

そしてサウズウェーブの歌などを聞いて彼が姿を現すと香澄さんが走りだして彼に抱き付いた。

 

「前にも言ったはずだぞ、人に走りながら突進をするんじゃないぞ香澄。」

 

「イクト兄ちゃん・・・・・・イクト兄ちゃんだよね?」

 

「もうあれだけしちまったからな隠す必要がないよ。久しぶりだな香澄・・・・・・それに皆も。」

 

私たちはイクト兄さんの方に走っていき抱き付いた。好きだった人が今現実にいることに・・・・・・

 

友希那side終了

 

戦兎事イクトは眠っているお姫様をどうしようかなと悩んでいた。とりあえず起きようとしたが彼女が体をロックをしているので動くことができない。

 

「困ったな・・・・・・友希那はこうなるとしばらくは起きそうにないからな・・・・・・」(起きています)

 

戦兎はどうやって彼女を起こそうか悩んでいると部屋の扉が開いた。

 

「あらイクト・・・・・・あらあら。」

 

「姉さん知っているだろうが友希那の部屋と俺の部屋は窓を開けていたら入れるぐらいにな・・・・・・・」

 

「まぁそうだけどさ、それって友希那ちゃんが寂しいじゃないかな?」

 

「え?」

 

「あなた知らないと思うけど、あなたが死んだ後あの子たちいつもあなたのお墓参りをしていたのよ。それにしばらくの間皆ショックで弾けない状態になったりしていたのよ・・・・・・」

 

「そうだったんだな。ごめんな友希那・・・・・・俺が死んだばかりに・・・・・・とりあえず起きてくれたら嬉しいけどな?」

 

(起きています。)

 

彼女は顔を真っ赤にしながら起き上がるタイミングを逃してしまう友希那であった。

 

数分後 友希那は起き上がり彼の部屋から出てリビングに降りた。そこにはご飯を食べていた早苗たち一家たちの姿を・・・・・・奈菜はシルの姿をしていたがそれ以外は父親と母親がいない子どもたちのご飯である。

 

「おはようございます・・・・・・」

 

「おはよう友希那ちゃん!!」

 

「・・・・・・美琴?」

 

「あははは久しぶり。といっても私も死んでしまったんだけどね?でも友希那が元気そうでよかった。」

 

「・・・・・・・・・ありがとう。」

 

二人が話している中戦兎はご飯を食べた後は外に出ることにした。

 

「イクト兄さんどこに?」

 

「あぁちょっとな。じゃあ姉さん行ってくる。」

 

「はい行ってらっしゃい。」

 

そういって戦兎は家を出るのであった。

 




次回 戦兎は結晶を集めるために歩いて街を歩いていると

「ふええええええ・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

次回「迷子の迷子の女の子、あなたはいったいどこに行きたいの?」
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