天界にある資料室、美奈子は今そこに入ってある資料を探していた・・・・・・かつて天界の人物が書かれている資料を見つけて調べていた。
戦兎からの情報を得た彼女はこの天界に自由に来れる人物などを調べることにした。
「・・・・・・・違う、これでもないわ。しかも相手は戦兎みたいに自由に世界を移動をすることが可能といっていたわね・・・・・・でもそんなことができる人物は私が知っている人物ではあの人しか思いつかない。でもあの方がそんなことをするなんて考えられない。」
美奈子には当てはまる人が一人いた、それは彼女の先輩に当たる人であり美菜子に戦い方などを教えてくれた人物でもある。
「アルフォース先輩・・・・・・」
アルフォースとは美奈子よりも先輩の天界の人物でありその力は天界で最強とも言われた人物である。その力は戦兎がインフィニティフューチャーオーバークロス形態に変身をしても勝てるかどうかとも言われるほど最強であったがある任務でMIA扱いを受けてしまい本来彼女がなるはずだった場所を美奈子が受け持ち彼女は転移をする神になったのだ。
「・・・・・・戦兎を圧倒をする力を持ち、さらに力を作ることが可能なのはあの人しかヤハリ思いつかない。」
「さすが美奈子ね。」
「!!」
声をした方を見ると黒い髪をストレートに降ろしており豊満な胸をもっている人物が彼女の後ろに立っていた。
美奈子はその人物を知っていた。まさか今自分の後ろに現れるとは思ってもいなかったからだ。
「アルフォース先輩・・・・・・」
「久しぶりね美奈子。」
「先輩、どうしてあなたが・・・・・・」
「ふふふあなたの息子と戦ったことかしら?」
「それもそうです。あなたの力は天界で発揮されるものがどうして地上まで・・・・・・」
「簡単よ美奈子、私は天界を捨てた身ってことよ。」
「どうしてですか先輩!!あなたのような方がなんでですか!!」
「・・・・・・簡単よ美奈子、私は天界に見捨てられたのよ。あの作戦だって本当だったらすぐにでも片付ける予定だった。けれど天界の奴らは私を陥れるためにあの作戦を立てたのよ。」
「そ、そんな・・・・・・」
美奈子は信じられなかった。アルフォースが天界を捨てたのは天界の上層部によって排除されかけたということに、彼女はそのまま話を続ける。
「何とか奴らの追跡を逃れた私は自身の創成する能力を使いこのデスグラスシステムを作りあげて仮面ライダーデスグラスになったのよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「そしてあなたがこの世界へあの子を連れてきたときから私は狙っていたのよ。」
「狙っていた・・・・・・どういうことですか?」
「私はね直感であの子は神にも悪魔にもなれる存在だとわかった。だからこそ私は彼の力などを上げるために色んな方法をしてきたわ。」
「まさかあの子をどうするつもりですか先輩・・・・・・」
するとアルフォースはニヤリと笑い彼女の方を向けていた。
「あの子をもらおうと思ってね。」
「させません!!」
美奈子はヴァルキリー形態へと変わり彼女に向かって剣を振り下ろす。だがアルフォースは無言で剣を発生させて彼女が振り下ろした剣を受け止めた。
「な!!」
「忘れたのかしら?あなたに武芸などを教えたのは誰かしら?」
「く!!」
美奈子は左手にエネルギーを貯めてアルフォースに放った。彼女はふと笑いながら防御を張り美菜子が放った攻撃をガードをした。
「どうしたの美奈子、あなたの力はそんなものかしら?」
「・・・・・・なめるな!!」
美奈子は盾を捨てて剣を発生させて二刀流でアルフォースに攻撃をしてきた。彼女は剣を発生させて彼女が放つ斬撃をガードをしてきたが斬撃の多さに彼女も苦笑いをしてきた。
「流石ね、二刀流なら私でも苦戦をするわね。」
彼女は衝撃波を放ち美奈子を吹き飛ばしたがすぐに態勢を立て直して光の剣を発生させてアルフォースに放つ。
「これは・・・・・・」
「これは私自ら編み出したあなたが知らない技です!!行きなさい!!」
光の剣がアルフォースに襲い掛かる。彼女は左手に盾を出して美奈子が放つ光の剣をガードをする。
だが光の剣はさらに発生をしてアルフォースに襲い掛かるが彼女は気合を発して美奈子が発生させた光の剣を消し去った。
「な!!」
「甘いわね。」
彼女は腰部にデスグラスドライバーを装着をしてカードを出す。
「それが・・・・・・」
「変身。」
【デスグラスロード】
彼女はカードを前に出すと服がはじけて全裸になりカードが彼女を通り過ぎると装甲が装着されて仮面が最後に装着される。
【仮面ライダーデスグラスローディング】
仮面ライダーデスグラスに変身をしていた、美奈子は銃を作り彼女に向かって発砲をするが彼女はカードを装填する。
【サウザンドジャッカーロード】
彼女の右手にサウザンドジャッカーが現れてレバーを引っ張る。
【ジャッキングブレイク】
「は!!」
サウザンドジャッカーからホッキョクグマのライブモデルが現れて美奈子に突撃をして彼女は吹き飛ばされる。
「が!!」
扉が破壊されて美菜子が出てきたのを同僚が見つける。
「美菜子大丈夫か!!」
「・・・・・・・・・・・・・」
「貴様は!!」
【ギガントローディング】
「皆逃げて!!」
デスグラスは肩にギガントを構えて発射する。爆発が起ころ美奈子はなんとか助かるがほかの者たちは重傷を負ってしまう。
「あぐ・・・・・・」
「うぐ・・・・・・」
「・・・・・・さーて地上へ行きますかな?」
「な!!」
デスグラスは転移魔法を使いじゃあねといい手を振り転移する。美奈子は待ちなさいと言うがダメージが大きく膝をついた。
「美奈子!!」
「お兄様・・・・・・」
そこに現れたのは美奈子の兄でミレウスである。彼は美奈子のダメージを見て何があったのか察した。
「大丈夫か?」
「私はいい・・・・・・それよりも戦兎が!!」
「戦兎がどうしたのだ!!」
「あの子が危ないあぐ・・・・・・」
「美奈子無理をするな・・・・・・地上へは私が行こう。お前の甥っ子に手を出すなら許さんぞ!!」
ミレウスは転移をして戦兎を守るために地上の方へと向かった。一方で美海及び鞠奈と鞠亜たちは地上へ誰かがやってきたのを感じた。その力は今まで以上の敵だとわかった。
戦兎は前のダメージが残っているので眠っている。三人は首を縦に振り外へ行く。そこにはグレーズやエクスカリバーも実体化をして外へと行く。
美海はゴッドクロスドライバーを装着をしてグレーズはバリアージャケットを纏いエクスカリバーも纏う。
さらにマテリアルズやナハトも外におり構えている。魔法陣が現れてデスグラスが現れた。
「デスグラス・・・・・・」
「こいつがマスターを・・・・・・」
「これはこれは神エボルトの仲間がこんなにもいるのね。」
「あなたが戦兎をやった人物ですか?」
「だったら何かしら?」
「お前を倒す!!それだけじゃ!!」
全員が武器を構えておりデスグラスはふふと笑いながらカードをローディングさせる。
【ブレードローディング】【ガンローディング】
右手にデスグラスソード、左手にデスグラスガンを発生させて構える。
美海はクローズGODに変身をして鞠亜はフルボトルバスターを構えてゾディアックが隣に立ち、鞠奈はレヴァンテインを装備をして二人は走りだして振り下ろす。
「甘い甘い。」
デスグラスは二人が振り下ろした剣を受け止めて左手のガンを放とうとしたがシュテルが放つパイロシューターとカレンのアイスクルアローが放たれて発砲をやめて相殺をするために放った。
「そーれ!!」
「であああああああ!!」
後ろからレヴィとアレナがドラゴンとゴリラのフルボトルをセットをしてエネルギーを纏った斬撃をお見舞いさせようとしたが転移で回避されて二人は空振りをしてしまう。
「はあああああああ!!」
「ジャガーノート!!」
プラズマスパークとジャガーノートを放つティナとディアの二人。だがデスグラスはカードを出す。
【ディフェンド ロードディング】
地面を叩いて石の防御壁が現れて二人が放つ攻撃がガードされる。
「まさかあたしたちがここまで翻弄されるなんてよ・・・・・・」
「デスグラス強すぎです。」
「放てラグナロク!!」
ナハトから放たれたラグナロクがデスグラスに命中をして吹き飛ばされる。だが彼女はどうもダメージを与えた気がしない。デスグラスは笑いながら起き上がりクローズGODはレバーをまわして必殺技を放つ。
【READYGO!!ドラゴニックフィニッシュ!!】
「であああああああああああ!!」
青い龍を纏いながら蹴りを入れる。デスグラスはカードを装填する。
【デスグラスストライク】
左足にエネルギーが纏われてクローズGODに蹴りを入れて吹き飛ばす。
「きゃああああああああああああああああ!!」
「「うわ!!」」
美海が変身が解除されて鞠亜と鞠奈が受け止めたが地面に倒れる。全員が駆けつけてデスグラスはふふふと笑っていた。
「さーてこれで終わりにしてあげましょうか?」
デスグラスは必殺技のカードを装填をしようとしたが砲撃が放たれて回避をした。
「誰!?」
そこにはヴァルキリーの格好をした男性が現れる。彼はナハトたちが無事を確認をするとデスグラスに槍を向けていた。
「デスグラス、美奈子や我が甥戦兎を狙おうとしたこと美奈子の兄ミレウスが成敗する!!」
「ほーうミレウスあなたが来るとは思ってもいなかったわ。」
「何?」
デスグラスは変身を解除をすると服が創成されてミレウスは驚く。
「お前は・・・・・・アルフォース!?なぜお前が!!」
「久しぶりねミレウス。それに彼はもらっていくわよ?」
「何?」
ぱちんと指を鳴らすと魔法陣が現れて戦兎ががくっと彼女の肩に乗せられる。
「戦兎!!」
「マスター!!」
「無駄よ、あなたたちは彼が苦しんでいるのに何もしていなかったわね。そんなのマスターと呼ぶ資格などないわ!!」
「「な!!」」
グレーズとエクスカリバーはショックを受けた。確かに戦兎は疲れていたがそれでも彼は心配をかけないようにしていたことを・・・・・・ミレウスは光の槍を構えていたがアルフォースはそれをはじかせる。
「ぐ!!」
「さーてふっふっふっふ。」
「主!!」
「戦兎!!」
アルフォースは魔法陣で転移をして戦兎を連れて逃げてしまった。
「マスタあああああああああああああああああああ!!」
グレーズは叫ぶしかできなかった。鞠奈と鞠亜は涙を流した。美海は何もできなかった自分に四つん這いになっていた。
そこになのはたちが帰ってきた。
「シュテル何があったの?」
「せ、戦兎が・・・・・・」
「戦兎がどうしたの?」
「さらわれた。」
「「「「「「ええええええええええええええええええええええええええええええ!!」」」」」
次回 戦兎がさらわれたグレーズとエクスカリバー、美海たちは自分たちの部屋で泣いていた。
シュテルたちもショックで部屋から出てこれなくなった。ナハトは地下室で叫ぶしかできなかった。
一方でアルフォースはふふふと笑いながら戦兎を見ていた。
「彼がほしくなるわね本当に・・・・・・」
次回「さらわれた戦兎。」