IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか   作:桐野 ユウ

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アフターグロウと出会い

ライブハウスCIRCLEにて如月 戦兎は五人の人物の弾いている様子を見ていた。演奏が終わり黒い髪に赤いメッシュを入れた子が声をかける。

 

「イクト兄さんどうだった?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「イクト兄さん?」

 

ひまりは何も反応をしない戦兎を見て五人は近づくと彼は眠っていた。彼は神さまとしての仕事もしながら六課の仕事もあり目を閉じて休んでいたのだ。

 

「ありゃ?寝ているし」

 

「まぁイクト兄さん忙しいのに私たちに教えてくれようとしたんだからここはね?」

 

「・・・・・・・・・」

 

「蘭?」

 

「何でもない」

 

蘭side

 

私は寝ているイクト兄さんを見てホッとしている。これは夢なんかじゃない・・・・・・イクト兄さんは今私の目の前にいる・・・・・・私達とイクト兄さんとの出会いは小さいときからの付き合いだ。

 

イクトお兄さんのお父さんと私のお父さんが同級生で親友で私の家に遊びに来ていたときがありその時にイクト兄さんに私は甘えたり遊んでもらったりしていた。

 

モカ達ともその時からイクト兄さんと出会っており共に遊んだりして私は楽しかった。やがて高校生となりアフターグロウを作った後もイクト兄さんに教えてもらいながら私たちはこれからも続いたらいいなと思っていた。でもそれは長く続かなかった・・・・・・私は学校が休みでリビングでいるとお父さんが血相を変えて入ってきた。

 

「蘭・・・・・・急いで紅家にいくぞ。準備をしなさい」

 

「お、お父さんどうしたの!?」

 

「・・・・・・行く途中で話をする。だがお前にとっては悲しいことであるからな・・・・・・」

 

そして私はお父さんが運転をする車に乗りこんで紅家へと向かった。

 

「・・・・・・蘭、イクト君が死んだ」

 

「!!」

 

イクト兄さんが・・・・・・死んだ?私はお父さんの方を見るが悲しい顔をしていたので嘘だと思いたい。イクト兄さんが死んだなんて・・・・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だと・・・・・・紅家に到着をして奈菜と美琴さんが出てきてくれた。

 

「ら、蘭・・・・・・」

 

「奈菜、イクト兄さんは?」

 

「・・・・・・うう・・・・ううううううううううううううううううう」

 

私は急いで走っていき棺桶が置いてある場所にイクト兄さんの写真がありその中にイクト兄さんが入っているのを知り私は膝をついた。

 

「う・・・そ・・・・・・嘘だ・・・・・・嘘だ嘘だ嘘だ!!」

 

「蘭ちゃん・・・・・・」

 

「信じられない信じたくない!!イクト兄さんが死んだなんて!!嘘よ!!」

 

「・・・・・・蘭事実だよ・・・・・・イクト兄さんは女の人を助けるために・・・・・・」

 

私はそのまま倒れてしまったらしく目を開けたら自分の部屋にいた。私はメンバーにイクト兄さんが亡くなったことを言うと次の日に四人は私の家へとやってきた。

 

「蘭!!イクト兄さんが亡くなってどういうことだよ!!」

 

「そうだよ!!」

 

「私だって信じられない!!でも見ちゃったの・・・・・・イクト兄さんが入れられている棺桶を・・・・・」

 

「そ、そんな・・・・・・」

 

「イクト・・・・・・兄さん・・・・・・」

 

その後葬式が行われて私たちは棺に眠るイクト兄さんを見て涙が止まらなかった。アリスさんや奏汰さん、真奈美さんにまりなさん達も泣いている。

 

イクト兄さんは皆に慕われて私たちはイクト兄さんが好きだ。イクト兄さんが死んだ後は曲の演奏をしようとしてもイクト兄さんのことを思いだしてしまい涙が止まらなくなってしまう。

 

だけどあの日・・・・・・五バンドでのライブをした時にロゼリアが終わった後ベースの音が聞こえてきた。ステージの方を見ると五人組が立っていてその真ん中に立つ人物を見て私たちはステージの裏で涙を流したってあれ?このパターン前に友希那さんがしたような・・・・・・まぁ気にしないでおこう。

 

イクト兄さんは如月 戦兎という名前で新たな生を得たことを知ったけど私たちにはイクト兄さんはイクト兄さんだ。

 

そして世界が融合をしたってことを知ったのはイクト兄さんの手に抱き付いて寝ていたことだ。まぁ友希那さんが邪魔だったけど・・・・・・こうしてイクト兄さんにまた見てもらえるのが私たちにとっては嬉しいことだ。

 

蘭side終了

 

「・・・・・・あ」

 

戦兎は目を覚まして五人がじーっと見ていたので寝てしまっていたのかとだが音楽は耳に入っていたのでアドバイスを言った。

 

「イクト兄ちゃん眠っていたのになんで?」

 

「ん?あー音に関しては聞こえていたからな・・・・・・上手くなってるのは間違いないぞ?」

 

「本当!?」

 

「あぁ・・・・・・」

 

戦兎はそろそろ時間じゃないかと言ったので彼らはCIRCLEを出ようとした時・・・・・・

 

「イクト兄さん」

 

「どうしたら・・・」

 

振り返った瞬間蘭は戦兎にキスをする。

 

「な!!」

 

「嘘!?」

 

「え!?」

 

「へぇーーーーー」

 

「ら、蘭・・・・・・」

 

「イクト兄さん、小さいときから私は好き・・・・・・」

 

「蘭・・・・・・」

 

「じゃあ!!」

 

蘭は走っていき戦兎は友希那にも告白されたなーと考えてマシンビルダーを出して帰る。

 

「あーーーー蘭に越された!!」

 

「しまった!?つい蘭が告白をしたのを見て固まってしまった!!」

 

っと残されたアフターグロウであった。

 

マシンビルダーに乗り家へと向かっている戦兎は腰にインフィニティードライバーを装着をして辺りを見ている。

 

「・・・・・・・・・誰かに見られている感じがするな。ちぃ!!」

 

マシンビルダーを全開にして放たれた攻撃を交わしてフルボトルを出そうとしたが攻撃などがあり装着できない。

 

するとクレーズからクローズドラゴンXが現れるが光りだして色が深い青色へと変わる。

 

「クローズドラゴンインフィニティー?」

 

『ぎゃおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

変形をしてインフィニティードライバーに装着されてレバーが勝手にまわされて行く。

 

【AREYOUReady?】

 

「変身!!」

 

【クローズドラゴンインフィニティー!!】

 

仮面ライダークローズインフィニティーへと変身をして背中のドラゴンウイングが展開されて彼はマシンビルダーから降りたち空を飛ぶ。彼は空を飛び透視能力を使用をして敵がどこにいるのか探している。

 

「そこか!!」

 

彼は両手にエネルギーがためられてそれを投げつける。放たれた場所に攻撃が命中をしたのか敵が現れた。

 

「おのれ!!まさか俺の場所がわかるとは思わなかったって!?」

 

「おらあああああああああああああ!!」

 

【ReadyGO!!ドラゴニックフィニッシュ!!】

 

右手にエネルギーがためられて敵の顔面を殴り吹きとばす。

 

「ごふうううううううううううう!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

仮面ライダークローズインフィニティーは殴った敵を見ているとダッシュをしてクローズの前に立つ。

 

「貴様あああああああ!!前も同じように名前を言わないで倒しただろうが!!俺の名前はグランドマスター様の部下!!だぐ「おら!!」がは!!」

 

名前を言おうとしたがクローズはそのまま殴り飛ばした後にビルドバルカンを出してフルフルホークガトリングを出してガトリングの状態にしてセットをする。

 

【ガトリングガトリング!ReadyGO!!ボルティックシュート!!】

 

「は!!」

 

銃口から弾がいつも以上に発射されて敵に命中をしていく。

 

「どあああああああああああああああああ!!」

 

敵は回避をしながらかわしていくがその間にクローズが接近をしてビートクローザ―を突き刺した。

 

「がは・・・・・・」

 

そのままビートクローザを引っ張る。

 

【ヒッパーレ!ヒッパーレ!ヒッパーレ!メガヒット!】

 

「せいやああああああああああああああ!!」

 

突き刺したビートクローザを上にあげてそのまま切り裂いた。

 

「俺の名前はダグルスだああああああああああああああああああああああ!!」

 

「知らん」

 

ダグルスと呼ばれた敵は爆発をしてクローズは着地をして変身を解除をする。グランドマスターの目的は何が目的なのか・・・・・・彼は両手を組んで何が目的なのかわからない。

 

一方で天界にいたカズマは突然と倒れた。




次回 天界にいたカズマが倒れたと連絡を受けて戦兎は天界へと飛ぶ。彼の脈拍は360・血圧400・体温が90℃と戦兎はウルトラセブン?と思いながら見ているとカイギスが入ってきて彼の症状を聞いてもしやという。

次回「カズマの症状」

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