IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか   作:桐野 ユウ

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子ども化再び

「なんでだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

「「「「!!」」」」

 

朝早く、戦兎の叫び声を聞いてなのは達が飛び起きる。彼女達は戦兎に何かあったのかと思い彼の部屋の方へと行く。

 

「戦にぃ!!」

 

はやてが一番に扉を開けて中へ入ると彼女達は・・・・・小さくなった戦兎の姿を再び見ることになったのでラフが目を光らせる。

 

「イクトおおおおおおおおおおおお!!」

 

「ふごおおおおおおおおおおおお!!」

 

「なんであんたまた小さくなっているのよ!!不思議じゃないの!!」

 

「いやそれに関しては俺も不思議な現象の一つなんですけど・・・・・・てかなんでまた子ども化しているねん。」

 

戦兎はまた子ども化をしてしまい彼は仕方がなくため息をつきながら、シンフォギアメンバーが寝ている場所へ行くと、カズマは入って来たエボルトの今の姿に驚いてしまう。

 

「え、エボルトさま!?その姿はいったい!!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

彼は無言でカズマの頭にアイアンクローをお見舞いさせる。

 

「ぐおおおおおおおお!!俺は神ジオウじゃないんですけど!?」

 

「やかましい!!今すぐに俺の小さい姿の記憶を消すか!!さぁ選べ!!」

 

「選べって一つしかないじゃないですかってぐおおおおおおおおおお!!」

 

「い、イクト八つ当たりをしているのはわかるけど・・・・・・落ち着いて。」

 

アリスに言われて戦兎はアイアンクローをやめるとカズマ自身は頭を抑えていた。あまりの痛さに彼自身も痛みがあり戦兎のアイアンクローの威力は強いと判断をすると目を覚ました人物がいた。

 

セレナ・カデンツヴァナ・イヴである。

 

「・・・・・・ここは?」

 

「目を覚ましたか?」

 

「・・・・・・カズマ?」

 

「え?」

 

「カズマ!!」

 

セレナは突然としてカズマに抱き付いたので、カズマは混乱をしていたが戦兎は何かに納得をして笑っている。

 

「あっはっはっはっはっはそういうことか(笑)」

 

「あ、あなたは神エボルトさま・・・・・・」

 

「久しぶりだね。君に会うのはあの時以来になるね。」

 

「え、エボルトさまどういうことですか?なんでセレナのことを?」

 

「なんでって君はまだわからないのかい?彼女は君の大事な人達の一人じゃなかったのかい?」

 

「!!」

 

戦兎に言われてセレナの方を見ていると、隣にかつて共に戦い悪女を倒した人物の幻影が現れる。

 

「せ・・・セレ・・・ナ?」

 

「はいカズマ、いいえサトシ・・・・・・会いたかった!!」

 

「え、でも・・・・・・どうして?なんで?」

 

「・・・・・・俺の細工だよ。」

 

「え?」

 

「彼女達の一部の魂は別の世界へと転生をしている。セレナは以外にもそこのクリス、そして響・・・・・・彼女達からセレナと同じような感じがしている。」

 

戦兎が言うと響とクリスが目を開けて辺りを見てカズマの方を見る。

 

「サトシ・・・・・・お兄ちゃん?」

 

「サトシ?」

 

「まさかリーフ・・・・・・ヴァニラなのか?」

 

「うん。そうだよ」

 

「会いたかったよ、サトシ」

 

「・・・・・・さーてお邪魔虫は退散としましょうか?」

 

そういって戦兎はアリスに抱えられて部屋を後にする。だが今は自分の体が小さくなってしまった現象を調べるために天界の方へと行くことにした。

 

天界の扉を通り彼はカイギス達のところへと行こうとした。

 

「れ、レグリア!?」

 

「あ・・・・・・」

 

そこにはコーラス及びセメリアが戦兎が小さい姿でいたので驚いているが、彼自身は自分の親に見られたくなかったのでしまったなと思っているとセメリアがダッシュをして彼を抱える。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「あの・・・・・・母さん?」

 

「本当に小さくなったわねレグリア、いったい何が原因かしら?」

 

「おいおいセメリア、それぐらいにしておけレグリアが驚いているぞ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

セメリアは彼を降ろした後一緒にカイギス達がいる場所へと歩いていく。カイギス達がいる場所を開けて3人はレグリアが小さくなっているのを見て苦笑いをしている。

 

そこに神ロアが現れて神セシリーと共にいて彼が小さくなっている姿を見てふふふふと笑いだす。

 

「神ロアさま・・・・・・」

 

「ごめんなさい、原因はわかっているわ。あなたは神の力を使った影響で体が小さくなっているのですよ。おそらく神の力を強大に使った影響でその姿になってしまったのよ・・・・・・ファイナル・ジ・ハートでクリスタルに入った後あなたはそのまま戦闘を行ってしまってその姿になったのよ。」

 

「なるほど・・・・・・」

 

神ロアの説明を聞いて戦兎は自分が小さくなってしまった理由がわかったので納得をした。

 

「それで俺の体が元の姿になるのは?」

 

「・・・・・・ファイナル・ジ・ハートの影響もありますからね。まぁ3日ぐらいでしょう」

 

「そこまで子どもの姿ですかい。」

 

ロアの言葉を聞いて戦兎は3日は子どもの姿のままなので苦笑いをする。それから3日まで戦兎は子どもの姿でおりロゼリア、ホピパ、パスパレ、アフグロ、ハロハピメンバーは戦兎が小さくなった姿を見て驚いている。

 

「イクト兄さんが・・・・・・」

 

「こ、子どもの姿に・・・・・・」

 

「かわいい!!」

 

香澄は戦兎を抱きしめているが現在の戦兎は子どもの姿なので香澄の成長をしている胸で苦しんでしまう。

 

「あばばばば・・・・・・」

 

「おい香澄!イクト兄さんが苦しんでいるぞ!!」

 

「うえ?」

 

有咲に言われて香澄は戦兎が目をまわしているのに気づいた。あはははと苦笑いをしながら3日が経ち色々とあって戦兎は元の姿に戻ったが・・・・・・

 

「「「「「あついーーーーーーーー」」」」

 

「おかしいな?確か秋じゃなかったか?」

 

「確かに兄貴の言う通りだぜ。てか半袖でも大丈夫って・・・・・・」

 

「にぃにぃーーー」

 

戦兎はこの暑さにまいっており原因であろう場所に天界の扉を開いた。大天神の姿へとなりそのまま飛びあがり蹴りをお見舞いさせる。

 

「この野郎ううううううううううううう!!」

 

「ごふらあああああああああああああ!!」

 

スフィア天界に移動をして戦兎の蹴りが一兎に命中をしてそこから向こうでの事件が始まるのであった。




次回 一兎のところでの事件を解決をしてから数週間後戦兎は逃げていた。なのは達からである。それだけじゃないアリスにラフやネナ、さらにはミナコからも逃げている状況である。

次回「逃げる戦兎」

「『『どうしてこうなった!?』』」

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