IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか   作:桐野 ユウ

456 / 558
暴れる幹部たち

突然として爆発が起こりスぺシャリルスが光弾を放ち街を破壊していた。別の場所ではエルコルンが拳で地面を叩き、地割れを発生させていた。

 

「デスデスでーす!さぁでてこいデース!!」

 

一方でグラリアスはナギナタを振りまわして斬撃刃を放ち戦車を破壊していた。その圧倒的な強さに陸軍は為す術なく、撤退を余儀なくされる。

 

「ふふふふふふふふふふふふ…」

 

一方でエグルヴ―ブは道路に駐車していたパトカーを破壊し、廃車にしてしまう。一方で戦兎達は暴れている幹部たちのところへ急行しようとしたがロアが止めてしまう。

 

「心配いりません。あなたたちは彼らの本拠地へと行きなさい!」

 

「ですが!」

 

「いっただろ?彼らに任せておけって。」

 

全員がロイとロアが言うあいつらという言葉を聞いて首をかしげる。スぺシャリルスは光弾を放って攻撃しようとしたその時だった。

 

『バリアー!』

 

「!!」

 

スペシャリスが放った光弾が住民に牙を向けようとしたが、バリアーがその人達を守った。スぺシャリルスはバリアーが放たれた空を見上げると、そこにはスマホをスラスラと見ていた人物がいた。

 

「あなたは何者ですか?」

 

「スフィア天界のニュースを見たけど……まさか君のような輩が現れるとはね……まぁ、君の相手をする敵だって覚えて貰えれば助かるよ?行くよフィルス。」

 

『OKバディ!仮面ライダーモードREADY?』

 

「変身!」

 

『百獣の王!ライオンモード!』

 

「仮面ライダーフィス!」

 

一方でグラリアスのナギナタに対して一人の男性がライドブッカーのガンモードで発砲。

 

グラリアスはナギナタを振りまわしてその弾丸を撃ち落とした。

 

「あらあら、あなたはディケイドですか?」

 

「なんで知っているのかわからないけど、でも…」

 

彼は腰にドライバーを装着をしてカードを構える。

 

「これ以上は俺が許さない……変身!!」

 

カメンライド ディケイド!

 

「通りすがりの仮面ライダー、ネオディケイド!」

 

一方でエルコルンは骨を鳴らしてご機嫌になっていたところに足音を鳴らしながら歩いてやってきた人物が現れた。エルコルンは後ろを振り返るとそこには女性が立っていた。

 

「あなたは何者デース?いつの間にか私が背後にいたアナタは!」

 

「私?宇宙警備隊隊員……えっと色々とあるんだけど…行くよゼットさん!」

 

『おう!』

 

シラベ!アクセスグランディッツ!ウルトラマンゼット!

 

ヒーローゲートを通りウルトラマンゼットオリジナルが現れてエルコルンに構えた。一方のエグルヴーブは後ろから気配を感じ、それに向かって蹴りを叩こうとした時に、マントで流されてしまう。そしてそこに現れたのはマントを羽織った男だった。

 

「なんだ貴様……」

 

「ふん、久しぶりにこの世界へとやってきたが・……色々と変わっているようだな。」

 

「貴様!私の質問に答えろ!」

 

「いいだろう、我が名は魔王ゼルギス!貴様の相手をするものだ!」

 

【マオウドライバー!仮面ライダーマオウ!】

 

ゼルギスは仮面ライダーマオウへと変身した。ゼルギス含む四人の戦士達が幹部たちを抑えている頃、如月家のマクロスに全員が搭乗して出動した。

 

モニターでフィス、ネオディケイド、ゼット、ゼルギスが幹部と交戦しているのを見て戦兎はロアの方を見る。

 

「ロア様……そういう事ですか……流石です。」

 

「あれが異世界の戦士かあああああああああ!!」

 

「(俺と同じディケイドがいる。霊夢を念のために待機しておいたけど・……)」

 

「(そして万丈うるさい。)」

 

異世界の戦兎はそう思いながら魔王ゼルギス、ウルトラマンゼット、ネオディケイド、フィスの姿を見ながら新しいフルボトルを作る素材にできるんじゃないかと思いながら見ていた。

 

そしてマクロスは4人に任せてその場から発進。ロアとロイはまず、アブソリュート・デビルではないもう一つの組織を優先にすることにした。戦士たちを自分たちの神の力で扉を作り、その組織の居場所まで飛んでいく。

 

飛んで行くマクロスを四人の戦士達は戦いながら上を見上げた。それに幹部たちは遅くではあったが気づいてしまう。

 

「まさか!」

 

「君が考えている通りだよ。悪いけど君達を食い止めるのが俺達ってわけさ!」

 

『ライオンソード!』

 

「だったらあなたを倒すだけ!であああああああああ!!」

 

スぺシャリルスは連続で光弾を放ったが健介はライオンソードで光弾を弾き、フィルスのボタンを押してフォームチェンジする。

 

『クラブモード!』

 

クラブモードに変身して右手にグラブシザースを装着。スぺシャリルスは接近して蹴りを入れてきたが、健介はクラブシザースを使ってガードした。

 

『なんという力だ!』

 

「あぁ、これは厄介だね。」

 

『カメレオンモード!』

 

「せい!」

 

左手に装備をしているカメレオンの舌がスぺシャリルスの足に絡ませて、健介はそのまま地面に転ばせた。

 

「うわ!」

 

一方でネオディケイドに変身していた奏汰はグラリアスの放つナギナタに苦戦していた。

 

「なんというリーチの差だ。今の姿じゃ不利だね。」

 

「だったらどうするのですか?」

 

「こうするのさ。変身!」

 

カメンライド ダブル!

 

苦戦した奏汰はディケイドダブルに姿を変えた後、さらにフォームカードを装填した。

 

フォームライド ダブル!ヒートメタル!

 

奏汰はディケイドダブルヒートメタルに変身した後にメタルシャフトを取り出して、彼女が放つナギナタに対抗した。

 

「(先ほどよりも力は強くなっています!ですけどスピードが落ちていますね!!)」

 

グラリアスのナギナタの振るうスピードはヒートメタルの倍以上ある。そこに奏汰は気づいたが、それでも彼女が放っているナギナタを弾かせた後に、彼女の背後に移動。そして別のカードを取り出してドライバーに装填した。

 

カメンライド オーズ!

 

ディケイドオーズへと姿を変え、トラクローを展開して彼女が放つ攻撃を防いだ。一方でエルコルンが戦うゼットはオリジナル形態でエルコルンの攻撃を防いでいたが……

 

あまりの強さにエルコルンは最後の手を加えた。

 

「(コイツ……力強いであります…) デース!」

 

『どあああああああああああ!!』

 

「だったら!マン父さん!エース父さん!タロウ父さん!」

 

【ウルトラマンゼット!ベータスマッシュ!】

 

ベータスマッシュに変身したゼットはエルコルンの蹴りを受け止めるとジャイアントスイングで吹き飛ばした。

 

「どひええええええええええええええええええ!!」

 

エルコルンはジャイアントスイングで投げ飛ばされて壁にめり込んでしまう。だがすぐに壁から抜けてエルコルンは首をゴキゴキと鳴らした後に走りだし、そのままお返しと言わんばかりにドロップキックをゼットに放って壁にめり込ませた。

 

「あー力抑えるの面倒でーす!少し力を解放させるデース!」

 

ゼットも立ちあがり調も戦い方を変えたほうがいいかなと思いながら構え直した。一方でエグルヴ―ブと交戦するゼルギスはエグルヴ―ブの蹴りを防御壁を使って防御していた。

 

「(さてこいつらを殺さないようにしないといけないからな……力の手加減をするのも大変だな。)」

 

「無言で余裕のつもりかああああああああああああああ!!」

 

「ふん!」

 

「ふご!」

 

グラビティを発動させてエグルヴ―ブを地面に埋もれさせようとするゼルギス。その予想もつかない攻撃にエグルヴーブは…

 

「(な、なんだ・・・・・・この重力は・・・・・・私が動けないだと・・・・・・)」

 

重力を逆手に取って打破しようとした。しかしマオウは力を込めて重力を強くさせらエグルヴ―ブは起き上がれなくしてしまう。

 

「さて……とりあえずあっちは任せたぞ?戦兎よ。いや、神エボルトこと、レグリア。」




次回 ロアとロイの力でゼイビアクスの場所に到着をした戦兎達、だがゼイビアクスは部隊を発進させて攻撃をしてきた。

次回「ゼイビアクスの基地襲撃」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。