ちかなんとーーー。   作:黄昏虎おじさん

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ep2-7 Independent Future - 幕間

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「お疲れ様ですっ!○○部長!」

「だからさ〜、あのお客はさぁ〜…」

「え!その話、ほんと?ええ〜!?」

 

ガヤガヤと音の絶えない空間に一人、僕はポツンと佇む。

…苦手な時間だ。

 

「お、一人ポツンとしてる奴がいるな〜!?」

「新人君!飲んでるか〜?」

「はい。っていうか、もう新人じゃないですよ△△課長。」

「ガハハ!いいじゃねーか、俺から見ればお前なんて、まだまだ新人も同然よ!」

「あははは〜…。」

 

ーー。

 

「おーい新人君、もう帰っちまうのかい?」

「ええ、今日はちょっと用事があって…。」

「これからみんなで二次会行くんだけどさぁ〜、無理かなあ?」

「いこーよ、ーーーさ〜ん。」

「ご、ごめんなさい、今日は無理なんでまた今度…。」

 

そう言って僕は、申し訳程度に手を振りながら、人の顔を見ないようにして、早足で人混みから逃げ出した。

 

今の会社に勤めてから、もう3年が経つ。

仕事も一通り覚えられて、社会人としての日常生活にも慣れてきて。

僕は日々起伏のない、穏やかで慎ましい生活を送っていた。

ある意味、惰性のような日々…とでも言えるのだろうか。

特別何かをすることもなく、たいして遊ぶでもなく、ただ無駄に過ぎてゆく時間の流れに身を任せてーー。

 

人付き合いなんかは…ご覧の通りとでも言っておこうか。

もともと、人と関わることは得意ではなかったが。

仕事上の付き合いは上部だけ、周囲に多少の知り合いはいても、友人と呼べるような親しい仲も居らず。

1人…孤独の中に心を沈めて、世間から目を背けるように、生活を送っている。

 

なぜ、こうなってしまったのだろうかーー。

そういって思い返す、色鮮やかだったはずのあの日々は、ある日を境に全てモノクロへと変わっていた。

…僕のせいだ。

 

ーー。

 

コッコッコッコッ…。

 

街中に溢れる音、雑踏の中から、自分の革靴の音だけを抽出して、頭に流す。

一定のリズムを刻み続ける、自分の音に閉じこもったまま、僕は繁華街を後にして、仄暗い路地へと向かいかけた。

 

「すみません。」

 

突然、誰かを引き留めようとする声が、近くで聞こえた。

女性の声だ。

僕はそんなもの、気にも留めず、歩みを進める。

 

「あっちょっと、待って下さい。」

 

…僕にかけられたものではないと、自分に言い聞かせて、そのまま過ぎ去ろうとした、その時。

 

「そこのスーツを着た…貴方!」

 

そっと優しく、肩を触れられて。

驚いた僕は、振り向いたーー。

 

「な…なんです…」

 

その女性は、優しく微笑んで。

すごく上品な仕草で、乱れかけた前髪を直すように撫でながらーー。

 

「突然すみません。ーーーさん…で、間違いありませんよね?」

「えっ?…ええ。」

「貴方を、探していたんです。」

 

突然現れた美麗な女性は、僕を探していたのだと言う。

この女性は、…一体。

 

酒酔いのまわった頭で、ぼんやりと眺める女性の姿に、ほんの一瞬だけ。

モノクロの景色がフラッシュバックした。

 

「あっ…、あなたは…。」

 

知ってる、確か…。

 

「一度、お会いしたことがありますよね。」

「改めて、ご挨拶させてください。」

「ーーーー ーーーと申します。」

 

ペコリと軽く会釈した女性は、柔らかな表情でこちらを見つめている。

僕はそんな彼女に向けて、顔を硬らせたまま。

 

「ど…どうも、ご丁寧に…。」

「ふふふ。」

「いきなり訪ねておいて、不躾なことは承知の上ですが…。」

「よろしければ、今ーー。」

 

この女性、なぜ僕を訪れてここへきたのか…。

僕にはまだ、何も伝えられていないはずなのに、彼女が記憶の中の人と一致したその瞬間から、…理由がわかったような気がして。

 

「少しだけ、お時間をいただけないでしょうか。」

 

冷や汗が、頬を伝ったような気がした。

 

 

つづく。

 




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\うわー!/
(X3っ )っ
(筆者の今現在の心境です)

…ご無沙汰しております。(投稿のたび言っている気がする)
お待たせしました!物語の続きです!!
と、胸を張ってちゃんとした続編投稿をしようと勇んでいたもの。
はや○ヶ月…。
久しぶりに掘り返した物語の行き先が行方不明になりつつも。
「とりあえず、なんとか続けてみようかな。」という現状の進捗報告のため…つなぎ投稿です。

長らくお待たせしましたこの期間の間に、一時はほんへと分離しようか、最初から書き直そうか、と悩んだり。
アンケートを付け、数日間反応を探ってみよう…とかしたりしましたが。
(未だに設置している)
まあ、ひとまずは続きの話で…書けるだけ進めてみようかな、と思っている次第です。
もっとも、この次がない可能性も十分にありますが。(
無責任極まりない…ですが、やはりこう、二次創作作品の制作にあたっては、いろんな葛藤が生まれてしまって。
そもそも、この話をこの題材でやっている意味があるの?
(いつぞやも書いたような気がしますが…)
とか。
所詮は筆者の自己満でしかないこの作品を、次々と公開してゆく自信が無くなったりとか、とか…。
そんなこんな紆余曲折がありながら、なんとかここまで書き留めている、というのがあくまでも現状ですね。

なので、次の話の保証はできませんが…。
今しばらくこの話の続きを、少しづつ進めていこうと思いますので。
どうか気長にお待ち下さい…?

…ちなみに今回の話、いきなり何が起こってるのか訳わからない感じになっていますが(
今までにもちょくちょく話の冒頭に出てきた、すこし時間軸のズレた話になっています。
(説明しなくても大丈夫かと思いますが…)
なので次の話からちゃんとした続きの話になる予定ですので…。
また次回投稿できれば、読んでいただけると幸いです。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

[数日間のみこっそりアンケート]ep2やっぱり…

  • 消したほうがいい
  • 残しておいて欲しい
  • 書き続けて欲しい
  • 筆者の好きにすればいい
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