「「わぁ〜!!」」
数時間の移動の末、私たちは海に到着した。初めて来る訳では無いのに、来る度に感じるこの新鮮な開放感。去年も燐子達と来たが、やはり海は好きだと改めて感じる。
「青い海に青い空、こんないい日に海に来れるのはモカちゃんの可愛さに神様が見とれたちゃったんですね〜」
「あははっ、それじゃあモカには感謝しないとね〜ナムナム」
「リサさんそれはちょっと違いますよ〜」
会話を弾ませながら更衣室で着替え、海で遊ぶ準備をする。
「…やっぱりこの水着恥ずかしいな…」
去年のものよりも少し派手な色のものだ。あこが「リサ姉似合うよ!」と言うので押されてしまったが、さすがあこセンス、あこ変換するならドーンと派手な闇の力を象徴する紫色だ。
「うじうじしてても仕方ない!楽しまなくちゃ!」
モカはどうやら先に行ってるようだった。
近くの自販機で飲み物を買ってモカの元へ向かう。
「あ、いた!モカ〜…」
モカは黒と白の大人っぽい水着を着ていた。モカの天然さなんて全く感じられない。本当に高校生か疑うレベルで大人らしさが増していた。
「あ、リサさん!…?顔が赤いですよ〜大丈夫ですか〜?」
「へっ?あ、大丈夫大丈夫〜!ちょっとぼ〜っとしてた!あ、あはは!」
(モカ気合い入れてるなぁ…びっくりしちゃった…ほんと別人みたいだよ…)
「あ、飲み物ありがとうございます〜モカちゃんこれ好きなんですよ〜」
「で、でしょ〜?なんとなくわかっt」
「リサさ〜ん!えいっ!」
「うわっ!?え、えぃっ!」
モカに動揺する私をよそに、ボールを投げてきたモカ。タイマンビーチバレーのはじまりはじまり〜
「そこだっ!やっ!」
「負けませんよォ〜とおっ!」
「もらった!…ってきゃっ!冷たい!」
「ここが海だってこと忘れちゃダメですよ〜」
「も〜!ほらっ仕返しだぁ〜っ!」
こうしてドンドン海に入りながらボールを投げ合い、いつしか疲れて2人でぷかぷか浮いていた。
「リサさん、なかなかやりますね〜」
「モカだってやるじゃん!でも不意打ちばっかり〜」
「作戦のうちですよ〜」
こうして海で遊び、お昼は予定通りのお店で食べた。
隣の席の人が店員に「焼ききったかい?」と聞いていたのであえてレアを頼んでみた。先輩の言った通りでとても美味しい。モカも少し興奮した様子でがっついている。
「お肉食べるの久しぶりなんですよ〜」
「私も〜。久々に食べたのがこんなジューシーな美味しいやつだと舌が贅沢になっちゃうね〜」
「リサさんのお店チョイス流石です〜」
「またまたぁ〜」
と言いつつ少し嬉しくなる私がいる。後で先輩にプリン奢らなければ。
デザートには2人でパフェを食べた。夏限定メニューだそうで、浮き輪などをイメージしているらしい。
「可愛くて美味しい完璧なパフェ!まるでモカちゃんみたいですな〜」
「あははっ!きっと面白い味のパフェなんだろうね!」
「売上ナンバーワンですね〜お店の発展に貢献しまくりです〜」
そんな話をしながら、昼過ぎは何をしようかと考えながら私たちはランチを楽しんだ。