『ハル!起きて!今日旅に出るんでしょ!?
………イーブイも寝てないで!置いてくよ!?』
「ん…リオルおはよ。起こしてくれてありがと~」
『どういたしまして!イーブイ~ハルも起きたよ~』
『んふふ~もっときのみたべる~…ムニャムニャ』
『「………」』
おはようございます。
リオルに起こしてもらったハルです。
リオルはいつも早く起きて僕たち(主にイーブイ)を起こしてくれる。
僕は朝は弱くないけど昨日寝坊したらいけないからリオルにすこし早めに起こしてもらうよう頼んでおいた。
「…リオル、マトマのみ。」
『りょーかい。イーブイ、どーぞっ!!!』
リオルは勢いよくマトマのみ(4分の1カット)をイーブイの口の中に突っ込んだ。
『!?…ゲホッ…かっらい!ちょっ、水!!水は!?』
「はい。水。」
『…プハッ…何するのリオル!!口の中ヒリヒリするんだけど!?』
『すぐに起きなかったイーブイが悪いんでしょ~?』
『うぐっ…』
あっ、イーブイ負けた。まぁいつものことだけど。
それにしてももう10歳か…
旅でどんなことが待ってるんだろう……
『あれ、ハルどうしたの?』
「どうしたって何が?」
『ハル、待ちきれないって顔してるよ~』
……待ちきれない、か。
「あたりまえでしょ?遂に旅に出れるんだから。」
イーブイとリオルは顔をあわせて頷いた。
『『じゃあもういこうよ!』』
「!?……フフッ、そうだね。」
昨日の夜までに旅に出る準備は済ませてある。
僕はお兄ちゃんから貰った上着を羽織り、帽子をかぶった。
荷物を持ち、外に出る。
そして、今まで暮らしてきた家を見上げた。
「…いってきます。」
『まずはオーキド研究所だね。』
「うん。トレーナーカードとか貰わなきゃ。」
僕たちは研究所へと歩きだした。
【オーキド研究所】
小さい頃からよく来ていたオーキド研究所。
僕は研究所の扉を開いた。
「オーキド博士~?」
「おぉ!ハル、遂にこの日が来たか。そんなハルにはほれ。トレーナーカードとポケモン図鑑じゃ。」
「ありがとう、オーキド博士」
「これでハルもポケモントレーナーじゃな。」
「うん!」
これが僕のトレーナーカードとポケモン図鑑。
お兄ちゃんのは見たことあるけど、自分のだと思うとなんだか胸が熱くなる。
「ハルもポケモントレーナーになったわけじゃが、始めにやることは決めておるんじゃろ?」
「うん。もちろん。」
僕はモンスターボールを2つ持ち、リオルとイーブイの前に行った。
そして、二匹の前にモンスターボールを一つずつ置いた。
「リオル、イーブイ。僕と一緒に旅に出てくれますか?」
『もちろん!』
『あたりまえでしょ?』
二匹は自らモンスターボールに入った。
カチッ☆
「これからもよろしくね。リオル、イーブイ。」
「ハルはすぐに旅に出るんじゃろ?」
「出るに決まってるでしょ~?」
「そういうとこはレッドに似てるんだよなぁ…」
そう言いながら呆れた顔で部屋からグリーンさんが出てきた。
グリーンさんはお兄ちゃんのライバルであり、親友である。
……………らしい。
「あっ、そうだ。ハル、ちょっと待ってろよ。」
そう言ってグリーンさんは部屋から何かアクセサリーのようなものを持ってきて僕に渡した。
「え…これって……!?」
「まぁレッドとか俺の見たことあるだろうし知ってると思うけど、メガストーンだ。」
このメガストーンはネックレスとして首にかけられるタイプのものだ。
……まだポケモントレーナーになったばっかりなのにいいんだろうか…
「早いとは思うけど、ハルなら絶対に使いこなせると思ったからな。ルカリオナイトとかは流石に用意できなかったけど、レッドが用意するだろ。」
「ハルなら任せても問題ないし大丈夫じゃろう。」
「……ありがとう」
僕はメガストーンのネックレスを首にかけた。
「じゃあ、いってきます!」
「気を付けていくんじゃぞ!」
「楽しんでこいよ~!」
「うん!」
こうして僕はオーキド研究所を出発した。
第1話です。
やっぱり短いですね…
次はトキワの森です。
もしかしたらニビシティまで行くかもしれません。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
これからも『星空に願う』をよろしくお願いします!