ぐだ男「サーヴァントをデレさせないと出れない部屋?」 作:ふくちか
ぐだ男「オデュッセウスさんのあの鎧、無数の飛蝗が変化してるんですか!?」
オデュッセウス「?」
「通信衛星アテナに接続……変身!!」
《Secret Material! Greece Metal!!》
ぐだ男「カッコいいなァ~!!」
エミヤ「是非とも、展開するところを見せてもらえないだろうか……!?」
クー・フーリン「あいつ等疲れてんのかねぇ……」
アルトリア「仮にそうだとするとアーチャーのオルタは銃弾を拳で砕く事になりますよ」
メディア「何で知ってるの貴女」
ギルガメッシュ(弓)「フハハハハ!! 我の強さは1000%桁違いだぞ雑種共!!」
「いやぁ、この部屋に入るの久々な気がするなぁ……」
「マスター、その台詞は若干メタいかと…」
皆さんお久しぶりです、藤丸立香です。
あれやこれやと色々忙しかったのですが、またもやこの部屋に入れられてしましました。
そして今回のお相手は……忍者っぽいぴっちりスーツの知的なお姉さん、メドゥーサさん。
このカルデアに於いては比較的古参のサーヴァントでもある。
ギリシャ神話に登場するゴルゴン三姉妹の一番下の妹で、彼女は女神アテナの呪いが掛けられる前のメドゥーサが成長したのが、この人だそうだ。
……因みにその成長する前のメドゥーサ、彼女の魔物としての側面が強調されたゴルゴ―ンは、何の因果かこのカルデアに召喚されている。
更に言えば彼女達の姉であるステンノ・エウリュアレもいる……良く振り回されているけど、なんだかんだ姉妹仲良くしているみたいでほっこりする。
「それでマスター、この部屋からの脱出方法は……」
「あぁ、うん。それなら大丈夫……メドゥーサ」
「…? はい」
いきなり名前を呼ばれて不審そうに構えるメドゥーサさんだけど、俺を信頼しているのか、顔は此方へと向けてくれる。
「えっと…メドゥーサさんは、かなり前から俺達と戦ってくれてたよね」
「えぇ。……懐かしいですね。あの頃の貴方は今以上に我武者羅なマスターでした」
召喚されたころを思い返すように、メドゥーサさんは感慨深げに語る。
…うん。あの頃の俺はまだ右も左も分からない新米魔術師だったし(今も新米同然だけどね! だって礼装なしじゃ魔術も使えないもん!)、召喚したサーヴァント達にも凄く迷惑をかけていた。
「…ホントにありがとう。メドゥーサさんは凄くものぐさだけどさ、魔術素人の俺に仕えてくれて、ホントに助かってるんだ。今までも、これからもさ」
「それは当然です。貴方が求める限り、この契約はずっと続くのです。私は――――貴方の刃の一振りですから」
「こんな事、俺が言うべきじゃないけど…よくお姉さんたちに振り回されて苦労してると思うんだ」
「それは……違うと否定しきれない自分が悲しいですね」
遠い眼をするメドゥーサさん……不味いスイッチ踏んじゃった?!
「あ、だ、だからこそさ!! 普段のお礼も兼ねて、俺に出来る事があるなら何でも言ってほしいんだ!」
「…!」
「あ、あんまり痛いのとかは勘弁だけど……それでも、メドゥーサさんの心が安らぐなら、俺、何でも協力するよ!」
何でも――――そう言った辺りから、メドゥーサさんは静かになった。
またやっちゃった……そう思った俺の耳に、確認するような声音のメドゥーサさんの声が聞こえてきた。
「……今、何でも――――と、仰いましたね………?」
「え……? う、うん……何か、不味い事言っちゃった?」
「いいえ、いいえ。ですが、そうですね…………ある意味危険な発言ですよ、マスター」
「へ……うわっ!?」
何の事だと考える暇もなく、俺の視界が横転した……視線が天井を捉えたかと思うと、その間にメドゥーサさんの顔が映り込む。
その顔は何処かとろんとしており、頬も赤かった……。
「メドゥーサさん!? ど、どうしたの!?」
「ふふ、ふふふ……本当に、愚かなマスターですね。自分のその発言を、誰に言ったのか分かっているのですか……?」
「えと、あの……!?」
「私を最終再臨させた時に言いましたよね……? その心を、虜にして差し上げると」
そ、そう言えばそんな事を言ってたな……虜って、そう言う意味?!
「ですが気が変わりました。何でもと仰るのでしたら、心だけでなく……身も私の虜になっていただきましょう」
「み、身って……」
「ふふ、マスターはコウノトリが赤ちゃんを運んでくると信じているタイプではないでしょうに。……分かりますね?」
いやいや分かりますねって何をしようとしているのか分かるけどもそもそも俺初めてだしいや初めてとか以前にこの部屋ダ・ヴィンチちゃん達がモニタリングしてるし!!
「マスターは初めてなのですね……ふふ、それはますます燃え上がりますね」
「ちょちょちょちょちょちょっ!? ステイ、すていっ!?」
「ふふ、走り出した汽車は止まりませんよマスター」
そう笑うメドゥーサさんは俺へと顔を近付け――――
「何をやっている貴様ぁぁぁぁあ!!!!」
――――触れ合う寸前で扉が粉々に吹き飛んだ。
「…せっかくマスターを慰労という名目でいただけると思ったのですが。まさかあなたが邪魔しに来るとは……ゴルゴ―ン」
「え……!?」
その名を聞いて入り口を向けば、顔を怒りで赤く染め上げた復讐者のサーヴァント・ゴルゴ―ンがいた。
見れば彼女の周りには瓦礫となった扉が……流石サーヴァントの中でもトップクラスの怪力の彼女の腕力だ、とても、すごい。
「宜しければあなたも一緒にどうですか?」
「ば、ば、馬鹿を言うな!! 私は身内……と言うか自身の恥を潰しに来ただけだ!」
ゴルゴ―ンは足音を荒く鳴らして近付くと、持ち前の怪力で俺を持ち上げてしまった。
「マスター! 貴様も貴様で何をやっている!? マスターという自覚があるのなら令呪を使ってでも止めろ!! 貴様の有無でカルデアが潰れる危険もあるのだぞ!? もう少し人類最後のマスターという自覚を持て!!」
「は、はい!!」
御尤もです……返す言葉もありません。
そのまま俺はゴルゴ―ンに連れられる形でその部屋から退出するのだった――――
後日、メドゥーサさんがステンノとエウリュアレにお仕置きされたと聞いた。
『マスター、心労が溜まった時は、遠慮なく行かせていただきますね』
『こいつ直接脳内に……!』
言うほどデレか?と思いましたけどまぁ良いか!!
メドゥーサさんは何と言うか、某怪文書の影響ですね、マスター食べるの(意味深)大好き。
ゴルゴ―ンさんは幕間の影響でツンな世話焼きになってます、可愛いですよね。
アナちゃんは…どんな感じで書こう
投稿ミスってました……本当に、すまない…