大きな揺れに見舞われたUMP45たちは、瞬時にそれがこの場だけでなく世界を…時代そのものを動かす大きな揺れであることを確信した。アメリカ海兵隊員のマーカスより教えられたシャイアン・マウンテン基地の隠し通路より基地内部に潜入した3人が見たのは、破壊されたばかりの軍用人形の残骸だった。基地への侵入者は自分たち以外にも存在する。
大きな揺れが起こったすぐ後に、それまで光源のなかった基地内部に明かりが灯る。
フーバーダムより生み出された電気が、地下の送電線を通りこの基地を眠りから覚ましたのだ。
「ダムが動いた?」
「そうみたいね。急ぎましょう、私の勘が急げって言ってるわ」
基地内部に入る前にスネークととり合ったやり取りで、ダムは本来周辺都市に電力を送るだけで軍事基地にまで送る計画ではないと聞いた。だがこうしてこの基地に電力が送られている辺り、ダムで何かしらのトラブルか何かが起きたに違いない。
いくつものゲートを潜り抜け地下への階段を駆け下りていくと、激しい銃撃戦の音が鳴り響く。
地下の広大な格納エリアに到達したUMP45が見たのは、鉄血の装甲人形と別勢力の軍用人形がぶつかり合っている場面である。別勢力の軍用人形はUMP45の知識にもある個体であり、それが属する勢力を察し舌打ちをうった。
「サイクロプス…! 正規軍の軍用人形が何故ここに!?」
「おおかた正規軍もアメリカの軍事力を手に入れたいか、目覚めるのを阻止したいんでしょうね!」
戦闘は正規軍側の軍用人形サイクロプスが圧倒している。
正規軍がその目的のために開発した軍用人形であり、民間企業が製造した類似品とは違い性能面において圧倒している。鉄血が既存の装甲人形に改良を加えたといえどもその差は埋めきれず、サイクロプスの攻撃によって何体もの鉄血人形が破壊されていく。
しかし鉄血側は数の利でそれを埋める。
倒れても新手が次々と現れ、大口径弾や対戦車砲などの高威力の兵器を持ちだし正規軍側に対し攻撃を仕掛けていくのだ。
「どうするの45?」
「どっちも相手にするつもりはないわ。勝手に潰しあわせておきましょう」
ジョニーがいるとはいえ数で劣るUMP45たちがこの戦闘に介入する利は全くない。
互いにぶつかり合う勢力を迂回し先に進もうとした時、一人の戦術人形が物陰から飛び出し416に襲い掛かる。
「くっ…!? あんたは…!」
間一髪、銃撃を横っ跳びで避けることができたがサイクロプスも気付きこちらに対し攻撃を仕掛けてきた。
416に攻撃を仕掛けた戦術人形はすぐにまた物陰に潜み姿を消し、二人の銃撃をものともしないサイクロプスたちが二人に迫ってくる。
「ジョニー! 416を援護して!」
「Yes,ma'am!!」
重厚な装甲を持つジョニーがサイクロプスたちに立ちはだかり、装備したキャノン砲で牽制しつつはぐれた416を援護する。分厚い背の後ろに416を隠し、UMP45が身を隠す場所までの橋渡しを行う。
移動の最中にも容赦なく銃撃をしてくるサイクロプスに対し、ジョニーの57mmキャノン砲が火を吹いた。砲身より撃ち放たれた砲弾はサイクロプスの胴体に命中すると、サイクロプスの上半身を喰いちぎり真後ろの壁にまで貫通し爆砕。
「見直したわよ変態ジョニー!」
「変態は余計だ巨乳!」
お互いに軽口を叩き合う両者、UMP45も隠れる遮蔽物に身を隠すと先ほど襲い掛かってきた戦術人形が再び撃って来た。それは立ちはだかるジョニーの装甲によって弾かれるが、それは牽制射撃…足下に転がされた手榴弾を見た時、ジョニーは咄嗟にUMP45と416に覆いかぶさるようにして手榴弾の炸裂から二人を守る。
「ジョニー! チッ、うちのかわいい部下によくもやってくれたわね!」
「え?45姉いまなんて? かわいいって…」
「うるさい!」
手榴弾の一撃を間近で受けたジョニーは背中にダメージを負ってしまった。仲間をやられたことに激高しつつもUMP45は冷静であった、彼女は残っていた発煙弾を転がし辺り一面に煙幕を張ると二人を連れて走りだす。
煙幕に紛れながらUMP45は見つけたガスボンベの弁を開き、残ったガスボンベも倒していく。
UMP45の意図を察した416もまた、協力して付近の可燃物を辺りに撒き散らす…頃合いをみて三人はその場を離脱すると、UMP45がゲートの前で立ち止まった。
「マザーベースで火遊びは厳禁だけど、ここは無法地帯だものね」
ガスライターに火をともし、可燃性ガスの充満するフロアへ放り投げる……すぐさまゲートを抜けて脱出しようとしたその時、煙幕の中より先ほどの戦術人形が姿を現すとその勢いのままにUMP45に跳びかかる。次の瞬間、ライターの火がガスに着火し、凄まじい爆発を起こす。
ゲートをくぐった先の坂を、UMP45は襲い掛かって来た人形と組み合ったまま転がり落ちていく。
「この…邪魔だ!」
勢いが止まったところで組みつく人形を蹴り離そうとするが、難なく避けられ再びもつれ込む。取っ組み合いに邪魔な互いの銃を手放し、殴り合う…マウントをとられたUMP45は振り下ろされる拳を避けながら、隙をみて腕の関節を取ろうと試みるが相手もそうはさせまいと押さえ込む。
ナイフを手に取ったUMP45はそれで相手を貫こうとしたが失敗、逆にその腕を抑え込まれ目の前に拳銃をつきつけられる。
「そこまでよ!」
拳銃の引き金が引かれる前に、駆けつけた416がUMP45を組み伏せる人形の首にナイフをあてがう。
ガスマスクで口元を覆い隠すその人形はそれでも拳銃を下ろすことは無く、それを見て416のナイフを持つ手に力が込められ彼女の首筋にうっすらと赤い筋が刻まれる。
「あなたの方こそそこまでよ?」
その声に反応する間もなく、416は頭を蹴られ弾き飛ばされる。
「少してこずったみたいねAN-94。でもそいつらは敵じゃないの、相手にする必要ななかったのよ?」
「でもここにいる奴らは全員敵だと」
「MSFが来るのは計算外だったからね…」
不敵に笑みを浮かべるAK-12は拳銃をつきつけるAN-94をなだめると、彼女はそれに従い銃を下ろす。しかし後からその場にやって来たジョニーはUMP45を組み伏せているAN-94を見るや激高し、その砲口を二人に向けるのだ。
「あら、そんな物騒な武器ここで振り回すのは感心しないわね、下ろしておきなさい」
「どこの誰か知らんが、45姉にあだなす不届き者はこの守護神ジョニーが叩きのめしてやるッ!」
「フフ……言われた通り、下ろしなさい?」
AK-12は片目だけ開いてみせると、ジョニーに対し微笑みかける。
そのとたん、それまでいきり立っていたジョニーは急に黙り込むとゆっくりとキャノン砲を下ろす。視覚センサーの明かりが消えたのを見るに、強制的にシャットダウンをされたようだ…。
「米軍の軍用人形は複雑ね。完全に手駒にできればいいんだけど…」
「お前、ジョニーに何したの!?」
弾き飛ばされた416は起き上がり銃をつきつけるとAK-12もまた416に銃を向ける。いまだ組み伏せられたままのUMP45に対しAN-94は再び拳銃をつきつけた…多勢に無勢、そんな状況に416は舌打ちをするが…。AK-12は何を思ったのか、ホルスターから拳銃を抜き取ると何もない空間にそれを向けた。
一見何もいないその空間が霞のように揺れ動くと、青白い電磁波が流れ一人のサイボーグ兵士が姿を現した。サイボーグ兵士の手に握られたブレードはAK-12の首につきつけられている。
「AK-12…!」
AN-94の方は彼の出現を全く予期していなかったのか、AK-12が追い詰められたと思い込み動揺する。その隙にUMP45は投げ出されていた自身の銃を手繰り寄せ、銃口をAN-94に向けた。
「これでお互いさまね。感謝するわグレイ・フォックス、あんたの狙いがいまいち読めないけれど…?」
「あらあら、やっぱり殺しておけばよかったわね。まさかこうも堂々と私たちにケンカを売ってくるとは思わなかったわ。グレイ・フォックスって言ったわね、最近軍に破壊工作してるのって…もしかしてあなただったりする?」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。どっちにしろ、お前たちを恨む連中は多い」
「返す言葉もないわね。でもね、大戦はもうとっくの昔に終わってるのよ…今更蒸し返されるのもたまったもんじゃないのよ? こっちはただでさえ忙しいのにね…戦争屋のあなたには関係ないかしら? あなたとあなたの後ろにいる奴が何を企んでるかは分かってるのよ?」
「ならば話は早い。ここから消えろ、もちろんお前たちもだ404小隊」
「は?なによそれ?」
「噂の404小隊も大したことないわね。こいつらの狙いは戦乱そのものよ……そうでしょう?」
AK-12は不敵に笑う。
グレイ・フォックス、そして背後にいるであろうウロボロスの狙い…それは今も昔も変わってなどいない。果てしない戦乱と動乱の時代、戦いの中に生きる兵士たちが永遠に輝ける戦場の創造だ。
災害と大戦を経験した世界が、新たな世界秩序を創り出していくのに対しウロボロスが叩きつける宣戦布告。
「オレもウロボロスも、米軍戦力を保有することなどは考えていない。だが、ここから解き放たれる力が世界の規範を壊し戦いの時代を迎え入れる。オレやウロボロス、あの少年にはなによりそれが必要だ…お前たちが基地に仕掛けた爆弾は全て排除した。もうどうすることもできん」
「へぇ、やってくれたわね。久しぶりに頭に来たわ…」
静かな怒りを、AK-12は示す。
不穏な空気を纏う彼女に銃口をつきつける416であったが、ふと視界の端に映る一人の人物に気をとられた。
いつからそこにいたのか…薄く青みがかった長い白髪を指に絡めながらその女性は鋭く、猫を思わせるような勝気な瞳で眼下のやり取りを見下ろしていた。その存在に気付いた416と目が合うと、彼女は端麗なその顔立ちに無垢な少女そのものに微笑む。
「シーカー…?」
416、何故自分がそう思ったのかは自分でも説明しようがない。
だが彼女の姿を一目見たその瞬間から、彼女が何者であるかを察する…416の口から洩れた言葉を聞いた全員の視線が、彼女に向けられると、シーカーは待っていましたとばかりにゆっくりと立ち上がる。
「ようこそ諸君、初見の者も多いであろうから名乗っておこう…鉄血工造ハイエンドモデル"シーカー"である。それにしても豪勢な顔ぶれだ、正規軍、ウロボロスの懐刀、MSFの404小隊…私も付け加えるのなら――――」
シーカーの仰々しい語りは突如銃声に阻まれる。引き金を引いたのはAN-94、しかしその銃弾はシーカーを射抜くことは無く彼女のすぐそばのコンテナに当たる。狙われたシーカーは相変わらず笑みを浮かべたままであるが、反対にAN-94は明らかに取り乱していた…その様子に相棒であるAK-12は眉をひそめる。
「行儀の悪いお嬢さんだ、まあいい。さて残念ながら悲報を先に述べさせてもらいたい……既に合衆国の全権限は我々が掌握させてもらった。正規軍、そして404小隊…君たちがここに辿りついたのは本当に素晴らしいことだ、君たちの狙い通りだ」
「結構なことね…この私がここまで誰かの手のひらの上で踊らされたのは初めてよ」
「そう悲観的になることは無い。結果が全てではない、過程や工程もしっかりと評価されるべきだと私は考える。君たちはよくやったと思うよ、ただ今回は私が一歩先を行ったにすぎん」
シーカー本人は丁寧に言葉を選んだつもりだっただろうが、それはAK-12のプライドを大きく傷つけることとなる。表情から完全に笑みを消したAK-12の姿を見たAN-94は再び銃口をシーカーに対し向けるが、その引き金を引くことは無かった。
「AN-94、撃つつもりがないなら銃を構えないで」
「違う……これは…」
相棒の珍しいその反応にAK-12は怪訝に思うが、AN-94は引き金に指をかけたままであからさまに動揺している。その姿に何か仕掛けられたかと思った彼女はシーカーを見上げるが、シーカーはただ笑みを浮かべたままで佇んでいるだけであった。
「ここで君たちとやり合うつもりはないさ。来るべき時に正々堂々勝負しよう…さて、ここにはほんのあいさつをしに来ただけだ。そうだ、少し課題をやろう…無論、君たちなら簡単にクリアできると信じているよ」
「待て!チッ……!」
踵を返し立ち去るシーカーを追おうとした矢先、フロアのゲートが開くと多数の軍用人形たちがその姿を現した。オリーブドラブ色の真新しい装甲を見た一同は、それらが長い眠りから目覚めた正真正銘アメリカの軍用人形であると察する。
戦況の不利を悟り、AK-12はさっさとその場を離脱する。
「あいつ!」
「ここに留まっても得られる物は何もないからね、ムカつくけど懸命な判断よ! それよりジョニーを再起動するから手伝って!」
ジョニーを停止させたままAK-12が逃げてしまったため、急ぎUMP45と416はジョニーの再起動を試みる。
しかし軍用人形たちは列をなして二人へと迫っており、少しの猶予も許されない…416の頭にジョニーを見捨ててこの場を逃れることが思い浮かんだが、頭を振って邪念を振りはらう。その気持ちはUMP45も一緒であった。
いよいよ敵の人形が迫って来た時、グレイ・フォックスが二人を守るように立ちはだかる。
「あんた…」
「お前たちのためではない。ビッグボスへの借りを返すためだ」
「一応礼を言っとくけど、あんたといいウロボロスといいよく分かんないわね!」
グレイ・フォックスが人形たちに単身向かっていったのを見届け、急ぎジョニーを再起動させる。幸い単純にシャットアウトされただけであり、再びいつもの調子で喚きだし始めるジョニーを叱咤し、その場を離脱する。脱出の最中、UMP45は何を思ったのか一人離れていく。
「ちょっと45! あんたどこに行くつもり!? 待ちなさい!」
「ジョニーと先に脱出してて! 後で合流するから!」
「45! このバカ! またエグゼに怒られても知らないわよ!?」
「分かっていたことだけど、圧巻ね……ここの基地だけでも鉄血の保有戦力と同等か上回ってないかしら?」
生み出された電力により再起動された米軍無人機群、隊列を組み地上へ向けて行軍する人形たちの大軍をドリーマーは感動した様子で眺めていた。その傍らでは、黒のボディースーツに身を包むシーカーがこの基地に来る前に用意した装備品を装着していた。
「すまんドリーマー、ちょっと手伝ってくれるか?」
「なに?」
「髪が上手く纏められん」
「しょうがないわね…」
ため息を一つこぼすが、ドリーマーはどこか嬉しそうな表情でシーカーの背後にまわると彼女の青みがかった白髪を手に取り、うなじの辺りで一つにまとめてあげる。
「ありがとう」
「どういたしまして。ところでそのサーベルに意味あるの?」
「騎士足るもの常に帯刀しておらねばな。さて帰ろうかドリーマー、後のことは彼に任せよう」
シーカーの視線の先には、デルタ・フォースの隊員たちがいる。
「貴様に忠誠を誓ったわけではない。欧州に侵攻できるならと手を組んだだけだ…」
「それで構わんよ。君らは君らの忠義で動けばいいさ……だがな、我々や主に敵意を持とうとは思ってくれるな。
「………」
デルタ・フォースの大尉は何も言わず、その場を立ち去っていく。
彼を見届けた後、シーカーはドリーマーを伴い基地を出るため移動する…この地で行えることを全て済ませたシーカーは達成感に酔いしれており、リラックスした様子だ。
シーカーの気のゆるみをまさに狙っていたのは、UMP45だ。
タイミングを見計らい飛び出したUMP45は即座に引き金を引く。驚きに満ちた表情のドリーマーとは対照的にシーカーは笑みを浮かべたまま、放たれた弾丸はシーカーを少しも傷つけることはなく背後の壁に着弾した。
すかさずUMP45はナイフを手に襲撃をかけるが、接近戦をシーカーに仕掛けることは無謀であった。
ナイフを握る腕を捕らえられ、足を払われて組み伏せられる。
大した力も込めずにUMP45を無力化して見せるシーカーの強さに、ドリーマーはケラケラと笑っていた。
「バカねあなた! 単身でうちのシーカーに勝てると思ったの!?」
「ぎ、疑問を解決したかっただけよ……なんとなく、アンタの仕組みが分かったわ…!」
「ほう? やはり404小隊の部隊長は優秀かな?」
「シーカー、あんたまた悪い病気発症してないでしょうね? 今度はしっかり殺しなさいよ?」
「ここではまだ何もしないと言っただろう? それに、単身私に挑むこの勇敢さ…この場で殺してしまうのは惜しい。だが…」
UMP45を解放し、シーカーは数歩後ずさる。
すぐに立ち上がりナイフを構えたUMP45に対し、シーカーは笑みを浮かべ右手をかざす。
「UMP45、お前という存在もまた私の探究心を満たしてくれそうだ。人間が持つ無限の可能性は分かり切ったこと…では人形が持つ強さとは? UMP45、お前はいかにして今日まで生きてきたのか? お前の強さの源に興味があるのだよ………
突然、UMP45の目に映る全てが暗転し深い闇が目の前の全てを埋め尽くす。
真っ黒な世界の中で不思議なことに自分の姿だけははっきり認識できる、不可思議な事態にUMP45は混乱しかけるが何とか落ち着きを取り戻そうとする。そんな時、暗闇の中から小さなささやき声が聞こえてきた…。
UMP45はその小さな声に耳を傾ける。
その声は小さくか細くて、しかし懐かしくもありもの哀しくもあるその声は、聞き覚えのある声だった。
『――――何があっても、あんたは生き残らなきゃいけないの―――』
はっきり聞こえたその声に、彼女は目を見開く。
シーカーは何をした?
今ははっきりわかる、シーカーは…あの女は、不届きにも封じられた記憶を…。UMP45はすぐにシーカーを追いだす方法を考えるが、それは叶わなかった。
真っ暗だった世界におぼろげに浮かぶ光景……銃身を握りしめ、銃口を自身の頭に誘導する少女の姿。微笑みを見せながら死を享受しようとする少女の姿に、UMP45は暗闇の中で呆然と立ちすくむ…。
『あんたが生きてくれてこそ、あたいが存在したことに意味が生まれるんだよ。さよなら、45。あんたがあたいを覚えていてくれたら……それだけで、あたいは幸せだよ……』
こんな場面で深層映写ネタをぶち込んでくる作者が世の中にいるらしい()
シーカーの能力のヒント→MGS2にフォーチュンっていたよね??
ちょっと分かりにくかったから各勢力の狙いを箇条書きするぞ!
正規軍→米軍復活阻止、あわよくば戦力の奪取、言うこと聞かない周辺諸国に平和を執行するぞ!
米軍特殊部隊→米軍復活による欧州侵攻、先にシーカーに指揮権限をぶんどられたんご
ウロボロス→米軍の進行による戦争の拡大、正規軍の妨害、イーライにステキな殺伐世界をプレゼント
MSF→他の奴らがあくどすぎて何もできん!
※ 本編登場の米軍の軍用人形紹介!
量産型汎用戦術人形パラポネラ
正規軍が運用する軍用人形に酷似したこの戦術人形は、米軍無人機の主戦力とも言うべき戦術人形。
他の多くの軍用人形と同様に強固な装甲を持つがコストを抑えるため正規軍の軍用人形よりは若干防御性能において劣る…がその恐ろしさはその圧倒的な量産性によってできる大量運用であり、戦闘に応じて装備を切り替え、対歩兵・対戦車・対空迎撃を行える高い汎用性だ。
物量の米軍を象徴するような設計思想となっている。