うまるーん   作:タイヘイは俺の嫁

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1うまるーん

俺の妹は美人で天才と評判だ。

僅か13歳で日本の代表候補生となり、その当時、すでに天才少女として名が高かった現ロシア国家代表に非公式戦ながら勝利。その後も着々と実力を伸ばし、目下第2のブリュンヒルデとさえ言われている。

 

 

しかし、

 

 

しかしだ。

 

 

「おにーちゃーん。今日の晩御飯は肉厚じゅーしーなすてーきーがいいなぁー。」

 

 

「おにーちゃーん。やっぱり今日はしーすーの気分なのー。」

 

 

「おにいちゃん大変!!ジャンプ買い忘れたから買って来て!!うまるは家でfpsしないといけないから!!」

 

どんなに外での評判が良くても、家の中ではただの干妹だ。

しかし、そんな彼女の世話を焼いてしまう。自分ではしっかりと矯正しなきゃって思ってるのだが……

まぁ、女尊男卑の気が無く、これでも兄妹仲が良いのは不幸中の幸いか。

 

そうそう、申し遅れたね。僕の名前はタイヘイ。

この土居うまるの…兄だ。

 

そして、今僕は怖そうな男と女に囲まれて、とある説明を受けている。

「土居タイヘイさん。織斑一夏君が男性操縦者として発見されたことに伴い、全国的にIS操縦適性検査を行なった所、貴方に適性が見つかりました。これに伴い、貴方にはIS学園に通ってもらいます。」

 

そう、モブ顔。影が薄く、昔から勉強しか出来なかった。俗に言う一流の大学を卒業し、そこそこの企業に勤めて、キャリアも得始めた客観的に見たらそこそこ良い感じの男性モブの僕が……

 

ISを動かした。

 

「あの、拒否権とかは……?」

「ないですね。」

「もしも、それでも断固拒否した場合は……?」

「そうですね……(チラッ」

 

相手の女性が僕を取り囲む人を一瞥すると、バキボキと関節を鳴らし始めた。

他には入念なストレッチやシャドーボクシング的なのとか

だめだ。やられる……

 

「わかりました。」

腹をくくるしか無い。

 

「そう言っていただいてこちらも大変嬉しいですよ。

こちらはIS学園の資料と、教材等の諸々です。それから、此方は名目上は春休みの宿題なのですが……

土居さんは例えば数学や英語といった一般教科については既に履修済みなため、そう言った教科についての強制はありません。代わりにIS関連教科の予習を怠らないようにしてください。女子生徒はある程度のIS関連授業が義務教育化されていて学習していますが、男性である貴方は受けていないはずですので、ここのみスタートラインが違います。

いざとなったら妹さんに伺えばいいでしょう。彼女は大変優秀ですので。」

 

優秀……妹がねぇ……

 

「おにーちゃーん!!この問題わからなーい!!」

「おにーちゃーん!!ここ教えてーー!!」

 

妹の勉強を見て居る分には全くもってそうは思えない。

妹を教える過程で僕にはIS知識があるし、僕より妹が賢い道理がないので、多分大丈夫か。

 

「それでは、今日のところはここまでとして、後日貴方が被る損害についての補償について話し合いましょうか。それでは家まで送りましょう。」

 

黒塗りの車に乗せられ、家に帰還。

 

 

 

 

 

 

「ただいまー。ごめんなー遅くなって。今日は疲れたし、特別にピザでもと「お兄ちゃんのアナル討ち取ったりぃぃぃー!!!」うまるー!!!!!」

さっとお尻に入ってきた何か。

 

「お兄ちゃん大丈夫だった!?怪しい事されなかった!?純潔散らされなかった!?人造人間にさせられなかった!?」

 

心配してくれてるのか…

 

「うまる、お兄ちゃんが居なかったら、(家事手伝いが居なくて)大変なことになっちゃうの!!」

 

 

 

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