ダブルアップバディ~僕のヒーローアカデミアIF~ 作:エア_
そう言って俺は約二年間修業(仕事)してきた。
途中で書き終わってたやつ直そうとしてはなんか違うって言って早1年と三か月くらいですよ奥さん。
春一番を彷彿とさせる風がグラウンドβへ流れてくる。既に四月であるから春二番か三番かもしれないが、それほど強い風が吹いた。年度初めの上旬に未だ残るこの肌寒さ、コタツをしまえないでいる家庭もあるだろう。
そんな春の風と言えば女の子のスカートをふわりとたくし上げ、周囲の異性に今日のパンツが何色なのかを知らせる重要なファクターである。自分の手を汚すことなく欲求を満たせる強い味方で、思春期男子が
そんな対スカート用自然兵器を全身に感じることのできるここは、市街地での活動を想定された特別施設。以前爆発ボーイが活躍したアリーナFであり、巨大仮想敵を液体へ変えたあの入試実技試験会場の本来の姿である。建ち並ぶビル群が、それを囲むように存在する住宅街が、軒並み揃って鎮座していた。
あれから一か月以上経っているからかそれとも一か月以上猶予があったからか、今では彼らの戦った面影など何一つなく、あるのは新品同様のビル街。まるで何事もなかったように綺麗な街並みを演出していた。塵一つなくては風も吹き損というもの。
空しく風がヒュルルと流れる“生まれたての廃墟”の一角にて、生徒たちを待つのは知る人ぞ知る。いや世界が知るナンバーワンヒーロー。
(春なのに案外さっむいネ!!!!)
平和の象徴、オールマイトその人である。
急遽今年度より教師となった彼は現在クラス名簿や記録に視線を落としていた。一秒でも早く教え子たちのことを覚えようと無我夢中で読みふけっている。軽く貧乏ゆすりをしているところを見ると、一癖も二癖もある今年の新入生の登場を今か今かを待ちわびているのだ。
それもそのはず、
(資料を見る限り、皆ヒーローを目指すものとして申し分ない。相澤君が除籍しなかったのがよくわかる)
“あの”イレイザーヘッドが担任をしておきながら、初日を1人も欠けることなくクリアした今年のヒーロー科。それだけで話題にならないわけもなく真っ先にヒーロー科教師たちの話の種となった。彼の先輩にあたる三十路18禁ヒーローミッドナイトも「あんたも歳を取ったのね」と歳に似合わずキャーキャー叫ぶ始末。きっつ。
何度も説明することになるが、イレイザーヘッドは雄英の教師になってからすでに150人以上の生徒に対して除籍処分を下しており、抹籍も指を折る程度だが教師歴と比較しても多すぎると言っていいほどの事実が存在する男だ。
除籍――この場合は【退学】にあたる――になれば普通科へ行くことも出来ず、そもそも学校での籍がなくなってしまうもの。編入を許しでもしない限り、元の場所に戻れる可能性など存在しないのである。抹籍になるとその学校にいたという記録すら消されてしまう。自身の求めるボーダーラインに届かなければ容赦なく切り捨てるというある意味「理想の高い男」だ。
世間一般的な高校ならクレームの嵐になるだろうが、残念なことにここは世界が注目するヒーロー育成機関なだけあって、どれだけ文句を言おうがお構いなし。おかげで去年は学園の門前に除籍された生徒の父母が何人も集まって抗議をしたものだ。
そんなみため浮浪者のおっさんが叩きつけた最初の難関は、単純な「理不尽への対応」と「その場で出来る自身のポテンシャルの確認」のみ。
別段「最下位になれば除籍」とはただの方便であり、あの時点で全員を落としたとしても構わない理不尽なもの。しかし、この二つの条件が満たされたなら例えこのあと暴走して幼馴染に殴りかかろうと関係ないという「束縛の上での自由」が存在していたということになる。ひどい話だ。
無事に自身の後継者が生き残ったことに安堵しながら、オールマイトは生徒等のプロフィールを眺めてはページを名残惜しそうにめくる。句読点の最後まで読んでみれば、十人十色な個性の数々や性格や個人の書いた自己アピール等々。入試でのテスト結果も併せてみるとより一層彼らの将来が楽しみで仕方がないといった感じだろう。自然を笑みがこぼれてはかぶりを振って真面目にしなくてはと自戒した。将来が楽しみな教え子達、そんな彼らを乗り越えて次代の平和の象徴の成長を待ち遠しく思った。
(でもやっぱり、彼が一番の壁だなぁ)
だけども、と自分の後継者のプロフィールのページを眺めながら、向かいのページへチラリと視線を向ける。そこに載っているのは出席番号順に用意された例の少年だった。
紅い瞳と金色の髪。個性が生まれた世界だからこそ珍しいものではない。
個性は“爆破”と確かに派手だ。掌の発汗成分がニトログリセリンで、それを爆破させるいたってシンプルなものを使う。頭も大分きれていて、オールマイト自身、将来は司令塔になれる器だと確信を持っていた。
爆豪勝己。現在雄英1年生の中で最もヒーローに近いと教師達の中で話題の男である。
齢14で既に個性の成長が十分されており、あとは知識と実践を重ねるだけだろうかと思わせる早熟な少年は、掌だけの個性であるがゆえに、余計に目立ってしまっていた。
人間はそもそも進化を己の身体から道具に変えることでここまでの繁栄を遂げた。肉体を巨大化させるのではなく、武器を使うことで生態系を確立、脳の発達により文化を築き、今に至るのである。始まりは木の上での生活だった猿が、気が付けば叡智を手に入れ大地に降り、科学を知り、空を飛び、海へ潜り、宇宙へ飛び立ち、果てには文明を築き上げるにまで至る。
個性の発現により人間の進化が再び身体へ変わり、そのためなのか科学の進歩が別の方向へ向かい文明は新たな可能性を見出していた。
つまるところ、爆豪勝己の
それ以外の部位はどれだけ鍛えようとも“本来は無個性の同年代のスペックと何ら変わりない”はずで、良くても成人男性ほどであり、年相応にしか筋肉はつかないはずなのである。
だというのにあのパフォーマンスはいったい何なのだろうか。音速を超えての飛行や金属を融解させるほどの高熱の放出に耐える肉体をはじめとし、異常と言っても過言ではない。
明らかに年相応でない熟練度や、そもそも何年かけても生物学上不可能な事柄を可能にした実績に、オールマイトは冷や汗をかく。後継者である緑谷出久の幼馴染であり、才能を鼻にかけず努力を惜しまないと聞いていたがここまでとは思いもしなかったのだ。これが何か不正があるとでもいえばそっちのほうが納得するほど、彼の早熟スピードは計り知れない。でもしょうがない。目の当たりにしたんだもの。byとしのり
(最大の難関は彼だ。切磋琢磨して、無事に平和の象徴になってくれよ。緑谷少年)
「……ん? 来たか」
ふと、まだ声変わりし終わってない少年少女の話が彼の耳に届く。ようやくお出ましかと顔を上げれば、ジャンプスーツを身に纏った1年A組のヒーローの卵たちが目に映る。まぶしく輝く若き者たちの笑みを見てると誰でも自然と笑顔になるというもの。オールマイトもそれは例外じゃなかった。
「かっこいいじゃないか。有精卵たち!」
個性も違えば趣向も違う。趣向も違えば服装も違う。それぞれが思い描く理想のヒーローの姿を携え、若人達が胸を張ってやってきた。
そこには緑谷出久と爆豪勝己の姿もある。
「さぁ、ヒーロー基礎学の時間だ!」
☆
屋内での対人戦ということで麗日お茶子とバディを組むことになった出久は、オールマイトからの一通りの説明の後、舞台となる五階建てビルの前で待機していた。
「かっちゃんのことだ。一階に罠を張り巡らせてそうだから二階から侵入しよう」
「じゃあまずデク君が私の個性で飛んで二階の窓から侵入ってことやんね」
「安全を確認出来たらその後は麗日さん自身の個性で跳んできて。二階で無事についたらそこからは中の階段を使おう」
最終確認を終えたと同時に都合よくスタートの合図が聞こえる。待ってましたと言わんばかりに二人は駆けだした。制限時間はたったの15分。迅速果敢が求められる今回の訓練は一つの判断ミスが命取りとなるのである。
目論見通り個性で一気に二階へ飛び、共にビル内へ無事に侵入を果たした二人は、音を立てずに上の階を着々と目指した。別にぴっちりスーツのお茶子を見ると顔が真っ赤になるからではない。本当である。
周りの部屋に目もくれず、次の階段を探す。その迷いない行動にお茶子は不思議そうに声をかけた。
「デク君、爆豪君が何するかわかるん?」
「本当はいけないんだろうけど、伊達に幼馴染やってないよ。あ、壁は触らないでね。多分汗まみれにしてるはずだから」
字面が汚い。
「入ってからすぐにわかったと思うけど、この甘いにおいはかっちゃんのニトロ汗腺から分泌された奴だよ。嗅覚も奪えて変に刺激を与えるとBON! だからね」
「そっか、ニトロっぽいって言っとったし、起爆性あるんや」
「それに吸ったり肌に触れると頭痛とか眩暈を起こす可能性あるからそのヘルメットは外さないようにね」
「そこら辺はニトログリセリンっぽいんやね。ラジャー」
あくまで声を殺し、相手に場所を悟らせないように順調に次の階へ向かう出久達。足音も立てず忍び足で行動する二人の姿を見るとどっちが敵かヒーローかわからなくなる。完全に空き巣だ。
四階まで上がったところで二人は一息つく。常に曲がり角や開けた場所での注意を十分に行って行動しているからか、余計に集中力が欠けてしまいそうになっていた。気分は触れたら音が鳴る例のテレビ番組発祥のゲームをしているようで、試験以上の緊張感に出久達は息をのんでたのだ。そんなところで、休憩場所というわけではないが目的地の一つである【最上階の一つ下】まで到着したのだから、少しは一息ついたって罰は当たらないだろう。
「さて、そろそろ来ると思うから警戒しといてね。基本的には作戦Aを。状況に応じてB、またはCに移行しよう。常にインカムはオンにしといて」
「ラジャー。あとはデク君が言った通り爆豪君が来るのを」
訓練が始まって既に5分。そろそろヒーロー側は動かなければ何も得られずに終わってしまうと焦る時間である。勿論
「待つだけってかァ!?」
「!? 来た!!」
それはアピールが出来ない敵側も同じである。
会話にナチュラルに入り込もうと爆破と共にやってきたのは金髪赤目のボンバーマン。爆豪勝己が右手を熱させ登場してきた。何のためらいもなく振り下ろされた掌が壁に触れると数秒と経たずドロリと変色を起こし溶かしていった。下手な酸よりも融解力の高い攻撃に訓練ってなんだっけとヒーローチームはドンびく。見てみて~、てがた出来た~とは冗談でも言えない。
「こっわ!? マジか!」
「一瞬でたんぱく質を消しとばすぜぇ。ヒーローどもォ」
「板についてる。ヴィラン顔負けや」
「うるせぇわ丸顔!」
すぐさま距離を取り構える両者。片や出久は緑色のジャンプスーツ。これといった機能のない母親御手製の一品物。対する爆豪勝己は全身を黒で統一し、オレンジ色のラインが入った中々オシャレなヒーロースーツ。両ひざにサポーター(物理攻撃可能)がついてたり、両前腕部分にはバレットベルトがついてあり、そこにはカプセルタイプの透明な試験管モドキがズラリと取り付けられていた。中には液体が入っており、それがボンバーボーイのニトロ汗だと察知するまでに時間はかからなかった。
「麗日さん! 作戦通りに行こう!」
「了解ッ!」
「おいクソメガネ。そっちに雪見大福が行った。調理しとけ」
『……もしかしてそれは麗日君のことかい?』
「飯田君? 後で話そうや」
別行動をとるヒーローチームと、すかさず指示を出す敵チーム。少々おかしな会話があったがここまでは順調である。本当だよ?
さて。という言葉と共に、爆豪は両手の中に軽く火花を作り出す。すると掌の中に淡い光がともったかと思えば、先ほど壁を融解させたときのまばゆいオレンジ色を生み出していた。
出久は両手を握って構え、いつでも回避が出来るように重心を落とす。対して爆豪は両手を開き、ダラリと力を抜いていた。重心も比較的高く、まるで対極した構えを取る両者。じりじりと互いに距離を詰めていき、
「……それ使うの?」
「たりめぇだ。精々避けろよ?」
何をするのか分かったのだろう。爆豪の返答を聞くや否や、多量に汗を流し始めた。個性に汗関係ないのにね。
「それは洒落になんな――」
「一発目ェ!」
次の瞬間、爆豪の声と共に、出久の顔が身体ごと後方へ吹き飛び、大きな音を立てて壁の中へ突っ込んでいったのだった。
☆
「何が起こったんだよ!? 爆豪は何したんだよ!!」
「落ち着きたまえ上鳴少年。確かに凄い光景だけど、原理は簡単さ」
決戦となるビルから離れた場所にて観戦していたA組生徒達。ビルにセットされていた監視カメラにて訓練を目の当たりにし、互いに切磋琢磨するための参考にしようというコンセプトで待機していた彼らの目に映るのは、緑髪のソバカス少年が突然吹き飛んだだけという何とも奇怪な状況だった。
「もしかして……爆破ですか?」
「その通り。流石は八百万少女。よくわかったね」
「消去法をしたまでです。現状何かアクションを起こすにしても爆豪さん以外に誰もいませんもの」
「あ、ソウダネ」
「いや仮に爆豪が何かするにも一体何したんだよ。爆破って、緑谷は爆破食らってないぞ」
「食らってるさ。と言っても間接的にだけどね」
オールマイトのヒントだけの説明に自称出久のソウルブラザーこと上鳴が頭に?マークを付けている。それもそうだ。何せ目の前で起こっているのは説明を受けた個性からはまるで理解できない謎の現象なのである。気が付けば相手の体が浮いて吹き飛ばされているのだ。しかも互いに理解しているらしくまるで驚いていない。
再び立ち上がった出久へ
再び出久は構える。今度は受け止める前提のどっしりとした構え。被弾部位を少なくするように体を縮めこみ、両腕を前で構えるボクシングスタイル。この個性が生まれたご時世故、別段ボクシングを知っているというわけではない彼だが、どうすればダメージを抑えられるかを本能的に感じたのだろう。
いとも簡単に身体が吹き飛びはするが、先ほどよりも飛距離は短く、無事に両足を地につけられていることから理にかなっていたことになる。まぁサンドバッグですが。
「……そうか、掌を爆破させたその爆風で」
「その通り。流石だね轟少年」
「流石にわかったが、あれ良いのか? 下手すりゃそこらの強化個性よりもヤベーパンチになるぞ」
「ウェイ!? どういうこと? 爆豪パンチしてたの?」
「そこら辺は大丈夫さ。爆豪少年の瞬間爆破量はこの比じゃない。ちゃんと制御しているし、何か起こる前に私が止めてみせる……それにほら」
もう対応してきたよ。オールマイトの言葉にあまりの現状に声を出せないでいた他生徒らもつられるようにモニターに視線を向ける。攻撃が起こるであろう瞬間に十分な攻撃をさせないよう懐へもぐりこむ出久の姿が映った。
何度かの一方的な攻撃を受け終わった後、出久は反撃に転じたのである。正確には攻撃をいなそうと躱しはじめたのだ。相手の体幹がしっかりしているのか、思うようによろめかすことが出来ていない。だがオールマイトの言葉通り、何とか関節技を決めようと躱した腕に身体ごと抱き着こうとしていたのである。
腕の関節を決める場合に行いやすいのは、上腕の伸展である。上腕屈曲と違い、遥かに伸展範囲が狭い肩関節は関節技を決めるにはもってこいである。なんせ上腕屈曲が180°に対し、伸展は50°ほどしかないのだ。
『対応が遅ぇぞ』
『無茶苦茶言うよかっちゃん。やっと目が慣れたんだから』
『実践じゃ一発で殺される可能性があんだからちゃんと対応しとけ……よっ!』
『ひぇっ……ギャッ!?』
腕に関節技をかけようと試みた出久を軸に空いた手を爆破させ身体を一回転。その反動で爆豪はしがみつく形になった出久をぐるりと回してたたきつけた。大きく呼気が吐き出される。背中から落ちたのだ、普通の人間ならしばらくは動けないほどの衝撃のはず。というかそもそも慣れるまで見えないほどの裏拳を何度もぶち込まれてる時点でムリゲーなんだけどね。鬼かな?
しかし、彼は身体を震わせながらも再び立ち上がる。息が上がり、肩で呼吸をし、痛みで目尻に涙をため、脂汗を掻いていようが、緑谷出久は立ち上がる。そんな姿に自然と笑みをこぼす眼前の強敵。流石は将来のサイドキックだと嬉しそうに掌を上へと向けた。
「今の攻撃に対しての対処すげぇ」
「体を一回転って下手すりゃ自分の関節外れるんじゃねぇのか? 漢らしいな」
「緑君も何度も立ち上がってるー! ヒーローって感じだね!」
「そもそもあの裏拳連打をよく躱したよな。反射神経がなけりゃとっくにギブアップだし体力ないとあの攻撃についてけねぇよ」
感嘆の声を上げる待機場の生徒達を後目に確認したオールマイトは無事に参考(?) になっているようで一安心といったところ。肝心の自身の後継者が眼前のライバルに翻弄され身動きが取れていないが、もう一方の場所へ視線を向けると何やらずっとこちらへジェスチャーしているようだ。
『先生ー! オールマイト先生ー! タッチしましたー!! おーい!』
『え、麗日さんタッチしたのに終了しない!? どうして!?』
『おいクソメガネ! 調理しとけ言ったろうが!』
『まさかあんなやり方で体を浮かせてくるとは……不覚!』
どうやら最上階に接地されていた核爆弾に無事触れたアピールらしい。体を宙に浮かされている飯田の姿が中々に面白いのか誰も直視しない。頑張って平泳ぎしているのが余計に滑稽である。
しかし、何故かオールマイトは何も語らず、ちょうど15分経った頃合いのためと、彼は高らかに宣言した。
「この勝負、敵チームの勝ち!」
『『えぇー!?!?』』
掌を爆破させ、その反動で固い拳を相手に殴りつける。うーん鬼かな?
一つ間違うと顔と体がアンパンマンになっちゃうから新しい顔用意してもらわないと(死ぬ)
ニトロのようなものだからもしかしたら副作用とかないかもだけど。一応。
ニトログリセリンなどが気化した場合に吸ってしまうと
頭痛や吐き気、顔面紅潮、めまい。目は充血して痛みを伴い、最悪嘔吐とショック状態に陥るから気を付けようね。
麗日対飯田は麗日が勝利しました。記載してないですが、二人の対戦カードですが
相手に触れられる前に捕まえようとする飯田君
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足払いをしてこかそうと試みるも上手く受け身を取ったと思えばそのまま飛んできた
↓
友人を突き飛ばすのは無理だと真面目な彼が出てしまいそのまま抱き着かれる
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チャンスと浮かして麗日ちゃん勝利。