ダブルアップバディ~僕のヒーローアカデミアIF~   作:エア_

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筆が乗ってる今がチャンス。


ヒーローの条件ってのは、最後まで手を離さないことだ。

試験を終えてから一週間という短いようで長い期間、金髪ハリネズミは今日も家にこもっている出久の様子を見に彼の住むマンションへ来ていた。彼の父親である緑谷久は長期にわたる出張が多いため殆どの確率で出会えない。そのためか扉が開いても出てくるのは母親である緑谷引子のみ。出久は今日も放心状態で昔からあるオールマイトの動画を見続けていて、金髪ハリネズミはまだ駄目かと誰にも聞かれない程度にため息を吐いて宅内へ招かれたのだった。

 

言わずもがな、この金髪ハリネズミは爆豪勝己のことである。

 

幼馴染である彼にとって、出久の家は第二の実家と言っていいほど勝手を知っている場所である。冷蔵庫の中にはいつもオールマイトのようになりたいからと牛乳が入っていたり、カツ丼が好物なために豚肉が冷凍されていたりと手に取るようにわかるのだ。家事の手伝いもよく自分からしているのか、着いてすぐに上着をハンガーに掛け腕捲りして準備よしと、今日はどこを掃除するか引子に尋ねていた。

 

「いつもありがとうかっちゃん。じゃあ床に掃除機をかけてくれる?」

 

「うっす」

 

そこからはまるで自分の部屋の如く掃除をし始め、ぴっちりきっちりとカーペットの薄い埃が消え、鮮やかな暖色の花柄が色濃くなった。この時期になると妙に埃が多くなると、軽く一息つきながら引子が掃除をしている台所へと向かった。既に床掃除は完璧で「塵一つ許さない」とは彼女へ放つ常套句である。あっそう。

 

「おばさん、あれだったら朝か晩も手伝いに来るけど」

 

「いいのよ~ほんとにそこまでされちゃうと、おばさんの立つ瀬がなくなっちゃうわ」

 

「でもあいつに気負いすぎだろ。親父さんも単身赴任で戻って来るのまだ掛かるんだし」

 

「うーん。出久、試験が終わってからずっとあの調子なのよ」

 

「時期が時期だ……筆記の方はスパルタしたんで受かってっとは思うけど、実技は」

 

「そこまでしてもらったのに、ごめんなさいねかっちゃん」

 

「俺がしたかったことだし、あいつは充分答えた。話に聞きゃあの場にいた他人のために走ってでかいロボットに立ち向かったんだと……それをとらねぇような高校なんざ見る目がねぇだけだ」

 

そうなりゃ俺も行かねぇよ。と、当然とばかりに勝己は言いながら引子によって洗われた食器を拭き始めた。確かに子供達憧れの高校ではある。尊敬してやまないオールマイトの出身校なのだ。勿論出久も憧れているし勝己も例外ではない。憧れが巣立った場所へ自分達も通い、同じ世界を見渡してみたいと今の時代の子供なら誰もが一度は目指す場所である。それが雄英高校というものなのだ。

 

だからこそ出久のような献身的な努力をした者を取らない、ヒーローを人々の希望ではなく職業としてしか見ていないのなら、爆豪勝己の行く理由は欠片もない。

 

自分の性格は悪い方であると彼自身も理解している。なんせ出久以外に友達がいないからだ。必要とすら思ったことはないけども。

 

自分の手が早い方であると彼自身も理解している。なんせ周りにいるのは出久を虐める馬鹿共だらけだ。手加減する理由はない。

 

だが出久は違う。性格は悪くなければ手癖が悪いわけでもない。無個性ではあるが、よくもわからない使い道が殆どないような個性を使っているヒーローもいる今の社会で彼を取らない理由など殆どない。知識は十分、誰かのために動ける行動力。ヒーローとして一番大事なものを持っている。

 

爆豪勝己にとって緑谷出久の評価は中々高いものだ。

 

上記の内容については自信を持てといつも聞かせていて、それは出久自身も理解している。後は体力だなとジョギングや登山に半ば無理矢理連れて行っていたが今ではバテずについて行けるくらいには鍛えたのだ。下手なヒーローよりも体力があると勝己は評価していた。故に今回の試験がロボットを壊す系だったため、やる気あるのかこの学校と幻滅しそうになったのである。

 

「だめよかっちゃん。それじゃ示しがつかないわ」

 

「これは示しじゃなくて俺の意地だよ。俺は俺よりもヒーローに向いてる奴を(・・・・・・・・・・・・・・・)落とすような場所へ行く気はねぇ(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

「仮にそうだったとしてもよ。だって貴方は凄い人なんですもの。出久のためにこれだけやって、それであの難関へ受けたのに。……出久も言ってたわ。かっちゃんは凄いんだ、僕のヒーローなんだって。だから自分のせいで雄英へ行かないって思ったら」

 

「……ごめん」

 

軽率だったと素直に反省する。実の母親にはいつもババァだなんだと言うわりに出久の母親へはこの通り頭が上がらない。勝己は悔しそうな顔をしながらも「受かったら行く」と渋りながら口に出した。

 

「うん。もしかっちゃんが受かってて、出久も受かってたら、仲良くしてあげて」

 

「……ん」

 

行こうが行くまいが彼の出久への態度を変える気はなかった。寧ろ彼が受かって自分が受かってなければ当然だとさえ思う程度には、彼の緑谷出久への思いは強かった。

 

(誰かが助けを求めてたら勝手に足が動いて走り出す。だからこそ、そんなあいつ自身の思いに答えられるよう体力作りを手伝った)

 

だから大丈夫。と、未だに閉じられた出久の部屋へチラリと視線を向け、再び手に持ってる食器へ目を下ろした。

 

 

 

 

『何も殴るのがヒーローじゃねぇ』

 

小学生へ成り立ての頃のことだ。力がなかった出久へ放った勝己の言葉がある。それは拳を握ることだけがヒーローじゃない。手を握って離さないことだって大事だというもの。

 

帰り道、冬になるとすぐに暗くなるため怖いと震えていた覚えがある。そんな時に勝己は出久を励ますために声をかけた。

 

『オールマイトが好かれてる理由の一つはあのパワーだけど、それだけじゃねぇと俺は思ってる』

 

『ほかは、なぁ~に?』

 

当時もポヤポヤしていた出久は、よく勝己の後ろをしがみついて歩いていた。勝己も自然と歩幅は出久に合っていくほどには常に一緒で、よくセットでまとめられることが多い。そんな引っ込み思案な彼の目の前には勿論勝己がいた。寒空の中、暗くなっていく世界を、彼の手が淡く輝かせる。既に小学生なりたての時点で火力の調整が出来ていたのを思い出す。流石はかっちゃんだと思わず笑みを零した。

 

『手を離さねぇってことだ。どんな時でもぜってぇ離さねぇでいっつも「大丈夫」って言えるんだ。勝利とか、助けた人とかな! そういうのもヒーローの絶対条件の一つってやつさ』

 

不敵に笑う勝己の顔に何度救われたかわからない出久は、素直に頷くと再び勝己と一緒に帰路を進んだ。おなかの近くで輝く灯火は、体だけではなく、心まであったかくなるような、優しい光だった――

 

 

「――ははっ、あの頃の僕にはまだ理解できないよ」

 

机に伏せ数十分、出久は懐かしい思い出に浸っていた。

 

あれからオールマイトとの連絡が取れない。もう見限られたのだろうかとネガティブな思考にどっぷりとはまってしまう。もう抜け出せないんじゃないかと思うくらいには彼の心にきていたのだ。

 

けれども手に持っているダンベルだけは手を離さないでいた。短い間ではあったが、習慣づいたことを今更やめるわけにもいかないと、もしかしたらの可能性を考えたいなと無意識に重たいそれを持ち上げては下ろしていた。

 

――僕が行けなかったとして、かっちゃんはどうするんだろう――

 

ふと彼は幼馴染の今後に興味が移る。いつも彼の背中を押し、いつも何かから彼を庇う爆豪勝己とは家族ぐるみの仲。家でもあの金色のたてがみを見るのはザラであった。一応他人の家のはずなのだがよく引子と一緒に料理をしてはそのつど「出久ももう少し器用だったら」と母親の残念なものを見るような視線が刺さり「なんなら男飯くらいなら教えんぞ」と一緒になって彼が止めのように言ってくるのも御約束である。出久の手先の不器用さを知っているのか雑だが食べられる程度の料理を教えてくれるのだろう。その都度馬鹿野郎と内心で叫びつつも、勝己の作った料理に舌鼓を打ち内心土下座してまいりましたと放つのだった。家事スキルの高さに膝をついたことなど数知れない。

 

そんな彼は、これからどうするのだろう。

 

出久にとって爆豪勝己とは当たり前のように自分の先にいて道を指し示してくれる最も身近にいるオールマイトと同じくらい憧れたヒーロー。爆破と呼ばれる派手でいて熱い個性と、それからは到底想像がつかないほどに冷静な頭脳。馬鹿みたいな体力に、シャープな肉体。ストイックとまではいかないが、他人に厳しく自分には更に厳しい。誰よりも勝利を渇望し、誰よりも堕落を求めない。

 

そんな矛盾を内包している彼はいつも出久を高く評価していた。それはただ勇気付けるためのものなのだろうか、そうであるはずがない。なら言えば喜ぶと思っているからだろうか、そうであるはずがない。

 

彼は心底思ってない限り相手を褒めたりはしない。叱咤激励で叱咤しかしないことだってある爆破ボーイなのだ。

 

「……自分のことはまだ信じられないけど、かっちゃんは僕を信じてくれた」

 

だからこんなところで放心している暇はない。ヒーロー科が駄目なら普通科でもいいからとりあえず高校へ行こう。大学からヒーローを目指すのもありだ。高校ではまた体力作りを始めよう。段々とネガティブからポジティブへと思考が移り変わり、もう抜け出せないんじゃないかと思っていた泥濘から軽々と脱出していった。

 

他人からすればただの水溜りに出来た泥かもしれない。それでもここから抜け出せたのは間違いなく彼と彼を信じた幼馴染の力なのだろう。やっぱりかっちゃんは凄いや。と彼は何度言ったかわからない言葉を零した。

 

ふと扉の向こうから勝己の呼ぶ声がする。飯食うか? という夕食のお誘いだ。いつの間にきていたのだろうという驚きを隠せないが、折角作ってもらったのだからうじうじしているわけにもいかない。すぐ行くねと返事をすれば、小さくおうっと返ってきた。心なしか嬉しそうに聞こえるため心配させていたんだなと出久は反省する。オールマイトにもネガティブだといわれてたのを思い出したのか、これからは比較的にポジティブになろうと心に決めたのである。

 

扉を開けると、食欲をそそる焼き魚の香り。食卓には筆箱程度の大きさと、大きな鯖の全身が計3枚並んでいて、綺麗な卵焼きや湯気が立つ純白の米、そしてその全てに合うだろうと容易に理解できるみそ汁。引子はかっちゃんが作ってくれたのよと嬉しそうに語る。マジか、かっちゃん。

 

出久の口へ焼き鯖の腹の部分が入っていく。程よく塩味が効いており、出久の好きな濃さであるのか、嬉しそうに口につめてはご飯を駆け込む。今は休日だから急がなくていいぞと言われるまで無我夢中で食べ続けたほどで、爆豪勝己の料理の才能に頭が上がらない。

 

「……出久。もう大丈夫?」

 

「え……ううん、大丈夫じゃない。でも、もしヒーロー科受かってなくても普通科に行けるかもだし、そこで体力作りして大学でヒーロー目指すのもありかなって。かっちゃんよりはデビューが遅くなるかもだけど、それでもやっぱり」

 

ヒーローになりたい。

 

真っ直ぐに見つめたその瞳には未だ闘志が宿っていた。向かいに座っていた引子は向けられた彼の覚悟を肌に感じ、ホッと顔を崩した。その折れない心を目の当たりにして安堵したのだ。

 

チャイムが鳴り響く。郵便物だという声も聞こえたと勝己が立ち上がり玄関へ向かった。俺が行くからちゃんと話しとけよと出久の肩に軽く手を置くと、扉の向こうへと消えていく。郵便物を取って貰うのも既に慣れているのだろう。引子は戸惑うことなく出久と視線を交わした。

 

「僕、やっぱりヒーローになりたいんだ。だから諦めたくない。もし受かってなかったら悔しいけど、でもそれでも」

 

「……うん、かっちゃんも言ってたわ。出久は自分よりもヒーローに向いてるって。どっちが上かなんて母さんわかんないけど、貴方をずっと見てたのは間違いなくかっちゃんよ。そんなかっちゃんが言うんですもの。母さん応援するから」

 

「……ありがとう。母さん」

 

会話の終わりを確認したのだろう。ちょうど会話の途切れに勝己は戻ってきた。その手に「雄英高校からの合否書」を持って。

 

 

 

 

出久の元へ届いたということは、勿論爆豪勝己の家にも届いている。結果は連絡してくれと、食事を終えたあと、再び食器を洗って緑谷宅を後にした。まだ息も白い2月の中頃。鼻や耳は既に赤く染まっており、もう少し厚着すればよかったと若干後悔しながらも本来の実家へ戻っていくのだった。

 

メールが彼の携帯に届く。差し出し相手は父親らしく、合否の書類が届いたよというもので、帰って自分で開けなさいという簡素ながらもしっかり内容のわかるメールだった。母親なら早く帰って来い。通知きたくらいしか情報量がないのでその都度「テメーの連絡は原始人の狼煙並に情報量がすくねぇんだよ」と返信しているだろう。その類の連絡は親父がやれと言っておいて正解だったなと、勝己はため息をついた。

 

多分、大丈夫だろう。彼らもそこまで馬鹿じゃないはずだ。

 

「……ただい「勝己帰ってきたのー? 帰ったんならただいまくらい言いなさーい」……あのババァ」

 

「やっ、御帰り」

 

「……ただいま」

 

伊達に幼馴染をしていない彼の家はとても近い。10分とかからず着いた家で待っていたのは実の母親からのただいま阻害と父親である。靴を脱いで父親から手渡された茶封筒を眺めつつ自分の部屋へと向かった。

 

若干両掌が汗で湿る。筆記で満点の自信はあっても、実技で別のアリーナへ行ったのだ。配布されたプリントには失格とはなかったが、聞かれなかっただけだと言われてしまえばそれまでで。そこまで性質は悪くないだろうと、勝己は茶封筒から中身を出した。

 

それはホログラムを投影する機器。なんともまぁ凝っているというか、演出のために金をかけてるなとか、爆豪勝己の顔が不機嫌に変わるまで時間の問題だった。

 

「さっさ合否がわかる書類にしろや!!」

 

とは言うものの何を言ったところで今更つっこんでも仕方がないのも事実。何せ届いてあるのだから既に終わってることなのだと、スイッチを入れて投影機を起動させ発表を待たんとした。

 

その時である。

 

『私が投影されたァ!』

 

「……おぉう」

 

『HAHAHA! 所謂サプライズって奴でね。今年から雄英で教師をするもんで、まず最初の仕事として君たちへこうやって合否を発表することになったのさ!』

 

現れたのは身長2m20cm、髪は金。筋肉もりもりマッチョマンのスーパーヒーロー。人々の憧れであり、彼の登場から敵の件数は低下し抑止力とされ、名実共に平和の象徴となった男。

 

「オールマイト、マジかよ」

 

『では爆豪少年。君の合否を発表しよう』

 

憧れが今目の前に現れたことで余計に緊張が走る。早くしてくれと頭の天辺から滝のように汗を流しながら、食い入るようにホログラムの中の彼を見つめた。

 

『筆記は満点。素晴らしいとしか言えない! 丸と100点しか書かないテストは久しぶりだと採点をしていた先生も笑っていたよ! 次に実技試験。敵ポイントは78点。これも1位だ! 君の終盤まで持つタフネスさ、今の時代に必要とされるものだ!』

 

どちらも1位を取ったからかどっと疲れが取れていく。やはりどうであれ合格することは気持ち良いことだし、満点を取れば優越感に浸れるし、1位を取れば高揚感でテンションが上がるものだ。ホッと一息ついた彼は、出久からのメールが来てないかメールを確認した。

 

【合格した!】

 

そのタイトルを見た彼は、先ほど以上に安堵の声を漏らした。

 

『おいおい、どうせ今ホっと一息ついただろ? 駄目だぜ最後まで聞かなきゃ!』

 

「!? まさかのどんでん返しか!」

 

『あ、勿論合格には変わりないよ。問題はそこじゃないから』

 

「……驚かせんなよ」

 

立ち上がったり座ったりと忙しく動き回る爆豪勝己少年15歳。絶賛暑苦しい男に弄ばれていた。今にもその両手からあの巨大敵を流動物へ変えた爆発が起きそうである。

 

『先の試験で見てたのは敵ポイントだけじゃない。このVTRを見てくれたまえ』

 

映し出されたのは、同じアリーナにいた少女をとっさに庇ったときの映像、巨大な鉄の塊をスクラップにして啖呵を切ったシーンや、その後の応急治療を行ったシーンへ次々へとさし換わっていった。そこで勝己はそういう事かと口角を上げた。

 

『聡明な君ならすぐにわかっただろうね。君の幼馴染である緑谷少年も、このポイントで合格したのさ!!』

 

それ言っていいんか? と思いつつも救出ポイントと書かれた映像に芸人じゃねぇんだぞとため息を吐いた。何故最後まで疲れなくてはならないのかと汗を拭い、そして戸惑った。

 

『君の救出ポイントは172! 他の追従を一切許さない圧倒的なポイントだ! 巨大な敵を倒し、誰かの盾となり、その怪我を手当てし、人々の希望とならん君の行動を、我々が見逃すわけがないだろう!』

 

『こいよ爆豪少年。君のヒーローアカデミアはここだ!!』

 

「シャアオラッ!!」

 

改めて合格を聞いた勝己は天高く拳を上げて勝利を掴んだとその余韻をかみ締めていた。

 

出久も合格して、自分も合格した。当然と思っていても実際に受かればこうやって喜ばずにはいられない。出久への返信を終え、リビングで待つ二人への報告へ向かう。この後もみくちゃにされ近所迷惑など考えなしに喜ばれることを若干想像しながらも、今回だけは甘んじて受けてやると笑みを零して自身の部屋を後にした。

 

『あ、緑谷少年のこといっちゃ駄目だったっけ? え、撮り直しする暇ない? まいったなぁHAHAHAHA!』

 

「……せめて最後くらい綺麗に締めてくれオールマイト」

 

 

 




本作デクにとって、本作かっちゃんは精神的支柱です。彼が潰れると連動して潰れます。はい。何てことしてくれたんだお前は。


ステータス

爆豪勝己

身長172cm
体重66kg


個性:爆破
手の裏の汗腺が変異し、そこからニトロのようなものを出せるようになった。それを自由に点火して爆発させる。爆発力は出したニトロの量に比例しているため、暑く汗腺が開きやすい夏に強いが冬はスロースタートになる(という建前で、冬でも普通に強い)


また少し更新遅れるから許してクレメンス

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