ダブルアップバディ~僕のヒーローアカデミアIF~   作:エア_

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案外早く書けました。

爆豪勝己の可能性の一つが垣間見える瞬間である。


合理的と面倒くさいはイコールじゃねぇよ髭くらい剃れ人前だぞ

 

春、雄英高校校門前を桃色に染めたソメイヨシノが入学生を迎えようと自らの花弁で桃色の絨毯を敷き詰め、桃色の桜吹雪を演出する。定員数が36名という狭き門。そこをくぐった者達のみが歩んでゆける桜並木を、金色のライオンのようなたてがみヘアが肩で風を切りながら歩いていた。本来あるはずのネクタイはどこにも見当たらず、腰まで下げられ裾がダボダボになったズボン。鋭い目つきが眼前を睨めば、鳥も春の訪れなど囀らない。周りに他の人間がいない、それだけが唯一の救いであった。

 

皆も存じているだろうが、爆豪勝己である。

 

現在7時15分。入学式が始まる時間よりも大分前にそこを通る彼は、人っ子一人通っていない校門前でワナワナと肩を震わせていた。いつも彼の後ろで追いかけるように歩いていた緑髪の少年が見当たらない。勿論、入学式開始より大分早いからである。

 

携帯がメールの通知を伝えると、爆豪勝己は慣れた手つきでその内容に目を通した。差出人名は緑谷出久。彼が今まで生きてきて最も信用した相棒である。

 

【おはようかっちゃん。今日の入学式は9時からだよ?】

 

「……やっぱり、9時からじゃねぇかあのババァ……!!」

 

今日の彼の目が鋭い理由がこれである。入学式とは本来入学生とその親が体育館などの大勢が入れる場所へ集められるはずなのだが、ここ雄英高校はそんなの知らんとばかりに生徒だけで行うらしい。自由がモットーの学校だからか、まさに規格はずれな入学式であった。

 

そこで爆豪勝己の母である爆豪光己が何を思い違えたのか「8時からでしょ!」とケツを蹴飛ばして学校へ行かせたのである。勿論入学の手続きを諸々覚えていた彼は、母親のよくわからない決め付けについにボケたかと口走ってしまい家から追いうちの如くたたき出され今に至るのであった。幼馴染であり共に入学の権利を勝ち取った緑髪の少年、緑谷出久へ確認のメールを送れば、少しして自分の記憶どおりの答えが返ってくるではないか。流石に可哀相。

 

気がつけば校舎の1-Aの教室前。既に開錠されてある扉は4mほど背の高いもので、バリアフリーもここまでくれば充分バリアフルだなと鼻で笑う。ガラリと扉を開ければやはりというべきか生徒(・・・)は誰もいない。それもそうだ、流石に早すぎても迷惑である。

 

「……まさか一番乗りがお前とはな」

 

「マジかよ。てっきり浮浪者かと思って警察呼ぶとこだったぜ」

 

「起きてこっちに来るよりここで寝た方が合理的だ」

 

「それを人は面倒くさがりって言うんだよ」

 

扉を開けた教壇に存在した黄土色の蓑虫もどき、野営をする者達が好んで使うシュラフと呼ばれる物なのだが、着ていた男が無精髭で廃れたような姿をしていればまさしく不審者と認識されても仕方がない。絶賛シュラフ内で暖まっているであろう即効チャージが売りのゼリー飲料を一瞬で飲み干し、その半目で爆豪勝己を見定めていた。

 

「にしてもどうした。入学式は9時からだぞ。見たところ、こういうイベントを楽しみにし過ぎて早く来るタイプってわけでもあるまいし」

 

「……うちの母親がついに痴呆になったんか、8時からだろってケツ蹴飛ばしてきやがったんだ。戻るにも戻る気がおきねぇんで仕方なくだよ」

 

会話をしつつ自分の名前が貼ってある机を見つけ、サイドの鞄掛けにボストンバッグを掛けると、考えもしなかった早朝通学に頭痛を発症していた。これが毎日続けば流石に辛いと、これからの生活に頭を悩ませる。早起きは三文の徳? 今の時代の早起きにそこまでの徳はない。

 

「あらそう。そりゃ大変だね」

 

「で、答えてやったんだ。警察へ通報されたくないなら身分をあかしな」

 

「相澤消汰、君たちの担任ね。よろしく……入試総合1位、爆豪勝己君」

 

「マジかよ。うちの担任がこんなにだらしねぇ奴なのか。流石は自由を謳う学校だなおい」

 

「合理的に動けばこうなるんだよ」

 

「どう合理的に動けばゼリー飲料で飯済まそうってなるんだよ。合理的に動きゃその選択肢は真っ先に消えんだろ」

 

「俺の毎日の元気の源になんてことを。効率的だろうが」

 

「時間短縮だけが効率じゃねぇし視点がおかしいんだよ。一番は流動食のみの生活は顎の筋肉の低下に繋がる。顎が弱けりゃ踏ん張れねぇし肉体のバランスにも影響が出るんだよ……これのどこが効率良いんだ。つうか誰だよ、面倒くさいことをしたくない=合理的なんてナマケモノの言い訳にした発端は」

 

「初対面にここまで言われた、先生ちょっとショック」

 

「抑揚もなくようそんな台詞言えるなおい」

 

時間つぶしのように行われる先生? と生徒の会話。初めはこのようなけん制のし合いだったのだが、気がつけば先の実技試験の酷さという内容になり、ついには他の生徒がやってきたというのに白熱した口論へとかわっていった。

 

やれロボット使用の不適切さだの、やれ試験会場なのにビルやらなんやらの修繕が面倒そうなフィールドだの、次々と登校してきた生徒達が目を回していく軽い罵倒の混じった話し合い。特に爆豪勝己とはまた別色の金髪ボーイは顔が崩れるほどにはついていけず、ついには頭がショートしたのか、誰が見ても間抜けな面を世に晒していた。

 

「あの試験の非効率性は駄目だ。あれじゃヒーローになれない中途半端な奴までやってくる」

 

「たりめぇだ。他者のためにその身を投げ打ち勝利するのがヒーローだろ。だのに内容は敵の掴み取りチャレンジ。救助ポイントがなけりゃここ蹴ってたわ無能」

 

「やめろよ俺が発案したみたいだろそれ。俺は反対したんだぞ? それでも中学生なんだからとわかりやすい試験になったんだよ。わかったか脳たりん」

 

「俺が筆記不合格者みてぇな言い方すんなや満点取ったわ。ヒーローに年齢が適応されるわきゃねぇだろ。誰でも誰かのために動きゃ立派なヒーローだろうが」

 

「にしちゃあけったいな啖呵を切ってたじゃないか」

 

「こちとら何事も一番取らなきゃ気がすまねぇ性質でな。どんな間抜けな試験だろうと1位取るために恥を忍んでやってんだよ」

 

誰が見ても浮浪者と不良のついて行けないヒーロー議論の嵐。最後の方にやってきた幼馴染に止めてもらうまで延々と続くのではと思われたほどの壮絶な舌戦が続けられたのであった。時計へ目を向ければ8時40分を指しており、つまりは1時間ばかし彼らは罵りあいをしていたことになる。FOOー! 非効率~!

 

入学式20分前。ちょうど頃合だろうと、先ほどとは打って変わり、心底面倒くさそうに相澤は集まっていたAクラスの生徒達へ席に着くよう命じた。

 

「じゃあ改めて、俺が君たち20名の担任になる相澤消汰。よろしくね」

 

そう言うとシュラフからやっと出てきた草臥れたマフラー男は、さらに中から雄英の体操着を出すと、これに着替えてグラウンドへ出ろと指示を出す。勿論、彼が寝ていたシュラフから出す物だから、爆豪の「変態かよ」がもろにその教室にいた生徒のツボを貫いたのは秘密である。彼らの気分は年末番組の【笑ったら尻を叩かれる例のヤツ】実はもうタイ人が準備して待っているんじゃないかと辺りを見渡す者も現れていた。

 

「いいから着替えてグラウンドへ出ろ……ったく、やっぱブラド先生に任せときゃよかった」

 

相澤の漏らした言葉は空しく誰一人いない教室で人知れず響く。初日からのまさかの舌戦に疲れたのか、再び懐からゼリー飲料を取り出してはジュッと飲み干したのであった。

 

「……ぬるい」

 

だろうよ。

 

 

 

 

雄英高校はヒーローを輩出する専門的な学校でもある。すなわちヒーローとしての基礎訓練をするグラウンドや体育館を数多く所有していた。その中でも彼らがいるこのグラウンドはどの科も使う総合グラウンド。近くには体育館があり、そろそろ中で入学式が始まっているだろう。まさか初日から入学式を欠席させられるとは、Aクラス一同思ってもみなかったことである。

 

『個性把握テスト!?』

 

「そうそう、君らが悠長に校長先生のありがたい言葉なんて聞く暇ないわけよ。雄英高校は自由が売り文句、勿論先生も自由奔放だ」

 

「いや、あんたのばあい長時間他人の大して中身のない話聞くのが面倒なだけだろ」

 

「(……ほんと鋭いね君)ほら、時間は有限だからさっさと始めんぞ。どうせ中学でやってた体力テストと同じ種目なんだ。もたもたするな」

 

『……(流した)』

 

爆豪の根に持った物言いを華麗に(?) 流した相澤はテストの内容を生徒達へ伝える。全部で8種目ある体力テストを個性(・・)を使用して行えといったもの。自分の限界を知るいいチャンスだからと、特定公有地での個性使用の許可という特権を利用し生徒達に個性を使わせ教師側も把握する合理的なテストであった。

 

「じゃあとりあえず、爆豪……は後でいいや。切島、中学でのソフトボール投げの距離は?」

 

「中学はハンドボールだったんすけど、それなら40m。前に野球部のを借りてやったことあるんでその時の記録は60mっす」

 

「そこら辺どうでもいいからソフトボールを個性使って思い切り投げてみろ。円から出なきゃ何してもいいから早くね」

 

「……うっす」

 

何故はぶられたんだろうと、傷心した勝己をよそに、切島と呼ばれた少年がグラウンドへ歩みを進めた。実技総合2位、爆豪の馬鹿みたいな救助ポイントを除けば僅差まで詰めていたほどの実力者(敵ポイントだけだと半分しか取れてはいないのだが)であり、筆記も悪くはなかった300倍を超えてきた猛者の一人である。あ、出久が慰めた。

 

(ようは俺の“硬化”で殴って飛ばせば)

 

「うぉおおらぁああああ!!!」

 

白線で用意されたテスト用のサークルからまるで金属バットでボールを打ったような音が鳴り響いた。それと共に彼の手から離れたソフトボールははるか彼方へとふっ飛び、ボールネットの向こう側へと越えていく。所謂先頭打者ホームランだ。

 

相澤の持っていた小型端末に記録が表示される。【202m】と書かれた数字を目の当たりにし、生徒達の目に正気が戻った。なんせさっきまで笑ってしまえば例の効果音と共に名指しされケツを竹刀で叩かれるのだろうとびくびくしていたのである。まだ引きずってたのか。

 

切島の記録の出し方はまさに野球のバッティングを思い出させるものだ。豪快なスィングから放たれた飛距離は、かつて個性のなかった時代でも1960年にニューヨークヤンキースに所属していた29歳の三冠王が放った193mを超えている。勿論無個性時代のものであるため現在もギネスとして登録されており、個性が生まれてからは【無個性時代(かこ)の栄光】として残されていた。それほどの記録を齢15年の少年が超えたのだ、盛り上がらないわけがない。面白そうだ、流石はヒーロー科と生徒達は歓喜の声を上げたのである。

 

「……面白そう、か。ヒーローになるための三年間をそんな心積もりで越す気か?」

 

『!?』

 

「よし、なら趣向を凝らそう……トータル成績最下位は見込みなしと判断し除籍処分としよう。ほら、ゲーム性があがったろ?」

 

『はぁあああああああ!?』

 

まさかの除籍勧告に一同騒然とした。入学して初日とかそういうレベルの問題ではない。国立だろうがなんだろうが、学校へ入るのはただではないのだ。入学費や授業料はそもそも前払い。国公立ゆえ私立よりも安いといえば安いが、決して簡単に出せるような値段ではないのだ。それすらも台無しにして初日から「個性把握テストで最下位になったから除籍させられた」などと親に向かっていえるだろうか……無理である。

 

「放課後ファストフード店で談笑したり、恋愛トークに花開かせたりと世間一般の高校生活を考えていたのなら回れ右して家に帰れ。ここはヒーロー科だ。自然災害や敵による身勝手な事件に予想もしない大事故へ直接携わり最悪な状況を最善の結果へ覆していく者達を導く場所だ。故にこれから三年間、雄英はお前達へ様々な困難を理不尽に叩きつけるのさ」

 

しかし相澤の言葉も最もである。仲良しこよしで済むのならそもそも敵もヒーローもへったくれもない。皆が手を繋いで愛と平和と笑顔を求め、何も争いがない世界でつくれたのならそもそもヒーローなんて仕事もなければその養成所も必要なくその個性に合った別の仕事で世界に笑顔を届けただろう。

 

あるということは、必要なのだ。なくてはならないものなのだ。

 

先ほどまで落ち込んでいた爆豪も既に相澤の言葉へ耳を傾けていた。その言葉の真意はもとより、言葉に続く伝えられない言葉に、である。

 

チラリと彼は隣の幼馴染の顔へ視線を向けた。明らかに動揺が見て取れる彼の顔は、大粒の汗が流れていた。確かにそうである。爆豪からすれば【緑谷出久はもしかすれば最下位の可能性がある】なのだから。何故このようなテストで除籍を求めたのか、本当に面白そうという言葉に反応したからか、寧ろその言葉を待っていたのではないか。どちらにせよ個性を使えなかった中学時代を過ごした者達ばかりだろう、盛り上がらない理由はないためそこら辺の整合性はないのだろうが、それでも何故個性を把握するテスト如きで除籍なのか。

 

そこで爆豪の思考はある結論へ導き出された。

 

【最下位は除籍という最悪の状況を覆せ】

 

「!? か、かっちゃん」

 

出久が彼の視線に気づいたのか、怯えたような顔を向けた。今にもその背中に飛びつきそうな幼馴染の両頬を、彼は思い切り両手で叩いた。

 

「……いひゃい」

 

「……てめぇはあの実技試験に合格した。その事実はかわらねぇ」

 

「でもさっき合理的じゃないって」

 

「それはあのヤローの言い分でそもそも俺は合理主義者じゃねぇ。ヒーローはどうやったってサービス業なんだよ。そこに合理性を極めりゃただの必殺仕事人よ」

 

「たとえが古いねかっちゃん」

 

「そんだけ軽口が言えるんなら大丈夫だ。テメェはテメェが出来ることをやれ。何も出来ないんじゃ除籍されて当然だ(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

「……うん!」

 

出久を激励して先ほど喋っていた者達の元へ送り出した爆豪は、自分自身も油断できないと両手の汗腺を確認した。突然故にまだ暖まってない肉体は言ってしまえばコンディション最悪で、トップに立つのは無理である。

 

やはり、1位がほしい。どこまでも貪欲な彼は、必死に体をあっためるため、集中を始めるのであった。

 

 

 

 

「そんだけ軽口が言えるんなら大丈夫だ。テメェはテメェが出来ることをやれ。何も出来ないんじゃ除籍されて当然だ(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

(よし、あいつ合格)

 

相澤の耳に入った言葉と、視線の先で起こっている爆豪勝己の激励を目の当たりにして今回の目的を理解したのだなと半目で眺めていた。

 

通算除籍指導数154回。既に約8クラス分は見込みなしと切り捨ててきた端から見れば冷徹な男である。理由をつけて除籍しては、相方のクラスと併合して二人体制で生徒を導いてきた彼は、毎回担当する生徒から畏怖される存在として嫌悪されてきた。最も、相方のクラスでも見込みがなければ即刻除籍を宣告し実家へ帰らせるのだが、今回はそういうことをしなくても良さそうだと心の内で喜んだのである。

 

Plus Ultra《さらに向こうへ》とはまさにこのことだ。

 

最下位は除籍。個性を把握し自分ができる分野と出来ない分野を視覚的に把握させるテストでゲーム性と謳えば大抵の生徒は他者を押しのけ我先にと助かりたいがために妨害までする。論外だ。ヒーロー以前に人間としてやり直すレベルの馬鹿である。だとすれば皆のために一人に犠牲になってもらうか? それも論外である。わざと犠牲をだしたところで他の生徒の根本は変わらなければ意味がないことだ。彼のおかげで助かったよと思っているのなら一生ヒーローになどなれない。

 

ヒーローとは自己犠牲だが、自らも助かる肉体または精神が必要なのだ。

 

(その点で言えば、爆豪や推薦組は充分だ。推薦組はむらさえあれど出来る範囲は広い。爆豪もあの試験での行動や、朝の問いかけや担任とわかってからも変な行動をすれば一瞬で仕留めようと油断しなかった。――そして今のアドバイス。多分だが、緑谷が最下位になる予想は俺と同じなのだろう。だからこそ今回のテストの主旨と除籍の意味を踏まえた激励をした……あいつ本当に少し前まで中学生だったガキか?)

 

自分の試験をそっちのけで他者を助ける決断力や、自分を取らない間抜けはいないよなと言わしめる圧倒的な成績。どちらも成した爆豪勝己という少年へ相澤……イレイザーヘッドは高い評価をしていた。

 

(もしかすりゃ、もしかするな)

 

合理的な判断も出来れば、非合理的な判断も出来る。物事は数学で出来ているとするなら前者を使うのが当然だが、必ずそうというわけではない。だからなのか、別の角度から必ず彼は見ていた。

 

緑谷出久と呼ばれる【個性を制御出来ない無個性と変わらない少年】を【個性など関係なく人を救おうとする勇気がある少年】と捉えるように。事実を取りつつもそこに含まれる感情を上手に救い上げる。

 

そんなオールマイトとはまた別の、人々が求める理想のヒーロー像。

 

(まさか10全部を救おうとするオールマイトと別に9と1をそれぞれ(・・・・)救おうとする奴が生まれるかもしれないな。こりゃ大変だぞ)

 

やっぱりブラド先生に頼めばよかったと、既に何回とも数え切れないクラス編制へのため息を吐きながら、テストを始めた生徒達の元へ足を前に出したのであった。

 

 




本作爆豪君が飛ばすと色々と面倒になるので2位の切島君に頼みました。

合理主義ってなんなんでしょうね。機械的な~っていいますけど、相澤先生のあれは合理的じゃなくて面倒くさいだけでしょって思ったんですよ。というかウ○ダーだけじゃ顎弱ってそら脳無にぼこられるよ。衰えたなぁイレイザー。

別側面を見れるってことは、同じ10を救うにも1を切り捨て9を救うというわけでなく、9も1もそれぞれ救っていって間に挟まって治めようとするって感じです。オールマイトみたいに皆ハッピーで肩を組むんじゃなくて、互いにまだいがみ合ってはいるけど、貴方の友達と私は友達~で取り持つ感じですかね。うん、眠たいから何かいてるかわかんねぇや。

とりあえず次はテストを、ついに出久君の個性を目の当たりにする過保豪勝己。その時、彼は出久へどの言葉を掛けるのか。

次回【相澤、死す】デュエルスタンバイ!

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