仮面ライダーヴァンシィ for Secondary creation 〜仮面ライダービルド〜 作:エガえもん
戦闘描写は完全に想像です。
試合開始の合図と共にぶつかる拳と拳
「うわっ!」
「くっ!」
お互いのけ反った直後
「おりゃあ!」
強烈なボディブローが俺の体に入った。
「ぐふっ!」
そのまま吹き飛ぶ。だが、相手は回復の暇を与えさせないようにするためか
二撃、三撃と食らわせていく。
俺は防戦一方しかなかったが
「これで…どうだァ!」
この一撃が入って俺が吹き飛ばされたとき、
「今だ!」
俺は右腕部ビームスマートガン(スタークが特訓時に全武装の名前や、必殺技など教えてくれた。)を使い奴を射撃。
突然のことに奴は反応しきれず直撃した。
そのまま、奴とは遠距離戦に持ち込もうとした。近距離戦のアドバンテージは奴のほうが圧倒的に上だから。
だが、段々とやつも慣れてきたのか近距離戦に持ち込まれ、
「これで、終わりだァ!」
スクラップ フィニッシュ!
咄嗟にガードするも、大ダメージを受けてしまった。
これは…もう使うしかないかな…。
~特訓中~
『このフルボトルにはほかの奴とは違った禁断のシステムを組み込んである。もし、通常形態で負けそうなら使ってみてもいいんじゃないか~。命の保証はできないけどなぁ。』
『そんなもの…誰が使うか!』
『だが、現にお前は一度使っている。しかも、万丈相手に通常形態で勝てるとは当然思えないけどなぁ…。』
初変身の時だったらしい。暴走してどこかに行ったんだとか。
『…。」
その言葉に何も言い返せない自分がいた
~現試合ホール~
「ぐはァっ!」
やっぱり、使うしかないのか…?
「げっ…!あれ耐えたのかよ…。でももう戦えないだろ。」
このままだと、奴のとどめの一撃が入る…負ける?負けたらあいつの命が…そんなのはもう嫌だ!
「おりゃ…」
俺は奴の攻撃が届く寸前でレバーを下ろし、
クラックアップ フィニッシュ!
「ハァァァァァァァァ!」
「なんだ…グハァ!」
必殺技であるクラックアップフィニッシュを直撃させることに成功。
「俺は‥‥あいつのために‥‥負けるわけには‥‥いかないんだァ!」
ボトルの蓋部を開けボタンを押した。
デストロイ オン!
ボトルに金色の亀裂が入ったように光った。
ブラック ライオン!
レバーを倒す。
割レル! 食ワレル!クダケチル!
ブラックライオン イン ヴァンシィ!! オゥラァ!
俺は再びビーカーに覆われ…そしてそのまま意識がなくなった。
万丈side
俺と戦っていた俺たちの知らない仮面ライダー “ヴァンシイ”
予想とは反して、手ごたえはあったが戦い方が素人なのでやれると思った瞬間、
あいつは、何か言った後、ボトルについていたボタンを押した。瞬間的に嫌な予感がした。まるでハザードのような…。
案の上、予想は当たった。
目の前にはところどころ割れた鎧を着てうなり声をあげている。化け物がいたのだから。
「グルルルル…。」
「うそーん。」
思わずつぶやいてしまった。
sideout
その後の試合展開は一方的だったらしい。
クローズを左腕部クローと壁の間で嵌め、上に吹き飛ばし、クラックアップフィニッシュを食らわせ、さらにビームスマートガンを乱射。
そして、クローズは変身解除。俺の勝ちが決まったものの…
「グルラァァァァ!」
そのまま生身の状態の相手に向かって突撃。
すんでの所でスタークが割り込んでボトルを引き抜き強制解除したんだとか
「すまんな、万丈。だが…勝ちは勝ちだ。」
「くそっ…。」
こんな感じのやり取りがあったらしい。
その後、第三試合になったがここで、東都の仮面ライダービルドが、ギュインギュインのズドドドドな新兵器を使い西都代表 仮面ライダーローグを打ち破って試合が終わったんだとか。
俺はそれをベッドの上で聞くしかなかった。
はい、どうだったでしょうか。
この試合はTV版のヘルブロス戦とは違い、本気の万丈を暴走形態で無理やり打ち破った感じです。
ヘルブロス戦のあれは好きじゃなかったので改変しました。
なお、「ローグみたいに持ってたフルボトル使えよ~。」ってあるんじゃないかなと、思うのですが、彼はスタークに短時間で一から教えてもらったり、人体実験を受けたりして時間がなかったのでボトル応用技まではできないかなと思ってます。そもそも、ローグが持ってるし。
という感じです。
誤字・訂正、感想等ありましたらぜひともよろしくお願いします。
アンケートも引き続きやっておりますのでよろしくお願いします。