突発的に書きたくなった、ただそれだけ…
明久「……(大丈夫かな、この作者)」
燐「大丈夫かこいつ?」
雪男「兄さん!」
…それでは、どうぞ(泣)
〜文月学園:教室〜
ドガァッ!
「きゃあああああ‼」
「早く避難しろ!お前は警察に連絡を取れ!」
「邪魔だ!どけぇ!」
そこは地獄絵図だった…
ドアは破壊され、窓も割られ、床には血を流して倒れている生徒…
その中央には…
「ハハハ!逃がすわけねーだろぅが!」
一目で人殺しだ、と分かるぐらいに血に染まった男の姿があった
その日はいつも通り穏やかな天気で、誰もが平和な日がまた過ぎると思っていた…が、この男によりその考えは覆された
〜廊下〜
「不審者がうちの生徒を殺して回ってるって⁉︎質の悪い冗談さね!」
悪態をつきながら現場へ向かう彼女は藤堂カヲル…この文月学園の理事長である
「私も夢であって欲しいと思ってますよ…!」
彼女に付き添っているのは、西村宗一…文月学園の生徒指導などを行っている先生である
「母さん!警察はまだ来ないの⁉︎」
現場へ向かう二人の前から、一人の少年が駆け寄ってきた
「明久!怪我は無いかい⁉︎」
カヲルが呼んだ明久という少年、藤堂明久…本名を吉井明久…は「うん」と答え、息を切らせながら状況を説明する
「ちっ!なんだって態々うちにまで来て殺人をするか、理解しかねるさね!」
苛立たしげにそう呟く
「とにかく、僕はまだ逃げ遅れた人が居ないか見てくる!」
そう言って元来た道を戻る明久
「明久!警察が来るまで待つさね!」
カヲルは慌てて止めるが、明久は立ち止まる事無く走っていった
ある程度進んだ所で、明久は知り合いが殺人犯に追い詰められているのを見た
「ちっ!しつこい野郎だぜ…!」
「雄二!無理はいかんのじゃ!」
「……傷口が開く」
「大丈夫ですか⁉︎坂本君!」
「坂本⁉︎無理しちゃダメよ!」
彼らは、明久のクラスメートである坂本雄二、木下秀吉、土屋康太、姫路瑞樹、島田美波の五人だ
恐らく、避難中に犯人と会ってしまったのだろう
「皆!」
明久は走りながら、声を掛けた
「「「明久!」」」
「「アキ(明久君)!」」
5人は明久に気づき、声をあげた
すると、犯人は動きを止めて明久の方を向いた
「懐かしいな、藤堂!学園生活は楽しかったか⁉︎あぁん⁉︎」
犯人はどうやら、明久の事を知っているようだ
そして、明久も彼を知っていた
「お久しぶりですね、先生。会うのは振り分け試験の時以来じゃないですか?」
そう、彼は振り分け試験の時の監督官をしていた教師だった
彼はその日、自身の監督する教室で体調を崩した生徒を心配する事も無く、1人で保健室に行かせようとした為、教師としてあるまじき行為だ、と解任されていた
「ああ、そうだ!全く、貴様らが居なければこんな事にはならなかったものを」
「逆恨みもいいところですね…自身が招いた結果だというのに」
明久の言葉を聞いた犯人は額に青筋を浮かべた
「黙れ黙れ黙れぇ‼私は悪くない!悪いのは途中退席した貴様らだ!」
狂ったように叫び出した彼の言葉は、明久を怒らせるのに充分だった
「…ふざけんなよ。その恨みを晴らす為に関係無い人を巻き込みやがって!」
「うるせぇ!この学園にいる時点で、あのガキ共も同罪なんだよ!」
「てめぇ…!」
「貴様も死ねぇ!」
そう叫び、ナイフを振りかざして突っ込んでくる犯人
明久は彼によって殺された人達の事を考えた
この、自分勝手な人間によって彼らは…!
「……このっ」
チリッ…
「人間の屑があああああ!」
ボッ!
明久が叫んだ瞬間、彼の体から青い炎が噴き出した
「な…⁉︎」
「ぁぁああああああああ‼」
青い炎を纏わせた拳で、犯人を殴り飛ばす
すると、青い炎が犯人の体に燃え移り瞬く間に全身を呑み込んだ
「ぎゃああああああああ⁉︎」
犯人は勢い良く転げ回っていたが、やがて動かなくなった
「ハァ…ハァ…皆、大丈夫⁉︎」
明久は自分のクラスメートの方を向き、安否を確かめようと近づいた
しかし、彼に向かって発せられた言葉は…
「…来るな!」
「それ以上近づかないで!」
拒絶だった
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その後、カヲルや警察達がやってきて彼らは保護された
しかし、明久の顔色は悪く口数も少なかった
そして、この事件に至っては逃げられないと判断した犯人が焼身自殺を行った、と言う事で幕を閉じた
その、悪夢とも言える事件から数日の時が過ぎた
〜学園長室〜
今、学園長室には2人の人影があった
1人は言わずもがな、学園長である藤堂カヲル。もう1人は、彼女の息子である明久だ
「先日は大変だったねぇ…」
「…………」
「…何か言いたそうだね?」
彼女は、明久の様子に気づき尋ねる
「…僕は、何なんですか?」
彼は、真っ直ぐにカヲルを見つめてそう言った
「あたしからは何も言えないさね…。知っているのは、あたしの知り合いだけだ」
「そう、ですか…」
明久は望んだ答えが返ってこず、悲しそうな表情になった
「ああ、それと…その知り合いに連絡したら今すぐ荷物纏めて連れて来いと怒鳴ってきてね。今から行くよ」
「…え?あの、どこに…?」
明久は突然の展開に言葉を詰まらせながら問う
すると、彼女は口端を上げて…
「正十字学園町、南十字男子修道院さね。知り合いはそこで神父をしていてね、あんたの事についても何か知ってる筈さ」
そう告げたのだった
第一話:完
感想待ってます!
明久「……第三者視点、違和感あるね」
燐「だな」
雪男「…もう、何も言わないよ(溜め息」