ま、まさかの7000字!
ここまで長くなるとは…!
〜明久side〜
初めての祓魔塾から数日が経った
僕と燐君は学校の授業と両立させながら、順調に勉強している
雪男君の課題は終わらせてしまったので、僕達は雪男君に教えてもらった台所に立っていた
実は僕達、料理が趣味なんだけど…ここに来てからはご無沙汰だったので、雪男君を通してメフィストさんに許可を求めた所、OKが出たのです!
冷蔵庫の中を開けると、様々な食材が収納されている
わ、かぼすブリとかネットとかでしか見たこと無いよ
燐「おー、こんなに食材があると何を作るか迷うな…」
明久「うん、どうしようか…」
燐「このブリを使って煮付けでもするか」
そう言って燐君が取り出したのは先ほどのかぼすブリだ
明久「じゃあ、刺身も作ろうよ」
燐「お、良いな!じゃあ、早速作るか!」
燐君のそれを合図に、食材を調理する
燐君はブリの鱗を剥がし、頭を落として内蔵を取り出していく
要領良く捌いていき、三枚におろしていた
燐「この身は明久が使ってくれ。俺はこの頭ともう一匹ので作るから」
明久「うん、ありがとね」
僕は燐君からブリの身を受け取り、調理を始める
このブリ、身から柑橘系の爽やかな香りが漂っていて食欲をそそるんだよね
僕は切り身を料亭の盛り付け方を真似て並べていく
燐「へー、上手いな」
明久「ありがと。燐君も上手だね」
偶に話をしながら調理を進める
僕は刺身を完成させると、残った身で竜田揚げを作り燐君の調理を手伝った
そして…
明久・燐「「完成ー!!」」
食卓の上には美味しそうな煮付けや竜田揚げ、刺身が置かれている
すると扉が開き、雪男君が入ってきた
雪男「二人共、上手く進んでる?」
燐「おう、明久のおかげで上手く出来たぜ」
明久「燐君のおかげだよ」
雪男「あはは、二人共相変わらず仲良しだね」
雪男君は笑いながら、歩いてくる
燐「そうだ!雪男も一緒に食べようぜ!」
雪男「え、でも……」
明久「良いね、一緒に食べようよ」
雪男「…じゃあ、お言葉に甘えて」
雪男君が席に座ったので、僕と燐君も座り試食を始めた
雪男「うん、この煮付けとても美味しいね。これは兄さんが作ったのかな?」
燐「おう!良く分かったな?」
雪男「兄さんの料理を食べてきたんだから、分かるよ。…うん、この刺身も美味しいね。これは明久君かな?」
明久「うん…と言っても、切って盛り付けただけだけどね」
雪男「ううん、そんな事無いよ。こんなに綺麗に捌けてるし、盛り付けも綺麗だよ。あ、この唐揚げも美味しいね」
雪男君は僕達にそれぞれ感想を言ってくれる
…流石はイケメン
女の子だったら惚れそうな台詞だ…(汗)
こうして、楽しい食事は過ぎていった
雪男「ふぅ、ご馳走様。美味しかったよ」
明久「お粗末様でした」
僕達は食事をし洗い物を終えた後、部屋に戻ってきていた
すると、雪男君は衣装掛けに掛かっていたローブを着込み始める
燐「どっか出かけんのか?」
雪男「依頼があったから出かけてくるよ。ついでに買い出しもね」
明久「依頼って、悪魔祓い?」
雪男「うん」
すると、それを聞いた燐君は目を輝かせる
燐「俺も連れてけ!」
雪男「え!?」
突然の事に驚く雪男君
雪男「兄さんはまだ訓練生だよ?実戦訓練は…」
明久「でも、百聞は一見にしかず…だよね?」
雪男「…う」
僕が悪戯っぽく笑うと、雪男君は項垂れた
正直、僕も見てみたいんだよね♪
雪男「…しょうがない、見学するだけだよ?後、僕の言う事は必ず聞いて勝手な事はしないでね」
明久・燐「「やった!」」
僕達は手を合わせて喜ぶ
それを見た雪男君は溜息を吐きながら、鍵が沢山付いた輪の中から一つを僕達に見せる
雪男「これは”用品店の鍵”だよ。祓魔師の称号を持つ者しか持てない鍵の一つなんだ」
燐「はー…つーかお前、スゲー持ってんな」
雪男「二人も持ってるでしょ?貰った鍵は大事にした方が良い。この世界では貴重だからね」
雪男君はそう言うと、僕達に見せていた鍵で扉を開ける
外に出ると、高い通路の上で奥には和風の建物が見えた
燐「スゲー!一瞬で移動出来んだな、その鍵!」
雪男「この学園は祓魔師…正十字騎士團にとって重要な拠点なんだ。だから理事長の力によって、中級以上の悪魔の侵入を防ぐ魔除けや結界・迷路によって守られている。鍵はそういった罠の類に干渉されないで学園を行き来する事が出来るんだ」
雪男君は歩きながら説明してくれた
どうやらその間に着いていたらしく、雪男君は石段を登って行く
雪男「じゃあ、先に買い物してくるから二人はそこで待っててね」
明久「うん、行ってらっしゃい」
雪男君にそう答えると、そのままお店の中に入っていった
燐「にしても、スゲー気持ちいいな…」
明久「うん…」
僕達は風を浴びながら街の方を見る
その光景は、とても絶景だった
燐「ん?あの門はなんだ?」
燐君が声を上げたので、視線の先を見る
その先には、用品店の玄関とは別に、鉄格子で出来た門があった
燐「ちょっと行ってみようぜ!」
明久「あ、燐君!」
燐君が駆け出したので慌てて追いかける
燐君に追いつき、門の向こうを見ると…綺麗な花で溢れていた
燐「おー、綺麗だなー」
明久「凄いね…」
花達に見とれていると、着物を着た女の子が花を植えていた
その子が僕達に気づく
「あなた達は誰?」
明久「あ、はじめまして。藤堂明久です」
燐「奥村燐、です」
女の子に尋ねられたので自己紹介をする
しえみ「杜山しえみ、です…」
明久「よろしくね、しえみさん。この花達は君が…?」
しえみ「うん、このお庭はね…お婆ちゃんの庭なの。私、この庭でお婆ちゃんから色んな事教わった。私…この庭が、お婆ちゃんが大好き」
しえみさんは庭を眺めながら語る
しえみ「でも…お婆ちゃんは今年の冬に事故で死んでしまったの。……きっと、一足先に”天空(アマハラ)の庭”に行ったんだわ」
燐「アマハラの…庭?」
しえみ「あ、”天空の庭”っていうのはね、神様が世界中の植物を集めて創った場所の事なの。この世界のどこかにあって、そこに行けば世界中の草花に出会えるんだって!」
しえみさんは嬉しそうに話してくれた
燐「へー、アマハラの庭…良く解んねーけど、良いなそういうの!」
明久「うん、凄くロマンがあるね!」
僕達が天空の庭の話で盛り上がっていると、向こうに雪男君と女性が現れた
雪男「二人共!あれ程待っててと言ったのに!」
明久「あ、雪男君」
しえみ「雪ちゃん!」
……え?雪、ちゃん?
燐「え!?知り合いなのか!?」
雪男「うん、いつも贔屓にさせてもらってるこの用品店のお嬢さんだからね。こんにちは、しえみさん」
雪男君はしえみさんに挨拶すると、鉄格子の門を開けて中に入るよう促す
雪男「こちらは僕の双子の兄です。で、こちらが一緒に暮らしてる藤堂君」
しえみ「え!?」
しえみさんが燐君の方を見て驚く
しえみ「雪ちゃんがお兄さんみたい…!」
雪男「実際僕が兄のようなものですよ。最近はしっかりしてきましたが、それでも形ばかりの兄です」
燐「誰が形ばかりだ!」
燐君がツッコミを入れるがスルーされた
心なしか、雪男君を見るしえみさんの顔が恋する乙女っぽく見える
雪男「二人は祓魔師の訓練生なんです。今日は見学に」
しえみ「見学?」
「しえみ」
ふくよかな女性がしえみさんに声をかける
お母さんなのかな…?
しえみ母「今日は先生に足を診てもらいな」
しえみ「お母さん!?わ、私…悪魔になんか!」
雪男「念のためです」
しえみさんの前に屈み、答える雪男君
雪男「診て、何も無ければそれに越した事は無い。…診せてもらえますか?」
しえみ「…は、はい」
雪男「ありがとうございます」
雪男君が笑顔で言うけど、しえみさんの顔色が優れない
…どうしたのかな?
雪男「失礼」
そう言って、雪男君はしえみさんの着物の裾を捲り足を診る
しえみさんの足には、まるで根が這ったような痣があった
雪男「…”根”だ。これは魔障です。悪魔の仕業に違いない」
しえみ「!!…そ、そんな」
しえみ母「じゃあしえみは…!」
雪男「いえ、”憑依”はされていません。これは人に憑ける程強力な悪魔の仕業じゃない。この庭の植物に憑依した…山魅(デックアルプ)か緑男(グリーンマン)か木霊(エント)か、いずれかの下級悪魔が土を伝って足からしえみさんの心の隙間に寄生している」
雪男君はそう言うと辺りを見回す
雪男「本体はこの庭の中にいる。しえみさん…悪魔は通常、会話で人の心に付け入る隙を作る。あなたは悪魔と会話したはずだ。心当たりはありますか?」
しえみ「わ、私悪魔と話してなんか…」
しえみ母「しえみ!お前はもうこの庭から出るんだ!」
しえみさんのお母さんがそう叫ぶ
しえみ「お母さん…」
しえみ母「いくらお婆ちゃんが大切にしていたからって、こんな庭!お前が身体壊してまで世話する価値は無いんだよ!」
しえみ「…こんな、庭?この庭はお婆ちゃんの宝物なのに!お母さんなんか大っ嫌い!!」
しえみさんが大声で叫ぶ
すると、そのまま力なく倒れてしまった
雪男「しえみさん…!」
あの後、しえみさんの暮らしている蔵にあるベッドに彼女を寝かせた僕達はしえみさんのお母さんと話していた
雪男「普段通りに見えて、足から相当精力を吸い取られている筈です。早く祓わなければ命に関わります…」
しえみ母「…こんな所で寝起きしてるなんて不思議だろ?」
しえみさんのお母さんはポツリと、そう呟いた
しえみ母「ここは祖母(はは)が暮らした蔵さ。祖母が亡くなってからあの娘(こ)はこの蔵に籠って庭にかじりつくようになった。足が動かなくなったのはそれからさ…足が悪かった祖母そっくりにね」
彼女はそう言うと蔵の戸を閉じた
しえみ母「一体何でなのか…聞こうと思ってもすぐああやって喧嘩になっちまう。あたしは駄目な母親さ」
自虐的に呟く彼女を、止めることができない
燐君を見ると、しえみさんの居る蔵の方へ歩いて行くのが見えた
明久「燐君…?」
僕は燐君の後を追った
〜明久side out〜
〜No side〜
しえみの母親と話していた雪男は、明久と燐の姿が無い事に気づく
雪男「兄さん!?明久君!?」
雪男は慌てて探し始めるが、既に日は傾いていた
昔、ある所に一人の少女と老婆が一緒に花の世話をしていた
『しえみ、根菜は月が満ちていく時、草っぱのあるのは月が欠けていく時植えると良いんだよ』
『うん!』
老婆は少女に、自分の知っている植物の知識を教えながら過ごしていた
そこで少女は、老婆からお伽話を聞く
『しえみ、”天空の庭”って知ってるかい?』
『ううん、お外嫌いだもん』
少女は天空の庭について教えてもらい、その庭に思いを馳せる
そして時は過ぎ、背が伸びた少女は天空の庭を見つけるため、手近な近所から探した
しかし、伝説の庭が近所にある筈も無く…少女は自宅に戻って老婆に報告しようとした
『ただいま……お婆ちゃん、遅くなってごめんなさい。でもね、綺麗な落ち葉が…お婆ちゃん?』
老婆は蔓棚の下敷きになり、亡くなっていた
蔓棚の柱が脆くなっており、運悪く崩壊してしまったのだ
少女は自分を責めた
自分が早く戻っていれば…自分が天空の庭を探しになんて行かなければ、と
そんな時、どこからともなく声が響いた
『この庭を守らなきゃ』
『え?』
『あたしならこの庭を守れるわ』
少女が声のする方を見ると、一輪のパンジーが咲いていた
『今喋ったのは、あなた…?』
『…そう、あたしはこの庭の妖精。あたしに力を貸してくれる?』
『私の力ならいくらでも貸すよ…!この庭はお婆ちゃんの宝物なの…だからこの庭を守って!』
『じゃあ約束よ。一生一緒に守ろうね…』
しえみ「!!!」
夢から覚めたしえみは、息を荒くして起き上がる
しえみ「はぁ、はぁ…」
燐「大丈夫か」
しえみが声のした方を見ると、燐が立っていた
しえみ「っ!?……燐」
燐「おい、お前の母ちゃん心配してんぞ」
しえみ「…な、なんであなたにそんな事、酷いのはお母さんだもん!私はこの庭を、お婆ちゃんの庭を…守るって決めたんだから!」
燐はその言葉を聞いた途端、植えてある花を肩に担いでいる刀で薙ぎ払う
そこへ、燐を追ってきた明久が止めに入った
明久「燐君!?何してるの!?」
しえみ「やめて!」
しえみも、地面を履いながら燐の所まで移動する
しえみ「やめてよ!」
燐「お前は一体何に縛られてんだ!!」
しえみ「っ!……わ、私は…」
しえみは悲しそうな顔で燐に反論する
「だって私がもっと早く帰っていれば…外へ行かず蔓棚を手伝っていれば、お婆ちゃんは死ななかった。お婆ちゃんは私の所為で死んだの!」
燐「(こいつ、後悔してるんだ。取り戻したくても、もう取り戻せない…自分は何をすべきなのかって、ただ自分を責めてるだけだ)」
燐はしえみの肩を掴み、自分の方へ引き寄せる
燐「だったら、母ちゃんに心配かけないでやれ!それが出来ないならやめろ!!」
燐はしえみにそう注意する
すると、明久もしえみの方へ近づき…
明久「しえみさん、君の夢は天空の庭を探す事だよね?君のお婆さんは、そんな君に行くなって言う人かな?」
その言葉を聞いたしえみは、自分の祖母の姿を思い出す
自分の夢を笑顔で聞き、応援してくれた祖母の姿を…
しえみ「う、ううん…言わない、言わないよ…!」
彼女は泣きながらそう答えた
燐「明久…」
明久「うん、僕も協力するよ」
二人が決意を決めると、水をさすような声が聞こえてきた
雪男「盛り上がってる所申し訳ないけど、そんなザコあっと言う間に祓えますよ」
燐「うわぁ!雪男!!いつの間に!?」
雪男「しえみさん、足は動きます。あとは貴女の心の問題だったから」
雪男は笑顔でそう伝える
しえみ「雪ちゃん…」
『約束を破る気…?』
しえみ「っ!」
どこからともなく声が響き、しえみの足に変化が起きた
『ゆるさない…』
しえみ「ひっ!?」
しえみの足は大きく波打ち巨大化していく
しえみ「き、きゃああぁ!」
燐「しえみ!」
明久「しえみさん!」
明久達の前に居るしえみの身体には蔦が絡みつき、頭にはパンジーのような花びらに目が二つある悪魔の姿だ
『あたし達は一生一緒、一生この庭で生きていくのよ…きゃはははははははははは!!』
雪男「完全に彼女を盾に取られた…二人共、少し手を貸してくれないか?」
燐「…へ、そんなん決まってんだろ!」
明久「うん、喜んで手を貸すよ」
二人はそう言うと、鞘から刀を抜刀する
それにより、封印されていた炎が解放され二人が青い炎に包まれた
『あんた達同族(あくま)!?』
雪男「二人は僕のする事は一切気にせず、あいつの相手をしてくれ!」
明久・燐「「おう(うん)!!」」
二人は雪男にそう答えると、駆け出す
『ちょっと!無視すんじゃないわよ!!』
悪魔はそう叫ぶと先の尖った蔦で、二人に応戦する
明久達は攻撃したいが、しえみを盾にされており中々攻められずにいた
燐「くそ!どーすんだよ先生!」
雪男「仕方ない…こうなったら、彼女ごと撃つしかない」
雪男はしえみに向け、銃を構えた
燐「は!?」
明久「え!?」
『…きゃは、きゃははは!ハッタリね!あたし達は騙されないわ!』
悪魔は笑い声を上げて雪男を見る
雪男「そう思うかい?そうかもしれないな?…さて、どっちでしょう」
雪男は煽るような笑みで悪魔を挑発した
悪魔はその挑発に怒りを露わにする
『クソ偽善者(エクソシスト)どもが!!撃てるワケねぇ……」
ガウンッ!
悪魔が叫びながら雪男に突進する中、銃声があがる
雪男の銃が火を噴いたのだ
弾はしえみの左肩に命中する
『ヒッ…キャアアアアァ!!』
悪魔は悲鳴を上げてしえみから離れる
雪男「離れた!二人共!」
燐「てめえ!謝っても許さねえ!!」
明久「燐君!来るよ!」
二人はそれぞれ悪魔に斬りかかる
ちょうど剣筋がクロスするように…
悪魔はなす術なく、消滅した
燐と明久は刀を鞘に戻す
燐「雪男っ!」
しえみ「…あ…雪ちゃん……?」
燐「あれ!?」
燐が驚くのも無理は無い
撃たれた筈のしえみが生きているのだから
雪男「足の根も消えている。…もう立てる筈ですよ」
そう言って雪男はしえみを地面に降ろす
しえみは少々辛そうにしながらも、自分の足で立つことが出来た
しえみ母「しえみ!」
しえみ「おかあ…さん」
しえみは、母を見て申し訳無さそうにする
すると燐は、そんな彼女に近づき…
ペチン!
頭を軽くはたいた
しえみ「ぎゃっ!?」
燐「行けよホラ!」
雪男「兄さん!」
燐「サクッと謝ってこいよ。今行っとかねーと、本当に後悔するぞ?」
しえみ「……………」
しえみは母の前におずおずと出てくる
しえみ「あ、あの…お……おかっ」
しかし、彼女はその先を言えなかった
なぜなら、母が自分を抱きしめたからだ
しえみ母「バカな娘だよ!心配かけて…!」
しえみ「おかーさん…ごめんなさい…」
二人は抱き合いながら涙を流した
明久達は離れた場所で彼女達を見つめる
燐「お前、何撃ったんだ…?」
雪男「栄養剤」
明久「なるほどね…」
明久は苦笑しながら、しえみ達をながめる
彼女達を見ていると、自分を育ててくれた母の…
藤堂カヲルを思い出す
明久「…母さん、か」
明久の呟きは、誰にも聞かれる事は無かった
〜No side out〜
ーオマケー
翌日、祓魔塾に新しい仲間が加わった
雪男「新しい塾生の杜山しえみさんです」
しえみ「よ…よろしくお願いします!」
しえみは明久と燐を見つけると、隣の席に座る
しえみ「燐!明久!」
燐「お前、何で…!」
しえみ「奥村先生から理事長さんにお願いしてもらって入れていただいたの…これからよろしくね!」
燐「おう!よろしくな!」
明久「うん、よろしくね!」
祓魔塾にしえみが加わった!
一巻分終了!!
次からは塾の皆も登場しますよー!
燐「おい、終わり方がなんか変だぞ!?」
…気にするな!
明久「あれ…僕ってこんなに明るかった?」
それについては、燐のおかげと言う事で!
雪男「はぁ…こんなんで大丈夫かな…?」