どうも、うp主です!
やっと話が纏まった…
おかげで頭痛が激しいですが…(汗)
とりあえず、ゆっくりしていってね!
〜明久side〜
僕達が祓魔塾で学び始めてから、結構時間が経った
次の授業は雪男君が担当の悪魔薬学で、授業の準備をしていると…
ドバァン!
「「「「!?」」」」
いきなり扉が開き、誰かが入ってくる
その人物は…
獅郎「久しぶりだな燐!明久!」
燐「はっ!?」
明久「え!?」
獅郎さんだった…って、何でここに!?
雪男「藤本先生!急に走らないで下さい!」
獅郎「おう、雪男か。いやー、早くこいつらの顔が見たくてなー、つい」
雪男「全く…」
雪男君は教壇に立つと、持っていた荷物を置いた
雪男「えー、皆さんに紹介します。こちらの方は前に話したもう一人の悪魔薬学の先生、藤本獅郎先生です」
獅郎「よろしくな!」
明久・燐「「……は?」」
獅郎さんが祓魔師なのはなんとなく想像出来ていたけど、まさか先生までやってたなんて…
獅郎「まあ、雑談はこれくらいにしてこの間のテスト返すぞー。名前呼ばれたら前に来い。志摩廉造」
廉造「ほぉい」
獅郎さんがテストを返し始め、呼ばれた人が前に出て行く
獅郎「次〜、神木出雲」
出雲「はい」
獅郎「朴朔子」
朔子「はい」
獅郎「次、三輪子猫丸」
子猫丸「はいっ」
獅郎「次、杜山しえみ」
しえみ「は、はいっ!」
次々と名前が呼ばれ、テストが返される
しえみさんは何故かしょんぼりした顔で戻って来た
燐「どうしたんだ?」
しえみ「え、と…正確な名前を書いてなくて…」
そう言ってテストを見せてくれた
良く見ると、所々にオリジナルの名前が書かれてある
燐「あー…まあ、仕方ねえさ!元気だせよ、な?」
明久「そうだよ。間違いは誰にでもあるんだから」
しえみ「…うん、二人共ありがとう」
しえみさんは笑ってお礼をしてくれた
獅郎「次、勝呂竜士」
竜士「はいっ!」
次の人が名前を呼ばれ、前に歩いていく
その人は僕達の近くにくると、
竜士「皆祓魔師目指して勉強しとんのに、女二人侍らせおって…真面目にやる気あるんかお前は…!」
燐「は!?」
燐君に突っかかり、その人は前に歩いていってテストを受け取り戻ってきた
そして、彼が見せてきたテストには98の数字が書かれている
竜士「どおや?これが真面目に勉強しとる奴の点数や。お前みたいな意識の低い奴、目障りやから早よ出ていけ!」
燐「あ!?」
二人の間に険悪な雰囲気が漂い始める
雪男「はいはい、喧嘩は後にして下さいね。奥村君、藤堂君、次は君達ですよ」
燐「…っ、はい」
明久「…はい」
雪男君に促され、渋々前に出て行く
でも、正直雪男君が呼んでくれて良かった…
一触即発だったからね(汗)
雪男「おめでとう、満点だよ」
『は…?』
教室の皆の言葉が一致する
雪男君は笑顔でテストを返してくれた
雪男「まさか、引っ掛け問題まで解かれるとは思わなかったよ。結構自信あったんだけどね…」
燐「明久のおかげで、引っかからなかったぜ」
そう言って、燐君はテストを受け取る
席に戻ろうとした僕達の前に、先ほどの彼が出てきた
竜士「な、なんやお前の点数!?イカサマしたんやないか!?」
燐「するわけ無いだろ!俺の実力だ!…それに」
燐君は一度区切ると彼に近づき、胸倉を掴む
燐「真面目にやってんのはお前だけじゃねえ!俺達だって真面目に勉強してんだよ!」
竜士「っ…!」
獅郎「おら、喧嘩してんじゃねえぞガキ共ォ!!」
「「「「!!」」」」
獅郎さんが大声で注意する
…と、同時に終了の鐘が鳴り響いた
獅郎「…今日の授業はここまでだ。お前ら!頭冷やしとけよな!」
獅郎さんはそう言い残すと、教室を後にした
ー正十字学園:中庭ー
僕と燐君は、雪男君としえみさんと共に噴水の近くに腰掛ける
燐「あいつ何だったんだ…?」
雪男「秀才だよ。僕と同じで、奨学金で入ってきてるしね」
燐君の漏らした疑問に雪男君が答えた
雪男「勝呂竜士君。京都の由緒あるお寺の跡継ぎだって聞いたけど…。成績優秀で身体能力も高く、授業態度もマジメだよ」
燐「へぇ、あいつ頭良いのか…」
雪男「そんな事よりしえみさん、塾には慣れましたか?」
雪男君は話題を変えるために、しえみさんに質問する
しえみ「え、あ…ま、まだ全然…」
雪男「昔のしえみさんを知ってる僕から見たら、今のしえみさんは見違えるみたいだ…焦らず頑張ってください」
しえみ「うん!ありがと、雪ちゃん…」
…なんだろう、凄く桃色のオーラが
燐「…何でこれで付き合って無いんだろうな?」
明久「…全くだね」
さっさとくっつかないかな…?
これじゃ、しえみさんが可哀想だよ(汗)
雪男君はしえみさんと話した後、祓魔塾へと戻っていった
竜士「おーおー、イチャコライチャコラ…。世界有数の祓魔塾に女連れとは、よゆーですなあ〜?」
燐「あ…?
声のした方を向くと、先ほどの勝呂君が友達っぽい人と近づいてきていた
燐「取り巻き連れて身内ばっかで固まってるかっこ悪い奴に言われたくねーよ!」
廉造「ブフォ!?」
竜士「わ、笑うな!!」
燐君の言葉に、笑い出すピンク色の髪の人
勝呂君は慌ててその人に怒鳴る
明久「それより、燐君。次体育で実技だよ?」
燐「やっべ!早く行くぞしえみ、明久!」
しえみ「う、うん!」
竜士「あ!?待てやコラ!」
廉造「ちょっ、待ってくださいよ坊(ぼん)!」
子猫丸「同族嫌悪ゆうやつですかね…?」
僕達は次の授業のために駆け出した
ー訓練所ー
燐「うおおぉぉぉ!!」
竜士「ぬぐ、おおおお!!」
僕達は悪魔の動きに慣れる訓練を受けているんだけど、燐君と勝呂君はどちらかと言うとかけっこをしている状態だ
二人共足が速く、悪魔を引き離して走り続けている
出雲「何あれ」
朔子「さあ…?」
廉造「はは、坊も結構速いのにやるなあ」
他の人達も二人を見ながら呆れている
すると、勝呂君が燐君に飛び蹴りをして悪魔に襲われそうになる
竜士「わああ!!」
「コラァーーーーッ!!」
担当の先生が近くのレバーを操作すると、悪魔の首に繋がれてる鎖が引かれ勝呂君から離れた
「何やってんだキミタチはァ!死ぬ気かネ!?」
出雲「バカみたい」
廉造「阿呆くさww」
皆から色々と言われてるけど、当の本人達は取っ組み合いをしている
僕は燐君達の方に降りて行き、燐君を勝呂君から引き離す
明久「燐君、いくら勝呂君が悪くても喧嘩は駄目だよ」
燐「う…すまん」
燐君はすぐに冷静になり、僕に謝る
勝呂君も取り巻きの人達に宥められているが燐君を睨みつけている
「勝呂クン!こっちに勉強来てくれタマエ」
竜士「?…はあ」
勝呂君は先生に連れられて少し離れた所に行く
燐「何なんだよ、アイツ…」
廉造「かんにんなぁ」
ピンク髪の人が僕達に近づいてくる
廉造「坊はクソ真面目すぎて融通きかんとこあってなあ…ごっつい野望もって入学しはったから」
明久「野望…?」
廉造「坊はね、『サタン倒したい』いうて祓魔師目指してはるんよ」
明久・燐「「!!」」
廉造「あっはっは…!笑うやろ?」
彼はそう言って笑う
僕にはなぜ人の目標を笑うのか理解出来なかった
子猫丸「志摩さん笑うなんて…坊は『青い夜』で落ちぶれてしまったウチの寺を再興しようと気張ってるだけなんです」
明久「青い夜?」
燐「なんだそれ…?」
僕達がその事を聞くと、二人は驚いた顔をしながらも教えてくれた
話によるとサタンは、十六年前に世界中の有力な聖職者達を大量虐殺したらしい
祓魔師達は身体中から血を流して、青い火を吹きながら死んでいった、との事
燐君の方を見ると真剣な顔をして話を聞いていた
「授業再開するゾー!」
廉造「あ、戻ってきはったわ」
先生が勝呂君を連れて戻ってくるが、携帯が鳴り電話にでる
「何かネ、ハニー?なんだって?今からかい?仕方がない子猫ちゃんダ!」
先生、ハニーとか子猫ちゃんは古い気が…(汗)
「注ゥ目ゥーー!しばらく休憩にする!」
竜士「…え!?」
「いいかネ!基本的に”蝦蟇”(リーパー)は大人しい悪魔だが、人の心を読んで襲いかかる面倒な悪魔ナノダ!」
先生は皆を集めて悪魔の説明を行う
「私が戻るまで悪魔に近づかない事。分かったら以上!今行くヨ!子猫ちゃ〜〜ん!!」
そう叫び先生は走って行ってしまった
竜士「なんやあれ…!あれでも教師か!?」
勝呂君が先ほどの先生に文句を言い出す
そのまま勝呂君は燐君に突っかかり始め、あろうことか悪魔に触ってこいと言い出した
それに対し燐君は…
燐「やるわけねーだろ」
鼻をほじりながら拒否した
あーもう、それじゃ汚いじゃないか
明久「燐君、はい」
燐「お、悪いな」
僕は燐君にウェットティッシュを渡し、燐君はそれで手を拭く
竜士「は!?」
明久「ねえ、勝呂君。君はさっきの注意を聞いてなかったの?ここは優等生らしく、待ってた方が良いんじゃないかな?」
少しキツく言ってしまったけど別に良いよね?
燐君に八つ当たりばかりしてさ…ちょっとイラっときたし
竜士「バカにしおって!俺はやったるからな!」
そう叫び、勝呂君は降りて行った
〜明久side out〜
〜竜士side〜
竜士「俺はやったるからな!」
俺はそう叫び、悪魔の居る競技場へと降りてゆく
他の奴らが何かゆうとるが俺は止まらん
競技場に降りると、俺は悪魔の方へ近づく
竜士「…俺は、俺は!サタンを倒す!!」
そうや!俺の野望は、サタンを倒して寺を再興させる事や!
こんな悪魔に、負けるわけにはいかん!
出雲「ブッ、プハハハハハハ!ちょっ…サタンを倒すとか!あはは!子供じゃあるまいし」
上から女子の笑い声が聞こえてきた
…何で、何で俺の野望を、夢を笑うん?
誰がサタンを倒せないと決めたん?
何で無理やと決めつける?
俺の、俺の野望を…笑うな!!
その瞬間、目の前の悪魔の目つきが変わった
しまった、と思ったが既に後の祭りやった
『グオオォォォ!!』
唸り声を上げて俺に向かって飛びかかってくる
もうダメやと思った時、俺の目の前に奥村が飛び出してきおったのが見えた
バクンッ!
竜士「おい!?」
出雲「きゃああ!」
奥村は、悪魔に噛みつかれた
助けようにも腰が抜けて立ち上がれん俺は、惨めや
燐「…何やってんだ…バカかてめーは!?」
竜士「…な!?」
顔を上げると奥村が俺を見下ろしとった
悪魔は奥村の後ろで大人しくしとる
燐「いいか?よーく聞け!サタンを倒すのはお前じゃない、俺達だ!!てめえ一人だけおいしいとこ持っていかせるかよ!」
明久「一人じゃ無理でも、皆でなら勝てるよ。僕達も君の野望を叶えるために、力を貸すから」
二人は俺の前でそう言ってのけ、手を差し出してくる
竜士「…なんでや?俺は、お前らに酷いこと言ったんやぞ?」
明久「それでも、僕達仲間じゃないか」
燐「明久の言う通りだ!それともお前、塾生の中で身内の奴らだけが仲間だと思ってたのか?」
竜士「仲間…」
なんでやろう、あれほど嫌ってたこいつらの言葉が嬉しい
他の奴らのように俺をバカにせず、手を貸すと言うてくれた事が嬉しい
気づけば、俺は二人の手を掴んでいた
竜士「…そうやな、どうかしとったわ。仲間となら、可能や!」
明久「うん!」
燐「おう!」
一人で気張ってた俺はもう居らん
これからは、仲間と共にサタンを倒すんや!
〜竜士side out〜
ーとある場所ー
ある男が、塔の上で風を浴びながら街を眺めていた
そこに一人の男がやってくる
「遅くなりました」
「久しぶりだな、アマイモン…”地の王”よ」
アマ「ハイ…お久しぶりです兄上」
「…して、父上のお答えは?」
兄上と呼ばれた男が、アマイモンに尋ねる
アマ「父上は兄上の申し出を受けると」
「ほぉ…それは大変結構」
男はそう言って、不敵な笑みを浮かべる
「では父上には、『我らの小さな末の弟達は私の羽根の下ですくすく育っている。万事うまくいっている』とお伝えしてくれ」
アマ「解りました……兄上は実家に戻られないのですか?」
「…行け、父上をお待たせするな」
アマ「…ハイ」
アマイモンはそう言うと、姿を消した
「…フフフ、戻らないとも。私のような放蕩者にとっては、こんな愉快な玩具箱はないからな。楽しいお遊戯はこれからだ」
男…メフィストは街を眺めながら、そう言葉を漏らした
ーオマケー
燐「んー、前から思ってたけど…前髪邪魔だなー」
明久「燐君、前髪長いもんねー」
燐が竜士を助けた日の翌日の休憩時間
明久と燐はしえみと一緒に教科書を読んでいた
すると、そこへ竜士が近づいてくる
竜士「…昨日言いそびれたけど、ありがとぉな」
燐「…おう!」
竜士「…コレ、俺が夜勉強する時髪押さえるヤツ貸したるわ。あと、藤堂にも」
そう言って竜士は二人に髪留めを手渡した
燐「…サンキューな!」
明久「ありがとね、勝呂君!」
竜士「お、おう…///」
こうして、彼らのいざこざは無くなったのだった
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