僕と祓魔師と青い炎   作:重装歩兵

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今回は短いですね…

あと、やっちまった感がハンパない…orz


候補生と称号と使い魔

〜明久side〜

 

ー祓魔塾ー

 

雪男「夏休みまでそろそろ一ヶ月切りましたが、夏休み前には今年度の候補生(エクスワイア)認定試験があります」

 

HRの時間、雪男君が教壇に立ち話をしている

 

雪男「候補生に上るとより専門的な実戦訓練が待っているため、試験はそう容易くありません。…そこで来週から一週間、試験のための強化合宿を行います」

 

雪男君はそう言うと、手に持っていたプリントを配布する

 

雪男「合宿の参加するかしないかと、取得希望”称号(マイスター)”をこの用紙に記入して月曜までに提出してください」

 

プリントを配布し、雪男君は教室を退出した

 

 

燐「なあ、称号って何だ?教えてくれ…オネガイシマス」

 

明久「お願いします」

 

竜士「はあ!?そんなんも知らんで祓魔師なる言うてんのか!」

 

今現在、僕と燐君は勝呂君達に称号について聞きに来ているんだけど…何故か怒られていた

 

廉造「あははは、二人ともほんに何も知らんよなあ。あ、藤堂ちゃん髪留め似合うとるね」

 

明久「僕達、祓魔師の事知ったの最近だからね。あと、僕は男です」

 

僕の言葉にショックを受ける志摩君

…ちょっと、失礼じゃないかな?(黒笑)

 

竜士「…なら、仕方ないな」

 

子猫丸「そうですね。えー、それで称号いうのは…祓魔師に必要な技術の資格の事で、騎士(ナイト)・竜騎士(ドラグーン)・手騎士(テイマー)・詠唱騎士(アリア)・医工騎士(ドクター)の五種類あるんです。どれか一つでも称号を取得すれば祓魔師になれるんですよ」

 

燐「なんとなく解った!ありがとな、子猫丸」

 

明久「皆はどんな称号を取るの?」

 

子猫丸「僕と志摩さんは詠唱騎士目指すんやよ。詠唱騎士いうのは聖書や経典やらを唱えて戦う称号ですよ」

 

僕の質問に子猫丸君が答えてくれた

 

廉造「坊は詠唱騎士と竜騎士二つも取るて、また気張ってはるけどなー」

 

燐「へー、流石は坊!」

 

竜士「勝呂や!坊言うん止めえ!!」

 

子猫丸「そーいや、奥村先生も医工騎士と竜騎士二つ取ってはるよ?」

 

燐「はー…あいつスゲーな」

 

燐君は感心した声で頷く

確かに二つも称号取れるなんて、流石は天才だね

 

燐「俺は何にしよーかな…竜騎士てなんだ?」

 

竜士「竜騎士は銃火器、騎士は刀剣で戦う称号や」

 

燐「剣!?じゃあ、俺は騎士だな!」

 

明久「僕も騎士かな。あ、あと竜騎士にも興味あるからそっちも」

 

廉造「ええ!?藤堂ちゃん、二つも取るん!?」

 

誰が藤堂ちゃんだ!?

僕は男だ!!

 

 

〜明久side out〜

 

 

〜Noside〜

 

明久達が称号について話している時、しえみは彼らを眺めていた

 

しえみ「………(やっぱり二人は男の子と一緒の方が楽しそう。私…どうしよう…雪ちゃんと二人に助けてもらって私、塾に…でも、三人が私の面倒を見てくれる訳じゃないから、いつまでも二人にくっついてちゃおかしいよね!)」

 

彼女は、そう決意するのだった

 

 

ー魔法円・印章術ー

 

「これから悪魔を召喚する」

 

教師は魔法円を書きながら話す

そして、円を完成させると…

 

「図を踏むな。魔法円が破綻すると効果は無効になる。そして、召喚には己の血と適切な呼びかけが必要だ」

 

教師は説明しながら、包帯を着けている右手から包帯を外す

すると、血が滲み魔法円を描いた床の上に垂れ落ちた

 

「”テュポエウスとエキドナの息子よ、求めに応じ、出でよ”」

 

彼がそう唱えると地鳴りと共に、魔法円から何かが出てくる

 

廉造「げえっ!硫黄くさ!!」

 

竜士「あれ、屍番犬(ナベリウス)か…は、初めて見たわ…」

 

「悪魔を召喚し使い魔にする事が出来る人間は非常に少ない。悪魔を飼い慣らす強靭な精神力もそうだが、天性の才能が必要不可欠だからだ」

 

燐「?」

 

燐は説明しながらこちらに視線をよこす教師に気づくが、教師はすぐに目を逸らした

 

「今からお前達にその才能があるかテストする。先程配ったこの魔法円の略図を施した紙に自分の血を垂らして、思いつく言葉を唱えてみろ」

 

教師の言葉を合図に、出雲が先陣を切って魔法円に血を垂らし、唱え始める

 

出雲「”稲荷神に恐(かしこ)み恐(かしこ)み白(もう)す。為す所の願いとして成就せずということなし!!”」

 

唱え終えると同時に、二匹の白い狐が現れた

 

燐「うおお!!何だアレ!?」

 

「白狐を二体も…見事だ、神木出雲」

 

出雲の友達である朴や教師に褒められ、得意げに胸を張る彼女

しえみはそんな彼女を尊敬の眼差しで見つめていた

 

しえみ「わ、私も!…おいでおいで〜、なんちゃって…」

 

恥ずかしそうに血を垂らした魔法円に話しかける

すると、魔法円に反応がでた

 

『ニー』

 

出て来たのは、緑色の小さな悪魔だった

 

「それは緑男(グリーンマン)の幼生だな。素晴らしいぞ、杜山しえみ」

 

しえみ「!?」

 

しえみは驚き、目を見開いている

しえみの呼び出した悪魔はしえみに懐いたようで…

 

しえみ「あ…うわああ、えへへ…!」

 

彼女の髪に飛び移り、頬擦りしていた

しえみも嬉しそうに顔を綻ばせる

 

明久「凄いねしえみさん!僕もやってみようかな…」

 

燐「俺もやってみるぜ!」

 

二人はしえみに続いて、魔法円に血を垂らしそれぞれ呼びかけた

 

明久「サモン!」

 

燐「来いっ!」

 

すると、魔法円が光を発する

明久の呼びかけに応えたのは、それぞれ赤・青・緑・黒の羽を生やした四人の女の子

燐の呼びかけに応えたのは、双槍を携えた二足歩行の黒い狼

 

「っ!」

 

現れた悪魔を見た教師は驚きの表情をする

 

「…奥村が出したのはアヌビスか…それだけでも驚きだが、藤堂が呼び出した四人…ヘラ四姉妹にも驚かされる」

 

彼はそう呟くと、二人に向き直り…

 

「奥村と藤堂は授業が終わったら教室に残れ」

 

明久・燐「は、はい」

 

「…今年は手騎士候補が豊作なようだな。悪魔を操って戦う手騎士は祓魔師の中でも数が少なく貴重な存在だ」

 

教師は咳払いすると、説明を再開する

 

「まず悪魔は自分より弱い者には決して従わない。特に自信を失くした者には逆に襲いかかる。さっきも言ったが、使い魔は魔法円が破綻すれば任を解かれ消えるので…もし危険を感じたら”紙”で呼んだ場合、紙を破くと良いだろう」

 

彼が言い終えると同時に、終了の鐘が鳴る

 

「今日はここまでだ。悪魔を呼び出せた四人には予備の紙を配布する」

 

明久達は教師から先程の紙を受け取り、明久と燐以外の生徒が教室を後にする

 

「…さて、貴様らが呼び出した使い魔について説明しておく。まず、藤堂が呼び出したヘラ四姉妹…この四人は一人一人が強力な力を持っており、まだ幼生とはいえ呼び出す事が困難な悪魔だ。故に、使役する際は十分気をつけろ」

 

明久「は、はい!」

 

「そして、奥村。貴様が呼び出したアヌビスも強力な力を持っている。おいそれと呼び出したりしないように」

 

燐「はぁ…」

 

「…話は以上だ。悪魔は任を解いておくように」

 

教師は明久達にそう言うと、教室を退出した

 

「……あれもサタンの落胤の力、か」

 

 

 

〜Noside out〜

 






明久と燐の使い魔は某パズルゲームから引用しました!
容姿もほぼ一緒ですね


さて、次回は!

候補生試験で起きるまさかの悲劇!
明久達の運命は!?
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