僕と祓魔師と青い炎   作:重装歩兵

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お久しぶりです!

社会人と働き始めてから書く時間が余り取れなくなりました…(汗)

それでも、早めに投稿出来るよう頑張ります!



今回も短いですが、ゆっくりしていってね!


強化合宿開始!

〜Noside〜

 

魔法円・印章術の授業から早数日…強化合宿当日である

明久達は強化合宿で寝泊まりする旧高等部男子寮に住んでいる為、玄関前で他の参加者が来るのを待っていた

 

しかし…

 

燐「おいアレ…完璧にパシられてんだろ…」

 

雪男「え?」

 

明久「あー、確かに…(汗)」

 

燐の漏らした言葉に雪男はキョトンとした顔で聞き返し、明久はその光景を思い返して苦笑する

 

燐の言っている事は、しえみの事である

 

しえみは印章術の授業の後、憧れていた神木出雲に友達になって欲しいとお願いした

出雲はそれに快く応じた…のだが

 

ある時は、

 

出雲「これ配っといてくれる?」

 

しえみ「うん!」

 

またある時は、

 

出雲「次の薬学で使う鹿子草(かのこそう)、あたしの分用意しといて」

 

しえみ「うん!」

 

…と、このように出雲の一方的な頼み事を嫌な顔ひとつせずに受けているのだ

本人に自覚は無いみたいだが、出雲の方は明らかに故意で頼み事をしている

 

燐にはそれが見るに耐えられないようだ

 

燐「いや、何でもない…つーか寮で合宿って意味あんの?」

 

雪男「この寮、人が居ないから都合が良いんだよ」

 

明久「あー、だから僕ら以外人を見かけないんだね」

 

彼らがそんな風に雑談していると、他の塾生達が次々とやってきた

 

廉造「うわ、なんやコレ!?幽霊ホテルみたいや!」

 

出雲「ヤダ…何ここ、気味悪〜い!もうちょっとマシなとこないの?…あ、コレお願い」

 

しえみ「うん!」

 

出雲から笑顔で荷物を受け取るしえみ

それを見ていた朔子がしえみに駆け寄り、

 

朔子「も、杜山さん!嫌なら嫌って言わないと…!」

 

しえみ「朴さん!」

 

朔子の言葉に対し、しえみは…

 

しえみ「私嫌じゃないよ!」

 

朔子「え?」

 

しえみ「お友達の役に立ってるんだもん!」

 

朔子「……そっ…か」

 

しえみの言葉に朔子は何も言えなかった

 

明久「……朴さん」

 

燐「………」

 

その様子を二人は何とも言えない面持ちで眺めていた

 

 

 

 

 

 

 

 

雪男「…はい、終了。プリントを裏にして回して下さい」

 

雪男の言葉で全員、問題が書かれたプリントを裏にし、廉造が集めて雪男に提出する

それを受け取った雪男は今後の予定を伝え、添削を始めた

 

燐「ちょっと…飲み物買ってくる」

 

明久「ぼ、僕も…」

 

竜士「おう、行ってこい…」

 

フラフラとした足取りで退出した二人を、竜士は不安そうな顔で見送った

 

出雲「朴、お風呂入りに行こっ」

 

朔子「うん…」

 

しえみ「お風呂!私も!」

 

女子組は一足先に入浴するようだ

彼女達が退出するのを見ていた廉造は、顔を綻ばせて…

 

廉造「うはは、女子風呂か〜ええな〜。こら覗いとかなあかんやないんですかね?合宿ってそういうお楽しみ付きもんでしょ!」

 

竜士「志摩!!お前仮にも坊主やろ!」

 

子猫丸「また志摩さんの悪い癖や…」

 

竜士達から注意を受けるが、当の本人はニヤニヤ笑っている

 

廉造「そんなん言うて二人とも興味あるくせに〜」

 

「…一応ここに教師が居るのをお忘れなく」

 

三人が声のした方を見ると、プリントを添削している雪男が居た

 

廉造「教師いうたってアンタ結局高1やろ?ムリしなはんな?」

 

雪男「僕は無謀な冒険はしない主義なんで」

 

そう言って眼鏡の位置を直す

 

その頃、女子達はというと…

 

 

 

しえみ「わー、私…お友達とお風呂に入るの初めて!」

 

浴場の前で嬉しそうに言うしえみ

だが…

 

出雲「あ、ゴメン。ちょっと待っててくれる?」

 

しえみ「え?どうして…?」

 

出雲「だってあたし、あんたに裸見られたくないんだもん。そういうの友達なんだから判ってよ」

 

その言葉はしえみの心に鋭く突き刺さった

 

しえみ「……う…」

 

出雲「あ、でもずっと待たせるのも悪いからフルーツ牛乳買ってきて。お風呂あがったら飲みたいから」

 

出雲はそう言うと、朔子を連れて浴場の中へと消えた

 

そこへ燐と明久が通りかかる

 

燐「しえみ、何やってんだ?」

 

しえみ「……なんでもない。フルーツ牛乳買ってこなきゃ…!」

 

そう言って駆け出すしえみ

燐の隣を過ぎようとした時、彼の手がしえみの左手を掴んだ

 

しえみ「な、なに…?」

 

燐「お前、それやめろ!」

 

しえみ「それって?」

 

燐「だから、あいつの使いっ走りみてーのだよ!変だろ!!」

 

燐の言葉が廊下に響く

それほどまでに燐は怒っていた

 

しえみ「使いっ走りじゃない。友達を助けてるんだよ!」

 

明久「…本当にそう言えるの?」

 

しえみ「…っ」

 

明久の言葉にしえみは顔を顰める

 

明久「本当は気づいてるんでしょ?神木さんは友達だと思ってないって」

 

しえみ「…私は、もう誰かの後ろに隠れて助けられるばっかりなんて嫌なの!私だって…誰かを助けられるくらい強くなりたい!だって、はじめてできた友達だもん!」

 

明久・燐「………」

 

しえみ「元々強くて友達のいる二人にはわかんないんだよ…!」

 

そう言うと、燐の腕を振り払い駆け出す

 

燐「…なに八つ当たりしてんだ?待てコラ!!!」

 

明久「ちょ、燐君!?」

 

しえみ「!?うわぁーー!!」

 

こうして彼らの鬼ごっこが始まった

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