僕と祓魔師と青い炎   作:重装歩兵

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皆さんお久しぶりです!

やっと書き終えました!


誤字脱字があるかもしれませんが、ゆっくりしていってね!


突然の襲撃

〜出雲side〜

 

出雲「お風呂場はまだ綺麗で安心したわ。どこもかしこもお化け屋敷みたいなんだもん」

 

あたしはお風呂場を見回しながら呟いた

廊下の壁なんてボロボロで廃墟と変わらないしね

 

朔子「…出雲ちゃん、あの子に酷くない?」

 

朴は浮かない顔で私に問う

 

出雲「ああ、だってあたし…あいつの事友達と思ってないもん。強制してないのに言うこと聞く向こうが変だし」

 

大体あいつ、あの態度が気に食わないし

なんであんなやつに手騎士の素質があんのよ…

 

出雲「あ、朴は違うよ!あたしの一番の友達だもん!一緒に祓魔塾に来てくれて本当に嬉しかったんだから!」

 

朔子「…全然授業についていけてないけどね」

 

朴は申し訳なさそうにそう言った

 

出雲「大丈夫!あたしが守るもの!」

 

あたしはそう言うと同時に、昔の事を思い出していた

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

あたしは小さい頃から霊感があり、幽霊を見たりする事が多かった

周りの大人に助けを求めたが誰にも相手にされず一人ぼっちだった

 

そんな時だ…朴に出会ったのは

 

あたしはその日、担任の先生から頼まれた荷物を一人で運んでいた

あたしを見た他のやつらは、手伝う訳でも無く嘲笑の笑みを浮かべて…

 

『神木さんまた幽霊見たって大騒ぎしたんだってー』

 

『えー、コワーイ』

 

周りはそう言ってあたしをバカにしてた

でも、いつもの事だと割り切り荷物を運んだ

 

『神木さん待って!私も委員だから一緒にやるよ!』

 

『!』

 

そんなあたしに声をかけたのが朴だった

 

『…あたしと一緒に居ると朴さんも陰口言われるよ』

 

『私、気にしないよ!』

 

嬉しかった

あたしにそんな風に笑ってくれる人が居たなんて思わなかったから

 

『…あたし、性格悪いよ』

 

『あはは』

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

朔子「………」

 

出雲「朴はずっとあたしと一緒に居てくれれば良いよ!」

 

朔子「あのね、出雲ちゃん」

 

出雲「ん?」

 

朔子「私、塾はやめようと思う」

 

出雲「え…?」

 

朴の言った言葉が理解出来なかった

 

朔子「授業もよく解らないし…私が命をかけて戦えるとも思えなくて…」

 

出雲「…だ、だからあたしが!」

 

朔子「ううん、そんなのおかしいよ」

 

あたしは止めようとしたが、朴は言葉を続ける

 

朔子「それと、真剣な人をバカにしたりするのも…私は好きじゃない」

 

その言葉は、私に深く突き刺さった

小さい頃から言われていた陰口よりも、鋭く…

 

朔子「ご、ごめんね急に…ずっと言いたかったけどハッキリ言えなくて。…そんなの本当の友達じゃないよね!ごめんね……?」

 

朴が申し訳なさそうな顔であたしに謝っていると、朴の頬に赤黒い何かが垂れる

 

天井を見上げると…屍(グール)系の悪魔が居た

 

『きゃああああ!』

 

あたし達は恐怖のあまり、大声で叫んだ

 

 

〜出雲side out〜

 

 

〜しえみside〜

 

『きゃああああ!』

 

ガシャアァァン!

 

しえみ「!?神木さんと朴さんの…!」

 

神木さん達の叫び声が聞こえたかと思うと、大きな揺れが起きる

燐達を見ると駆け出していた

 

しえみ「り…」

 

燐「お前は雪男に知らせに行け!」

 

明久「しえみさん、頼んだよ!」

 

私は二人に声をかけようとしたが、二人に助けを呼ぶように言われた

二人はそのまま神木さん達の居る浴場へ走っていく

 

凄い…迷いもしないで、助けに行っちゃうんだ…

どうしてそんなに強いの?

 

しえみ「待って…おいてかないで!」

 

私は気がつくと二人の後を追いかけていた

 

 

〜しえみside out〜

 

 

〜出雲side〜

 

出雲「朴!」

 

あたしは朴に声をかけるが、返事は無い

右腕には悪魔の体液がかかっており、火傷をしたような状態になっていた

 

あたしは鞄の中から魔法円の描かれた紙を取り出す

 

出雲「”稲荷の神に恐み恐み白す!!為す所の願いとして成就せずと言うことなし!”」

 

そう唱え、使い魔の白狐を呼び出す

助ける!朴はあたしのたった一人の友達だから!!

 

出雲「あたしが…!」

 

『ううん、そんなのおかしいよ』

 

ドクン…

 

出雲「あ……」

 

『私は好きじゃない…!』

 

朴の言葉を思い出してしまい、動きを止めてしまった

 

『汝(うぬ)め…なんだその心の有様は?』

 

白狐の一体があたしを睨みつける

しまった、と思った時には既に遅かった

 

『汝(うぬ)は我らに不担(ふさわ)しくない…!!』

 

そう叫び、あたしに襲いかかる

 

出雲「きゃ…!」

 

思わず目をつむったけど、衝撃は来なかった

何故なら…奥村と藤堂が白狐を吹き飛ばしていたから

 

あたしは思わず腰を抜かしてしまう

 

燐「紙を破け!」

 

出雲「!?」

 

燐「紙!」

 

奥村に言われてようやく我にかえる

すぐさま紙を破ると、白狐達は煙のように消えた

 

出雲「(って、何こいつらは堂々と女子風呂に…!?)」

 

今になってここが女子風呂であると気づき、あたしは困惑した

 

 

〜出雲side out〜

 

 

〜燐side〜

 

俺は明久と共に悪魔と対峙する

勢いで乱入したが、よくよく考えると神木が居るから剣を抜く事が出来ない

 

頼みの綱はしえみに呼びに行かせた雪男が来る事だけだ

早く来い、雪男…!

 

しえみ「燐!」

 

燐「!?」

 

名前を呼ばれ、振り向くと呼びに行かせたはずのしえみが肩で息をしながら立っていた

 

しえみ「っ!!朴さん!…二人共!朴さんを手当てしてる間、悪魔を引きつけて!」

 

明久「え!?」

 

燐「はぁ!?」

 

しえみはそう言うと、朴の手当てを始める

 

燐「チッ、簡単に言いやがって…!」

 

明久「援護するよ!」

 

『オゴォ…』

 

俺は鞘に収めたままの剣で片方の頭を殴り、明久がもう片方の頭を横薙ぎに叩きつけた

 

燐「おらグロイの!こっちだ!」

 

俺は悪魔の注意を引き、しえみ達から離れる

 

『…ワカ、ギミ』

 

燐「ガッ!?」

 

ガシャアアアン!

 

悪魔に頭を鷲掴まれ、浴室に投げられる

地面に落ちた衝撃に意識が飛びそうになった

 

 

〜燐side out〜

 

 

〜明久side〜

 

僕はしえみさんと一緒に朴さんの手当てを行っている

 

しえみ「…!朴さん、火傷みたいになってる!」

 

しえみさんの言う通り、皮膚が焼けただれていてとても痛々しい

 

出雲「屍の魔障よ…!数分で壊死するわ!」

 

しえみ・明久「!?」

 

神木さんが涙を流して叫ぶ

 

しえみ「じゃあ、早く応急処置だけでもしなきゃ…!火傷の応急処置には…サンチョさん!」

 

明久「…へ?」

 

出雲「は!?」

 

しえみさんのサンチョさんという言葉に思わず言葉が漏れた

サンチョさんって誰!?

 

しえみ「サンチョさんがいれば…私、サンチョさんを」

 

『ニー!ニー!』

 

しえみさんが立ち上がろうとすると、しえみさんの使い魔が現れる

 

しえみ「ニーちゃん?」

 

『ニ〜〜!』

 

ニョキニョキ

 

しえみ「!!」

 

なんと、使い魔の身体からアロエが生えた

 

しえみ「凄い!ニーちゃん!これサンチョさんだよ〜!!」

 

出雲・明久「「いや、それアロエでしょ!?」」

 

思わず神木さんとツッコミを入れてしまう

 

ふと、燐君の方を見ると悪魔に首を締められていた

 

明久「っ!!燐!」

 

僕は召喚用の紙を取り出し、使い魔を呼ぼうとしたけど…

 

出雲「あんたは使い魔呼んじゃ駄目よ!」

 

神木さんに抑えられた

 

明久「で、でも!」

 

出雲「良い!?あんたの使い魔はそこいらの手騎士でも呼び出せない強力な悪魔なの!そんな悪魔を呼び出したら、この寮が吹き飛ぶわよ!?」

 

明久「じゃあどうしたら良いのさ!?このままじゃ燐が…!」

 

出雲「分かってるわよ!だから、奥村先生が来るのを待ちましょう!」

 

神木さんにそう言われるが、いつ来るか分からない助けを待つ事を僕は出来ない

 

明久「…僕は待たない」

 

出雲「な…!?」

 

明久「燐は僕の大事な親友だ!見捨てたりなんかしない!」

 

出雲「あ……」

 

僕はそう叫ぶと、燐を助けに向かった

 

 

〜明久side out〜

 

 

〜出雲side〜

 

あたしは藤堂が走っていくのを見つめていた

 

『大事な親友だ!見捨てたりなんかしない!』

 

あいつの言葉が、印象深く聞こえた

 

あたしは、手当てを受けている朴を見る

そうした時、あいつの気持ちが分かった気がした

 

守りたい…ただ、それだけがあたしの心を埋め尽くす

 

気がつけば、あたしは予備の紙を出してもう一度使い魔を召喚していた

 

『汝め…また性懲りも無く呼び出しおったか。身の程を知れと…』

 

出雲「あたしに従え!!」

 

『ヒッ…』

 

あたしの一喝にあれ程騒いでいた白狐達が黙る

 

出雲「奥村達を援護しなさい!”ふるえ、ゆらゆらとふるえ…靈(たまゆら)の祓(はらい)!!”」

 

あたしがそう唱えると、白狐達は光を纏って悪魔の方へ飛んでいった

 

 

〜出雲side out〜

 

 

〜燐side〜

 

燐「いうぐぐ…」

 

ミシ…ミシ…

 

悪魔に首を締められ意識が朦朧としてきた

引き離そうにも、力が強すぎて離す事が出来ない

 

『オ、ユ、ルシ、ヲ。コレモ、サルオカ、タノ…ハ、カ、ライニヨル、モノ』

 

悪魔はブツブツと言いながら、さらに力を込めてくる

 

さるお方って誰だ…?

……サタン!?

 

燐「ぐ、ぐふっ…」

 

だめだ…コイツ、素手じゃ敵わねえ

このままじゃ、死ぬ…

 

『グオアァァァァァ!!?』

 

燐「かはっ…!ゲホッゲホッ!」

 

悪魔が叫び声を上げ、首から手を離した

俺は息を吸い込みながら辺りを見回す

 

明久「燐!大丈夫!?」

 

燐「あ、ああ…」

 

明久に肩を貸してもらいながら立ち上がる

 

「兄さん!!」

 

ドドドドドドドドッ!

 

『オォォォ!』

 

ガシャアアアン!

 

銃撃を受けた悪魔は窓を突き破り、逃走した

 

燐「ゆ…きおッ、遅えぞ!」

 

雪男「……しえみさん、朴さんは」

 

しえみ「雪ちゃん…わ、私…」

 

雪男はしえみ達の方に近づき、確認をとる

 

雪男「使い魔…!…屍系の魔障は対処が遅れると命取りになる可能性があった。この処置は正しいです。しえみさんが居なかったらどうなっていたか…」

 

朴「杜山さん…ありが、と」

 

しえみ「うん!」

 

俺と明久は遠くから眺め、風呂場から立ち去ろうとした

 

燐「うお!?」

 

明久「…神木さん?」

 

雪男達から見えない場所で神木がうずくまっていた

 

出雲「くやしい」

 

燐「?」

 

出雲「こんな姿…誰にも見せられない」

 

神木は泣きながらブツブツと呟いている

俺は今着ている服を脱ぎ、神木に渡した

 

燐「それを早く着ろ」

 

出雲「……うん」

 

神木は大人しく俺の服を着る

 

明久「神木さん、君のおかげで燐君が助かったよ。ありがとう」

 

出雲「…あたしは何も出来なかった。あんた達を助けたのは、友達の朴を助けられなかったからだと思うし…」

 

明久「そんな事無いよ。人を助けるには凄く勇気が要ると僕は思うし、誰だっていきなりだと足がすくんじゃうよ」

 

明久は神木を慰めるように頭を撫でてやる

 

出雲「…っ///!」

 

明久「だから…そんなに自分を責めないで」

 

燐「そうだな。…さっきは助かった、サンキューな」

 

そう言って俺達は風呂場から立ち去った

 

 

〜燐side out〜






明久「うp主、今回は何で遅れたの…?」

う…!
そ、それはですね…YouTubeで動画見まくってました…

燐「話書かずに動画見てたのか…」

だ、だって!ブロリーが!ブロリーが!

明久「次からはもっと早めに書いてね?」

…………はい
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