僕と祓魔師と青い炎   作:重装歩兵

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今回は明久の出番が余り無いです

ゆっくりしていってね!


屍、再び

ー夜ー

 

雪男「皆さん、少しは反省しましたか?」

 

勝呂「な、何で俺らまで…」

 

雪男が呆れた表情で質問したのに対し、勝呂が顔を歪ませながら答える

因みに、勝呂達は全員正座させられており、それに加えて囀石(バリヨン)と呼ばれる悪魔を膝の上に乗せられている状態である

 

囀石は石などに憑依する悪魔で、一度持つとどんどん重くなっていくのだ

 

獅郎「ま、連帯責任ってヤツだな。この合宿は”学力強化”とお前らの”交友を深める”っつー目的も入ってんだよ」

 

出雲「こんな奴らと馴れ合いなんてゴメンよ…!」

 

勝呂「コイツ…!」

 

出雲の言葉で、またもや場の雰囲気が悪くなる

 

…しかし、

 

雪男「馴れ合ってもらわなければ困る。…祓魔師は一人では闘えない!」

 

雪男の一言で周りが静かになる

正確には、雪男の出す雰囲気に全員が呑み込まれているのだ

 

雪男「お互いの特性を活かし欠点は補い、二人以上の班で闘うのが基本です。実戦での戦闘中の仲間割れはこんな罰とは比べものにならない連帯責任を負わされる事になる。そこを良く考えてください」

 

雪男の言葉に、皆が気まずそうな顔をする

そんな彼らをよそに、雪男は時計を見て

 

雪男「…では僕と藤本先生は今から三時間ほど小さな任務で席を外します」

 

『え?』

 

雪男「しかし、昨日の屍の件もあるので念のためこの寮全ての外に繋がる出入り口に施錠し、強力な魔除けを施しておきます」

 

勝呂「施錠って…俺ら外にどうやって出るんスか?」

 

雪男の言葉に勝呂は疑問を抱き、質問する

 

雪男「出る必要は無い。僕達が戻るまで三時間、皆で仲良く頭を冷やして下さい(ニッコリ」

 

獅郎「あー、そういう事だから。…お前ら、御愁傷様」

 

バタン…

 

廉造「三時間!鬼か!?」

 

しえみ「う…」

 

明久「しえみさん、無理しないで」

 

勝呂「もう限界や…。お前とあの先生、ほんま血ィ繋ごうとるんか?」

 

燐「ほ…本当はいい奴なんだ。きっとそうだ…」

 

二人が退出した途端、皆が思い思いの事を口にする

明久はしえみを励ましながら燐達の方を見ていた

 

勝呂「つーか誰かさんの所為でエラい目ぇや」

 

出雲「は?アンタだってあたしの胸ぐら掴んだじゃない!?」

 

子猫丸「頭冷やせ言われたばっかやのに……」

 

勝呂「先に喧嘩売ってきたんはそっちやろ!」

 

燐「また微妙に俺を挟んで喧嘩するの止めてくれる!?」

 

喧嘩する勝呂達の間に座っていた燐が耐え切れず、涙目で叫んだ

誰だって、好き好んで喧嘩の中に居ようとは思わないだろう

 

勝呂「ほんま性格悪い女やな…!」

 

出雲「フン、そんなの自覚済みよ。それが何!?」

 

勝呂「そんなんやと周りの人間逃げてくえ!」

 

出雲「……っ!」

 

勝呂が言葉を言い終えた直後だった

 

 

フッ…

 

 

『!?』

 

急に部屋の電気が切れ、暗闇に包まれたのだ

 

「ぎゃあああ!?」

 

「あだっ!…ちょ、どこ」

 

「何だっ!?」

 

いきなりの事でパニック状態に陥る燐達

廉造が携帯で微かな明かりを灯すと、勝呂の腕に抱きつき泣いているしえみ、足を押さえて涙目の燐、出雲に足で頭を蹴られている子猫丸が居た

 

他の者達も自身の携帯で明かりを確保する

 

勝呂「あ、あの先生電気まで消して行きはったんか!?」

 

子猫丸「まさかそんな…」

 

出雲「停電!?」

 

明久「ううん、窓の外は明かりがついてるから停電じゃないよ」

 

窓の外を確認していた明久が出雲に答える

外では街灯等の明かりで溢れていた

 

出雲「どういう事?」

 

勝呂「停電はこの建物だけって事か…?」

 

廉造「廊下出てみよ」

 

子猫丸「志摩さん気ィつけてな…?」

 

廉造「フフフ、俺こういうハプニングワクワクする性質(たち)なんよ。リアル肝試し…」

 

そう言いながら扉を開ける

すると、暗闇に一つの顔が浮かんでいた

 

バタンッ

 

廉造「…何やろ、目ぇ悪なったかな?」

 

勝呂「現実や現実!!!」

 

バギャア!!

 

廉造「うぉおお!!?」

 

突然扉が破られた

廉造は間一髪、逃れる事に成功したようだ

 

そして、扉を破った主が侵入してくる

 

『グルルオオオ!!』

 

出雲「昨日の屍…!!」

 

子猫丸「ヒィィ!魔除け張ったんやなかったん!?」

 

勝呂「てか…足痺れて動けな…」

 

突然の侵入者に動けずに居る燐達

…約一名、本当に動けない者が居たが

 

 

To be continue…






さあ、強化合宿編もいよいよクライマックス!

次回もお楽しみに!
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