やっと書き終えました
今回はちょっと暗いかな?
ー正十字学園町:南十字通りー
〜明久side〜
僕は今燐君と商店街の中を歩いている…けど
明久・燐「「(何だコレ…!?)」」
其処彼処に真っ黒な何かが漂っていた
燐君は煙を払うような仕草でその何かを払っている
明久「(他の人には見えてないのかな…?)」
商店街だけあって、沢山の人が行き交っているけど誰一人真っ黒な何かを気にして無かった
…燐君はしきりに目を擦ってるけどね
?「奥村くーん!」
僕らが真っ黒な(以下略)を払いながら進んでいると後ろから声をかけられた
燐君は最初嫌そうな顔で振り向いたけど、途中からびっくりしたような顔をしたので僕も振り向くと…
明久「…っ!?」
おでこと下唇にピアスをした人から角と尻尾が生えていて、身体中からさっきまで払っていた真っ黒な物が噴き出ていた
?「昨日はボクらも冷静じゃ無かったっていうかさ〜、謝りたくてね〜?ちょーっと時間あるかな?」
燐「…ちょっとなら」
?「そっかそっか!ああ、後そこの彼女も一緒に来てよ」
そう言ってコスプレ(?)した人が僕を見る
明久「…はい」
正直、女の子と間違えた事や下卑た目で見てきた事に腹が立ったけどそれ以上に嫌な予感がした
〜明久side out〜
〜燐side〜
ー裏路地ー
?「でさ〜、幾ら払えば良いかな?」
燐「…は?」
俺と明久を裏路地に連れて来たそいつは突然変な事を言い出した
?「だからぁ〜ボク親がちょっと有名だし正十字学園の入学控えてるからさ〜、妙な噂とか立たれると不味いんだよね〜」
…こいつ、雪男と同じトコに
燐「はぁ…そりゃ不味いかもな」
俺の頭に浮かぶのは今朝こいつらがしていた行為だ
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「ヒャハハ!鳩(コイツら)ゴミくね?餌に群がって大量に増えやがって」
バサバサ!
「存在が罪だっつーの」
ピィ、ピィ!
「淘汰してやるよ!」
燐「おい…」
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燐「…ガッコも鳩の足切って喜ぶバカを相手にしてらんねーだろーよ」
俺は皮肉を交えて言ってやった
?「ハハハ!そーそー、だから口止め料?払うからさ〜、今回の事はお互い内密にって事で」
…は?
燐「何言うかと思ったら…」
俺は呆れからくる溜め息を吐いた
燐「いらねーよ、言わねーし…話終わりか?じゃー俺用事あるんで…行くぞ明久」
明久「う、うん…」
俺は明久の手を握ると、その場を立ち去ろうとした
だが、そいつの言葉で足を止めた
?「ちょっと何ソレ?まさか、カッコつけてんの?ヒャハハ!素直になんなよ〜、君らマトモに進学出来ない位ビンボーだって言うじゃん?」
燐「…何が言いてぇんだよ?」
?「とっときなって!弟の奥村雪男だってさー、必死でガリ勉して奨学金で入学したんでしょ?つまり、借金じゃん!カワイソ〜、学費の足しにs…」
ゴンッ!
俺は最後まで聞かず思いっきりそいつを殴り飛ばした
燐「…てめぇ、俺の事はどー言っても構わねえけどな…弟はバカにすんじゃねえ!!」
俺は思った事を全部言ってやった
?「ヒャハハ…てーなぁ…なに、調子こいてんだああああっ!!?やれ!!」
いきなり怒鳴り出したそいつは手下に指示を出す
そのせいで俺は地面に押さえつけられた
明久「燐君!!」
明久は俺を助けようと駆け寄ってくるが…
?「おい、その女(アマ)も押さえつけてろ…ん?」
指示を受けた手下によって押さえられた
?「「見習い面接」…?ヒャハハ、何コレ?…あー、だからスーツだったんだ〜」
俺が落としたメモを見たそいつは俺の方に近づいてくる
?「こーなると哀れだよね〜!中学ん時は鬼だ悪魔だ言われてた奴も卒業しちゃえば職探し…」
俺の過去を嫌な笑みを浮かべながら話すこいつに腹が立ったが、今の俺には何も出来なかった
?「テメーみたいな奴は結局後ろ盾が無くなれば、ただの社会の底辺なんだよっ!!」
そう言って俺の髪を掴んで持ち上げる
明久「燐君は!社会の底辺なんかじゃ無い!底辺なのは君らだ!」
?「…チッ、うるせー女だぜ。おい、先にそいつからやれ」
そう言われ、指示を受けた手下2人はいきなり明久の服を脱がし始めた
燐「な、何してんだてめえら!?」
?「ヒャハハ!何って決まってんじゃん、今からあいつを犯すんだよ!」
そう言ったそいつの顔は、悪魔そのものだった
明久「な、何するんですか!?やめ、止めてください!」
明久は必死に抵抗してるが、相手は2人…
俺に、力があったら…助けられるのにっ!
ボッ…
そう思った瞬間、俺の身体から青い炎が出た
手下共は俺から出た炎を見て全員、一目散に逃げ出す
燐「…な、何だよこれ」
?「クックック…私の目に狂いは無かった!その青い炎は正真正銘、魔神(サタン)の炎…!この時をどれ程待ったことか!」
そう言うと、そいつは俺に近づいてくる
?「ずっと…ずっと若君を探しておりました!」
何だよ…若君って
そう思っていたら、目の前にそいつは居て…跪いた
?「さあ参りましょう!父上(サタン)様がお待ちd…「ハアァァァ!」ブギッ!?」
言い終わる前にそいつは、俺と同じ青い炎を出した明久によって吹き飛ばされた
明久「…燐君、大丈夫!?」
燐「…明久、お前」
明久から炎が消え、俺に近づいてくる
気づけば俺の炎も消えていた
明久「…ごめん、黙ってて」
燐「…後で話してくれよ?」
明久「…うん!」
そう言って明久は笑った
?「クハハ…!まさか、もう1人魔神様の子を見つけられるとは!」
さっき明久に殴られたそいつは、そう言って俺達の方に走ってくる
すると、
「…その心には悪がある」
俺達の後ろから聞き覚えのある声がしたので慌てて振り向くと、ジジイが居た
獅郎「主よ、その行いによってその悪行によって報い、その手の行為によって支払い彼らに報復したまえ」
?「き、貴様っ!?」
ジジイを見たそいつは急に焦り出した
獅郎「彼らを打ち滅ぼし二度と立ち上がらせたもうな。主は祝されよ!」
?「祓魔師(エクソシスト)かあぁぁぁ!!!」
獅郎「私の願いは聞き入れられた」
?「その口引きちぎるぞクソ神父があぁぁぁ!!」
そう叫び、ジジイに向かって走って行く
獅郎「主は私の助け、私の盾である!」
ジジイは攻撃を難なく躱してそいつをねじ伏せた
獅郎「汝…途に滅びん!!」
そう言い、ジジイが十字を切るとそいつの口から黒い何かが吐き出された
獅郎「大丈夫か、お前達!?」
俺達に気づくと、心配そうな顔で駆け寄ってくる
燐「そ、そいつ大丈夫なのか…?」
獅郎「大丈夫だ、憑かれたばかりだったようだからな…俺が悪魔を祓(はら)った」
ジジイはそう言って気を失っている奴の脈を測る
獅郎「ただ、悪魔は自分と似たものに憑依する。…この坊主が変わらなければまた憑かれるかもな」
燐「あ、悪魔…」
俺はジジイの言った事が未だ理解出来ない
…何だよ悪魔って?
そんなの、空想の話じゃねーのかよ…!?
獅郎「お前も明久も、もう見えてんだろ?…悪魔が」
そう言って、さっきから空中を漂ってる黒い物をジジイは息で飛ばした
明久・燐「「これ悪魔(ですか)!?」」
俺達はその悪魔(?)から飛び退いた
獅郎「そうだ、この世界は二つの次元が合わせ鏡のように存在する。一つは俺達の住む”物質界(アッシャー)”、もう一つは悪魔達が住む”虚無界(ゲヘナ)”…本来は互いに行き来はおろか干渉すら出来ない。だが、悪魔(やつら)は…こちらの世界のあらゆる物資に憑依して干渉してくる」
そう言って、ジジイはまだ気絶してる奴を見る
確かに、昨日の時とは全然雰囲気が違かったな
獅郎「例えばコイツは菌類に憑依する”魍魎(コールタール)”。暗闇と湿気、それと根暗な人間に群がる」
ジジイはその魍魎を指で突つきながら説明する
獅郎「まあいい、いずれ解る。立て!今のでお前達の覚醒は知れ渡った!…あらゆる者があらゆる目的でお前達を狙うだろう。その前に隠れるんだ!」
ジジイはそう言って俺と明久を引っ張り、歩き出す
燐「ま、待てよ!覚醒って何だ!?それに、明久や俺は…俺達は何なんだ!?」
俺はジジイにそう聞いた
信じたくない…俺は、人間だろ?
『悪魔だ!!』
『何て顔…子供のする顔じゃ無いわ。…まるで悪魔みたい』
『奥さん聞いた?あの子、また怪我させたみたいよ?』
『それも恐ろしい顔で…。きっと悪魔の子よ』
頭の中に俺を忌み嫌う奴らの声が聞こえてくる
…違う、俺は!悪魔じゃ無い!
そうだろ?……とうさん
獅郎「…悪魔の子供だ」
燐「………は?」
何で…
獅郎「悪魔が人に産ませた…」
何でそんな事言うんだよ…
獅郎「しかもただの悪魔じゃ無い…魔神の落胤(こ)だ」
その言葉を聞いた瞬間、胸に…まるで穴が空いたような喪失感に襲われた
…その後の事は覚えていない
気づいたら、修道院に着いていた
〜燐side out〜
感想など待ってます!!