書き終えました!
こっからオリジナル展開です!
では!ゆっくりしていってね!
ー南十字修道院ー
〜明久side〜
あれから、修道院に戻って来た僕達は獅郎さんに連れて来られた部屋に居る
すると、獅郎さんはボストンバッグを出して下着などの衣服を詰め込み始めた
燐「な、何を…?」
獅郎「とりあえず、お前達はこの修道院を出ろ」
獅郎さんは燐君の質問に、作業をしながら答えた
燐「出ろ!?ブッ…!」
燐君は獅郎さんに何か言いかけたけど、顔面にボストンバッグをぶつけられて遮られる
…痛そうだなぁ(汗)
獅郎さんは燐君を無視して、首にかけてあった鍵を外す
獅郎「これは”神隠しの鍵(かみかくしのかぎ)”と言ってな…如何なるものも如何なる場所に隠す事ができる」
燐「は…?」
明久「…?」
獅郎さんが鍵をタンスの鍵穴に入れて解錠し、その段を引くと…
二本の刀が入っていた
獅郎「この刀は”降魔剣(こうまけん)”…またの名を”倶利伽羅(クリカラ)”と言う。そしてこっちは”村正(ムラマサ)”。古(いにしえ)から伝わる魔剣だ」
刀を取り出して説明する獅郎さんは僕達の方を振り向いた
獅郎「…この剣にはお前達の炎(ちから)を移植し、鞘で封印している。抜けばお前達は悪魔の体に戻り、二度と人間としては生きられないだろう。だから…絶対に抜くな!」
燐「………」
獅郎「但し常に肌見離すな!いざとなったら鍵で隠せ!それと、修道院から出たら携帯(これ)ですぐ電話をかけろ。俺の友人の番号を一件登録してある」
燐「………っ」
獅郎さんは僕達に刀とボストンバッグ、携帯を渡しながら一気にまくし立てる
燐君も僕も、呆気に取られていて反応出来なかった
獅郎「今までと同じ生活とはいかねぇだろうが…保護してくれる筈だ。行け!!」
燐「…なん、で」
燐君…?
燐「何で、そんな事言うんだよ…?俺が、悪魔って…どういう事なんだよ?…それなら、雪男はどうなんだ?」
燐君は、泣いていた…
きっと、昔何かあったんだろう
獅郎「…雪男は未熟児で身体が弱く、力を許容出来なかった。力はお前だけが継いだんだ」
燐「…じゃあ、何で今まで黙ってたんだよ?」
獅郎「…言わなかった事は謝ろう。だが、お前に本当の事を言ったとしてお前はどうしてた?」
獅郎さんの質問に、言葉を詰まらせる燐君
獅郎「…恐らくだが、お前の性格からして俺達や雪男に迷惑をかけないように距離を置いたんじゃないか?自分の気持ちを抑えて、引きこもっていたんじゃないのか?」
燐「…っ、そんな事」
獅郎「俺は、そうなるお前の姿を見たくなかった。お前には人として、俺達と同じように過ごして欲しかった…だから、本当の事を隠してた」
言い終えた獅郎さんは、燐君に頭を下げた
獅郎「悪かったな…燐」
燐「……っ」
明久「…燐君」
僕は燐君の前に立って、彼を見つめる
明久「獅郎さんの事、許してあげて?」
燐「へ…?」
獅郎「明久…」
明久「ここに来て日が浅いけどさ、獅郎さんが燐君達の事を大事にしてるって事だけは解るよ…」
そう言って僕は、燐君を抱き寄せる
…と言っても、身長差があるからどちらかと言うと抱きつくの方が合ってるかな?
燐「……そう、だな」
獅郎「…燐?」
燐「…確かにジジイは、俺が小さい時から世話してくれた。他にも、俺が怒りで我を忘れている時も…」
そう言って燐君は、獅郎さんに近づいていく
燐「…ジジイ」
獅郎「…燐」
燐「…今まで、色々とありがとな」
獅郎「っ!!」
燐君の言葉に、獅郎さんは目を見開いていた
燐「…明久、お前もありがとな」
明久「…うん」
僕達は自然と笑顔になった
獅郎「…さて、じゃあこれでお別れだな」
獅郎さんは僕達を見て、告げる
燐「…そうだな」
明久「…短い間でしたが、ありがとうございました」
獅郎「おう、元気でやれよな!」
獅郎さんはそう言って笑った
僕達もそれに吊られて笑う
その後、修道院の裏口から出た僕達は近くの公園のベンチに座っていた
燐「………」
燐君は獅郎さんから渡された携帯を見つめている
明久「…獅郎さんの知り合いの人にかけるの?」
燐「…ああ、ジジイの知り合いだからちょっと不安だけどな」
そう言って苦笑した後、電話をかける
すると、近くから着信音が流れてきた
明久・燐「「!?」」
辺りを見回すと顔の下半分を布で覆った黒服の人達に囲まれていた
しかも、音も無く現れたから相当な実力者達だろう
燐「な…!?」
明久「…っ!」
僕達は互いに背中合わせになり、警戒する
すると…
?「はじめまして奥村燐君、藤堂明久君」
全身ピンクという派手な男の人が現れた
メフィ「私はメフィスト・フェレス。藤本神父の友人です」
彼…メフィストさんは携帯を切ると自己紹介してきた
燐「お前ら…祓魔師か?」
メフィ「…”正十字騎士團(せいじゅうじきしだん)”と申します」
正十字騎士團…彼はそう言った
明久「…獅郎さんは貴方が保護してくれると言っていましたが?」
メフィ「私はこれでも名誉騎士、責任ある立場でしてね。公私混同はしない主義です。…貴方達はサタンの息子。人類の脅威になる前に殺さなければならない。貴方達に残された道は二つ。〈大人しく我々に消される〉か、〈我々を殺し逃げる〉か…おっと、〈自決〉という手段もありますな?」
メフィストさんは笑いながら話し続ける
メフィ「…さあ、どれが一番お好みかな?」
燐「…仲間にしろ!!」
燐君はメフィストさんの問いにそう答えた
メフィストさん達はいきなりの事に目を見開いている
燐「お前らがどう言おうが、俺達はサタンとか…そんな訳の分かんねぇ奴の息子じゃねえ!!俺の親父は…ジジイだけだ!!」
明久「…僕も燐君と同じです。僕の親は、母さんだけです!」
僕達は自分の気持ちを包み隠さず話した
メフィ「…祓魔師になってどうするんです?」
メフィストさんは僕達を睨みながら聞いてくる
それに対し僕らは…
明久・燐「「サタンをぶん殴る(倒す)!!」」
息を揃えて答えた
メフィ「…フッ、フフハ、ウハハハハハ!グハハハハ!これは良い…!ヤバイ、久々にキました!ハハハハハ!」
それを聞いたメフィストさんは腹を抱えて大笑いしている
幾ら何でも失礼じゃ無いかな…?
メフィ「ハハハ、正気とは思えん!」
燐「正気だ!!」
メフィ「ククク、サタンの息子が祓魔師…!面白い!!良いでしょう!」
「ちょっ、フェレス卿!?」
メフィストさんが簡単に許可をくれた事に内心驚く
メフィ「但し、貴方達が選んだ道は茨の道…それでも進むと仰るならば」
燐「…俺は、もう人間でも悪魔でも無い。だったら、祓魔師になって明久を守る!」
明久「…僕も、出来るならこの力を大事な人を守る為に使いたい!燐君を守りたい!」
メフィ「…ククク、つくづく面白い方達だ。では、貴方達の新しい住処となる私の屋敷にご案内しましょう!」
こうして、僕達はメフィストさんに引き取られる事になった
〜明久side out〜
感想待ってます!