名無し 作:名無しのR
歳 :18
種族:犬人
外見:白髪、白眼、白毛、高身長、片眼は常に閉じている。中性的かつ端正な顔立ち。
「先ずはお前の名前を決めなければな」隣でリヴェリアさんが僕に向かって言った。
「お前の好きな花はなんだ?」そう言われても花なんて知らない。そもそも好きという感情自体がよく分からない。困った顔をしてリヴェリアさんを見つめた。そんな僕をみてクスリと笑ったあと、僕と僕の周りに有るものを眺めた。そして数秒考える仕草をしたあと僕の目をみた。
「時雨っていうのはどうだ?」綺麗な響きで良いと思うが何故。理由があるのだろうか。
「理由は、、また今度話そう」何だかモヤモヤする。不機嫌そうな僕の顔をみて、また笑った。
「フフッ、フフフッ。済まない。お前は意外と表情豊かなんだな」そうなのだろうか。
「どの顔も可愛いぞ」更に不機嫌に成った。その顔をみてまたリヴェリアさんが笑う。
そうこうしているとフィンさんがやって来た。
「名前も決まったところで、このファミリアに君を紹介するから来てほしい」
フィンに着いて建物の中を進んでいくと大きな食堂に着いた。食堂では沢山の人が食事をしている。フィンさんは全員の前に立って話し始めた。
「皆聞いてくれ。新しい団員を紹介する」フィンが乗っている台に乗る。
「皆さん、、こんばんは。新しく入団した、、シグレ、、と申します。、、えっと、、ただのシグレです。、、、宜しくお願いします」緊張した。深呼吸しながら台から降りたが静まり返ったままで何も反応がない。するとまたざわつきだした。いや、先程より五月蝿くなった。
「可愛い!!!!!」
「え、女の子なの??それとも男の子なの??」
「う、うほっ」
「癒しだ。癒しが来た!!」そんな声を上げながら僕の食事している席に迫ってきた。
「!!!!???」直ぐに席を立ち上がって逃げた。
「それと、僕は男です!!」逃げながら叫ぶ。
「逆に男の子のほうが良いかも」
「どっちにしても可愛いー!!」
「捕まえて掘ろうぜ!!」他は別に良いけど最後のヤツだけは止めろ!!
結局リヴェリアさんの拳骨で終決した。このあと彼らになにがあったのかは知る由もない。すっかり疲れきって席についてご飯を食べる。まだまだ痩せている方だけど眠っているうちに何かしらの栄養を与えてくれていたのか、体型は元に戻ってきている。
「隣、良い?」僕の隣に金髪の女の子が座った。
「良いですよ」さっきまでは五月蝿い人達だったが大人しそうな少女だ。同い年、若しくは下だろう。特に話すこともなく黙々と食べる。
「シグレ、だっけ?私はアイズ。よろしく」アイズの手がまるで僕を撫でるように空を撫でてることは措いておこう。
「はい。シグレです。よろしくお願いします」
「呼び捨てでいいし、敬語も必要ないよ」そう言われても敬語は癖なんだ。
「分かりました。アイズ。でも敬語は口癖なので許してください」元気よく頷いたアイズを見て席から立ち上がった。このあとは恩恵を刻むらしいが、ラキアにいたときにレベル2まではランクアップしている。
「もう、行っちゃうの?」アイズの方を向いた。
「また、会えますよ」食器を持って歩き出した。何だかんだだけどここの人達はラキアの人達とは違う何かをかんじる。僕を避けることもないし、寧ろ好意的に接してくれる。これが優しさというものなのだろうか。そんなことを考えながら歩いていると道に迷った。ロキの部屋に来いと言われている。仕方無いから野生の勘と気配を察していくことにしよう。分かれ道の連続で暫くしたら大きな扉の前に着いた。あまりの大きさに恐る恐るノックする。
「だれや?」
「シグレです」自分の名前を言うと扉が開いた。
「入ってええで!」中からは案の定ロキさんが出てきた。
「失礼します」扉の中はどうなってるのだろう、と無駄な期待を寄せつつ部屋に入ったが余りの散らかり具合に逆に驚いた。
「シグレたん!!顔に出てるで!!」誰のせいだろうか。誰でもこんな顔したくなると思うんだが。
「まぁええわ。取り敢えず上だけ脱いで其処に寝転がって」言われた通りに上半身の服を脱いだ。途端にロキの顔が歪む。
「すげぇ体やな」身長は高く、痩せているが筋肉は付いている。かといい無駄な筋肉は一つもない。そんな男性であれば理想の体の上には夥しいほどの傷痕があった。
「気分を悪くさせてしまったなら済みません」
「そんなことないで!!」それならよかったが、、するとロキが何かに気付いたようで首を見つめた。
「なんやそれは」首の右側を指した。そこには013という文字が有った。
「これは僕の番号です。焼き印なので皮膚をこ削ぎとらないと取れません。近々取ろうと思いますが、、」
「それはやめとき!!」自分としては今すぐ取りたいくらいだ。早く寝転がって、と言われたからロキに言われた通り寝転がった。そして改宗は上手くいったようで羊皮紙が渡された。
「なんですか?この羊皮紙」そう言うとロキはかなり驚いた顔で僕を見た。
「ラキアではランクアップしたときだけ口で報告されて終わりでしたよ」さらにロキが驚いた。
「マジか!?それは自分のステイタスが書かれてるモンや。見てみ」ロキに言われた通りにステイタスを見た。
シグレ
レベル2
力 :A729
耐久:S999
器用:A698
俊敏:A711
魔力:I0
〈魔法〉
【】
【】
【】
〈スキル〉
「これってどうなんでしょうか」ロキに聞いてみた。
「滅茶苦茶高いで!!」
「この数字が一番高い耐久ってなんですか?」体の丈夫さとかだろうか。
「体の丈夫さやで」当たりだったらしい。それなら耐久が高いのは度重なる拷問の成果だろうか。あれこれ考えながら先ほど脱いだワイシャツを羽織って出ていこうとするとロキに呼び止められた。
「シグレたんにプレゼントや!!」ロキから小さな木箱を渡された。開けてみると中からは仕立ての良さそうな革で出来た黒い眼帯が出てきた。少し大きめで、此なら見るも無惨な左目とその周りを髪で隠す必要が無くなりそうだ。早速着けてみようとするが上手く出来ない。暫く格闘してロキを見つめた。すると、ロキまでも笑い出した。
「ほんまにかわいいやつやなぁ。しかも器用Aなのに」そう言いながら僕の後ろに回って紐を着けてくれた。礼はするがちょっと不機嫌になって出ていくのだった。
「ヤバイな。これは」誰もいない部屋でロキは一枚の羊皮紙を眺めて呟いた。
シグレ
レベル2
力 :A729
耐久:S999
器用:A698
俊敏:A711
魔法:S999
〈魔法〉
【原始の光】
詠唱
【全ての始まりの朝のように、闇を払い、人々を癒す光を我に与えよ】
第二詠唱
【闇と氷の時代は終焉を遂げ、全ての生物に希望をあたえよう】
第三詠唱
【終わりがくれば始まりがくるように、朝がくれば夜がくる。この世に永遠など有らず、終焉を遂げるのが世の理】
詠唱で広範囲殲滅魔法、味方のダメージ全回復
第一詠唱で高威力単射魔法、敵の弱点露出
第三者詠唱で超重圧魔法、広範囲殲滅魔法、広域攻撃魔法、闇属性付与を順に発動する
【鎖】
詠唱
【我を束縛せし鎖よ】
束縛魔法、攻撃魔法
〈スキル〉
【削心】
・自分の危機状態になると身体の一部と自我を潰してステイタス超絶補正
【繋ぎ止める鎖】
・過去の自分と繋ぎ止める
・鎖が切れない限り成長速度低下
【孤独への恐れ】
・自分を認識する人物が増えるごとに成長速度上昇
・周囲の人間を失うごとに(&*&*;(<*<[<**‹‹°‹°„¿„¿?„¿?„°‹»