元噛ませ犬師匠と噛ませ犬三人が交わるストーリー

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元噛ませ犬による噛ませ犬の為の噛ませ犬卒業


元噛ませ犬師匠による噛ませ犬卒業

「お前達は死んだ。あっけなく、惨めに、アイツらの糧として」

 

目の前に広がる白い空間、そこには4人の人物がいた。

 

いや、正確には人と呼べるのはその空間の中で語り出した男だけだった。

 

男の目の前にあった三人の人の姿をしたもの・・・女2人に男1人だろうか?

だがその姿は人と判断しきれないもの

1人の男は身体が炭となって燃え尽きており、その顔や姿も判断することは出来なかった。

1人の女性は身体中が喰われており、美しかったであろうその顔や肉体は醜悪な姿を晒していた

もう一人の女性は顔がない。いや、正確には顔はある。しかし、その顔は女の足元に転がっており、その表情は苦痛に満ちていた

 

「だが、それはお前達の自業自得だ、傲慢の結果だ。それは覆しようのない答えだ」

 

男は語る、人としての姿をしていない三人に語り出す

 

「現実を受け入れることが出来ず、全てを夢だと思い込み、なにもかもを自分の我儘で押し通した結果、吸血姫の煉獄の炎で焼却された男、レイ・フォワード」

 

「転生した自分の姿に酔いしれ、幾多もの命を自身の美貌の為に使い潰した果てに自身が使い潰した奴隷に復讐されその身体を蟲に喰われた女、アポトーシス」

 

「自身の正義を他者に押し付け、それ以外の道を認めず、民を振り回し続けた結果、奴隷と吸血姫の男に断罪された女、ラグナ・カルタ」

 

男は三人の末路を語る、それは万人が聞いても自業自得。救いようのない者達であると判断出来るもの

 

「だが・・・」

 

男の表情が変わる、そこまでは無表情なものであったが、その言葉からはだんだんと怒りを表すように

 

「そもそもこんな末路を作ったのは誰だ?彼らは転生するまでは普通の学生だったのだぞ?それをここまで歪ませ、あまつさえ踏み台にさせたのは誰だ?」

 

「・・・彼らを転生させた存在。そしてそれは神だ」

 

「彼らをそのままにしていいのか?彼らを道化のままにしていいのか?ただ単に

 

 

 

糧として死ぬ為の運命と納得しろというのか?

 

「俺は嫌だ」

 

「糧として死ぬなら彼らの道はなんだ?ただの笑い話の一つか?・・・笑い話で済ませるのか!?」

 

その男の叫びははまるで誰かに伝えるかのように、その声が届くように叫ぶ

 

「だから俺はお前達の道に・・・もう終わった道に介入する!」

 

男が手をかざすと今まで人の形をしていただけの三人に変化が現れた

 

炭であった男の体は肌色の体へとなり

 

喰われていた女の顔や体はその姿を戻し

 

首が切られていた女はあるべき場所へと顔が戻る

 

「俺はお前達の先輩、自業自得でかませ犬となりながらもチートのせいで死ぬことが出来ずに長く生き続けた負け犬。だからこそ糧として死ぬ運命に納得出来やしない!」

 

「さぁ、笑い話を笑い話で無くしてしまう時だ。お前達の道をもう一度動かす時だ。だが今は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこかにある平原、そこに4人の人影が転がっていた。

 

「あ、ああつ・・・熱くない?」

 

最初に飛び起きたのは銀の髪をし、黒の瞳をした青年であった。

 

「い、いやぁ!?喰われてる!?私の身体が!?わ、私の身体が!?・・・あれ?」

 

その次に飛び起きたのは緑の長い髪に金の瞳をした少女。

 

「わ、私の首が見える?私はただ民のために・・・え?」

 

最後に起き上がったのは金の髪に赤の瞳をした女性。

 

「全員起きたか」

 

その三人が起き上がったと同時に4人目の人影が起き上がった。

 

その声に釣られ、三人は四人目の人影を見る

 

それは黒の髪をしながらも左右の瞳は赤と青とそれぞれ違う色をしていた青年の姿であった。

三人の視線が集中したのか、青年は咳払いをしたのち、再び口を開いた

「あぁ、自己紹介が遅れたな。私は■■■■・・・どうやら私の名前は発音出来ないらしい、やっかいなものだ。とりあえずはお前達を甦らした元凶であり、元噛ませ犬であり・・・」

 

 

 

「これからお前達の師匠となる者だ」

 

「はっ?」

 

「はい?」

 

「えっ?」

 

突然の青年による師匠発言に呆気に取られる三人。

 

糧として終わった道は元噛ませ犬により再び繋がり、そしてこの言葉から始まるのだった

 

「お前達をこれから糧となるだけの噛ませ犬から卒業させる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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