比企谷八幡の妹チェンジシリーズ   作:Oceans

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お待たせ致しました。2話目です。

安定のご都合主義です。

それと、引き続き活動報告にてアンケートを実施しておりますので目を通して頂けると幸いです。

それでは、今回もよろしくお願い致します。


第2話

前回までのあらすじ。

 

親父がいい歳こいて再婚し相手方に2人の子がおり、母親が不在の中で

俺達4人で同棲生活が始まったのだった。俺はこの現実を受け入れ、二度と妹を失わないように決意を固め翌朝を迎えた。

 

 

 

のだが......

 

 

 

 

 

 

やけに身体が重く感じる....

 

 

腰のあたりに結構な重みがある。寝違えたのか...

 

俺は重たい瞼を開けて、重みを感じる腰の方を見る。

 

「おはよ。お兄ちゃん」

 

そこには昨日から妹になった成瀬澪が俺の腰にまたがっていた。

 

「どうやって俺の部屋に入った?」

 

「鍵、空いてたよ」

 

「マジか....それより、なんで跨ってんの?」

 

「万理亜がこうして起こしたらお兄ちゃんが喜ぶだろうからって言われてだけど?」

 

「そうか...お兄ちゃん、起きたいから退いてくれると助かる」

 

「うん...きゃっ!」

 

澪は俺の言葉で立ち上がるがバランスを崩してしまい俺の方に倒れこんできた。

 

「おっと、大丈夫か?」(近い近い、距離が近い)

 

「う、うん。大丈夫」(お兄ちゃんの顔が近い///)

 

俺と澪は見つめ合う状態になっている。あと1cmで触れるかという状態だ。

 

 

「.......」(離れないといけないんだが、離れられない。吸い込まれる感じかする。澪を近くで見ると美少女って感じがより一層するんだよな)

 

「........」(お兄ちゃんって結構イケメンだよね...目つきはちょっと怖いけど)

 

 

 

バタン

 

 

「八幡さん、澪さん。まだですか?朝ごはんできましたよ....おおっ!お2人はもう近距離で見つめ合う関係になっていたんですね!」

 

「ついに俺の息子も大人になったか...」

 

俺と澪が見つめ合っていたところに万理亜と親父が俺の部屋に入ってきていた。変なところを見られてしまった。

 

「んなわけないだろ、親父」

 

俺は優しく澪をベッドから下ろしたのち、起きる。

 

「それより万理亜はなんて格好してるんだよ」

 

「普通のエプロン姿ですよ、八幡さん。ちゃんと服着てますし」

 

くるりと回って俺に見せる。普通のエプロン姿だった。見方によって違うので、そういうのはやめてほしい。

 

「どうですか?お父さんは似合うって言ってくれましたけど」

 

「親父は変な趣味してるからなぁ...まぁ、でも似合ってると思う」

 

「えへへ...ありがとうございます!それじゃあ、朝ごはんにしましょう」

 

 

万理亜の一言で俺達は朝食を摂る。

 

 

 

「おい、八幡。この後は澪ちゃんと買い物に行ってこい」

 

「親父が行けばいいだろ」

 

「俺は仕事があるから行けない。まぁ、親交を深めるってことで澪ちゃんと一緒に行ってこい。お金は多めに渡しておくからな」

 

親父は昨日のように乱暴に俺の頭を撫でる。

 

「乱暴に頭撫でるのやめてくんない?」

 

「別にいいじゃねーか。それで行ってくれるか?」

 

「分かった。行けばいいんだろ」

 

断ったところで親父は引かないからこちらから引くしかない。俺の座右の銘は「押してダメなら諦めろ」だからな。

 

 

俺は朝食を食べ終えたのち、買い物に行く準備をする。

 

 

 

 

買う物としては澪と万理亜の服と夕飯の食材である。

 

(買う場所はららぽーとでいいか...)

 

俺は澪と共に買い物へ行くべく電車に乗った。

 

電車の中は比較的空いており、俺と澪は隣で座る。

 

「......」

 

「......」

 

「お兄ちゃん、どこで買い物するの」

 

お互い沈黙が続いていたが澪がその沈黙を破った。

 

「ららぽーとで買い物しようかと思ってる。澪は行ったことはあるか?」

 

「ないよ。だからお兄ちゃんと初めて行くかな」

 

「そうか...」

 

「うん」

 

「.........」

 

「..........」

 

そしてまた沈黙の時間が流れる。俺にコミュスキルがないのが原因だな。まぁ、ボッチだから人と喋ることはほぼないからしょうがないといえばしょうがない。俺にコミュスキルを求めてはいけない。なんか質問したとしても「なんで君なんかに教えてなきゃいけないの?」とか言われるに決まってる。ソースは中学時代の俺だ。こういう時になんて話しかければいいのだろうか?まぁ、無難に通ってる高校を聞いてみますかね。

 

「そういえば、澪はどこの高校に通ってるんだ?」

 

「え?」

 

「ん?どうかしたか?」

 

この質問もマズかったか?

 

「お兄ちゃんからそういうことを聞くのは初めてだから」

 

「そうだったか?」

 

まぁ、俺から話しかけるのはほぼないな。

 

「うん...それで私は総武高校に通ってるよ。お兄ちゃんは?」

 

「俺は海浜幕張高校だ。でも2学期から総武高校に編入する」

 

「そうなの?」

 

「昨日、親父と話してな。一緒の学校の方が何かといいんじゃないかって結論が出てな」

 

「そっか。2学期からお兄ちゃんと一緒に通えるんだ...」

 

「そうなるな」

 

【次は南船橋、南船橋....】

 

俺と澪が高校の話をしていると目的地の最寄り駅に着いた。

 

「澪、降りるぞ」

 

「うん」

 

澪は手を差し伸べる。

 

「ん?」

 

「手、繋がない?」

 

「あ、ああ...」

 

俺と澪は電車を降り改札を出たのち、ららぽーとTokyo-Bayへと向かった。

 

 

 

 

 

...続く

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

次回は夏休み編終了から2学期編へいく予定です。

今後の展開として俺ガイル原作か、新妹魔王の契約者原作のどちらかで進めようと思います。(現段階では未定です)

それでは、次回もよろしくお願い致します。

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